［gamescom］超マゾゲー，Co-op対応の見下ろし型アクションシューター「God’s Trigger」をプレイ

　ポーランドのTechlandは，開発中の新作アクションシューター「God’s Trigger」を2018年前半にリリースするとgamescom 2017で発表し，同社のブースでプレイアブルデモを公開した。


　本作は，2015年にインディーズデベロッパのOne More Levelが制作をアナウンスしたタイトルだが，発表以来，ほとんど情報が流れてこず，このたび，Techlandとパブリッシング契約を結んだことが久々のニュースになった。
　主人公は天界から落とされた堕天使のハリーと，地獄から這い上がってきたジュリーという，ある意味，最強のコンビで，世界征服を企む黙示録の四騎士とバトルを繰り広げていくことになる。
　見下ろし視点でキャラクターを操作するゲームで，血しぶきの量がハンパない，すさまじいバイオレンスぶりだが，敵の反応はかなり速く，理不尽なほどのマゾゲーでもある。


　シングルプレイも楽しめるが，隣に座ったプレイヤーと一緒に遊ぶ，いわゆる「カウチCo-op」を基本にしている本作。それもそのはずで，敵のいる部屋に入った途端に銃撃を浴びて，あっさりキルされたりするので，例えば敵が反対側を向いているときに仲間と一緒に飛び込むとか，異なる入り口から声を掛けあって同時に突入するなどの工夫が必要になる。敵の数が多い場合，誰がどの敵を倒すかをあらかじめ相談しておくなど，細かいコミュニケーションが必要になり，そのため，オンラインでCo-opを楽しむのは，かなり難しそうなのだ。


　会場で筆者とコンビを組んだイギリスのジャーナリストは，プレイ終了後にデモ担当者が，「ビジネスエリアにおける新記録だ」と驚嘆するほどうまい人だったので，なんとかクリアできたが，それでも20分ほどのプレイの間，2人合わせて少なくとも60回はキルされたと思う。
　仲間が倒されても，敵がそばにいなければ蘇生できるし，たとえ2人がともにキルされてもロード時間が短く，ほとんど瞬時にリスポーンできるので苦痛はない。むしろ，2人してゲラゲラと笑いながらド派手なアクションに興じられ，マゾゲーだがストレスは感じないという作風は好印象だ。


　公式サイトもオープンしていない本作だが，PCおよびPlayStation 4，Xbox One向けにデジタル販売のみが行われることになるようだ。英語版であることがハードルになるタイプの作品ではないので，家族や友人と一緒に楽しみたいという人は，続報を楽しみにしておこう。