[COMPUTEX]エキスパートの意見を取り入れ,ゲーマー向けやオーバークロック向け製品を改善。MSIプレスカンファレンスレポート
2013年6月3日,MSIは台北市で記者説明会を開催し,新たな製品戦略を説明するとともに,日本未発売製品を含むIntel 8シリーズチップセット搭載マザーボードなどを公開した。ここでは同社の戦略と,ゲーマー向けやオーバークロッカー向けといった,尖った特徴を備える製品開発への取り組みや,実際の製品についてチェックしてみた。
Inno3D,液冷システム搭載のGTX TITANカードを発表。GTX 680用液冷システムを転用して独自開発
香港InnoVISIONは,3月5日から9日までドイツのハノーバーにて開催されたIT関連見本市「CeBIT 2013」にて,GeForce GTX TITANを採用した,液冷システム搭載グラフィックスカード「i-Chill GTX Titan Accelero Hybrid」を公開。今月中に販売を開始すると発表した。メーカー想定売価は1099ドル前後。
ASRock,BMWデザインのゲーマー向けベアボーンを披露。Intel 8シリーズチップセット搭載マザーボードも
ASRockは,3月5日から9日までドイツのハノーバーにて開催されているIT関連見本市「CeBIT 2013」にて,BMWのデザイン部門であるBMW Group DesignworksUSAが筐体設計を担当するゲーマー向けベアボーンのエンジニアリングサンプルを公開した。Intel Z87チップセットを搭載し,Haswelに対応する。発売は2013年半ばの予定だ。
NVIDIA製ポータブルゲーム機「Project SHIELD」は2013年第2四半期発売。同社幹部が明らかに
次世代モバイルSoC「Tegra 4」を搭載する「NVIDIA製Androidポータブルゲーム機」こと「Project SHIELD」は,2013年第2四半期中にも市場投入される――。同製品のプロジェクトを統括するNVIDIAのTony Tamasi上級副社長が,4Gamerに対してそのように語ってくれた。氏によれば,NVIDIAが市場へ直接投入する予定になっているとのことだ。
デスクトップPC向けHaswellのデモをIDF 2012会場で発見。2.6GHz駆動で6MB L3搭載か
Intelが2013年に市場投入を計画している次期CPU「Haswell」。IDF 2012では,Ultrabook向け製品に関する情報や,マイクロアーキテクチャなどが明らかになっているが,その会場では,デスクトップPC向けHaswellを利用したデモ機もこっそりと公開されていたので,その模様をお届けしたい。
IDF 2012初日基調講演レポート。Haswell世代で「PCの再発明」を目指し,Intelはさまざまなアイデアを提案中
Intelは,次世代CPU「Haswell」のタイミングで,「PCの再発明」を行おうとしている。IDF 2012初日の基調講演に立ったダディ・パルムッター執行副社長は,Intelの全製品で,フォームファクタなどの大きな変革をもたらすとして,そのアイデアをいくつか披露した。集まったデベロッパに向けての提案という形で語られたその内容をまとめてみよう。
「New Zealand」か? AMD,デュアルGPU仕様となる謎のグラフィックスカードを公開
北米時間2012年6月14日,AMDは,同社主催のイベント「AFDS 12」で,デュアルGPU構成が採用された“謎のグラフィックスカード”を披露した。イベントではワークステーション向け製品と紹介されていたが,実のところこれは,Southern Islands世代のGPUを2基搭載した「New Zealand」の可能性が高そうだ。
[COMPUTEX]Intel,デュアルコアIvy BridgeでUltrabookを本格展開へ〜COMPUTEX TAIPEI 2012で明らかになった情報を総まとめ
COMPUTEX TAIPEI 2012の初日となる2012年6月5日,Intelは,台湾・台北市で開催された基調講演や,同社主催の報道関係者向けイベントで,Ivy Bridgeこと第3世代Coreプロセッサを採用する“第2世代Ultrabook”と,今後のUltrabookへの取り組み計画を明らかにした。今回はそれらをまとめてレポートしてみたい。
[COMPUTEX]LucidLogixが新技術を披露。「グラフィックスカードのホットスワップ」と「iGPU環境のフレームレート向上」がトピックに
