Game Developers Conference
1987年に参加者20人程度のごく私的な集まりとしてスタートしたGame Developers Conferenceだが(初期の名称はComputer Game Developers Conference),年を経るごとに規模を大きくし,2006年には1万2000人以上が参加するイベントに成長した。プロのゲーム制作者が一堂に介し,ノウハウや経験を伝えあう催しとしては世界最大規模。また,Xboxの発表など,カンファレンスで重要なアナウンスが行われることも増えている。ゲーム制作者内部のネットワーク作りだけでなく,ゲーム企業に就職を希望する学生のリクルートの場としても機能しており,各メーカーの注目度も高まりつつある。開催場所は,サンノゼ,サンフランシスコなどベイエリアが中心だが,ロサンゼルス近郊で行われたこともある。
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「ゼルダの伝説 TotK」と「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」の開発秘話も。無料で視聴できるGDC 2024の講演動画をピックアップ
GDCでは例年,Webサイト「GDC Vault」にて講演動画やスライド資料のアーカイブ公開を行っている。そのなかから,無料で視聴できるGDC 2024のセッションをいくつかピックアップして紹介しよう。ゼルダTotK,マリオワンダー,FFXVIにバルダーズゲート3,50歳以上のゲーマーの研究? など,興味を惹かれるテーマばかりだ。
負荷を抑えて高品質? スマホゲームのグラフィックスを進化させるためにゲームエンジン「Frostbite」が取り組む「FP16化」とは
2024年3月に行われたGDC 2024で,Electronic Artsは,自社製ゲームエンジン「Frostbite」を,グラフィックス性能の低い環境向けに改善するために,「FP16」を検討したというセッションを行った。スマートフォン向けゲームの描画性能を引き上げるかもしれない取り組みを紹介しよう。
“宝島”をベースにした新作タクティカルRPG「Flint: Treasure of Oblivion」発表。コミックスを使った演出とターンベースのゲームプレイに注目
Microidsは,フランスのSavage Levelが手がける「Flint: Treasure of Oblivion」を発表し,トレイラーを公開した。GDC 2024会期中,2024年Q4の発売が予定されている本作のライブデモと,開発チームによる説明を受けた。劇画のような2Dコミックスを活用した,ストーリー重視のタクティカルRPGだという。
[GDC 2024]セッション数は増えたが,展示会場は減少傾向にあったGDC 2024。展示会場に見る栄枯盛衰
GDC 2024は,開発者向けの講演が中心のイベントだが,各社がソリューションを披露する展示会場もある。そこで本稿では,GDC 2024の会場や各社の展示ブースなどの様子と,取材はしたものの,単発の記事にするほどではない小ネタをまとめてみたい。
[GDC 2024]Epic Gamesのキーマンに聞く「Unreal Engine 5.4」の新機能の見どころはこれだ!
GDC 2024に合わせて行われたEpic Games独自イベント「State of Unreal 2024」では,「Unreal Engine 5.4」のさまざまな機能が発表,紹介された。本稿では,Epic GamesのCTOを初めとするキーマンたちへのインタビューで分かった情報も合わせて,新バージョンにおける見どころを解説しよう。
[GDC 2024]アリ軍団を率いる超リアルなネイチャー系RTS「Empire of the Ants」のライブデモをチェック
GDC 2024会期中,Microidsは新作RTS「Empire of the Ants」のライブデモを一部メディア向けに公開した。パリ南部の森にあるアリの巣を舞台に,プレイヤーは蟻塚を拡大して軍団を強くし,周囲の巣を征服したり,危険な敵と対峙したりするという,ネイチャー系のリアルで美しいストラテジーゲームだ。
[GDC 2024]“スーパーインディー”たちが立ち上がる!ショーケースイベント「The Triple-i Initiative」の開催決定
著名なインディーデベロッパが一堂に会したイベント「The Triple-i Initiative」が発表された。第1回の配信は,日本時間2024年4月11日2:00を予定しているという。発起人となった,「Dead Cells」のEvil Empire,「Vampire Survivors」のPoncle,そして「Slay the Spire」のMega Critという豪華なメンバーに話を聞いた。
[GDC 2024]“砂の惑星”を生きのびるサバイバルMMO「Dune: Awakening」をGDC 2024で細かくチェックしてきた
GDC 2024の会期中,新作サバイバルMMO「Dune: Awakening」のデモをチェックした。映画作品も公開中のSF小説「デューン」をゲーム化したのは,「Conan Exiles」などで知られるFuncomだ。希少な水やスパイスを手に入れ,サンドバイクに跨ってミッションをこなしつつ,壮大な要塞を作っていく。
[GDC 2024]アーリーアクセス版のリリースに期待がかかる村建設サバイバルシム「Bellwright」について詳しく聞いてきた
ポーランドのDonkey Crewが開発中の村建設サバイバルシム「Bellwright」の最新ライブデモを,GDC 2024でチェックした。王家を復活させるため故郷に帰ってきた若き王族の奮闘を描く本作。72時間のプレイテストイベントも始まっており,アーリーアクセス版のリリースも近付いてきたようだ。
[GDC 2024]斧とマスケット銃の連撃が決め手のアクションゲーム「Flintlock: The Siege of Dawn」 ,メディアプレビューレポート
ニュージーランドのデベロッパのA44 Gamesが手がけるアクションゲーム「Flintlock: The Siege of Dawn」のメディアプレビューが,GDC 2024に合わせて行われた。そこで明らかになった本作の概要をお伝えしよう。
[GDC 2024]Armが推奨するレイトレーシング時代のスマートフォンゲームグラフィックスとは?
スマートフォン向け最新SoCのGPUは,レイトレーシングに対応しているが,実際のゲームグラフィックスで活用されている例は少ない。GDC 2024でArmは,スマートフォン向けゲームでのレイトレーシング活用法について解説するセッションを行った。興味深いポイントが満載だ。
[GDC 2024]巨人警官との会話を通して脱出を図る「Militsioner」を紹介。巨大な指で摘まみ上げられてきた
GDC 2024の前座イベントに,脱出シム「Militsioner」がプレイアブル展示されていた。雲を突き抜けるような高さの巨人警官が町の中心に座って監視を続ける中,見つからないようにしながら貴重品を盗んで売りさばいたり,巨大警官とコミュニケーションを取って隙を作ったりして,町からの脱出を図る。
[GDC 2024]モノクロ世界で展開するホラーADV「HORSES」を紹介。不気味な農場で14日間におよぶ奇妙な出来事を体験する
GDC 2024の前座イベントとして2024年3月17日に開催されたDay of the Devs: San Francisco Editionに,ホラーADV「HORSES」がプレイアブル展示されていた。夏休みの体験労働のために不気味な農場にやってきた主人公が,14日間におよぶ奇妙な出来事を体験していく。
[GDC 2024]海外初公開となった「Zero Lilium Bloom」を紹介。農業ライフシムの側面を持つオープンワールド型RPG
GDC 2024エキスポ会場のブラジルパビリオンに,オープンワールド型RPG「Zero Lilium Bloom」が出展されていた。人間文明の拡大により動物や植物を変異させる菌が浸食した世界で,プレイヤーはさまざまな食物を育てながら環境変化に対峙するという,農業ライフシムの側面を持つタイトルだ。
[GDC 2024]シュール過ぎて意味不明にも感じられるストーリーが展開するビジュアルノベル風ADV「Dome-King Cabbage」を遊んでみた
米国時間2024年3月17日に開催されたGDC 2024の前座イベントに,Cobysoft Joeが開発するPC向けビジュアルノベル風アドベンチャー「Dome-King Cabbage」のプレイアブルデモが展示されていた。シュール過ぎて意味不明にも感じられるストーリーは,果たしてどのように帰結していくのだろうか?
[GDC 2024]「Marvel's Spider-Man 2」でマイルズやヘイリーの手話コミュニケーションはどう作られた?
