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本作は,“宇宙一のモテモテ”を夢見る元気な主人公・クラッシュが活躍する「クラッシュ・バンディクー」シリーズのスピンオフタイトル「クラッシュ・バンディクー レーシング」のリメイク版にあたる。オリジナル版は,20年前の1999年に発売され,クラッシュたちがカートに乗ってレースを繰り広げるというゲーム内容や,友人同士が集まっての対戦が人気を博した。
今回発売となる「クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!」は,「クラッシュ・バンディクー レーシング」の内容をベースに,2004年の「クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート」に登場したコースを加え,高画質化したグラフィックスでリメイクしたタイトル。アイテムを使った妨害や,「ドリフトターボ」「ジャンプターボ」といったテクニックを駆使し,相手を蹴落として1位の座をつかみ取るのだ。
本稿では,そのプレイレポートをお届けしよう。なお,使用したのはPS4版で,キーの表記もそれに準拠したものになっている。
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本作は最大4人で対戦できるローカルプレイと,最大8人でのオンラインプレイが可能で,自宅に友達を招いたり,オンラインのフレンドと一緒に盛り上がれる。
また,1人で遊ぶ場合に最適な「おはなしモード」が用意されている。これは「アドベンチャーエリア」と呼ばれるマップを走り回り,点在するサーキットへの入り口からレースに挑んでいくというモードで,カートの操作感覚を掴むのにもってこい。
おはなしモードのレースは1位にならないと意味がなく,普通に走っていたのではライバルたちを追い抜くのは難しい。ドリフトターボやジャンプターボといった加速テクニックを駆使し,各種のアイテムを使いこなそう。
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ドリフトターボは勝敗を左右する重要なテクニックだ。操作方法は車体を[L1]か[R1]で左右にドリフトさせつつ,カートのマフラーが黒い煙を吹いたら,すかさず逆側のボタンを押す。するとドリフトターボが発動し,一気に加速できる。カーブに切り込みつつ速度も稼げるのだから,まさに必須のテクニックと言えるだろう。
さらに,ドリフトターボは連続で発動すると効果がアップし,加速中に2度目,3度目をかけると「ターバー」「ターベスト」とさらなる加速を得ることができる。うまくドリフトターボを連発できれば,タイムを縮められるうえに気分爽快。コース取りとドリフトターボのタイミングはしっかりと極めていきたい。
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本作のサーキットはかなり起伏が激しいが,車体がジャンプする際にタイミング良く[L1]か[R1]を押せば,着地時にターボがかかる。これがジャンプターボだ。小さな起伏でも細かくジャンプターボをかけられるため,地形をしっかりと確認しながら積極的にジャンプしてみよう。
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コース上に置かれた木箱に体当たりすると,ランダムでアイテムが手に入る。爆弾やホーミングミサイル,相手の頭に被せるばくだん箱,謎の毒薬,一気に加速できるニトロや,身を守るシールドなど,種類はさまざま。基本的に順位が低いほど“凶悪”なアイテムが出やすいので,場をメチャクチャに荒らしまくってやろう。
もちろん,この手のカートものでお馴染みの“ライバルが通りそうなところに妨害アイテムを設置する”という戦術も有効。曲がり角の向こうやジャンプ台の入り口,木箱の手前といった誰もが通りたくなる場所に置いてやろう。自分が置いた妨害アイテムに,次の周回で自分自身が引っかかることもあるが,そういう状況もカートものの“あるある”として楽しもう。
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収録されているサーキットはバラエティに富んでおり,背景は歴代シリーズに登場したステージがモチーフになっている。シリーズファンならば懐かしく感じられるだろう。
海中トンネルや下水道,雪道に未来都市などロケーションもさまざまで,見ていて飽きない。「コーナーの内側に巨大な『ひとくいばな』が陣取っており,近づくとカートごとパクンと食われる」「潰されるとカートが小さくなってしまう巨大なタルが転がるエリア」などユーモラスなトラップも存在しており,レースを盛り上げてくれる。
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![]() 「ココ・デ・サーキット」はお花畑が広がるメルヘンコース |
![]() 「はぐるまトロッコこうざん」のコース脇にはドラゴンが横たわる |
![]() 「ひとくいばな」は近くを通った車をパクンと食べてしまう |
![]() タルに潰されるとしばらく小さくなるのがコミカル |
「おはなしモード」をクリアしていくと,ボスと1対1のレースに挑むことができる。ボスはカッチリとした走りをするだけでなく,先行を許すと妨害アイテムを無限に使ってくるので侮れない。ドリフトターボで抜き去るどころか,妨害アイテムを回避するのに精一杯になってしまうため,何とかして逃げ切り勝利を決めたいところだ。
ボスに勝つと,いろいろなモードで彼らを使うことができる。加速力の高い者,最高速度に優れる者,ハンドリングに特化した者などいずれも個性的だ。初期に解禁されているキャラクターと合わせると結構な数になるため,マルチプレイをする際は自分に合ったキャラを探していきたい。
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また,本作は収録されているモードの多さも魅力。「タイムアタック」のようなストイックなモードだけかと思いきや,コースに隠されたアイテムを探す「チャレンジCTRメダル」や,妨害アイテムで戦う「みんなでバトル」,専用マップを縦横に走り回ってアイテムを手に入れる「あつめろ!パワーストーン」のようなモードもある。その日の気分に合わせて楽しむといいだろう。
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ゲームシステム自体は1999年の「クラッシュ・バンディクー レーシング」で完成されており,ドリフトターボやジャンプターボを駆使して走るテクニカルな側面と,妨害アイテムによるハチャメチャ感がうまい具合に同居している。好タイムを狙うとドリフトターボが重要となる“ドリフトゲー”的な側面はあるものの,そこはオリジナル版と同じなので“そういうゲーム”として楽しむといいだろう。
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今回のリメイクでは,グラフィックスが「クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!」と同様,カートゥーンなCGアニメ調になっている。かつてのイメージを再現しつつ現代風になっているので,オリジナル版をプレイした人であれば,その進歩に驚くことだろう。
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さて,これで「クラッシュ・バンディクー」シリーズの初期3部作と「レーシング」のリメイクがなされたわけだが,こうなってくると次の展開が気になってくる。「クラッシュバンディクー・カーニバル」や「クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー」など過去作のリメイク作品か,それとも最新のグラフィックスを使った新作か。今後のクラッシュにも注目したいところだ。















































