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「Horizon Forbidden West」,“禁断の地”の序盤を生き抜く基礎知識を伝授。前作を超える奥の深いアクションを楽しもう
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印刷2022/02/21 15:00

プレイレポート

「Horizon Forbidden West」,“禁断の地”の序盤を生き抜く基礎知識を伝授。前作を超える奥の深いアクションを楽しもう

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2022年2月18日,アクションRPG「Horizon Forbidden West」PS5 / PS4)を発売した。前作「Horizon Zero Dawn」からストーリーやアクションを引き継いだ本作では,新たに訪れる“禁断の地”西部を舞台に,主人公アーロイの活躍が描かれている。

画像集#001のサムネイル/「Horizon Forbidden West」,“禁断の地”の序盤を生き抜く基礎知識を伝授。前作を超える奥の深いアクションを楽しもう

 前作の半年後を描く物語であり,アーロイの姿や画面構成などはあまり変わっていない印象を受けるが,ゲームシステムやアクション部分は大きな進化が見られ,敵となる機械獣はより賢く,そして強くなり,それに対抗するアーロイの能力や装備武器なども多彩になっている。

 ゲームの発売から3日が経過し,すでに旅を進めているプレイヤーも多いと思うが,本稿ではこれから旅を始めるという人に向け,ゲーム序盤で役に立つ基礎知識や戦闘の立ち回りなどについて紹介したい。現在購入検討中という人も,本作のアクションや戦略の奥深さを知っていただき,参考にしてもらえればと思う。


スピーディかつ戦略的な攻防は前作より継承。さらに練り込んだ戦闘も展開


 前作の物語を経て“救世主”となったアーロイは,その旅で培った経験が本作にも一部だが生きていて,最低限の弓と槍を使った攻撃,「フォーカス」を使った周囲の様子や敵の「スキャン」,序盤の機械獣を味方に付ける「オーバーライド」を最初から使用できる。

前作にも登場し,騎乗可能な機械獣「チャージャー」は最初からオーバーライドできる
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 スキャン([R3]長押し)は戦闘の基本であり,戦う相手が機械獣であれ人間であれ,事前にスキャンしておくことで,種類や位置を知ることが可能だ。そして,敵を“マーク”しておけばその個体の位置を示すカーソルが対象の上部に表れる。たとえ壁の向こう側にいる場合でもスキャンできるので,戦闘前に手あたり次第にマークして,位置関係を把握しておこう。
 また,とくに機械獣相手の戦闘では,スキャン時に種類や位置だけでなく,弱点や切り離せる部位も確認でき,一定時間その部位が分かりやすく表示される。さらに,任意の部位を選択して“マーク”することも可能だ。常にハイライトで表示されるので,その場所を狙うのが楽になる。

 ただしスキャンは,周囲のアイテムなどの位置を知るパルス([R3]を短く押す)とは異なり,展開中は移動が遅くなる。そしてほかの行動もできなくなるので,戦闘前や敵の攻撃範囲から離れたところで行うのが基本だ。

スキャンをすると弱点や耐性などのデータが分かり,破壊できる部位が一定時間表示される
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特定の部位をマークすることも可能。そのときは部位がピンク色になる
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一度スキャンした機械獣は図鑑に記録され,詳細が分かるようになる。ただし同じ見た目の亜種もいるので,その都度確認したい
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 アーロイがダメージを受けたときの回復手段についても頭に入れておきたい。資源として入手する「薬用植物」と,アイテムとして入手する「薬」の2種類があり,ともに回復の質が異なっている。
 前者はフィールドに自生している植物をポーチや所持品の資源にストックしておく手段で,方向キーの上を押すだけで体力ゲージがいっぱいになるまで回復できる。モーションが存在せず,どんな状態でも回復できるのも大きなメリットだが,回復分のストックを一気に消費し,ゲージがいっぱいになるまで時間がかかるのが欠点だ。ポーチから使った分は,所持品に入れている分から補充できるが,ともに上限があるので,その数は確認しておきたい。

