「FFXIV：暁月のフィナーレ」で登場する“オールド・シャーレアン”などの新エリアと新インスタンスダンジョン“異形楼閣 ゾットの塔”を紹介

　スクウェア・エニックスは，2021年9月19日〜22日にMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」（PC / PS5 / PS4 / Mac）の最新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」（PC / PS5 / PS4 / Mac）に関するメディアツアーを開催した。


　メディアツアーでは，新ジョブの「リーパー」「賢者」を含めたLv90の各ジョブが用意された試遊台で，新エリアとして追加される「オールド・シャーレアン」「サベネア島」「ガレマルド」，新規インスタンスダンジョンの1つ「異形楼閣 ゾットの塔」がプレイできた。本稿ではその模様を紹介しよう。なお，ゾットの塔の様子は動画で紹介しているので，ネタバレが気にならない人はチェックしてほしい。

　なお，今回プレイできたバージョンは最終調整前のものであり，リリース時には大きく変更される可能性があるので，その点を留意していただきたい。

賢人たちの街「オールド・シャーレアン」がついに登場

　アルフィノやアリゼー，ヤ・シュトラといったエオルゼアで活躍する賢人たちのかつての拠点であり，「シャーレアン」の本拠地である「オールド・シャーレアン」が登場する。この街はプレイヤー大タウン（※プレイヤーの拠点となる専用エリア）として追加されるもので，暁月のフィナーレにおける最初の活動拠点となると思われる。ドラヴァニアのやや北西に位置するためか，雪の降る日もあるようだ。


　街は大きく4つの区画に分かれている。

　まず，「知神の港」は，街への入口ということで，光の戦士が初めて降り立つ場所になりそうだ。今回プレイした限り，ゲームを進めるうえで重要なスポットは無さそうだったが，港にある知神サリャク像の巨大さには圧倒された。できれば正面側から見たいところだが，残念ながら撮影ポイントになりそうな場所はなかった。海上に乗り込める船でもあれば，あるいは……と思ったのだが。

港に停泊している船には乗れなかった（像を正面から見られる位置でもない）

都市内転送の新UI。これまでは移動先がテキストでしか表示されなかったが，新UIではテキストでの選択のほかに，右側に表示されるマップ上のエーテライトを指定して直接移動できる仕組みになった。また，画面左に表示されている移動先のテキストを選択すれば，対応するエーテライトがマップに示される。「移動してみたら思っていた場所と違った」といったことは少なくなりそうだ

　続いて，エーテライト・プラザが設置された街の中心部「七賢人の庭」。エーテライトの近くには商店らしき施設が並んでおり，クラフター活躍の場になりそうな雰囲気となっていた。書店が多いのは，シャーレアンの本拠地らしいといったところか。


　ここからさらに奥には，哲学者の広場と呼ばれる建物が存在している。中には渦巻き型の長机が並んでおり，トレイラーでヤ・シュトラとフルシュノが会話していた場所だと思われる。

エーテライト・プラザの近くにある転送魔法研究所という建物では，エーテライトの研究が行われているようだ

　中央から西側には「沈思の森」が広がっており，その奥にはアルフィノらが学んだ「シャーレアン魔法大学」と，「ヌーメノン大書院」の敷地が広がっている。大書院はその名が示すとおり，建造物内に大量の蔵書が収められている。階下を見下ろすと，かなり深いところまで階層が分かれているが，そこにプレイヤーは進入できないようだ。この施設に，どれだけの知識が集められているのか興味深い。トレイラーでグ・ラハ・ティアがいた禁書庫のような部屋も，このどこかにあるのだろうか。




　七賢人の庭の東側には，住宅街だと思われる「漂流者の丘」が存在する。漂流者という名前の由来も気になるところだが，今回のメディアツアー用サーバーでは，インスタンスダンジョンを除いてほとんどの会話がカットされていた。たまに話せるNPCがいても全員「こんにちは」で，住民の会話を知ることはできなかったので，ちょっと寂しい。
　なお，奥の高台には，アルフィノとアリゼーの実家である「ルヴェユール邸」が存在している。