GDC 2024で実施された「Animation Summit: Thwips and Hugs: The Animation of 'Marvel's Spider-Man 2'」というプログラムで,Insomniac Gamesによるプレゼンテーションが行われた。そのなかからひとつ,ASL(アメリカ手話)のアニメーションの知見が語られたプレゼンをレポートしよう。
[GDC 2024]荒廃した世界で人類最後の砦を築け。スペインのDigital Sunによる新作タワーディフェンス系RTS「Cataclismo」をチェック
デベロッパのDigital Sunが,新作「Cataclismo」を,GDC 2024会場のスペインパビリオンに展示していたのでチェックした。クリーチャーの大量出現で荒廃した世界で,人類最後の拠点となる強固な城を築き,夜な夜な襲ってくる敵を撃退するという本作。2024年7月16日に日本語対応でリリースされる予定だ。
[GDC 2024]発売迫るトーマス・サラ氏の新作「Bulwark: Falconeer Chronicles」は,殺伐とした世界でゆったりと都市建設する不思議なゲーム
GDC 2024のUnityブースに,トーマス・サラ氏の新作「Bulwark: Falconeer Chronicles」が展示されていた。2020年の「The Falconeer」と世界を共有しつつ,ゆったり要塞建設を楽しむ不思議なゲームになっている。2024年3月26日の発売が迫る本作をサラ氏に紹介してもらったので,お伝えしよう。
[GDC 2024]「マーベル ミッドナイト・サンズ」の独特なシステムができるまでに味わったFiraxis Gamesの苦悩
Firaxis Gamesが開発した「マーベル ミッドナイト・サンズ」のゲームデザインについて語る講演「From Soldiers to Superheroes: Designing Combat for Marvel's Midnight Suns」が,「Game Developers Conference 2024」で行われた。登壇者は,本作のリードデザイナーのJoe Weinhoffer氏だ。
[GDC 2024]ハイパーローカルの環境問題をシュルレアリスムな表現で伝える。ゲームとインタビューで構成されたドキュメンタリーゲーム「Atuel」
サンフランシスコで開催されたGDC 2024で,「How We Made a Surrealist Documentary Video Game」というセッションが行われた。アルゼンチンの川の環境問題というハイパーローカルな話題を,シュルレアリスムでグローバルに発信するドキュメンタリーゲームはどのような考えで誕生したのか。
[GDC 2024]NVIDIAやMicrosoftも協力を仰ぐキャラクター会話生成型AIシステム「Inworld」の最新デモ「The Quinn Ambassador」をテストしてみた
GDC 2024のエキスポフロアに,会話生成AIのミドルウェアを手がけるInworldのブースがあったので,展示されていた最新デモ「The Quinn Ambassador」を試した。以前のデモでは会話が成立しづらかったが,NVIDIA,Microsoft,Ubisoftといった企業との提携もあり,着実に進化しているようだ。
[GDC 2024]「Delta Force: Hawk Ops」はマルチプラットフォーム展開だが機種によらず楽しめる作品になる。開発メンバーに進捗を聞いた
Tencent傘下のTiMi Studio Groupが開発中の「Delta Force: Hawk Ops」について,開発状況を開発メンバーに聞いた。人気FPSシリーズの伝統を守りつつ,現代的にアレンジした本作はマルチプラットフォーム展開が予定されているが,機種によらず同じように楽しめるという。
[GDC 2024]「原神」の開発者が語る,期間限定イベントで印象的なオープンワールドを作るコツ
オープンワールドRPG「原神」でリードレベルデザイナーを務めるTerry Li Yixuan氏による講演「Genshin Impact': Creating Time-Limited Open Worlds for Summer Events」が,「Game Developers Conference 2024」で行われた。
[GDC 2024]インドの家庭料理の音を,懐かしさとともにリアルに再現。「Venba」の制作で行われた“ゲームが表現する文化”に忠実なサウンドアプローチ
GDC 2024で行われた,「Venba」のサウンドをテーマとした講演「Independent Games Summit: 'Venba': An Intimate Journey Through Sound」の内容をお届けしたい。IGFとGDC Awards,共に受賞を果たしたVenbaの心に残るサウンドは,どのようにして作り上げられたのだろうか。
[GDC 2024]クラシックゲームポストモーテム「STAR WARS: TIE Fighter」。レベルデザイナーという言葉がまだなかった時代の体験とは
1990年代にLucasArts Gamesからリリースされた「STAR WARS: X-Wing」シリーズの開発メンバーだったデイヴィッド・ウェスマン氏が,GDC 2024の基調講演を行い,1994年の「STAR WARS: TIE-Fighter」を振り返った。レベルデザイナーという言葉がない時代,ゲームはどのように作られたのだろうか。
[GDC 2024]DLSS,FSR,XeSSなど乱立する超解像技術をゲーム開発者が扱いやすくするMicrosoftの新仕様「DirectSR」とは?
米国時間3月21日,GDC 2024においてMicrosoftとAMD,NVIDIAは,超解像技術の標準化仕様「DirectSR」を発表した。GPUや技術ごとに異なる超解像アップスケーラ技術を,統一された手段でゲーム開発者が使えるようにしようという取り組みのコンセプトと実情についてレポートしよう。
[GDC 2024]スタイリッシュなアクションとデッキビルダーを融合した「Knights in Tight Spaces」,GDC会場でデモを公開
Raw Furyは,Ground Shatterが開発する新作「Knights in Tight Spaces」を発表し,GDC会場でメディア向けにプレイアブルデモを公開した。中世風の世界を舞台に,狭い場所で複数の敵と戦うというスタイリッシュな格闘アクションとデッキビルダーを融合した,ユニークなタイトルだ。
[GDC 2024]「ホグワーツ・レガシー」が取り組んだ,ベテランゲーマーとゲームをしないハリポタファンの両方に向けたオープンワールドRPG
GDC 2024にて行われた「ホグワーツ・レガシー」のセッション「From Harry Potter Fans to Players: Designing 'Hogwarts Legacy' for New Player」をレポート。ゲーマーだけではなく,普段ゲームをしないハリポタ(魔法ワールド)ファンも集まる本作では,どのようなアプローチで両者が楽しめるゲームに仕上げたのか。
[GDC 2024]間取りが変化し続ける邸宅を探索するパズルアドベンチャー「Blue Prince」の制作発表。GDC 2024会場でさっそくプレイしてみた
Raw Furyが制作を発表したばかりの新作「Blue Prince」をGDC 2024会場でプレイしたので,紹介したい。魔法のブループリントを手にしたプレイヤーが,大邸宅の間取りを自由にデザインしながら,さまざまなパズルを解いていくという,ジャンルにとらわれないユニークなゲーム体験が味わえる作品だ。
[GDC 2024]人を思いやる気持ちが新たな遊びと驚きを生む。「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」の講演で語られた2Dマリオの魅力と進化
GDC 2024にて行われた「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」のセッションをレポートする。2Dマリオ11年ぶりの最新作は,クラシックなスタイルに影響を受けながら新たな遊びと驚きに向き合うことで誕生した。それを成功に導いたのは,人を思いやる気持ちを持って挑んだチームでのゲーム開発だ。
[GDC 2024]Epic Games StoreがiPhoneやAndroidにも登場? Epic Gamesがゲーム開発者に向けたストア施策を明らかに
GDC 2024会期中,独自カンファレンスを開催したEpic Gamesは,独自のアプリストア「Epic Games Store」に関するいくつかの発表を行い,大きな注目を集めた。AppleやGoogleによるアプリストア独占に対して,自社ストアで風穴を開けたいEpic Gamesの取り組みについてレポートしよう。
[GDC 2024]「Unreal Engine 5.4」でより美しく効率的なゲーム開発を。Epic Gamesが独自イベントで多数の新要素を紹介
米国時間2024年3月20日,Epic Gamesは,GDC 2024会場近くで独自イベント「State
[GDC 2024]日本在住の奇才ルーカス・ポープ氏のPlaydate専用新作「Mars after Midnight」で感じた,キッチンヘルパーと顧客への敬愛
「Papers, Please」など独特の作風で知られるゲーム作家,Lucas Pope氏の最新作であるPlaydate専用シミュレータ「Mars after Midnight」を体験した。火星の食堂を切り盛りしていくというシンプルな“仕事シミュレータ”風の作品で,簡単操作でテキパキと仕事を続けたくなる,老若男女が楽しめるゲームだ。
[GDC 2024]「もはやWarcraftは我々だけのものではない」人気IPの30年を振り返る
Blizzard Entertainmentの「ウォークラフト」の歩みを振り返るセッションがGDC 2024で行われた。「Warcraft: Orcs & Humans」に始まり,「World of Warcraft」「ハースストーン」などの作品に拡張されてきたシリーズは,「もはやBlizzardだけのものではない」という認識のもと育てられていくようだ。
[GDC 2024]「サイバーパンク2077」の街づくりは現実の都市計画と変わらない。“生きている街”ナイトシティはいかにして作られたのか