薬用植物はそこらじゅうに生えている。常にポーチと所持品の両方を満タンにしておきたい
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 一方,薬を使った回復は,飲むためのモーションが出るので,戦闘中などは隙ができてしまうリスクがある。体力を規定値まで一瞬で回復できるうえに,体力の上限を超えるといったメリットもある。
 序盤では専用ポーチの容量が少ないので,大量の回復用の薬を持てるだけ持っておくことをオススメする。方向キーで薬を選んで下を押すことで使えるが,慌てると操作を間違えて,別のアイテムに変わっていたなんてことがあるので要注意。

薬は確実に回復できるが,アーロイが動ける状況でないと飲めないのが難点
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素材を持っていればその場で作ることも可能。ポーチの容量の分だけ持てる
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弱点へのピンポイント攻撃や属性ダメージを与えられるのが,遠距離攻撃のメリット


 アーロイの戦闘は,遠距離攻撃と近接攻撃があり,その性質はかなり異なっているが,使い分けは決して難しくない。それぞれ利点とリスクがあり,装備武器や身に付けるスキルによって選択肢を増やすことも可能だ。

 弓などの武器を使った遠距離攻撃は本作の要となるもので,基本戦術として身に付けておくべきものだ。[L2]で構え[R2]で弓を引き,後者を離して矢を射る。前作から引き継いだ操作系で,アクションゲームとしても比較的スタンダードなスタイルと言える。弓に限らず,引いている時間が長いほど狙いが正確になり,威力も上がるという性質がある。

弓を引いたり,力を溜めたりすることで威力も精度も上がる。通常は限界まで引くようにしたい
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 武器を使うモーションに入るまでのラグはほとんどなく,キャンセルもできるので,戦況を見てとっさに近接攻撃や回避行動へ移ったり,武器メニューから矢弾を作ったりするなど,臨機応変に立ち回れるのが本作のアクションの大きな魅力でもある。

武器メニュー展開中は時間の流れが遅くなる。武器の切り替えのほか,[×]の長押しで戦闘中でも矢弾を作ることが可能だ
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 また機械獣の弱点や人間へのヘッドショットなど,ピンポイント攻撃が可能なのも遠距離攻撃の利点だ。武器を構えている最中に[R3]を押すことで時間経過を一定時間遅くする「精神統一」によって,特定の場所を狙いやすくなる。先ほど述べたように,機械獣の弱点や部位をフォーカスでマークしておけば,そこを狙うことで大ダメージを与えたり,部位を切り落としたりするのも容易となる。

明るく光った部位は,攻撃するメリットが高いポイント。詳細はフォーカスや図鑑で分かる
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 遠距離攻撃用の武器に関しては今回,種類がかなり細分化された。例えば弓なら,使いやすい中距離用の「狩人の弓」,引くのに時間がかかるが強力な「長弓」,素早く引いて連射ができる「戦弓」といったものがあり,さらに攻撃の性質や属性も異なるものが存在するので,プレイスタイルや戦況に応じた使い分けを可能としている。ちなみに筆者の場合は,機械獣相手には狩人の弓と長弓を使い,戦弓は主に小動物の狩りに使用している。

1発が強力な武器は,武器メニューで矢弾を作る時間も長くなる
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 また本作で新たに登場した武器もある。「スパイクスローワー」はスパイクと呼ばれる槍を投擲する武器で,長弓よりさらに強力だが,溜めの時間が長く飛ぶスピードも遅め。使いどころが限られるが,刺さってから爆発する効果があるものを序盤で入手できるので,敵に対する一撃目やとどめに使ってみるといいかもしれない。

やり投げ競技のようなスタイルで投げるスパイクスローワー。最初に手に入るものは,刺さると爆発する
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 もう1つ面白かったのが「シュレッダーガントレット」だ。これも円盤状の「シュレッダー」という矢弾を投擲する武器なのだが,対象にヒットすると矢弾が軌跡を描いて戻ってくるという性質を持っている。戻ってきた矢弾をキャッチできると,弾数が減らず,さらに次の投擲時の威力が上がるという特性があるのだ。
 矢弾が戻ってくる場所は多少のぶれがあり,キャッチしたいならその軌道をしっかり見ておく必要もある。激しい戦闘時はそれどころではないかもしれないが,余裕が出てくると楽しく,一度は使ってみることをオススメする。