色彩豊かな「サベネア島」

　東南アジア風の景色が楽しめるサベネア島は，とにかくカラフルなエリアだ。建物の色合いもさることながら，木々や岩肌の色彩に至るまで，とにかく明るい色が多い。現実のガネーシャ像を思わせる石像や独特の建築物も見ていて楽しいエリアになっている。雨が多い印象の地域だが，晴れた日の美しさは一見の価値ありといったところ。

それはともかく，モルボルまでカラフルになることはなかろうに（ちょっと怖い）

　街の外にはLv80〜81のモンスターが徘徊しているので，「暁月のフィナーレ」の序盤で訪れる戦闘フィールドになるのかもしれない。マップは崖によって東西で分断されている。東側エリアにはLv85のモンスターが見えるので，すべてを回るのは先の話になりそうだ。

木人討滅戦の舞台は，ここサベネア島にあるようだ

廃墟と化した「ガレマルド」

　今回公開されたもう1つの戦闘可能フィールドは，まさかの「ガレマルド」。吉田直樹プロデューサー兼ディレクターによれば，ネタばれの度合いを考えたとき，もうここしか残ってなかったのだとか。


　サベネアとは打って変わって，雪に覆われた景色が広がる。全体マップを見ると，ギラバニア湖畔地帯が隣接しているようだ。マップ北側奥には，魔導城らしき禍々しい巨大建造物を確認できるが……進入できるのかは不明。トレイラーにあった列車の到着地点が怪しいが果たして。全体的に薄暗い印象のエリアとなっている。


　街の中心地だったと思われる場所は，内乱によるものか，廃墟同然になっており，周囲をモンスターが徘徊している。なお，この地域のモンスターはLv82〜83で，そう遠くない時期に訪れることになりそうな気配だ。


　1つ注目点として挙げたいのは，ガレアン・ドモルム区のエーテライトだ。フライングマウントで探しても見当たらなかったので「もしや？」と思い周囲を歩き回ったところ，地下鉄への入口を発見。エーテライトは，この構内に設置されていた。
　なお，地下鉄構内には内乱から逃れてきたのだろうか，避難民が身を寄せていた。


　それにしても，こうしてみると帝国とエオルゼア諸国との技術レベルの差は本当に大きい。魔法というカウンターがなければ，抵抗すらできなかっただろうと思わざるを得ない。

「異形楼閣 ゾットの塔」にリーパーで挑戦！

　新規インスタンスダンジョン「異形楼閣 ゾットの塔」に，フェイスを使って新ジョブの「リーパー」で挑戦してみた。その模様は動画で見てもらいたいが，まだ操作が手探り状態なので，ロールアクションなどはあえて気にせずに進めている。というか，ギミックとホットバーを見るのに必死で，使い忘れているアクションも多いのだ。その点はご了承を。


　なお，キャラクターはLv82にシンク（NPCはLv81）されることから，恐らく最初のダンジョンではないかと思われる。ダンジョン内の見た目からも想像できるように，「終末の塔」の内部に進入するという展開なのだろう。ダンジョンで待ち受けているのは，「ラグ」「ドグ」「マグ」のメーガス三姉妹。出現する宝箱はメディアツアー仕様でポーションしか出現しない。

本メディアツアーで使用した機材は，以下各社より提供。
PC：株式会社サードウェーブ／GALLERIA XA7C-R37（https://sqex.to/jXhrp）
ディスプレイ：株式会社アイ・オー・データ機器／GigaCrysta シリーズ「LCD-GC243HXDB」
（https://sqex.to/pNaG0）
ヘッドセット：クリエイティブメディア 株式会社／Creative SXFI AIR GAMER
（https://sqex.to/xS8Gd）

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」公式サイト

「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト