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印刷2023/02/10 17:43

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「PUBG: BATTLEGROUNDS」は無料化後,約4500万人の新規プレイヤーを獲得。KRAFTONが2022年の年間および第4四半期の実績を発表

 韓国のKRAFTONは,2022年の年間および第4四半期の暫定実績を発表した。

 発表によれば,年間の売上高は1兆8540億ウォン(約1922億円)で,営業利益は7516億ウォン(約781億円),当期純利益は5002億ウォン(約520億円)だったという。売上高はわずかに減少したものの,年間の営業利益は前年比16%増で,営業利益率41%を達成している。
 2022年第4四半期の売上高は前年同期比7%増の4738億ウォン(約490億円)。営業利益は1262億ウォン(約131億円)で,前年同期比179%の大幅増を記録したとのこと。

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KRAFTON公式サイト


 PCおよびコンシューマ機向けタイトルの売上高が全体の31%を占めるなど,大きな成長を遂げており,「PUBG: BATTLEGROUNDS」は無料化以降,約4500万人の新規プレイヤーを獲得。2022年第4四半期にリリースされた「The Callisto Protocol」も成長に寄与した。

 スマホ部門の年間売上は1兆2528億ウォン(約1297億円)を達成したものの,前年比では12%減となった。とはいえ,「PUBG MOBILE」は,アップデートやマップのリリース,コラボの拡充などで課金プレイヤーは増加しており,依然としてスマホ向けバトルロイヤルゲームの先頭を走っているという。

 KRAFTONは,実績発表に合わせて,「制作力の強化」「パブリッシング力の強化」という2つの目標を示している。グローバル市場向けに大型タイトルをリリースした経験をもとに,継続的なゲームラインナップの確保を図り,開発とパブリッシングに集中する計画だ。
 そのための施策として,カナダのモントリオールに新スタジオを設立したほか(関連記事),詳細は未発表ながら「Project Black Budget」「Project Gold Rush」,そして「Subnautica」シリーズの新作などの準備を進めていると述べる。詳しくは,以下のリリース文を参照してほしい。

KRAFTON、2022年1兆8,540億ウォンの売上達成

営業利益7,516億ウォン、当期純利益5,002億ウォン、営業利益率41%を記録
『PUBG: BATTLEGROUNDS』に4,500万の新規ユーザー流入、PC/コンソールが全体売上の31%を牽引
2023年はパブリッシング及び制作の力量を強化、ディープラーニングとメタバースなどの新事業に持続的に投資する予定



KRAFTON(代表取締役 キム・チャンハン)は7日、2022年の年間及び第4四半期の実績を暫定公示し、8日の午後、実績を発表するカンファレンスコールを実施しました。

KRAFTONは2022年の間、韓国採択国際会計基準(K-IFRS)を適用した連結財務諸表を基準で、1兆8,540億ウォンの売上、7,516億ウォンの営業利益、5,002億ウォンの当期純利益を記録しました。全体の売上は前年よりわずかに減少したものの、年間営業利益は前年に比べて16%増加し、41%の営業利益率を達成しました。2022年第4四半期の売上は4,738億ウォン、営業利益1,262億ウォンを記録し、それぞれ前年同期比7%、179%成長しました。

2022年、KRAFTONは核心事業であるゲーム領域をより強固なものにし、グローバルAAA級コンソール市場にも本格的に挑戦しました。結果としてPC/コンソール部門の売上は4,650億ウォン、1,041億ウォンを記録し、それぞれ前年比17%、430%成長、PC/コンソールの総売上が全体売上の31%を占めるなど、大きな成長を遂げました。無料化以後、約45,00万人の新規ユーザーを確保し、今も成長を続ける『PUBG: BATTLEGROUNDS』と、2022年第4四半期に発売された『The Callisto Protocol』はPC/コンソールの売上寄与度を高めました。

また、モバイル部門の年間売上は1兆2,528億ウォンを達成しました。前年比で約12%の減少が見られたものの、新規モードのアップデート、小規模マップのリリース、コラボレーション拡大により課金ユーザーが増加し、今もなお、モバイルバトルロイヤルゲームの先頭の座を守り続けています。また、海外売上は全体売上の約94%となり、グローバルゲーム会社としての地位をより強固なものにしました。

実績発表と共に▲制作力量の強化▲パブリッシング力量の強化という、2023年における2つの方向性を示しました。2022年、グローバル市場でAAA級タイトルをローンチした経験をもとに、継続的なゲームラインナップ確保を図り、ゲーム開発とパブリッシングに集中する計画です。また、新しいIPを発掘するために、カナダのモントリオールに新しいスタジオ「KRAFTONモントリオール・スタジオ(KRAFTONMontréal Studio)」をオープンします。KRAFTONモントリオール・スタジオは、多数のゲームを開発してきたパトリック・メテ(Patrik Mété)代表を中心に、『涙を飲む鳥』のゲーム開発に拍車をかける予定です。この他にも、▲プロジェクト・ブラック・バージット(Project Black Budget)▲プロジェクト・ゴールドラッシュ(Project Gold Rush)▲サブノッティカ(Subnautica)の後続タイトルなど、主要ゲームのパイプラインを公開しました。

また、新事業分野のディープラーニング(DL)に投資を続け、ゲーム中心の拡張を続けると宣言しました。KRAFTONは現在、4つの主要領域でDLプロジェクトを進めており、DLをベースに新しいゲーム性を発掘し、年内にバーチャルフレンドの初期バージョンを発売するために邁進しています。また、ゲーム製作技術を活かし、モバイル中心のオープンワールド仮想空間サービスを準備しており、上半期にはテストを開始し、年内に正式発売を行う予定です。本サービスをきっかけにクリエイターとブランドを繋ぐC2E(Create to Earn)生態系の活性化を図ります。

KRAFTONのキム・チャンハン代表は「2022年には製作とサービスの力量を内在化すると同時に、グローバル市場に向けた挑戦を続けた」、「2023年にはその経験をもとに蓄積されたノウハウを活かして、ゲーム性の高いラインナップを市場に披露する機会を増やし、効率性の強化に集中する」と述べました。


□KRAFTONについて
KRAFTONは、特定のジャンルにおいて競争力のある制作能力を備えた複数の独立したスタジオで構成されています。現在は、「PUBG STUDIOS」、「BLUEHOLE STUDIO」、「RISINGWINGS」、「STRIKING DISTANCE STUDIOS」、「DREAMOTION」、「UNKNOWN WORLDS」と複数の制作チームが全世界のゲーマーに最高のゲームプレイ体験を提供するために開発に注力しています。バトルロイヤルジャンルの「PUBG: BATTLEGROUNDS」と「NEW STATE MOBILE」、MMORPG の「TERA」、「ELYON」、その他のカジュアルゲームをPC、モバイル、コンソールなど様々なプラットフォームを通じて楽しんでいただくよう制作しています。ゲーム開発だけでなく、ディープ・ラーニングとエンターテインメントなど新たな分野の事業を発掘し技術企業としての強みを発揮しています。
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