手にはめる円盤投擲武器。弓と同じように力を溜めることで威力や精度が上がる
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対象に当たると多段ヒットし,軌跡を描いて戻ってくる。軌跡上にアーロイがいればキャッチできる
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 また,遠距離攻撃は属性のある武器を使うことで,敵に特別な効果を与えられる。効果を発動させるには,同じ属性の攻撃を何度かヒットさせる必要があるが,その属性が相手の弱点であればより早く効果を発動させられるので,スキャンと素早い武器の切り替えで立ち回れば優位に立てるはずだ。

属性の効果は対象の頭上に丸いゲージで表示される。いっぱいになると効果が発動し,周囲のゲージが効果時間を表す
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 複数ある属性の中で,本作で追加された「酸」による攻撃は,対象に腐食ダメージを与えられる。効果が出ると継続したダメージを与え,装甲を腐食させることで追加のダメージも与えやすくなるという効果だ。酸の効果を持つ弓はゲームの早い段階で手に入るので,ぜひ試してほしい。なお属性効果の発動中は,同じ属性の武器で追撃しても高い効果を得られないようになっている。効果の発動中は,衝撃や爆発など一般的なダメージを与える武器に切り替えるのが基本となる。

酸の効果を与えると,機械獣が黄緑色に腐食していく。与えられるダメージも大きくなる
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 属性に関する影響は,アーロイ自身にも当然あり,敵の主な属性攻撃に合わせて耐性のある防具を選んでおく(=弱点の防具は使わない)のは当然の戦略だ。属性効果を受けてしまったときは「浄化薬」で治せるものの,ポーチの容量が少ないうちは回復薬を優先したほうが確実だろう。

防具は属性に対する防御効果が大きく異なる。マイナス効果の攻撃をしてくる敵に対しては素早く着替えよう
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コンビネーションで確実に大ダメージを与えられる近接攻撃。反撃されるリスクも大きい


 一方の近接攻撃には武器の選択肢がなく,専用の槍で戦うことになる。[R1]の弱攻撃と,[R2]の強攻撃,溜めの強攻撃([R2]を長押しして離す),ボタンの組み合わせによるコンビネーションなど,操作によって攻撃手段は変えられる。本作にロックオンの要素はなく,付近に対象がいる場合に繰り出すと,もっとも近い相手に近接攻撃を出すという性質も頭に入れておきたい。

 コンビネーションは後述する「戦士」カテゴリーのスキルで身に付けられるようになっていて,[R1]×2→[R2]で繰り出す「防御崩し」(対象の防御を崩す),[R1]×3→[R2]で繰り出す「ノラの矛」(多段ヒットして小型の機械はダウン,大型機械はよろめかせる),[R1]→[R2]長押しの「飛び退き&空中切り」(素早く敵を攻撃して敵から飛び退く,または飛び上がる)あたりは使い勝手がいいので早いうちに習得しておくといい。

コンビネーションはボタンを押した数でフィニッシュ時の効果が変わる
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 近接攻撃は,必然的に敵に接近するので反撃されるリスクも大きいが,弱点にヒットさせないとあまり大きなダメージを与えられない遠距離攻撃に比べ,確実にダメージを与えられるメリットがある。また近接攻撃で槍に溜まったエネルギーを強攻撃で敵に移し,その箇所に対して弓を射ることで大ダメージを与える「レゾネーターブラスト」は,近接攻撃からしか出せないものだ。

近接攻撃でエネルギーが溜まると効果音が鳴り,その後に与える強攻撃がレゾネーターブラストのきっかけになる
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 遠距離攻撃で属性の弱点を衝き,ダウンさせたところでクリティカルストライク(ダウンさせた相手に[R1]で大ダメージを与える)やコンビネーションを叩き込み,最後にレゾネーターブラストで締めるといった連係を身に付けておくと,機械相手の戦闘で勝てる確率が大きく上がるはずだ。

集落にある「訓練場」で,これらのアクションを練習できる
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複数の機械獣との戦闘は危険。見つかる前に倒して減らすのも戦略だ