LucidLogix Technologiesは,COMPUTEX TAIPEI 2012のメイン会場にほど近いホテル「Grand Hyatt Taipei」にプライベートスイートを設け,主要PCベンダーやOEM&ODMベンダーに対して同社の最新技術を披露していた。注目のトピックは電力管理技術「Desktop GPU Power Control」と,単体GPUを搭載しないPCシステムでもフレームレートなどを引き上げられる「XLR8」(開発コードネーム)などだ。
[COMPUTEX]「Windows RTとAndroidのデュアルブート機は登場しない」――報道関係者向けセッションでNVIDIAが明言
COMPUTEX TAIPEI 2012の2日めとなる台湾時間2012年6月6日,NVIDIAは報道関係者向けセッションを開催し,ASUSTeK Computer製のTegra 3搭載Windows RTタブレット「ASUS Tablet-600」の実動デモを披露した。その場で,Windows RTとAndroidのデュアルブート機は登場しないことを明らかにしている。
[COMPUTEX]デスクトップPC向けAPU「Trinity」に対応した「Socket FM2」マザーボードが登場
AMD A-Series APUの新世代モデル「Trinity」。そのデスクトップPC向け製品に対応するマザーボードが,新しいソケット「Socket FM2」を採用してCOMPUTEX TAIPEI 2012で登場する。ピン数は604本で,かねてより言われてきた「Socket FM1との互換性なし」を確認できている。開幕前日に公開されたGIGA-BYTE TECHNOLOGYのマザーボードをチェックしてみよう。
AMDの第2世代A-Series APU「Trinity」,そのアーキテクチャを分析する
2012年5月15日の記事でお伝えしているとおり,AMDは,「Trinity」と呼ばれてきた第2世代A-Series APUのノートPC向けモデルを発表した。すでにテスト結果はお伝えしているので,おおよそのポテンシャルは把握できていると思うが,ここではあらためて,Trinityが持つアーキテクチャの細かいところを明らかにしてみたい。
NVIDIAのクラウドゲーム用システム「GeForce GRID」とは何なのか。気になる遅延周りも含め,現時点での情報をまとめてみる
2012年5月16日の記事でお伝えしたとおり,NVIDIAは,Kepler世代のGPUを用いたクラウドゲームサービス用システム「GeForce GRID」を発表した。クラウドゲームサービスはすでに商用もされているが,GeForce GRIDはそれらと何が違うのか。気になる遅延周りも含め,GTC 2012の基調講演で明らかになったポイントをまとめてみよう。
GPUとしての動作に最適化されたGK104。NVIDIAはGPGPU向けに「もう1つのKepler」を準備中
Keplerアーキテクチャを採用する「GeForce GTX 680」は,消費電力あたりの3Dグラフィックス処理性能に優れるGPUに仕上がっていたが,一方で,GPUコンピューティング(GPGPU)関連の機能ではFermiアーキテクチャから大きく後退した。そこから見えてくるのは,NVIDIAが「もう1つのKepler」を用意している可能性だ。
AMD,GCNアーキテクチャ採用のノートPC向けGPU「Radeon HD 7900M・7800M・7700M」を発表
日本時間2012年4月24日21:01,AMDは,Intelの「Ivy Bridge」正式発表を受け,HD 7000M世代のノートPC向けGPU上位モデル「Radeon HD 7900M」「Radeon HD 7800M」「Radeon HD 7700M」を発表した。デスクトップPC向けRadeon HD 7000シリーズと同じく,「Graphics Core Next」アーキテクチャを採用するのが特徴だ。
NVIDIA,「Kepler」ことGeForce 600ファミリーを発表。アーキテクチャの要点をまとめてチェック
2012年3月22日22:00,NVIDIAは「Kepler」アーキテクチャに基づく新世代GPUファミリー「GeForce 600」を発表した。デスクトップPC向けフラグシップの「GeForce GTX 680」と,ノートPC向けの「GeForce GTX 660M」「GeForce GT 650M&640M」が登場してきたので,気になる技術面のポイントをまとめてお伝えしてみたい。
いよいよ「Kepler」が離陸体勢へ。「GeForce GTX 660M」などNVIDIAの次世代GPUを搭載したノートPCがCeBIT 2012の会場に並んだ
