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  • Wargaming.net
  • 発売日:2011/04/12
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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World of Tanks
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[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!?
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印刷2010/08/23 13:27

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[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!?

画像集#001のサムネイル/[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!?
 2010年8月13日にロシアで正式サービスが始まった「World of Tanks」は,タイトルどおり“戦車”をフィーチャーした,オンラインマルチプレイ専用タイトルだ。開発と運営は,ベラルーシの首都ミンスクに本社を置くゲームデベロッパ/パブリッシャのWargaming.netが行っている。
 Wargaming.netはスクウェア・エニックスから2009年に発売された「Order of War」のほか,「ギャラクティック アサルト プリズナー オブ パワー」など,これまでにさまざまなジャンルにわたる数多くのタイトルを作ってきたメーカーだ。最新作のWorld of Tanksは,それらのタイトルを手がけたベテランスタッフ約140人が集まって開発した作品。そんな本作のプレイムービーを入手したので,まずはこちらをどうぞ。


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Wargaming.netのCEO,Victor Kislyi氏
画像集#002のサムネイル/[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!?
 Gamescomでは一般向けの展示はなく,ビジネスエリアでメディア/バイヤー向けの説明が行われていた。説明をしてくれたWargaming.netのCEO,Victor Kislyi氏によれば,2010年2月3日から190日間にわたって行われたβテストでは,約15万5000人のプレイヤーが集まり,正式サービス開始後も15万人がプレイを続けているとのこと。また,7月8日から始まったヨーロッパにおけるβテストでは,43日間で約6万人のプレイヤーが登録し,現在も毎日約1000人の登録があるという。βテストに際しては,広告を打ったりなどのPRをほとんど行わなかったので,この結果は本作のポテンシャルの高さを示すものだとKislyi氏は語る。

 Kislyi氏は,World of Tanksのアイデアソースの一つとして,韓国SD ENTERNETが開発したオンライン海戦シミュレーション「NAVYFIELD」の名前を挙げた。艦隊同士の海の戦いを演ずるだけでなく,成長やコレクションの楽しみを持った同作のようなカジュアルな戦車ゲームを作ろうと思い立ち,企画としてまとまったのがこのWorld of Tanksだそうだ。
 そんな訳なので,本作のゲームシステムは「12歳の子供でも覚えられる」(Kislyi氏)ことを念頭において作られているという。料金形態にはFree-to-Play,つまり基本料金無料のアイテム課金制が採用されており,ダウンロードしたクライアントをインストールし,ゲームを起動していくつかの選択を行えば,すぐにプレイを開始できる。

画像集#007のサムネイル/[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!? 画像集#008のサムネイル/[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!?
画像集#009のサムネイル/[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!? 画像集#010のサムネイル/[Gamescom]世界の戦車が大集合。ロシアでサービスが始まった戦車MMO「World of Tanks」。現在日本の戦車を開発中で,さらに日本語化も検討中!?

 まずは自分の武器庫で搭乗する戦車を選ぶのだが,最初はもちろん,開発年代の古い(あまり強くない)ものしか使えない。戦場で敵を撃破するなどしてポイントを稼ぎ,そのポイントでさまざまなアイテムを購入することで,戦車をパワーアップできる。パワーアップアイテムは非常に多くの種類があり,より装甲の厚い砲塔や,強力な戦車砲,幅広のキャタピラやより効率的なサスペンションなどが存在する。パワーアップできる箇所が,非常に細かく,多岐にわたっているところがユニークだ。

 例えばソビエト連邦の場合,最初はT-18/MS-1から始まる。フランスが第一次世界大戦中に製作したルノーFT戦車をコピーしたT-18/MS-1は,ぶっちゃけオモチャのような戦車だが,これをパワーアップしていくことで,おなじみのT-34やKV-1に育てたり,怪物のような重戦車IS-7や,プロトタイプしか制作されなかった重自走砲Object 261になったりするわけだ。パワーアップアイテムの中には,有料で販売されているものもあるが,Kislyi氏によれば,あくまで戦闘を重ねることが育成の基本であり,これ一発で百戦百勝といった,ゲームバランスに影響を与えるような戦車/アイテムは売られていないという。
 登場する戦車は,第一次世界大戦終了直後に開発されたものから,朝鮮戦争で使われたものまで,250種類以上が用意されている。各国の戦車博物館を取材したという戦車のグラフィックスは素晴らしく,ディテール豊かだ。戦車ファンなら,これだけでご飯三杯はいけるという感じである。