「サイバーパンク2077」が好評を得ている部分の一つとして忘れてはならないのが,まるで現実のような“生きている街”を感じさせるナイトシティだろう。同作の街づくりは,どのように進められたのか。GDC 2024で行われた2つのセッションを紹介する。
[GDC 2024]ネットゲームに必要なあらゆる要素をまとめたUnity用サンプル「Megacity Metro」が公開に
Unity Technologiesは,GDC 2024にて,ゲームエンジン「Unity」におけるサーバー・クライアントシステム型のマルチプレイゲームのサンプル「Megacity Metro」を公開した。オンラインゲームを作るのに必要なコードやサンプル多数を提供するものだ。
[GDC 2024]「インディペンデンス・デイ」のエメリッヒ監督が携わるWeb3系MMORPG「Space Nation Online」がいよいよ本格始動
Space Nationは,Web3系MMORPG新作「Space Nation Online」をGDC 2024に出展するとともに,その最新トレイラーを公開した。「World of Warcraft」のローンチに携わったウー氏と,映画「インディペンデンス・デイ」などで知られるエメリッヒ監督がタッグを組んだ本作について取材してきた。
[GDC 2024]リゾート地が舞台のダンジョンゲームや,日本のコンビニが題材のナラティブシム。ID@Xboxショーケースの作品をチェック
アメリカ・サンフランシスコで開催中の「GDC 2024」では,大型ゲームイベントではおなじみのインディーゲーム支援プログラム「ID@Xbox」のショーケースが行われている。リゾート地を舞台としたダンジョンゲームや,日本のコンビニが題材のナラティブシムなど,全10タイトルのデモをチェックしてきた。
生成AIで自然に対話できるNPCを作る技術「NEO NPC」をUbisoftが発表
米国時間2024年3月20日,Ubisoftは,生成AI技術を用いたゲーム内NPCの表現技術「NEO NPC」を発表した。Inworldの大規模言語モデルや,NVIDIAの「Audio2Face」技術を利用して,性格や置かれた状況と矛盾しない,自然に対話できるNPCを実現するための取り組みであるという。
[GDC 2024]「FINAL FANTASY XVI」映像制作の裏側に迫る。開発チームがかけた映像の魔法
「FINAL FANTASY XVI」のハイクオリティな映像制作の裏側に迫る講演「FINAL FANTASY XVI: Wrangling Complexity to Deliver Top-Quality」が,「Game Developers Conference 2024」で行われた。スクウェア・エニックスの岩渕栄太郎氏によって語られた講演の内容をレポートしよう。
[GDC 2024]CPUを使わずにGPUが自発的に描画するパイプライン「Work Graph」がDirectX 12に正式採用
米国時間2024年3月18日に行われたGDC 2024の技術セッションにおいて,AMDとMicrosoftは共同で,DirectX 12の新機能「Work Graph」を発表した。本稿では,Work Graphとは何で,どのような利点をもたらすのかを解説したい。
[GDC 2024]4人でスタートした「Baldur's Gate 3」のシネマチック・アニメーション制作。大事なのは,チームの人間的な側面を見失わないこと
2023年を席巻した「Baldur's Gate 3」は,GDC 2024でも注目のタイトルだ。会期中にいくつかのセッションが予定されており,初日に実施されたセッションでも長い列が形成されていた。その中から,シネマチック・アニメーション制作をテーマとしたセッションのレポートをお届けしよう。
[GDC 2024]「EVE Online」のグラフィックスは,この10年で激変した。進化の歴史とその背景を振り返る
MMORPG「EVE Online」のグラフィックスの進化を振り返る講演「Reigniting Stars: A Decade of VFX in 'EVE Online'」がGame Developers conference 2024で行われた。「そんなところまで変えていたのか!」という驚きもあった講演を紹介する。
[GDC 2024]「バルダーズ・ゲート3」のプロモーションでTikTokを運用。わずか1年あまりで27万フォロワーを獲得した秘訣とは
Larian Studiosは,「Baldur's Gate 3」の発売に合わせたプロモーション施策でTikTokの運用を行い,わずか1年で27万フォロワーを獲得するという結果を出した。果たして,いったい何を仕掛けたのだろうか。同社のCreative Content ManagerであるBen Maltz-Jones氏によって,その秘密が語られた。
[GDC 2024]「Game Developers Conference 2024」開催中。世界最大規模のゲーム開発者カンファレンスの模様を現地からお届け
北米時間2024年3月18日,世界最大規模かつ最も長い歴史を持つゲーム開発者カンファレンス「GDC 2024」が開幕した。4Gamerでは,「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」や「FFXVI」「バルダーズ・ゲート3」など,気になるセッションも多い同イベントの模様を,現地からお届けしていく。
[GDC 2024]「サイバーパンク 2077」大型拡張パック「仮初めの自由」で追求されたインタラクティブ・シネマティックスという“自由”
現在開催中のGDC 2024初日のNarrative Designサミットにおいて,CD Projekt REDでシネマティックデザイナーを務めるカイェタン・カスプロウィッチ氏が登壇し,「サイバーパンク 2077」の大型拡張パック「仮初めの自由」で追求された,インタラクティブ・シネマティックスというコンセプトを解説した。
ゲーム開発者会議「GDC Showcase 2023」いよいよ開幕。完全オンラインで実施されるイベントの内容と注目セッションを紹介
北米時間2023年6月27日から29日まで,デジタルイベント「GDC Showcase 2023」が開催される。世界中のゲーム開発者コミュニティを結びつけることを目的としたオンラインゲーム開発者会議の,イベントの内容や注目のセッションを紹介しよう。
[インタビュー]「Lords of the Fallen」の重厚なダークファンタジー世界はどのように作られたのか。開発のキーマンに話を聞いた
CI Gamesが2023年内にリリースを予定している「Lords of the Fallen」の開発者インタビューをお届けしよう。2014年に発売された同名タイトルの後継作品として制作が進められているダークファンタジー・アクションRPGの,ゲーム進行やグラフィックスについて話を聞いた。
11 bit studiosの新作「The Invincible」は,ポーランドの巨匠による哲学的SF小説をゲーム化。GDC会場でデモをチェックしてきた
GDC 2023会期中,11 bit studiosとStarward Industriesの新作SFアドベンチャー「The Invincible」をプレイし,開発者に話を聞く機会を得た。本作は,ポーランドのスタニスワフ・レム氏のSF小説を原作にした作品で,奇妙な現象が起こる惑星に不時着した宇宙飛行士が,さまざまな選択を迫られるという。
東欧の陰陽師? デーモンを操り人々の心の中を読み解いていくアクションRPG「The Thaumaturge」のデモ版をチェック
GDC 2023期間中,11 bit studiosは,Fool’s Theoryの新作ファンタジーRPG「The Thaumaturge」のデモを一部のメディアに公開した。大国に翻弄されてきた20世紀初頭のワルシャワを舞台に,プレイヤーは人の心に入り込む悪霊を操る者として人々の意志と街の未来を変えていくことになるという。
[GDC 2023]最新技術にアート,話題のAI。多様なテーマで届けられたセッションやイベントのレポートをピックアップして紹介
700以上のセッションが行われ,2万8000人を超える参加登録者数を記録したという「Game Developers Conference 2023」(GDC 2023)から,現地レポートの一部をピックアップして紹介しよう。こちらを入り口に,見落としていたセッションや興味のあるテーマの記事を全記事一覧から探してみてほしい。
[GDC 2023]もし自分の妻がゾンビになってしまったら? 「Into the Dead: Our Darkest Days」の開発スタッフに話を聞いた
GDC 2023期間中,ニュージーランドのPikPokが開発中の「Into the Dead: Our Darkest Days」について話を聞いた。ゾンビアポカリプスが発生したばかりの世界を舞台に,武器や物資を集め,それぞれ異なる欲求を持つグループをまとめながらゲームを進めていくといった作品に仕上りつつあるようだ。
[GDC 2023]1930年代の世界を股にかけるタクティカルストラテジー「The Lamplighters League」をプレイ。開発メンバーにも話を聞いた
GDC 2023にて,Paradox Interactiveから年内のリリースが予定されている「The Lamplighters League」のプレビュー版をプレイでき,開発メンバーにも話が聞けたので紹介しよう。本作は,カルト教団によって英雄たちが消されてしまった架空の1930年代を舞台にした,タクティカルストラテジーだ。
[GDC 2023]これからはブラジルがアツい!? 大きな存在感を示す南米のゲーム大国から,才能を感じるインディーズゲーム3作品を紹介
GDC 2023のEXPO会場の国別パビリオンで,大きな存在感を示していたのがブラジルのエリアだ。資産評価額30億ドルのメーカーや,Epic Gamesの支援を受ける開発スタジオを生み,新たな市場としても注目を集める南米のゲーム大国から有望なインディーズゲームを紹介しよう。
[GDC 2023]Blizzard Entertainment創設者アレン・アドハム氏が語る,同社30年の歴史が生み出したゲームデザイン“12の原則”