NVIDIAの次世代GPU「Kepler」がいよいよ登場しそうな気配だ。2012年3月6日にドイツで開幕した見本市・CeBIT 2012の会場には,「GeForce GTX 660M」「GeForce GT 650M」「GeForce GT 640M」といった未発表GPUを搭載するゲーマー向けノートPCなどが並んでいたので,速報をお届けしたい。
高機能PCケース最新事情。内部パーツに見合うべく,拡張性や冷却性能がさらに進化
CPUやGPUのオーバークロック性能が向上するにつれて,PCケースもより高性能なものが求められるようになった。各メーカーも開発に力を入れており,2012 International CESでは独自色の強い製品がいくつも発表されている。国内販売が発表されたものも含めて,最新モデルの特徴を紹介しよう。
AMD,2013年には次世代GPU「Sea Islands」とAPU「Kaveri」などを投入へ
北米時間2012年2月2日,AMDはカリフォルニア州サニーベールの米国本社で投資家向け会議「AMD 2012 Financial Analyst Day」を開催。そこで,今後の製品戦略を披露し,同時に2013年の製品ロードマップも公開した。それによると,GPUは「Sea Islands」,APUは「Kaveri」「Kabini」「Temash」が登場の予定だ。
AndroidタブレットでPC版「Skyrim」がプレイ可能に!? ソフトウェアの拡充と新機能で攻める「Tegra 3」
搭載製品がいよいよ登場するクアッドコアSoC「Tegra 3」だが,NVIDIAはTegra 3の展開にあたり,さまざまな付加価値をアピールしてきた。本稿では,「『Skyrim』など最新世代のPCゲームをTegra 3タブレットからプレイできる技術」や,Tegra 3の“5個めのCPUコア”を使って低コスト化&省電力化を図る技術などをまとめて紹介してみたい。
AndoridやiOS搭載端末と,その周辺機器が見せるゲームデバイスの可能性。2012 International CESで展示された新製品をまとめてチェック
AndroidやiOSは,なにもスマートフォンやタブレットだけのものではない。新しいゲームデバイスの可能性を広げるのだ――。そんな可能性を見せる製品が,2012 International CESとその併催イベント「Digital Experience」「ShowStoppers@CES」で公開された。今回はそのなかから7製品+αをまとめて紹介したい。
次世代SSDに大きく舵を切るOCZ。PCIeプラットフォーム「Kilimanjaro」採用のThunderbolt対応SSDや6Gbpsコントローラの最新型を公開
OCZは,2012 International CESのタイミングで,Marvellとの共同開発となるPCIeネイティブSSDプラットフォーム「Kilimanjaro」や,OCZ傘下のIndilinx製となる第2世代SATA 6Gbpsコントローラ「Everest 2」を公開。さらに,より安価なTLC NAND採用SSDも公開し,次世代SSDへ舵を切る姿勢を鮮明にした。今回はその要点をまとめてみたい。
AMD,次世代APU「Trinity」をUltrabook対抗としても投入へ。ノートPC向けGPU「Radeon HD 7000M」の上位モデルは「出荷準備完了」
2012 International CESで,AMDはノートPC関連の情報アップデートを行い,次世代APU「Trinity」のTDP 17W版を用意し,Intelの「Ultrabook」に対抗していく姿勢を示した。また,「Graphics Core Next」アーキテクチャを採用する28nmプロセス版Radeon HD 7000Mの出荷準備が完了したことも明らかになっている。
GIGA-BYTE,Z77搭載のゲーマー向けマザーボードを公開。ATXモデルはPCIe 3.0 x16×2やx8×4接続に対応か
GIGA-BYTEは,2012年前半の市場投入を計画しているという「Intel Z77 Express」マザーボードを,2012 International CESで報道関係者に公開したが,今回はそのなかから,ゲーマー向けとなる「G1-Killer」の新モデルを中心に紹介してみたい。x16スロットを4本持ち,4-way接続に対応すると思われる製品は要注目だ。
MSI,Z77マザーボードとThunderbolt接続の外付けグラフィックスボックスを公開
2012 International CESの開幕を直前に控えた北米時間2012年1月9日,MSIは,Intelの次世代CPU「Ivy Bridge」に対応するチップセット「Intel Z77 Express」搭載のマザーボード2製品を公開。また,PCとの接続インタフェースにIntelの「Thunderbolt」を採用した外付けグラフィックスボックス「GUS II」も披露した。