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 現在のところ戦場となるマップは9種類だが,いずれもヨーロッパをイメージした架空のもので,実在の戦場をモチーフにしたマップは今のところない。これは,戦史に詳しくない人でも楽しめることを目的としているためだ。20年以上にわたる時代の,さまざまな戦車がごちゃまぜになって戦うゲームなので,実際の戦争とはほとんど関係ないのだ。
 マップは今後,できたら2週間に一つ程度のペースで追加していきたいとのことで,もしかしたら第二次世界大戦の有名戦場も仲間入りするかもしれない。

 ゲームモードとしては,チュートリアルを兼ねたPvEモードと,最大15人対15人のプレイヤーが戦うPvPモードが用意されている。PvPでは敵の司令部を占領するか,敵戦車をすべて破壊すれば勝利だ。
 そんなマルチプレイでは,“本作ならではのチームワーク”が重要になるとKislyi氏は語る。例えば,自走砲は一撃で敵の強力なティーガー戦車を葬る威力を持っているが,VK3001などの軽戦車が敵を捕捉してくれないと,どこへ弾丸を撃ち込んでいいのか分からない。また,自走砲は遠距離射撃は得意だが,敵の戦車が接近してきた場合,自分を守る能力がほとんどないので,中戦車などによる援護が必要,といった具合だ。つまり,軽戦車,中戦車,自走砲,そして重戦車をバランスよく編成したチームが,対戦においてはぐっと有利になるわけだ。

 しかし,1人でサーバーに入った場合,こうしたバランスを保つのは難しい。ときにはパンター中戦車だらけのチームになってしまうかもしれないし,あるいは軽戦車担当がいなくて,自走砲がまったく活躍できない場合もあるだろう。World of Tanksでは,今のところ基本的には「それはそれでかまわない」というスタンスをとっている。ビギナーには,まずはいろんな戦闘に参加して撃ったり撃たれたりの戦闘を楽しんでもらえればいい。勝ちにこだわりたいのであれば,クランを作るなどしてバランスよい編成で戦ってくれればよいとのこと。
 一回の戦闘は15分〜30分で決着がつき,展開はきわめてスピーディだ。ひと勝負終わったら,今度は別の戦車でもういっちょ,という感じで,ついついプレイしてしまう人が多いとのことである。

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 勢力としては,ドイツ,アメリカ,ソ連,フランス,イギリス,そして日本の6か国があるが,現在実装されているのはドイツ,アメリカ,ソ連のみ。というわけで,Kislyi氏は「現在,日本の戦車を開発している」と語る。なんと! とはいえ,第二次世界大戦中の日本戦車は,ドイツやソ連と比べて見劣りするのも事実(もちろん,異論はございましょうが)。九七式中戦車(チハ)によるコレヒドール攻略などを頂点として,あとはちょっとねえという雰囲気だが,そんなことはないとKislyi氏は否定する。プロトタイプで終わった戦車の中には,後の技術大国日本を感じさせる戦車も多いし,なによりデザイナーの中に日本戦車ファンがいるとのこと。もしかしたら,幻の五式中戦車(チリ)が,真偽はともかくとして搭載されるかもしれなかった88mm砲にものを言わせるかも。うーむ,これは楽しみだ。

 最後に今後の予定を聞いてみたところ,ロシア,ヨーロッパに続き,北米とアジアでのサービスを検討中だという。詳しくは教えてもらえなかったが,すでに水面下ではいろいろと動いているようで,中国語版が制作に入っており,アジア地域のサーバーも増強中。もちろん日本のサービスも考えており,日本語版の検討も行われているという。
 全国1000万人の戦車ファン(私的な推定)には見逃すことのできないこのWorld of Tanksだけに,日本語でのサービスが実現すればかなりの人気を獲得するのではないかと個人的に思うので,ぜひ今後の動きに注目したい。

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