GDC 2023にて,Blizzard Entertainmentの共同創設者であり初代CEO,そして現在はチーフ・デザインオフィサーとして活動するアレン・アドハム氏が,「Blizzardの中核となるデザイン原則を応用して,ジャンルを超えたゲームを作る」というタイトルでの講義を行った。
[GDC 2023]“日本発ゲーム特化型ブロックチェーン”の「Oasys」がGDCに出展。代表・松原 亮氏に出展への考えや今後の事業展開を聞いた
GDC 2023で開催されていたEXPOのエリアで目立っていたのが,ブロックチェーン事業に関するブースだ。その中に“日本発ゲーム特化型ブロックチェーン”である「Oasys」のブースがあったので,代表の松原 亮氏に,GDC出展への考えや今後の事業展開について聞いた。
[GDC 2023]IGFにノミネートされた学生作品を紹介。「こんなゲームが作りたい」という強い思いを具現化。SteamでデモのDLも可能
インディーズゲームの祭典「Independent Game Festival」には,学生作品だけがノミネートされる「Best Student Game」アワードがある。学生らしく,自分たちが作りたいゲームを一直線に目指した作品が多い。ここでは,受賞した「Slider」と「Mind Diver」を紹介しよう。どちらもSteamでデモ版のDLが可能だ。
[GDC 2023]PowerVRを提供してきたImagination Technologiesが,GDCにブース出展。同社の現状を聞いてきた
PowerVRと呼ばれるGPUを提供する英国企業,Imagination TechnologiesがGDC 2023でブース出展を行っていた。AppleがPowerVRの採用を継続しないと発表して以来,業績の悪化が指摘されていた同社だが,現状はどうなのか。長きにわたって取材を続けてきた筆者がいろいろと聞いてきた。
[GDC 2023]インディーズゲームは,誰が,どのように,何を期待して購入しているのか? 調査結果が示された講演をレポート
開発に投入される予算や人員が増え続けるなど,良くも悪くも変化しているインディーズゲームだが,ユーザーはどんな人々で,インディーズゲームに何を期待し,どうやって購入しているのだろうか? GDCでの講演の模様を紹介しよう。
[GDC 2023]独創的なコントローラを使ったゲームが展示されたalt.ctrl.GDCと,それらの作品の背景が語られた講演の模様を,あわせて紹介
ゲームのコントローラは,種類が限られているように感じられるが,実はバラエティに富んでいる。では,その可能性をもっと深めたら,どんなゲームが生まれるのか? 独創的なゲームコントローラを使ったゲームの祭典,alt.ctrl.GDCの模様と,その背景を解説した講演の模様をお伝えしたい。
[GDC 2023]「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」の手描き風アートはどのように作られたのか。リードアーティストが語るスタイル確立から制作まで
NetEase Gamesがサービスを予定しているカードバトルRPG「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」の魅力は,手描き風のアートスタイルだ。そのスタイルがどのようにして確立され,作り上げられたのか。リードアーティストによる解説セッションが,GDC 2023で行われていた。
[GDC 2023]Windowsの新ファイルシステム「DirectStorage」でSSD時代のPCゲームローディングは爆速化する
GDC 2023において,AMDは「Ryzen」や「Radeon」などの自社製品や関連技術を紹介するセッションを数多く行っていたが,なぜかMicrosoftのストレージ高速化技術「DirectStorage」の効果を検証する講演があったので,その内容をレポートしたい。
[GDC 2023]新作で描かれているのは作家だけではなかった。「Layers of Fear」のプレイアブルデモをEpic Gamesブースでチェック
GDC 2023のEpic Gamesのブースで,The Bloober Teamの新作「Layers of Fear」のデモが公開されていた。「Layers of Fear」と「Layers of Fear 2」,そしてすべてのDLCをリマスターし,さらに新章を加えた豪華完全版となる本作。発表されていた作家の物語だけでなく,過去に戻るチャプターも用意されていた。
[GDC 2023]より優れたPCゲームをデザインするために,TRPGから「盗む」べきものは何か?
世界的に大きな盛り上がりを見せているアナログゲームは,コロナ禍によって産業として大きなダメージを受けたが,デジタルまで含めたゲーム市場全体から見ると,その存在感を増している。では果たして,PCゲームのデザインという領域において,TRPGから「盗める」ものは何があるのだろうか? GDCにおける講演の模様をレポートする。
[GDC 2023]GPT-3でNPCの会話を生成。Nuverseが「アース:リバイバル」でチャレンジする,新テクノロジーによるゲーム開発の“新たな一歩”
2023年4月20日のリリースが近づくNuverseの新作「アース:リバイバル」で,新しいテクノロジーによるチャレンジが行われている。GDC 2023で行われた同社のセッションで,「GPT-3」を使ったNPCのセリフと表情,仕草の生成で,“NPCに命を宿す役割”を任せるというテクノロジーが紹介された。
[GDC 2023]1000人を超える講演者と330以上の出展者が集ったGDC 2023の会期が終了。GDC 2024は3月18日から22日までの開催
サンフランシスコで開催されたゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2023」が,現地時間の2023年3月24日に終了した。ゲームや技術,サービスなどに関する多くの講演と出展が行われ,講演者数は1000人以上,出展社数は330を超えたという。また,GDC 2024開催の発表も行われている。
[GDC 2023]ビジュアルもシステムも“ただものではない”。「超探偵事件簿 レインコード」の世界初公開デモを小高和剛氏と一緒に見る
「ダンガンロンパ」シリーズでおなじみのメンバーとスパイク・チュンソフトが制作中の「超探偵事件簿 レインコード」。その世界初公開となるデモを,開発の中心人物である小高和剛氏に解説してもらえるという貴重な機会を得たので,その模様をお届けしたい。
[GDC 2023]文化としてのヒップホップをいかにしてゲーム内部で“語る”のか。「パラッパラッパー」「Undertale」の話も出た講演をレポート
ゲームと音楽の関係はとても密接なもので,GDCでも音楽に関する講演がいくつも行われている。今回,音楽よりも文化として定義されることの多いヒップホップを,より的確にゲームで表現するための技法が語られたので,簡単にレポートしたい。
[GDC 2023]ポーランドの著名アーティストが手がける「Unholy」は,マニアックなほどのこだわりを感じるサイコロジカルホラー
GDC 2023の会期中,HOOKがパブリッシングを担当するサイコロジカルホラー「Unholy」のプレイアブルデモをチェックしてきたので紹介したい。開発を行うDuality Gamesは,H.R.ギーガー風のアートで有名なアーティスト,トーマシュ・ストラウコフスキー氏が自分のビジョンの実現するために設立したメーカーだ。
[GDC 2023]ブロックチェーンのためのゲームではなく,ゲームのためのブロックチェーンを。NFTゲームプラットフォーム大手・Mythical GamesのCEOにインタビュー
ブロックチェーンゲーム業界大手で,Web3ゲーム展開を推し進めるNFTゲームプラットフォーマーのMythical Games。GDC 2023にて,同社ののCEO / FounderのJohn Linden氏にインタビューをする機会を得たので,Web3ゲームの新作や日本での事業展開の考えなどを聞いてきた。
[GDC 2023]パキスタンがGDCにパビリオンを初出展。同国初のPS5タイトルを作ったFRAG Gamesに話を聞いた
規模の大きなゲームイベントでは,産業振興としてゲーム開発の支援を行う国や地域が,「パビリオン」と呼ばれるブースを出展することが多い。パキスタンのパビリオンもその1つで,「海外出展そのものが初めて」だという。そこで,ラホールに本拠を置くFRAG Gamesを訪ねて,いろいろと話を聞いた。
[GDC 2023]「サイバーパンク2077」,NVIDIAの次世代グラフィックス技術「パストレーシング」を対応したテクノロジプレビューを4月11日に公開
NVIDIAとCD PROJEKT REDは,開催中のGDC 2023で講演を行い,NVIDIAの最新グラフィックス技術である「パストレーシング」に対応した「サイバーパンク2077」のテクノロジープレビューを,2023年4月11日に公開すると発表した。ネオンきらめくナイトシティが,かつてないリアリティで描かれるようだ。
[GDC 2023]このゲームのキャラクターは呼吸音からして違う! 「The Last of Us」シリーズの“息づかい専用のオーディオシステム”についてスタッフが解説
「GDC 2023」にて,「The Last of Us: Part I and IIに命を吹き込む」というセッションが行われた。セッションでは,キャラクターの吐息をメモリー内で処理し,それぞれのキャラクターに“脈拍”の隠しパラメータを加えて,ジョエルやエリーらに状況に応じて異なる呼吸をさせていたことなどが明かされた。
[GDC 2023]世界的ヒット作となったインディーズゲーム「Unpacking」は引き算から生まれた。制作者が登壇したGDCの講演レポート
「Unpacking」が2022年を代表するインディーズゲームの1つであるのは論を待たない。凝りに凝ったドット絵と効果音,シンプルなゲームシステム,そして,密やかに感じられる物語は,多くのゲーマーを虜にした。そんな作品は,どういう発想で何を目指したのか,制作者が語った講演の模様をお届けしたい。
[GDC 2023]スマートフォンでリアルタイムレイトレーシングを実現するArm製GPU「Immortalis-G715」の実力は?