驚きの249ドル。ASUS,Tegra 3搭載の7インチタブレットを発表。NVIDIAはTegra 3の拡張機能を紹介
2012 International CES開催前日となる米国時間2012年1月9日,NVIDIAは報道関係者向けイベントを開催。その場で,ゲストとして招かれたASUSが,「Tegra 3」搭載で,Android 4.0採用の7インチタブレットを249ドルで発売すると発表した。公開されたTegra 3の拡張機能「DirectTouch」と「PRISM Display」の情報ともどもお届けしたい。
「Radeon HD 7970」ではメガテクスチャ処理のGPUアクセラレーションが可能に!? GPUコンピューティング向けの工夫やディスプレイ周りをチェックする
北米時間2012年1月9日とされる「Radeon HD 7970」の発売が迫ってきたところで,Southern Islands世代のRadeonにおける機能面の刷新部分をまとめてチェックしてみたい。仮想空間上でGPUとCPUのデータ共有を実現できたり,Eyefinityやビデオ再生支援機能が拡張されたりと,3D性能以外にも見どころは多いのだ。
AMD,新世代ハイエンドGPU「Radeon HD 7970」を発表――Southern Island世代のGPUアーキテクチャを整理する
日本時間2011年12月22日14:01,AMDは,新世代GPU「Radeon HD 7970」を発表した。「Southern Island」と呼ばれてきたRadeon HD 7000シリーズの,シングルGPU仕様最上位モデルだ。本稿では,AMDによる事前説明会の内容から,「Graphics Core Next」アーキテクチャの詳細に迫ってみたい。
AMD FXの性能が発揮されない理由をAMD担当者に聞く。性能向上のカギはOSやソフトウェアの最適化か
大きな期待とともに登場したAMDの新世代CPU「AMD FX」。同社の従来製品に性能面で見劣りするなど,その船出は厳しいものとなっている。では「なぜ性能が発揮されないのか」。今回4Gamerでは,来日したAMDの担当者に,この疑問についてを聞く機会を得たので,その内容お届けしてみたい。
足音が聞こえてきたNVIDIAの次世代GPU「Kepler」と次世代Tegra「Wayne」。現時点の情報を整理してみる
NVIDIAの次世代GPU「Kepler」と次世代Tegra「Wayne」の姿がおぼろげながら見えてきた。Keplerは,下位モデルを皮切りに,2012〜2013年でラインナップが出揃う見込み。Wayneは,KeplerアーキテクチャベースのGPUを統合する気配だ。今回は,業界関係者への取材から明らかになった情報をまとめてみよう。
Intel,新世代ハイエンドCPU「Core i7-3000番台」を発表。Sandy Bridge-Eプラットフォーム,そのポイントをチェックする
2011年11月14日17:00,Intelは,ハイエンドデスクトップPC向けの新世代CPUとなるLGA2011版Core i7-3000番台,そして対応チップセット「Intel X79 Express」を発表した。長らく続いたLGA1366世代を置き換えるプラットフォームが,いよいよ市場へ投入されるわけだ。本稿ではそのポイントをまとめて紹介してみたい。
NVIDIA,Kal-Elこと「Tegra 3」を正式発表。“4+1”コアのCPUと12コアのGPUを統合
日本時間2011年11月9日15:00,NVIDIAは,「Kal-El」として知られてきたタブレット端末およびスマートフォン向けSoCの新モデルを,「Tegra 3」として正式発表した。4+1コア構成で性能向上と省電力化の両立を狙い,GPUコア数を従来比1.5倍に引き上げてきた新Tegra。その概要をここでおさらいしておこう。
当初の計画よりもスペックが大きく低下したX79チップセット。IntelのPCI Express 3.0対応計画も流動的に
IntelのデスクトップPC向け次期フラグシップCPU「Sandy Bridge-E」登場が近づくなか,マザーボードメーカー各社からX79チップセット搭載製品の情報が出始めたが,残念ながらX79のスペックは当初の計画よりも大幅に低下しているようだ。Southern IslandsやKeplerの動向とも絡んだPCIe 3.0対応計画の話を交えつつ,ここで状況をまとめてみたい。
AMD,Bulldozerアーキテクチャ採用の新世代CPU「FX」を正式発表。発売は10月下旬以降に
