Microsoftは現在,新作スマートフォン向けアプリ
「Minecraft Earth」(
iOS /
Android)で,クローズドβテストの参加希望者を募集中だ。
本作は,サンドボックスゲームの「
Minecraft」をベースに,
拡張現実(AR)の技術を用いて作られたタイトルである。立方体のブロック(ボクセル)で構成される世界で,さまざまなオブジェクトを制作するMinecraftのゲーム体験を,スマートフォンのカメラを通すことで,現実世界で楽しめるのだ。
今回4Gamerは,クローズドβテストに先がけて本作をプレイする機会を得られた。さっそく本稿でプレイレポートをお届けしよう。
マイクラのオブジェクトがカメラ越しの現実世界に出現
本作では
「建築台」と呼ばれる設計図を準備し,これをもとに生成したオブジェクトをカメラ越しの世界に“置く”形で,Minecraftを現実世界と融合させている。ブロックを1個ずつ地道に積み上げるわけではなく,プレイ環境さえ整えれば,インストール後すぐに本作の醍醐味を味わえるだろう。
建築台はいくつかの種類が用意されており,一番小さなものだと,設置時は
7メートル四方くらいの面積がある。そのため,公園などの広くて平らな場所で設置するのが望ましい。
設置ボタンを押すと,カメラ越しの世界にオブジェクトが現れるのだが,これほどの大きさなので圧巻の一言である。掲載スクリーンショットをよく見てもらいたいが,確かにオブジェクトが,
カメラ越しの世界に実在している(ように見える)のだ。
オブジェクトが平面ではなく立体というところもポイントで,その裏側を見るには,スマホをかざしながら回り込むように移動する必要がある。また,近づいたり離れたりしても,きちんと大きさが変化する。
設置時は個々のブロックがかなり大きくなる。ブタやニワトリなどのモブも,実寸に近いサイズ感だ
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“位置情報ゲーム”のスタイルでブロックを獲得
建築台はテンプレートのようなもので,これに対しブロック単位で設置したり削ったりできる。カスタマイズ時に必要なブロックは,いわゆる位置情報ゲームとして定番のスタイルで獲得する仕組みだ。
地図データをもとに作られるマップが,
ボクセルグラフィックスで描かれているのも本作らしい部分。Minecraft上で,見慣れた地図を丸ごと再現したような印象を受けるだろう。
マップ内には,獲得できるブロックや各種オブジェクトが点在している。近づいてタップすると画面が切り替わり,何度かタップするとまとまった数を獲得できる
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ブロック以外にもブタやニワトリなどのモブや,ベッドや松明などのアイテムも獲得できる。コモン,アンコモン,レア,エピックといったレアリティも
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画像左から,東京駅とレインボーブリッジの様子。画面を一瞥する限り,カクカクしているので「通信が遅いのかな?」と思うかもしれない。画面を拡大すると,確かにMinecraftの世界だと分かる
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縮小サイズのオブジェクトを仮置きしてカスタマイズ
平面なら基本的にどこでも置ける
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建築台のカスタマイズを行うときは,1/10程度に
縮小したものをARで仮置きし,それに対して1ブロック単位で設置や削除を行う。実際に設置した状態でカスタマイズを行うのは大変だが,仮置き時の面積は約70センチ四方なので,比較的やりやすいだろう。
ちなみに,どの高さまでブロックを積み上げられるのかを試したところ,すぐに椅子の上に乗る必要が生じた。設置時は約10倍の大きさになるわけで,根気(とブロック)があれば,相当な力作が作れそうだ。
また,建築台からすべてのブロックを取り払ったところ,“地下”も掘り下げられた。この建築台を設置すると,リアルの床に穴があいたようで,その見た目も大変に面白い。
「現実世界とMinecraftの融合」に偽りなし
このようにMinecraft Earthでは,スマートフォンのカメラが映し出す景観に,Minecraftのブロックを自然な形で重ね合わせられる。それにより,あたかも
現実世界にMinecraftが融合してしまったようなプレイフィールが得られるのだ。スマホのカメラを移動させても,違和感のない形でその場所にオブジェクトが留まり続けている(ように見える)のは一見の価値がある。
ARを用いたタイトルは昔からあるが,これほどの大きさのオブジェクトを自由にカスタマイズして設置するのは,多くのプレイヤーにとって新鮮な体験になると思われる。MinecraftはIPとしての知名度が抜群で,またSNS映えにも期待でき,今後大きく盛り上がりそうだ。
冒頭部でも紹介したとおり,本作は,
今夏開催予定のβテストに向けて現在準備中である。テスター枠は狭き門となりそうだが,運良く当選した人は,ARアプリということで周囲への配慮を意識しつつ,この新鮮なゲームを存分に楽しんでほしい。
車に乗りながらブロックを収集する機会があったのだが,このときは直立していたアバターも乗車する。細かなUIなどにもMinecraftらしさが感じられる
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今回はAR機能をテストする際,iPad mini 5をメインで使用した。iPhone 8 Plusの場合はAR機能がうまく動かなかったが,今後の開発作業を経てプログラムの安定性も増すことだろう
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