半導体設計大手のArmは,GDC 2023に出展して,同社初のスマートフォン向けリアルタイムレイトレーシング対応GPU「Immortalis-G715」のデモを披露した。2023年中にも搭載スマートフォンが登場する本製品によって,スマートフォン向けゲームにも,いよいよレイトレーシング技術がやってくるだろう。
[GDC 2023]Raw Furyの新作ライフシム「Moonstone Island」,友達同士のバトルに特化したFPS「Friends vs Friends」の2本をプレイしてきた
GDC 2023会場で,Raw Furyのラインナップに加わった,新たな2本のインディーズゲームをプレイしてきた。「Moonstone Island」は,島をめぐって冒険したり,ペットとなるクリーチャーを集めたりするライフシム。また,「Friends vs Friends」は,友達とワイワイ楽しめそうな対戦ゲームだ。
[GDC 2023]細部まで作り込まれた本格派ターン制ストラテジー「Miasma Chronicles」の最新デモをチェックしてきた
GDC 2023の会場近くにあるホテルに用意された505 Gamesのデモルームにて,The Bearded Ladiesが開発するターン制ストラテジー「Miasma Chronicles」の最新デモをチェックしてきた。近未来の地球を引き裂いた「ミアズマ」と呼ばれる魔力をコントロールできる青年とロボットの兄弟が主人公になる。
[GDC 2023]Epic Gamesが「Unreal Engine 5.2」を発表。「フォートナイト」を魔改造できる「Unreal Editor For Fortnite」もリリースへ
Unreal Engineの開発元であるEpic Gamesは,「GDC 2023」の3日めとなる北米時間2023年3月22日,「State of Unreal」を開催した。イベントでは,最新版の「Unreal Engine 5.2」が提供する新機能や新ツール,さらに「フォートナイト」を自由に改造できる「Unreal Editor For Fortnite」のお披露目などが行われた。
[GDC 2023]「グランツーリスモ7」でリアルな雲を表現したリアルタイム雲生成の秘密
「グランツーリスモ7」のポリフォニーデジタルは,同作で実装した空の表現について解説する講演を,GDC 2023で行った。本稿ではその中から,とくにリアルタイムの雲表現に用いた技術について,その概要を説明しよう。
[GDC 2023]協力型FPS「Deep Rock Galactic」はどのようにプレイヤーの声をゲームに組み込んだのか? 開発サイクルが示された講演をレポート
「コミュニティの意見を取り入れる」という指針は,最近のゲーム産業では珍しくないどころか,むしろ一般的な姿勢だ。GDC 2023で,「Deep Rock Galactic」がどのようにコミュニティの意見をゲームに反映させるサイクルを作ったかが具体的に語られたので,その模様をレポートしたい。
[GDC 2023]Steamにおける「低評価」レビューを事前に食い止めるには。フォーラムの活用法を示唆する講演をレポート
PCゲームのDL販売サイトとして,いまだにSteamは強い存在感を示している。これはつまり,Steamにおけるユーザー評価は,そのゲームの売上に影響を与え得るということだ。開発者としては「低評価」レビューをできるだけ減らしたいもの。そのカギを握るのが「フォーラム」だという。
[GDC 2023]近日リリース予定の注目インディーズ作品も多数。「ID@Xbox」のショーケースに登場した全8タイトルをチェック
アメリカ・サンフランシスコで開催中の「GDC 2023」では,セッション以外にもさまざまな企画が実施されている。Microsoftによるインディーズゲーム支援プログラム「ID@Xbox」のショーケースイベントも行われていたので,全8タイトルのデモをチェックしてきた。
[GDC 2023]「ELDEN RING」,Game Developers Choice AwardsでGame of the Yearを含む三冠に輝く
Game Developers Coference 2023で,「Game Developers Choice Awards」の授賞式が開催され,フロム・ソフトウェアのアクションRPG「ELDEN RING」がGame of the Yearに選出された。「ELDEN RING」はさらに,Best Design賞とBest Visual Arts賞も受賞したとのこと。
[GDC 2023]「Remnant 2」では,3人のアーキタイプから1人を選んでプレイ可能に。進化を遂げたアクションRPGの最新プレイアブルデモをチェックした
Gearbox Publishingがこの夏のリリースを予定しているアクションRPG「Remnant 2」の最新プレイアブルデモを,GDC 2023会場でプレイした。前作のフィードバックにより,主人公キャラクターを3つのアーキタイプに分け,それぞれに異なる特徴と成長の選択を与えた本作。プレイの幅が大きく広がった印象だ。
[GDC 2023]海外における乙女ゲームのシナリオ制作技法とは。SurviosのRobertson氏による圧倒的な熱量を持った講演をレポート
「恋愛ゲームは日本独自の文化」といった印象を持つ人もいるかもしれないが,海外でも恋愛アドベンチャーゲームはモバイルを中心に大きな人気を博している。GDC 2023では,恋愛ゲームのシナリオ制作技法についての講演が行われたので,その内容をお届けしたい。
[GDC 2023]「Vampire Survivors」の口コミはどのように広がっていったのか。コミュニティ・マネージャーがSNS活用で学んだ“シンプルだけど大事なこと”
話題のインディーゲーム「Vampire Survivors」は,どのようにして注目を集める作品になったのか。それを知る上で欠かせない一面であるコミュニティ構築とSNSの活用をテーマにしたセッションが,GDC 2023の初日に開催された。コミュニティ・マネージャーが語る,“シンプルだけど大事なこと”とは。
[GDC 2023]メタバース時代の現実と倫理を,法の専門家が語る。失敗を繰り返す前に考えておくべきこと
技術の発展とともに「メタバース」というバズワードが飛び交う中,過去の失敗を繰り返さないためにも,グローバルな共通倫理についての議論や法整備の対応が必要だ。しかし,「メタバース」の定義さえ定まっていないのが実情であり,課題は山積みである。この現状を海外の専門家はどう見るのか。
[GDC 2023]「Sky 星を紡ぐ子どもたち」セッション。ゲーム内イベントが“プレイヤーにとってエモーショナルなもの”であることの意味
ゲーム開発者カンファレンス「GDC 2023」にて,thatgamecompanyのTim Nixon氏による「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のセッションが行われた。ライブサービスをテーマに,初期の失敗やそこから学んだことが話されたその内容をレポートする。
[GDC 2023]ゲーム開発者向けイベント「Game Developers Conference 2023」開催中。イベントの模様を現地からお届け
ゲーム開発者向けイベント「Game Developers Conference 2023」が,アメリカのサンフランシスコにて北米時間2023年3月20日に開幕した。3月24日まで実施される今年のGDCは,前年と同じくセッションの一部がオンラインで配信される。4Gamerでは,イベントの模様を現地からお届けしていく予定だ。
「フォートナイト」に,自作のオリジナルゲームを公開できるツールが登場。 新アドオン「Unreal Editor for Fortnite」の詳細は,GDC 2023にて発表を予定
「フォートナイト」のTwitterアカウント「Fortnite Creators」にて,フォートナイト内に自作のオリジナルゲームを公開できるツールが発表された。「Unreal Editor for Fortnite」という名のツールの詳細は,日本時間3月21日に開幕するGDC 2023にて明かされるようだ。
Tencent Games,GDC 2023への参加を発表。万里の長城を題材としたクラウドベースのゲーム「Digital Great Wall」をブースで試遊展示
Tencent Gamesは本日,米国時間2023年3月20日からサンフランシスコで開催されるゲーム開発者会議「GDC 2023」へ参加すると発表した。同社は,過去最大となる計18のセッションの開催とブース展示を行う。ブースには,万里の長城を題材としたクラウドベースのゲーム「Digital Great Wall」が試遊展示される。
Epic GamesがGDC 2023への参加を発表。新プロジェクトや最新技術を紹介する「State of Unreal」は日本時間3月23日1:30から
Epic Gamesは本日,サンフランシスコで現地時間2023年3月20日に開幕するゲーム開発者会議・GDC 2023に参加することを発表した。日本時間3月23日1:30からは「State of Unreal」を開催し,新しいプロジェクトや,Epic Gamesの最新技術の紹介を行う予定。ブースでは最新ゲームの展示も行うという。
NetEase GamesはGDC 2022で計26回の講演を実施。“武侠”やAI活用,アクセシビリティデザインなどがトピックとなった主な講演の概要を公開
NetEase Gamesは本日,ゲーム開発者会議・GDC 2022で同社が実施した,主な講演の概要を公開した。トピックは,中国ゲームにおける「武侠」のとらえ方や,東洋剣戟サバイバルアクション「Naraka: Bladepoint」のプロトタイプ制作からリリースまで,AI活用,アクセシビリティデザインなどとさまざまだ。
「Among Us」が行ったTikTokでのプロモーションと,その実態。TikTokはゲームの広報に有益なのか?