2011年10月12日13:01,AMDは,デスクトップPC向けの新世代フラグシップCPUにして,「世界初のデスクトップPC向け8コアCPU」と位置づけられる「AMD FX」を正式発表した。いよいよ販売が始まる「Bulldozer」世代のCPUアーキテクチャとその機能,そしてラインナップを整理してみよう。
AMDの次世代GPUは年内に「出荷開始」。複数ラインナップで次世代アーキテクチャを採用〜グラフィックス部門副社長が語る
台湾時間2011年10月5日に開催されたイベント「AMD Fusion 11 Taipei」で,4GamerはAMDの取締役インタビューへ参加する機会を得た。グラフィックス部門を率いるMatt Skynner副社長からは,次世代GPUを年内に出荷することや,複数のラインナップで次世代アーキテクチャを採用することなど,一歩踏み込んだコメントが得られたので,そのほかの新情報ともどもお伝えしたい。
「London」世代のモバイルGPUか。AMD,28nmプロセス世代の次世代GPUを披露し,向こう数か月以内に市場投入と予告
台湾時間2011年10月5日,AMDは,台湾・台北市のホテル「Le Meridien Taipei」において,技術カンファレンス「AMD Fusion 11 Taipei」を開催。その場で,28nmプロセス技術を用いて製造される次世代GPUを披露した。「London」と呼ばれる次世代ノートPC向けGPUと見られ,同社は,向こう数か月以内の市場投入を予告している。
IDF 2011速報。明らかになったIvy Bridgeのグラフィックスアーキテクチャ
北米時間2011年9月13日,Intel主催の開発者会議「Intel Developer Forum 2011 San Francisco」が開幕。会場では,次世代メインストリーム市場向けCPU「Ivy Bridge」のグラフィックスアーキテクチャについて,かなりの部分が明らかになったので,取り急ぎ速報でお届けしたい。X79チップセットの仕様についても,いくつか新情報が入ったので,まとめてどうぞ。
初期のX79はPCIe 3.0対応保留,DIMMサポート4枚か。少数精鋭のマザーボード開発チームを立ち上げたSapphireにいろいろ聞いてきた
AMD陣営最大のグラフィックスカードベンダーとして知られるSapphireが,少数精鋭のマザーボード開発チームを台湾で立ち上げた。ゲーマー向けなどの高性能マザーボードを中心に,種類を絞って展開していくという。そのプロダクトマネージャーにインタビューしたところ,X79やAM3+に関する興味深い話が聞けたので,今回はその内容をお届けしたい。
2013年の「Haswell」は,大きな転換点。Ultrabookで「PCの再定義」を狙うIntelはHaswell世代で何をもたらすのか
22nmプロセス世代で2013年に登場するIntelの次次世代マイクロアーキテクチャ「Haswell」は,Intelにとって大きな転換点になりそうだ。CPUの並列演算性能引き上げや,低消費電力への最適化が行われ,Intelが「PCの再定義」とまで謳う「Ultrabook」構想の重要なカギとなるHaswellについて,現時点で判明している情報を整理してみたい。
AMD,2012年の次期FX-Series「Komodo」でもAM3+プラットフォームを継続へ〜AMDのプラットフォームロードマップに変化あり
AMDのプラットフォームロードマップに変化があった。2012年の次期FX-Series「Komodo」で,Fusion APUと同じFM2パッケージを採用すると予告していたAMDだが,ここにきてAM3+の延命を決定したのだ。遅れが伝えられるFX-Series第1弾「Zambezi」の動向や,次期A-Series「Trinity」,SoC化が図られる次期エントリーAPU「Wichita」ともども,最新のAMDロードマップをまとめておこう。
「Project Denver」とTegraは無関係!? HPC・GPU・モバイル向けで“3極化”するNVIDIAのCPU戦略
NVIDIAの独自CPU開発計画「Project Denver」は,もともと,GPUの並列処理性能を引き上げるために誕生したものだが,Windows 8のARMアーキテクチャ対応により,状況は大きく変わってきた。「Project DenverとTegraは無関係」と断言されるほど複数の計画へと分化している同社のCPU戦略について,ここでまとめておきたい。
見えてきたAMDの次世代GPUアーキテクチャ。なぜAMDはVLIWを捨てるのか
2011年6月中旬に開催されたイベントで,AMDは,まったく新しいGPUコアアーキテクチャへの移行を明言した。次世代GPUシリーズ「Southern Islands」の一部でも採用される見込みとなっている同アーキテクチャのキモはどこにあり,なぜAMDは「VLIW」を捨てるのか。重要なキーワードとなる「Fusion System Architecture」ともども,状況を分かりやすく整理してみよう。
