［gamescom］小説家自身が開発する新作アクション「Devil’s Hunt」のプレイアブルデモが1C Companyブースで公開。発売日は2019年秋を予定

　ドイツ・ケルンで開催されたゲームイベントgamescom 2018の1C Companyブースに，ポーランドのLayopi Gamesが開発する新作アクションゲーム「Devil's Hunt」のプレイアブルデモが公開されていた。対応機種ははPC，PlayStatioin 4，Xbox Oneで，2019年秋の発売を予定しているとのことだ。


　本作を制作するLayopi Gamesは，ポーランドの著名な若手小説家，パヴェル・レズニアック（Paweł Leśniak）氏のダークファンタジー「Equilibrium」をゲーム化するため，レズニアック氏自らが立ち上げた開発チームだ。もちろん「Devil’s Hunt」は，「Equilibrium」の世界観に乗っ取ったストーリーが描かれており，企業の御曹司として気楽な生活を送っていた青年デスモンドが，偶然魔界の力を得てしまったことで“地獄の処刑人”となり，地獄へと旅を続ける間に，魔界と天界の闘争に巻き込まれてしまうといった内容になっている。


　プレイアブルデモは，地獄の入り口にも見える，要塞化された場所を進んでいくという内容となっており，時間としては10分程度楽しむことができた。ゲーム内容は，体から鉱物のようなものが突き出たおぞましい見た目のデーモンたちを，肥大化した両手のかぎ爪を使ってなぎ倒していくアクションとなっており，「デビルメイクライ」シリーズや「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズを混在させたようなゲームに感じられた。


　ゲームエンジンには，UnrealEngine 4が採用されているとのことだったが，遊んでみた限りでは，細かい操作などを要求されない気軽に楽しめるクラシカルなサードパーソンアクションゲームといった印象を受けた。試遊したコントローラはXbox Oneのものだったが，[ABXY]ボタンとバンパー，トリガーキーに割り当てられた操作をすることで，左手をシールドにしたり，右手をかぎ爪へと変化させ，それらを組み合わせることで連続技を成立させていた。また，連続技の最後には相手を地面にたたきつけて粉砕するといったフィニッシュムーブ的な攻撃も用意されていた。


　ストーリーでは，魔界につくか，反旗を翻すかといった選択肢を選べるようで，原作小説と違ったifの世界をプレイヤーの選択で楽しめるのは面白そうな要素と言えるだろう。なお，残念ながら現時点では日本語化の予定はとないとのことだが，発売日もまだ先ということもあり，今後の展開に期待したい。

デモを紹介してくれたLayopi GamesのゲームディレクターMichał Sadowski氏（左）と，アートディレクターのMaciej Wojtala氏（右）

「Devil’s Hunt」公式サイト