ゲームがゲーマーだけのものでなくなって久しい昨今において,非ゲーマー層にどうやってリーチするかに悩むメーカーの広報は少なくない。そんな中,非ゲーマーを対象とした広報メディアとして,注目を集めているSNSにTikTokがある。「Among Us」での施策例が示された講演をレポートする。
[GDC 2022]Raw Furyが新作アクションRPG「Superfuse」の制作を発表に。2022年内にアーリーアクセス版を公開予定
Raw Furyは,Stitch Heads Entertainmentの新作アクションRPG「Superfuse」のアーリーアクセス版を2022年内にリリースすると発表した。生活圏を太陽系にまで広げた人類を襲う謎のモンスターを相手に,選ばれた兵士となったプレイヤーが戦いに挑むという本作。激しいハック&スラッシュが楽しめそうだ。
[GDC 2022]基本プレイ無料ゲームにおけるサブスクリプションの現状と可能性。調査会社のアナリストが語ったその未来像
昨今急速に普及を始めているゲームのサブスクリプション・モデルだが,音楽や映像といったほかのジャンルに比べると,その程度はまだまだに思える。では実際にはどの程度普及しているのだろうか。GDC 2022では,調査会社であるOmdiaのアナリスト・George Jijiashvili氏が,そのデータと未来像を語っていた。
[GDC 2022]AIの感情を絵で表現するには? スクウェア・エニックスによる機械学習の研究発表を紹介
GDC 2022のサブイベント「Machine Learning Summit」から,スクウェア・エニックスによる公演「Machine Learning Summit: Emotional Neural Style Transfer: Expressing Character AI Emotion through Paintings」(機械学習サミット:感情的なニューラルスタイル変換:絵でキャラクターAIの感情を表現する)を紹介する。
[GDC 2022]コスタリカ生まれの新作「Planet Cube: Edge」を紹介。初代GB風のグラフィックスが目を惹くプラットフォームアクション
GDC 2022のエキスポフロアで見つけたコスタリカのパビリオンにて,Sunna Entertainmentが開発を手掛ける2Dプラットフォームアクション「Planet Cube: Edge」が出展されていた。緑がかったモノクロ風ピクセルアートにこだわりを感じる,ハイスピードなアクションゲームとなるようだ。
[GDC 2022]開発時のテストを一部自動化する「GameDriver」は,今後の開発現場における重要なツールとなるか? キーマンに話を聞いた
GDC 2022にゲーム開発時のプレイテストの一部を自動化するというツールセット「GameDriver」が出展されていた。今後のゲーム開発のキーにもなりそうなツールを手がけているのが,同名のデベロッパであるGameDriver。そのCEOであるRobert Gutierrez氏と共同設立者のShane Evans氏に話を聞いた。
[GDC 2022]「ディアブロ II リザレクテッド」アートディレクション講演レポート。新規ビジュアルを獲得するまでの工程が示された
GDC 2022において,「ディアブロ II リザレクテッド」のアートディレクションに関する講演が行われた。本講演ではBlizzard EntertainmentのアソシエイトアートディレクターであるDustin King氏が登壇し,実際の開発の例を元にどのように映像が作られていったかが紹介された。
[GDC 2022]「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のクリエイターが模索する,“多くの人がプレイするゲーム作り”を行うために考えるべきこと
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」で知られるthatgamecompanyのJenova Chen氏が,GDC 2022においてリモートセッションを開催し,「ゲームで“慈悲”を体験することはできるのか」という講演を行った。なぜ映画は世代を超えて愛されているのに,ゲームは未だに“子供の遊び”と思われているのか,ゲーム開発者自身が意識を変えてこそ変化が起きるはずだと説いていた。
[GDC 2022]「Halo Infinite」のマルチプレイヤーBOTは,ゲーマーを研究することによって生まれた
GDC 2022で,343 Industriesのシニア・マルチプレイヤーデザイナーのサラ・スターン氏が,「コンバット・ダンスを解剖する:Halo InfiniteのマルチプレイヤーBOTのデザイン」と題した講演を行った。対戦相手がいなくなったら自動的に穴を埋めてくれるBOTだが,初心者からベテランのプレイヤーまで,多くのテスターのデータを基に開発が進められていったという。
[GDC 2022]大人気ゲーム「Wordle」はどのように生まれ,バズり,売られることになったのか?