Fusion APU「A-Series」のデスクトップPC向けモデル,ついに登場。ラインナップとアーキテクチャを確認しておこう
日本時間の6月30日13:01,AMDは,メインストリーム向けFusion APU「A-Series」のデスクトップ向けモデルを正式発表。これに合わせて,そのラインナップと仕様を公開した。実際のところ,「Llano」と呼ばれてきた製品はいったい何なのか。その概要をここでまとめてみよう。
AMD,次世代GPU「Southern Islands」を2011年第4四半期に市場投入。一部では「次世代グラフィックスコアアーキテクチャ」が採用に
AMDの次世代GPU「Southern Islands」は,2011年第4四半期に登場の見込みだ。これは,北米で開催された「AMD Fusion Developers Summit 11」において,同社のEric Demers CTOが明らかにしたもの。その一部では,先だって発表された,非VLIWの次世代グラフィックスコアアーキテクチャが採用される見込みとなっている。
AMD,次世代グラフィックスコアアーキテクチャを公開。HD 2000以来の「VLIW」は終焉へ
AMDは,開催中のGPUコンピューティング開発者向け会議「AMD Fusion Developers Summit 11」で,ATI Radeon HD 2000以降で採用されてきたVLIWから,次世代GPUコアではまったく新しいアーキテクチャへ移行すると発表した。AMDの次世代GPUでは,さまざまな面で大きなジャンプアップが期待できそうだ。
AMD,2012年に市場投入予定の次期ハイエンド向けCPU「Komodo」でSocket FMxを採用へ。Fuzion APUとプラットフォームの共通化を図る
AMDは,北米時間2011年6月14日〜16日にGPGPU関連の開発者向け会議「AMD Fusion Developers Summit 11」を開催予定だが,それに先だってデスクトッププラットフォームのロードマップアップデートがあった。それによると,次世代ハイエンド市場向けCPU「Komodo」では,新型CPUソケット「FMx」へ移行するようだ。次世代Fusion APU「Trinity」と,プラットフォームの共通化が図られることになる。
AMD,Fusion APU「A-Series」のノートPC向けモデルを正式発表。アブダビで開催された説明会の内容を基に,特徴を整理してみる
日本時間2011年6月14日13:01,AMDは,開発コードネーム「Llano」で知られるメインストリーム向けAPU「A-Series」を正式発表。合わせて,ノートPC向けのラインナップを公表した。先行してアブダビで開催された技術説明会の内容を基に,A-Seriesのアーキテクチャと機能面の特徴,そしてプラットフォーム「Sabine」の可能性に迫ってみたい。
「ティアリングなしで高フレームレート&低入力遅延を実現」を謳う「Virtual Vsync」。その正体に迫る
COMPUTEX TAIPEI 2011のレポートで速報をお伝えした,「すべてのゲーマーをVSyncの呪縛から解放する」とされる技術「Virtual Vsync」。果たしてこれは何なのか,開発元であるLucidLogixからのメッセージともども,その概要をあらためて確認してみよう。リリースは7月が予定されているので,間もなく体験できるようになる見込みだ。
[COMPUTEX]Cooler Master,開発中のゲーマー向けキーボードやヘッドセットなどを披露
COMPUTEX TAIPEI 2011の会場で,Cooler Masterは,ゲーマー向け製品ブランド「CM Storm」の開発途上版キーボードとヘッドセットを公開した。キーボードはメカニカルタイプで,ヘッドセットはリアル5.1ch仕様が特徴だ。そのほか,クーラーやモバイルバッテリーなどの新製品ともども,目を引く展示物をレポートしたい。
[COMPUTEX]Corsair,CPUやGPU,HDDなど,PC内を多角的にモニタリングするシステムを8月に市場投入へ
COMPUTEX TAIPEI 2011に合わせて,Corsairは同社が2011年下半期に市場投入予定の新製品を公開した。中でも有用そうなのが,CPUやGPU,マザーボード,ストレージなどの温度を監視し,ファン回転数を制御するモニタリングシステム「Corsair Link」だ。液冷CPUクーラーの新モデル,99ドルのXL-ATX対応PCケースなどと合わせてお伝えしよう。