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ポーランドの新たなパブリッシャAll in! Gamesが,14もの新作タイトルを引っ提げてPoznań Game Arenaにブース出展。さっそくチェックしてきた
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印刷2019/10/25 17:38

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ポーランドの新たなパブリッシャAll in! Gamesが,14もの新作タイトルを引っ提げてPoznań Game Arenaにブース出展。さっそくチェックしてきた

 2019年10月18日〜20日,ポーランドのポズナンにあるPoznań International Fairで開催されたゲームイベントPoznań Game Arena。任天堂やMicrosoft,Ubisoft Entertainmentといった大手メーカーに加え,「Cyberpunk 2077」のCD Projekt REDや,「Children of Morta」の11 bit Studiosなど,ポーランドに拠点を置く多数のメーカーが,2019年末から2020年にかけて発売が予定されている新作のデモを出展したり,トレイラーを紹介したりといったおなじみの光景が繰り広げられた。来場者数は,約7万6000人を記録したという。

All in! Gamesブースのフロントにあった「ToolsUp!」は,ガラクタだらけの廃屋で清掃や修繕を行うという,最大4人のプレイヤーによるCo-opタイトル。PC向けに2019年内のリリースを予定しており,来場者がひっきりなしにプレイしていた
画像集 No.001のサムネイル画像 / ポーランドの新たなパブリッシャAll in! Gamesが,14もの新作タイトルを引っ提げてPoznań Game Arenaにブース出展。さっそくチェックしてきた

「All in! Games」公式サイト



 そんな中,会場の正面にあたる通路の脇のひときわ目立つ場所に,海外事情には詳しいはずの筆者でも聞いたこともないパブリッシャがブースを展開していた。それが,「All in! Games」だ。

 2018年末に,ポーランド南部のクラクフで起業したというパブリッシャで,ポーランド内外の独立系デベロッパの中から作品をピックアップし,開発資金の援助からマーケティングまで行っているという。
 ポーランドは,ゲーム開発が盛んである割にアメリカや日本,西欧の大手パブリッシャが開発スタジオを置いていないという不思議な状況にあり,そうした背景も影響してか,最近パブリッシング事業も行うようになったCity Interactiveのほか,11 bit Studios,IMGN.PRO,Klabatorといったポーランド生まれのパブリッシャが次々に登場している。All in! Gamesは設立から1年未満だが,すでに14もの新作を抱えており,今後,頻繁に名前が聞こえてくるメーカーに成長するかもしれない。

 今回は,そんなAll in! Gamesブースで見た気になる作品をいくつか紹介してみたい。


■Ghostrunner
開発元:One More Level
発売予定日:2020年
対応機種:PC,PS4,Xbox One
公式サイトhttps://ghostrunnergame.com/



 ブースにいたマーケティング担当者が一押ししていたのが「Ghostrunner」PC / PS4 / Xbox One)。何らかの異変によって地球は人の住めない環境になり,残された人々は「キーマスター」と呼ばれる謎の人物が支配する,巨大なタワー状の要塞の中で生活しているという,ポストアポカリプスサイバーパンクをミックスさせたような世界観が特徴で,カタナを手にした主人公サイバーウォーリアーが高速でマップを駆け抜けていく,一人称視点のアクションが展開する。人々は,子供の頃に脳に移植されたインプラントをベースにした職業を強制されており,プレイヤーはその圧制に反逆していくことになるという。

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 壁走りやスライディングなどを多用するパルクールが用意されており,高低差のあるマップを移動しつつ,敵を見つけては,頭上から一撃必殺のメレー攻撃を加えていく。慣れが必要なスキルベースのゲームになっているようで,15分ほどのプレイでは高速でカッコいいパルクールを続けるには程遠かった。シングルプレイ専用とのことなので何度も何度も転落死してコツをつかみ,華麗なプレイを目指すことになりそうだ。

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■It came from space and ate our brains
開発元:Triangle Studios
発売予定日:2020年第1四半期
対応機種:PS4,Xbox One,Switch
公式サイトhttp://www.itcamefromspaceandateourbrains.com/



 2015年にリリースされたPC向けCo-opアクションにアップデートを加え,コンシューマ機版としたのが,「It came from space and ate our brains」PS4 / Xbox One / Switch)だ。人間の脳ミソを食べようと地球に侵略してきたエイリアンに対抗するために,4人の仲間と戦っていくというトップダウン型のシンプルなアクションゲームで,黒とピンクを基調にしたアートワークとブロッキーなキャラクターが独特の雰囲気を生み出している。

