［G★2009］Diablo風味の弾幕アクションシューティング？　NCsoftの新作「メタルブラック：オルタナティブ」のプレイムービーを掲載

　G★2009におけるNCsoftブースの目玉は，やはり期待のMMORPG「ブレード＆ソウル（Blade＆Soul）」。ムービー展示で行列が出来るほどの人気ぶりだが，そのほかにもいくつかの新作タイトルが展示されていた。
　「こちら」の記事でもお伝えしているとおり，同社は11月24日にメディア向けのカンファレンスを開いて情報を公開しているので，一応既報ではあるが，中でも情報の少なかった「メタルブラック：オルタナティブ（Metal Black Alternative）」をここであらためて紹介しよう。

　本作は，SFの世界観を背景にしたアクションシューティングだ。基本的にはMMOゾーンである街でNPCからミッションを受け，インスタンスゾーンの冒険に出かけるという，ゲームの流れとしてはいたってオーソドックスなもの。レベルが上がれば新しいスキルやアイテムが使用可能になるといった成長要素も用意されており，印象としては「Diablo」のシューティング版といったところだろうか。

「STRIKER」は，地面を殴って範囲ダメージを与える「サプレッション」スキルが使用できた。レベル2なると，ヘビーマシンガンによる制圧射撃も可能だ

　今回展示されていたバージョンでは，「STRIKER」「STORMTROOPER」「INSPECTOR」の三つのクラスが選択可能で，各クラスから一人ずつ，3人パーティを組んで試遊できる状態になっていた。筆者も軽くプレイしたが，操作性に気になるところはなく，クラスごとに特徴的なスキルも用意されていて，なかなか面白い。ボス戦などでは，これは弾幕STGか？　というくらいの敵弾が画面に散らばり，見た目的にもかなり派手。こういう細いテクニックを必要とするゲームは，どちらかというと日本人好みなのではないだろうか。

開発チーム企画課長 ヨン・ジュホ氏

　というわけで，「たまたま会場にいた」という，開発チーム企画課長 ヨン・ジュホ氏にさっそく話を聞いてみた。氏によれば，本作のテーマは「SHOOTING＆BOMB」とのことで，シューティング要素にはかなりのこだわりと自信があるようだった。

　ヨン氏によれば，現時点でパーティの人数は3人だが，予定としては6人まで拡張されるとのこと。またPvPなども実装される見込みだが，あくまで本作の基本はPvEとのことで，実装されてもオマケ的な要素になるようだ。
　プレイでは分かりにくかったクラスごとの特徴を聞いてみると，筆者が遊んだ「STRIKER」は銃弾を防ぐバリアーのようなものが使え，また「STORMTROOPER」は二挺拳銃，「INSPECTOR」は忍者のようなクラスでクロスボウが得意。……といった差別化が図られているとのことだが，うーん，分かったような分からなかったような。


　気になる日本でのサービス予定も聞いてみたが，残念ながら現時点ではあまり考えていない様子。韓国では2010年中のクローズドβテストを予定しており，「まずは韓国で成功してから」と言う。日本のプレイヤーとしては残念だが，なかなか期待できそうなタイトルだけに，続報にも期待したい。まずは韓国での評判を楽しみにしておこう。