開催中のGDC 2022で,英語圏で大きな話題となっているワードゲーム「Wordle」を開発したジョシュ・ワードル氏の講演が行われた。プレイヤーが1日1回しかプレイできず,課金もないというゆるいゲームは,どのように生まれ,何百万人もの人が毎日のようにプレイするまでに成長したのだろうか。
[GDC 2022]「GUN JAM」は,リズムゲームとFPSを合体させた超ハイスピードな新作アクション
Raw Furyがパブリッシングを行う「GUN JAM」のライブデモが公開された。人々が音楽でコントロールされる未来の都市を舞台に,ビートに合わせて警備ロボットと戦っていく本作。ひし形マークをクリックしていくしていくことで高い性能の武器が利用できるなど,ハイスピードなアクションが楽しめる。
[GDC 2022]ダークなデジタルカードゲーム,「Inscryption」はいかにして作られたのか
GDC 2022の同時開催イベントであるIndependent Games Summitで,異色のデジタルカードゲーム「Inscryption」開発を語る講演が行われた。「Game Developers Choice Awards」でGame of the Yearを受賞した作品だが,果たしてこのゲームは,どのようにして作られたのだろうか。
[GDC 2022]「Diablo II」はどのように“ディアブロ II リザレクテッド”に生まれ変わったのか。グラフィックスから語るセッションが実施に
Blizzard Entertainmentのケヴィン・トディスコ氏がGDC 2022で,「ディアブロ II リザレクテッド」の開発を語るセッションを行った。開発ドキュメントの多くが失われていたため,これまで何本ものクラシックゲームを作り直してきた経験豊富な彼らにとっても,「Diablo II」のリメイクにはかなり難航したようだ。
[GDC 2022]ゲーム開発者が自身の“しくじり”を語る「Failure Workshop」が今年も開催。失敗から学ぶ,ゲーム作りで大切なこと
2022年も「FAILURE WORKSHOP」の日がやってきた。ゲーム開発に関する失敗を開発者自らが面白おかしく語り,その事例をコミュニティ全体に共有するという,GDC定番のインディーズゲームセッションだ。今回の登壇者は4人。はたしてどんな“しくじり”エピソードが語られるのか。
[GDC 2022]小規模店舗経営シム「Flat Eye」。AIに命じられるままに客への対応を求められる,ディストピアな世界観に注目
Raw Furyが開催したショーケースに,フランスのMonkey Moon Studioが開発したコンビニ経営シム「Flat Eye」が出展されていた。ガソリンスタンドに併設する小さなショップのマネージャーとして,AIの指示を受けながらさまざまな判断を行っていくという内容で,ディストピア風の世界観が気になるゲームだ。
[GDC 2022]「FORSPOKEN」で使われている最新技術を紹介する最新トレイラーが公開に
Luminous Productionsが2022年10月11日の発売を予定している「FORSPOKEN」の最新トレイラーが,現在開催中のイベントGame Developers Conference 2022で公開された。「Luminous Engine」を使用した初のタイトルとなる本作。映像では,ゲームに使用される最新技術の紹介が行われている。
[GDC 2022]第22回Game Developers Choice AwardsのGame of the Yearは「Inscryption」。インディーズゲームの祭典「IGF Awards」でも大賞を受賞
GDC 2022の3日目に開催された「Game Developers Choice Awards」にて,インディー開発スタジオのDaniel Mullins Gamesが制作した「Inscryption」がGame of the Yearを獲得した。同日行われた「Independent Games Festival」でも最優秀賞に選出されている。
[GDC 2022]「The Last of Us Part II」の“誕生日プレゼント”シーンから見る物語の作り方。鍵は,日本ではお馴染みのセオリー“起承転結”
ゲーム開発者会議「GDC 2022」にて,サバイバルアクションアドベンチャー「The Last of Us Part II」についてのセッションが行われた。セッションには,当時開発に関わっていた,Obsidian Entertainmentのエヴァン・ヒル氏が本作におけるストーリーの作り方を紹介した。
[GDC 2022]ムービー作りは俺達に任せろ! ゲーム業界にも食い込んできたハリウッド式の映像制作手法
GDC 2022のアニメーションサミットにて,ハリウッドで活動する映像制作会社・The Third Floorに所属するアーティスト,Mitch Gonzales氏によるセッションを紹介する。ゲームのムービー制作にもハリウッド式の映像制作手法を活用すべきというのが氏の提言だが,その普及は着実に進んでいるようだ。
[GDC 2022]「Vampire: The Masquerade - Bloodhunt」に見る,少ない開発メンバーでもできるAAA級のFree-to-Playゲームの作り方
GDC 2022のFree-to-Playサミットに,「Vampire: The Masquerade - Bloodhunt」を手がけるSharkmobのアート・ディレクターであるロドリゴ・コルテス氏が登壇した。艶美なプラハの街を舞台とする本作の開発には,一流スタジオがひしめくバトルロイヤルのジャンルで後れを取らないために,さまざまな苦労やアイデアが詰まっているようだ。
[GDC 2022]「Horizon Forbidden West」の部族の設定に影響を与えた,とある日本の文化とは――西の地の人々の生き方を表現するデザイン
本日開幕したGDC 2022で,SIEの新作「Horizon Forbidden West」のアートに関するセッションが行われていた。西の地の部族「ウタル」や「テナークス」の人々が,どのような設定をもってデザインされたのか。なんと,とある日本の文化が,ウタルの人々の“生き方の表現”に影響を与えていたという。
[GDC 2021]膨大な数のゲームが流通するSteamで強い印象を与えるには? Steamページの作り方を指南する講演を紹介
膨大な数のゲームが販売されているSteamにおいて,“埋もれない”ためにかかる労力はどんどん高まっている。うまくいっていないSteamページには,どんな問題点があるのだろうか。その解決法を示す講演がGDC 2021で行われたのでレポートしよう。埋もれないためには,何を避けて,何をすればいいのだろうか?
[GDC 2021]「ウォッチドッグス レギオン」の“ロンドンの人々の誰もが主人公”となるゲーム性を支え,その世界における“社会”を築いたAIシステム・Census
「ウォッチドッグス レギオン」の特徴である“ロンドンの人々の誰もが主人公”となるゲーム性を支えたのが,街の人々の年齢や性別,見た目だけではなく,日常生活のルーティンまでも自動生成するAIシステム・Census(センサス)だ。NPCの人間関係による社会も構築した同システムが解説されたGDCのセッションレポートをお届けしよう。
[GDC 2021]「Quake」はD&Dから生まれた? クラシックゲーム・ポストモーテムで語られた開発秘話とロメロ氏のid Software退社の真相
GDC 2021のクラシックゲーム・ポストモーテムにおいて,“FPSのゲームデザインの父”として知られるジョン・ロメロ氏が登壇し,「Quake」の開発秘話を語るセッションが開催された。「Quake」のタイトルの由来や当時のid Softwareの状況などが明かされた,興味深いセッションだ。
[GDC 2021]Google マップから作られた「Untitled Goose Game」のマップは,何を目指したのか
2020年のGame Developers Choice AwardsでGame of the Yearを獲得した「Untitled Goose Game」のマップは,Google マップとストリートビューを活用して作られていたという。簡単に「机上の空論」になりかねないそのワークフローは,どのようにして最高の結果を生み出したのだろうか?
[GDC 2021]「原神」の魅力的なキャラクターと背景グラフィックスはどのように生まれたのか。miHoYoのCEO自ら解説
2020年にリリースされ,世界的なヒットとなったオープンワールドMMORPG「原神」は,高度な技術と膨大な作業量を感じる作品だ。そのキャラクターと背景グラフィックスがどのようにして作られているのかを,CEOであるHaoyu Cai氏自ら解説した。
オンラインで開催されたGDC 2021が本日閉幕。2022年は3月21日から25日まで,アメリカ・サンフランシスコのモスコーニ・センターで開催を予定
2021年7月20日から5日間開催された世界最大のゲーム開発者カンファレンス「Game Developers Conference 2021」が本日閉幕した。次回のGDC 2022は,2021年3月21日から25日まで,アメリカ・サンフランシスコのモスコーニ・センターを会場とした3年ぶりのリアルイベントとしての開催が予定されている。
[GDC 2021]クラシックゲーム・ポストモーテムに「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」が登場。ゲーマーの期待を裏切り続けたMMORPGは,どのようにして生まれたのか
開発者がゲームタイトルの秘話が語るGDCではおなじみのセッション,クラシックゲーム・ポストモーテムに,2003年にリリースされたMMORPG「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」が登場した。2011年のサービス終了まで,プレイヤーの期待を裏切り続けたと言われる本作だが,果たしてどんなゲームだったのだろうか。
[GDC 2021]「Crusader Kings III」の“遺伝”システムとキャラクターグラフィックスの自動生成について,技術とアートの両面から解説
自動生成される膨大な登場人物によって構成される,「家系」の維持がゲームの中心となるストラテジー「Crusader Kings III」では,生成されるグラフィックスから「家族」や「民族」が感じられるようにしなくては没入感が失われる。アーティストやプログラマは,この課題をどのようにして解決したのだろうか。
[GDC 2021]「Ghost of Tsushima」を作り上げるうえで重要となった5つの要素とは。物語の進行と戦闘の関係を解説するセッション・Master of the Katanaをレポート
「Ghost of Tsushima」の物語の根幹に,真っ直ぐな“サムライ”である境井 仁が,強大な敵との孤独な戦いのなか,あらゆる手段を用いる冥人(くろうど)へ変化するというものがある。GDC 2021で,この物語の進行と近接戦闘のシステムの関係がテーマの「Master of the Katana」というセッションが行われた。
[GDC 2021]「Hades」が第21回Game Developers Choice AwardsのGame of the Yearを受賞
GDC 2021の3日目に開催された「Game Developers Choice Awards」にて,「Hades」がGame of theYearを獲得したことが発表された。6部門にノミネートされ,GAME OF THE YEARを含む3部門を受賞している。同日行われたIndependent Games Festivalの最優秀賞は「Umurangi Generation」が獲得した。