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 暗闇の中でフラッシュライトを手にし,ウェーブ状に襲ってくる敵を倒していくという流れで,ウェーブの合間には武器をアップデートしたりできる。6つのキャンペーンが用意されているが,プレイを開始するごとに進捗状況がリセットされるというアーケードライクなシステムで,コンシューマ機版はアートやインタフェースが作り直されているという。
 おそらく,コンシューマ機版の発売時にはPC版もアップデートされるらしく,ブースではPCにXboxのコントローラをつなげてプレイしていた。仲間とワイワイ楽しむのに向いたゲームなので,とくにSwitchとの相性が良さそうだ。


■The Protagonist: EX-1
開発元:3Mind Games
発売予定日:2020年
対応機種:PC,PS4,Xbox One,Switch
公式サイトhttps://theprotagonistgame.com



 ターン制タクティカルRPG新作「The Protagonist: EX-1」PC / PS4 / Xbox One / Switch)は,機械化された好戦的な地球外生物が巨大な宇宙基地を地球の軌道上に置き,まさに戦争が始まろうという世界を描いている。主人公となるのは,特殊な訓練を受けたスーパーエージェントのエンジェルで,少数精鋭部隊のメンバーとして敵の宇宙基地に潜入し,内部から破壊するミッションを与えられたものの,記憶を失った状態で基地の中で目覚めてしまう。
 エンジェルは,無線から聞こえてくる人物の声が信用できるのかどうかを疑問に思いながら,人類最期の希望としてミッションを遂行していくことになるという。

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 エンジェルは豊富な科学的な知識を持つほか,武術にも長けているという設定で,本作には「M.A.C.S.」と呼ばれる戦闘システムが用意されている。これは,手足のさまざまな動作をスキルツリー化したような感じで,レベルアップで得られるポイントを使って,プレイヤーの好みどおりに多彩なアクションが繰り出せるように成長させられるという。「X-COM」に似たターン制の戦闘場面では銃器を利用することも可能で,現段階では19種類の武器が利用できるとのことだった。
 ミッション中には敵基地内で散り散りになっていた仲間との再会もあるようで,用意されていたデモでは2人の仲間を引き連れた状態で,それぞれを操作していた。ストーリーは会話によって変化していくらしく,会話選択で相手や敵の反応も大きく違うものになるなど,かなり練り込まれているという印象だ。

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■Arboria
開発元:Dreamplant Studio
発売予定日:2020年
対応機種:PC
公式サイトhttps://arboriagame.com/



 父なる樹が弱ったために滅亡の危機にさらされているオークのヨトゥン族が,原因を確かめるため,選ばれし戦士を地下洞窟ドゥルナルの中に送り込むという設定の「Arboria」は,ローグライクなダンジョン探索が楽しめる三人称視点のアクションRPGだ。輝くパーティクルがちりばめられたキャラクターアートが独特だが,プレイするたびに見かけや能力の異なる戦士3人が自動生成され,異なるキャラクターでダンジョンに飛び込んでいくことになるという。

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 ダンジョンも毎回自動生成され,進むべきルートや出現するモンスターが変化するなど,ランダム性の高いゲームになっている。デモを紹介してくれたゲームデザイナーの話では,前の戦士が得た知識はある程度,次の世代の戦士にも反映されるとのことで,プレイヤーは何度もキルされつつ,父なる樹を救うための冒険に出発し,謎の解明とダンジョン攻略を目指して突き進んでいくのだ。

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■Red Wings: Aces of the Sky
開発元:All in! Games
発売予定日:2020年
対応機種:PC,PS4,Xbox One,Switch
公式サイトhttps://redwingsthegame.com/



 カジュアルなコンバットフライトシム「Red Wings: Aces of the Sky」PC / PS4 / Xbox One / Switch)は,第一次世界大戦に最新兵器として登場した複葉機を操り,1人で80機を撃墜した「赤い男爵」(レッド・バロン)こと,ドイツの英雄マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの軌跡をたどるという作品だ。トゥーンシェーダーを使ったグラフィックスは劇画のように仕上げられており,史実に登場する主要な戦闘を追う形で,キャンペーンを進めていくという。

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 基本は複葉機同士のドッグファイトで,敵の背後に回るために機体を操りながら銃撃戦を繰り広げるが,ところどころに浮かぶ雲の中に入ると,敵の攻撃によるダメージを受けなくなるというストラテジックな要素もある。また,ポイントが溜まると数秒間のコミック風カットシーンが入り,パイロットがピストルを連射するなどのアビリティを発動できる。1対1のマルチプレイモードにも対応しており,連合軍でもプレイすることが可能。合計で10機の戦闘機が用意されているとのこと。

 展示されていた中では唯一,All in! Gamesの自社制作タイトルだが,開発に携わっているのは同社の有志6人というプロジェクトだ。今回紹介した作品の中では唯一,日本語非対応なのが残念かもしれない。

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「All in! Games」公式サイト

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