 本作に登場する機械獣は,前作と比較して種類がかなり増えていて,さらに同じ種類でも弱点や攻撃手段,レベルなどが異なる亜種が存在する。もっとも数が多いであろう偵察型の「バロワー」などは,図鑑で確認するだけでも16種類がいるので,同じ見た目でも近くにいることがわかったらスキャンしてみることを勧める。

同じ機械獣でも属性違いや「強化型」といった亜種は,強さや攻撃手段も異なる
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 機械獣のAIは前作以上に賢くなっていて,アーロイと同等レベルの複数を相手にすると,あっという間に大ダメージを被ってしまうことがよくある。囲まれたときは何よりもまず回避して,一定距離を開けてから,少数と戦う状態に立て直すのが得策だ。一度に複数相手にするのは辛いので,事前にサイレントストライク(見つかっていない状態の敵に接近して[R1])などで数を減らしておくのも1つの戦略となる。
 また機械獣を味方に付けて戦わせるオーバーライドも有効だが,そのために機械炉を訪れるのはゲームをある程度進めたところになるので,最初のうちは考えなくていい。

背の高い植物に隠れてのサイレントストライク。ドクロマークが出た時は,その一撃で倒せる
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プレイスタイルに合わせて自由に取得できる6カテゴリーのスキル。必殺の「勇技」も使いこなせ


 アーロイは敵と戦ってレベルが上がったり,クエストをクリアしたりすると「スキルポイント」を得られ,それを消費して任意のスキルを獲得し強くなれる。
 スキルは「戦士」「罠」「狩人」「生存」「隠密」「機械」の6つのカテゴリーがあり,それぞれにツリーが用意され,その中心には「勇技」という強力なスキルが存在している。

 「勇技」とは,戦闘で得られる「義勇」ゲージがいっぱいになったときに発動できるアクティブスキルのことだ。カテゴリーごとに2種あり,習得していればそのうち1つを装備でき,ピンチのときやたたみかけたいときなど,シチュエーションに合わせて発動させられる心強いスキルとなる。

6つのカテゴリーのスキルツリー。下に行くほど高い効果を得られ,スキルポイントの数も多く必要になる
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周囲のスキルを習得することで得られる勇技。スキルポイントを使ってさらに強化できる
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 「戦士」のスキルは主に戦いに関するもので,強力な近接攻撃を身に付けられる。前述のコンビネーションやレゾネーターブラストなどもこのカテゴリーにあるので,早いうちに身に付けておけば,戦闘で有利になれるはず。勇技は戦闘時にクリティカルの率が上がる「クリティカルブースト」と,近接攻撃のダメージが増加する「近接ブースト」の2つ。

近接戦闘を得意としていなくても,初期段階のものは取得しておきたい
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 「罠」はその名のとおり,罠を使った戦闘で有利になれるスキル群だ。本作では罠の種類が増え,使い勝手もよくなっているので,有効な戦術の1つとなった。一度に仕掛けられる罠の数を増やしたり,罠の設置時間を短縮したりといったスキルがある。勇技は属性攻撃の時間が延びる「エレメンタルブースト」と,罠の効果を高める「トラップスペシャリスト」。

罠は複数の敵がいるときや,強力な敵に対して有効な手段。スキルでより使いやすくなる
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 「狩人」は主に弓などを使った遠距離攻撃の効果を高めるスキル群だ。精神統一の時間を延ばしたり,武器を使うためのスタミナの回復を早めたりする効果を得られ,複数の敵に有効な特殊攻撃も使用可能となる。勇技は遠距離武器のダメージを増加する「名手」と,弓など特定の武器のダメージが増加する「パワーショット」。

使用頻度が高いと思われる遠距離攻撃に有利になるスキルが揃う
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 「生存」は,アーロイの回復に関するスキル群だ。回復の効果を高めるだけでなく,瀕死時のダメージを軽減したり,敵の攻撃を受けたときに義勇ゲージが増えたりと,ピンチを退けられるスキルが存在している。死にたくないという人は優先して得るべきだろう。勇技は状態異常の耐性を上げる薬を飲む「強靱」と,ダメージを軽減する「エネルギーシールド」。

