「Pokémon Go」，お気に入りの散歩道を共有できる新機能“Route”で外出がさらに楽しく。この夏に実装予定

　「Pokémon GO」（iOS / Android）の開発・運営を行うNianticが，Summer Game Fest 2023の関係者向けイベントPlay Daysにブース出展をしていた。シニアプロダクトマネージャーのチャッド・ジョーンズ（Chad Jones）氏に話を聞いたので，紹介したい。

開発中の新機能について解説してくれた，Nianticのシニアプロダクトマネージャーのチャッド・ジョーンズ氏。残念ながら，テスト中のRoute機能の画面は撮影させてもらえなかった

　ジョーンズ氏に，「じゃあ，ここでしか見せていないデモを見せてあげるよ。散歩に行こうか」と誘われるままに外に連れ出され，紹介されたのが，この夏の実装を予定している「Routes」という新機能だ。これは，プレイヤーのお気に入りの散歩道を登録し，登録したルートをほかの人にもシェアできるというもの。

　Routesでは，プレイヤーが選んだポケストップを出発地点に，実際に歩きながらゲームに経路をリアルタイムで記録し，別のポケストップへ移動していくことになる。複数のポケストップを経由してもいいし，ぐるっと回って同じ場所に戻ってくることもできる。登録時，自分が歩いた経路は，マップにある青緑色の道路や，表示されていない自然道をなぞるように，細身のグレーがかったルートとして書き加えられていく。
　ジョーンズ氏は「まだ詳しくは話せない」としたうえで，自分やほかの人が登録したルートの周囲に特別なポケモンが出現したり，ルートを歩き切ることで多くのアイテムやXPが得られたりするという。作成者は，そのルートに名前を付けることが可能だ。


　さらにジョーンズ氏は，これは，ポケストップが少ない地域にメリットを与えるために計画されたもので，田舎暮らしでも，これまで以上に楽しく「Pokémon GO」をプレイできるようになると期待を寄せた。誰かが設定したルートで景勝地を歩くとか，始めて行く自然公園をほかのプレイヤーに紹介したいときなども，ポケスポットが1つあれば足りるシステムとなる。地元の人しか知らない美しい風景が満喫できるルートを作るなど，お気に入りの散歩道をほかのプレイヤーとシェアしつつ，ポケストップに頼らなくても「Pokémon GO」を満喫できるわけだ。


　また，機能の名称などは不明だが，プレイヤーがポケストップでポケモンの重さや大きさなどを競うコンテストとリーダーズボードのような仕組みも考案されている。一部のポケストップに限定されるらしいが，対象となるポケストップの上部にはメダルのようなアイコンが表示されるので，どこでコンテストが実施されているのか，簡単に確認できるらしい。
　現時点では，今回のイベントで公開されていたこれらの新機能の情報は正式発表されていないが，この夏，ポケモンたちとの外出がさらに楽しくなるのは間違いなさそうだ。

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