[GDC 2021]「Tell Me Why」が実現したInclusiveなサウンド制作とは
開催中の「Game Developers Conference 2021」で,「Moving the Needle: Inclusive Audio Production Practice in Tell Me Why」と題された講演が行われた。物語の大きなテーマとして,セクシャルマイノリティに触れている「Tell Me Why」のサウンド制作などについての苦労話が語られた。
[GDC 2021]スクウェア・エニックスが,メカのモーションに関する新システム・MULSを公開。デモムービーも披露されたセッションをレポート
GDC 2021の初日に行われたスクウェア・エニックスのセッション「Animation Summit: From Design: Full Procedural Animations for Mechs」をレポート。“あの機動兵器”にそっくりなメカが登場するデモムービーを交えながら,新たなアニメーションシステム「MULS」が紹介された。
[GDC 2021]「Hundred Days」は,頑固なピエモンテのワイン職人気質が生み出した,ニッチなワイン生産シム
イタリア北西部のピエモンテ州に本拠を置くBroken Arms Gamesの「Hundred Days - Winemaking Simulator」を紹介するセッションが「Game Developers Conference 2021」で実施された。ニッチなワインシムがヒットにつながったのは,何世紀もブドウ農園を守ってきた頑固なワイン職人気質だったという。
[GDC 2021]「D&D第5版」から「ルート」まで。Board Game Design Summit2021のダイジェストをお届け
2020年からBoard Game Design Summitと看板をかけかえた旧Board Game Design Dayだが,内容としては以前と変わらず,ボードゲーム制作の知見を集めた部屋となっていた。本稿ではこの中から4本の公演をピックアップし,ダイジェストでお届けする。
[GDC 2021]オンラインゲームは孤独を和らげる。コロナ禍における“孤独感”をテーマにした2つのトークセッションをレポート
Informa Techが主催するゲーム開発者会議GDC 2021が,完全デジタルイベントとして本日から24日まで5日間の日程で開催中だ。さまざまなセッションが行われるなか,新型コロナウイルス感染症の影響で増長されている“孤独感”も1つのテーマになっている。
[GDC 2021]「ポケモンGO」の大型イベント・Pokémon GO Fest 2020を振り返る。初のバーチャル開催はどのように成功したか
GDC 2021の初日に行われた,「ポケモンGO」の大型イベント「Pokémon GO Fest 2020」を振り返るセッションをレポート。COVID-19の影響で初のバーチャル開催となった同イベントがどのように成功を収めたか,その経緯やイベントを実現に導いたシステムについて語られた。
[GDC Summer]「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」における物理アニメーションの実装手法
[GamesIndustry.biz]GDC Summerの講演から「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」で使われたモーションキャプチャデータへの物理演算の適用方法に関するセッションを紹介する。
2021年のGDCは7月19日から23日まで,ハイブリッドイベントとしてサンフランシスコで開催
2021年の「Game Developers Conference」が7月19日から23日まで,サンフランシスコのモスコーニセンターを会場として開催される。詳細については追って発表される予定だが,実際に会場で行われる講演とオンライン配信の「ハイブリッドイベント」として実施されることが予告されている。
GDC Summerは完全デジタルイベントで開催
[GamesIndustry.biz]COVID-19の影響で春の開催がキャンセルされ,夏のイベントが予告されていたGDC 2020(GDC Summer)は完全なオンラインイベントとして開催されることが発表された。
延期されていたGDC 2020が8月4日〜6日の日程でサマーイベントを実施予定
2月29日に延期が発表されたゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2020」だが,2020年8月4日〜6日の日程でサマーイベントを実施する予定であると発表された。開催場所はサンフランシスコのMoscone Centerで,従来と同レベルの講演が行われるようだ。
2020年のGame Developers Choice Awards,Game of the Yearに輝いたのは「Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜」
GDC 2020の延期に伴い,デジタル配信での発表が行われた今年のGame Developers Choice Awards。居並ぶ大作を相手に,House Houseの「Untitled Goose Game」(邦題「Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜」)がGame of theYearを獲得したことが発表された。
[GDC]AIを使った超リアルな音声合成はゲーム制作を変えるか?
[GamesIndustry.biz]延期されたGDC 2020本体に代わってオンラインでのVirtual Talksが開催されている。初日の最後のセッションでは,AIを使った超リアルな音声合成でゲーム内のボイスを作成するというアプローチの実験に関する短い講演が行われた。
Access Accepted第639回:デジタルイベントに変貌した2020年のGDC
ゲーム開発者会議Game Developers Conference 2020が延期され,その代わりとして講演および,「Game Developers Choice Awards」「Independent Game Festival」のストリーミング配信が行われる。デジタル化されたGDCがどんなイベントになるのか,最新トピックと合わせて紹介したい。
GDC,イベントの延期に続いて無料の講演を提供
[GamesIndustry.biz]GDCは,延期されたイベントの旧日程に合わせてTwitchによるストリーミングでの講演配信を発表した。配信の日程は3月13日以降に発表される予定だ。
GDC 2020が夏に延期。Game Developers Choice Awardsは当初予定の時期にストリーミング配信
アメリカのサンフランシスコで2020年3月16日から20日まで開催予定だった「Game Developers Conference 2020」が,夏に延期されることが決定した。Independent Games FestivalとGame Developers Choice Awardsについては,当初予定されていた時期にストリーミング配信を行うとのこと。
GDC 2020で,小島秀夫氏が「DEATH STRANDING」のデザイン哲学を語る講演を実施
2020年3月16日〜20日に開催されるゲーム開発者会議,Game Developers Conference 2020で,コジマプロダクションの小島秀夫氏が講演を行う。タイトルは,「DEATH STRANDING's Design Philosophy」(「DEATH STRANDING」のデザイン哲学)で,開発プロセスの詳細が語られるという。
「あなたの耳」専用の3D音響でお届けするAIベースのサウンド処理技術「Embody」
GDC 2019のExpo会場で展示されていたEmbodyによる立体サウンドシステム「Immerse」は,スマホで耳の写真を撮ってユーザーに合わせたプロファイルを生成するという最近流行のものだったが,その過程に機械学習を用いているのが特徴だという。はたして,その効果は? 西川善司による体験レポートをお贈りする。
Genvidが手がける次世代ゲーム実況システムは,実況中のゲーム内に視聴者が干渉できる?
元スクエニの和田洋一氏らが設立したGenvid Technologiesという企業が,GDC 2019の展示会場に大きなブースを展開していた。同社は,既存のゲーム実況配信に新しい仕組みを加えるシステムを開発,展開中で,視聴者が配信中のゲーム内に声援を送ったり,プレイを助ける,あるいは邪魔するアイテムを送ったりできるのだという。
Access Accepted第607回:GDC 2019で見えてきた,次の時代に向かって動き出す欧米ゲーム業界
2019年3月18日〜22日,サンフランシスコのモスコーニ・コンベンション・センターで恒例のゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2019」が開催された。4Gamerでも,さまざまなトピックについて記事を掲載しているが,今週は,GDC 2019で見えてきた欧米ゲーム業界のトレンドをまとめてみたい。
発売が5月30日に決定した「Conan Unconquered」をGDC 2019会場でプレイ。敵の猛攻をひたすら耐え凌ぐマゾ系RTS
ロバート・E・ハワードによる古典ヒロイックファンタジー「英雄コナン」をテーマにした,Petroglyphの新作RTS「Conan Unconquered」のプレイアブルデモが,GDC 2019期間中に一部メディアに公開されたので,その様子をチェックしてきた。かなり歯ごたえのあるタイトルのようで,今から発売が楽しみだ。
[GDC 2019]Switchでのリリースが決まった「Neo Cab」は,会話でゲームを進めていく“ナラティブ・サバイバル”ゲーム
新作ADV「Neo Cab」(PC / Mac)がNintendo Switchに向けて2019年内に海外で発売される。自動車の完全オートメーション化が進んだ未来の都市で,最後の人間ドライバーである主人公は,客を乗せてお金を稼ぎながら,失踪した友人の行方を探ることになる。乗客との会話から真相を暴くというユニークなゲームプレイが特徴だ。
[GDC 2019]1970年代のカルト教団をテーマにした新作タイトル,「The Church in the Darkness」が2019年内にリリース
Paranoid Productionsの新作「The Church in the Darkness」の最新ビルトをGDC 2019でチェックしたので,紹介しよう。南米に集団移住したカルト教団に甥が混じっていると知った主人公が,数少ないヒントを頼りに,警備員に守られた一帯に潜入するという作品だ。
[GDC 2019]PowerVRが搭載されたプレステミニ,Unreal Engine×レイトレで映画制作など,プロセッサメーカーのブースを一挙レポート
GDC 2019のExpoフロアでは,各社の最新技術が展示されていた。ここでは,Expo全体の概要とNVIDIA,Imagination Technologies,Qualcomm,ARMといったプロセッサメーカー各社の展示内容を写真中心で紹介していきたい。
[GDC 2019]風力で動く木造メカを使って生き延びるサバイバルMMO「Last Oasis」のプレイアブルデモが公開
GDC 2019のEpic Gamesブースにて,Donkey Crewが開発中のサバイバルMMO「Last Oasis」が出展されていた。地球の自転が止まってしまった世界で,風力で動くメカに乗って,希少な資源を巡って別のプレイヤー集団と戦っていくことになる。