敵にやられてしまうことが増えてきたら,このカテゴリのスキルを見直してみよう
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 「隠密」はステルス行動に関するスキル群。敵に視認されにくくなるスキルや,敵に見つかっていない状態での攻撃力を高めるスキルなどがある。機械のみならず,人間の砦などを攻略するときにも有効だ。勇技は敵からの視認性を下げ,無警戒の敵への攻撃力を上げる「ステルスストーカー」と,周囲に強力な衝撃波を発生させる「ラディアルブラスト」。

事を荒立てずに戦うスタイルも選択肢の1つ。人間相手にはとくに有効
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 「機械」は,機械獣を味方にするオーバーライドに関するスキルが揃う。序盤のアーロイがオーバーライドできる機械獣はわずかなので,必然的にほかのスキルが優先されることとなるが,機械炉を2〜3攻略して,オーバーライドできる種類が増えたところでその有効性が一気に上がる。勇技は機械獣の弱点へのダメージが増加する「パーツブレイカー」と,攻撃対象の15メートル以内の敵複数にダメージが連鎖する「連鎖バースト」。

味方となった機械獣は心強い存在となり,これらのスキルでその力を伸ばせる
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素材を集めるための狩りや採集は,ゲーム全般において重要な要素だ


 最後に,狩りと採集の重要性についても触れておきたい。狩りは機械獣に限らず,野生動物も対象であり,得たものによって装備の強化やポーチの容量増などを行え,旅を有利にしてくれる。
 また,機械獣には切り落とすと素材になる部位がある。しかし,一部は機械獣を倒してしまうと手に入らないものもある。前作にも登場したシェルウォーカーをはじめ,機械獣は体に「素材コンテナ」が装着された者もいて,それを切り落とせば貴重な素材が見つかることも。狩りとして戦うときは,「切断」のダメージを与える武器でそれらの部位を積極的に狙っていくといいだろう。
 逆に,部位が無傷なら素材が回収できるというものも存在しているので,パーツを狩るときは事前にスキャンして確認するのは重要だ。

「切断」を主体とする武器は,与えるダメージは低いが部位を切り落とす効果が高い
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 野生動物に関してはこちらを襲ってくることはなく,近寄ったり攻撃したりすると逃げてしまうので,スキャンでその場所を確認して,少し離れた場所から弓や槍で攻撃すればいい。動物の皮や骨は,矢弾や薬を収納するポーチとなり,肉は薬に加工できる。

スキャンで周囲を眺めると野生動物のいる場所が分かる。地域によって生息する動物は異なる
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 植物はフィールドのそこかしこに生えていて,パルスを使えば容易にその場所を知れる。薬用植物の採集が主となるが,矢弾を作る「矢柄の木」や,アーロイの能力を一定時間上げる料理を作ってもらうため材料,防具の色を変える染料など,役立つものが手に入る。
 本作では,アイテムや素材が所有できる上限を超えると自動的に「保管庫」へと送られ,所定の場所に行けば必要なときに取り出せるようになったので,どんどん取っていこう。

移動中も適度に取っておけば後で困ることがない。植物の種類もまた,地域によって違うものが生息している
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 長くなってしまったが,ここで触れたのは序盤における基礎的なポイントの一部であり,ゲームを進めていけばさらにいろいろなことに気づき,奥深い冒険やアクションを体感できるはずだ。
 筆者も現段階で30時間以上プレイしているが,進むたびに新しいことが発見できている。ファーストインプレッションの段階では,前作から続くストーリーに惹かれていたが,スキルの習得や機械獣との戦い方を理解していくにつれ,とにかくアーロイを動かすこと自体が楽しくなり,ストーリー進行を後回しにして,新たな機械獣との出会いを求め,荒野を歩き回る彼女の姿を見ることが多くなった。アクションに飽きず進められるのは,個人的にも理想的なオープンワールドゲームだと感じられる。前作から続くストーリーはもちろん見逃せないが,前作のプレイ経験の有無にかかわらず,アクションRPGとしての手触りの良さを試してもらいたいと思える作品だ。

写真を撮るためのフォトモードもある。崩壊した未来の地球は意外に眺めがよく,画になる場所を探すのも楽しい
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