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[TGS2023]自分の幻影とともに戦うストラテジーアクション「Lysfanga: The Time Shift Warrior」のライブデモが公開に
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印刷2023/09/23 00:00

プレイレポート

[TGS2023]自分の幻影とともに戦うストラテジーアクション「Lysfanga: The Time Shift Warrior」のライブデモが公開に

 NetEase Gamesのビジネス専用ブースにおいて,Quantic Dreamsからのパブリッシングが予定されているSand Door Studioのストラテジーアクション「Lysfanga: The Time Shift Warrior」のライブデモが公開されていたので,チェックしてきた。

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 本作のストーリーは,500年もの間にわたって平和な繁栄を続けてきたファンタジー世界「アンタラ」にて,長らく時間の狭間に取り残されていた古代王国のポータルが開き,魔物「ラックス」たちが飛び出してきたことで,「リスファンガ」と呼ばれる守護者である女戦士の主人公「アイメ」(Imë)が戦いに出るというものだ。

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 アイメ自身も魔の刃にかかって絶命しかけていたところ,現れた時の女神によって新たな命を授かっただけでなく,時間を巻き戻して過去の自分の幻影とともに戦えるという能力を得たというのが,ゲーム開始に至るまでの経緯になる。

 今回,Quantic Dreamsのアソシエイト・プロデューサーであるエルヴィール・ジャンテ(Elvire Jeantet)氏に解説していただき,広報担当のマキシム・ラヴェネル(Maxime Ravenel)氏がプレイする形で紹介されたのは,チュートリアル部分であり,おそらくはムービーによって上記のようなストーリーが説明された直後にあたるものと思われる。そのチュートリアルで慣れておくべき,本作の大きな特徴となるのが,時間を巻き戻すというゲームメカニックだ。

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 本作には,敵がまったく存在せず,NPCたちとの会話や探索を楽しむ「ストーリー」部分に,敵が待ち受けている「アリーナ」が挟まるような形でゲームが進行していく。
 アリーナは紫色のシールドのような壁で区切られており,一旦足を踏み入れると戦闘せずにはいられないというエリアだ。最初のアリーナでは,10体ほどのラックスたちがマップに点在しているのを,まずは俯瞰視点でチェックできる。

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 また,アリーナに入った途端に,ゲーム中央に半円系のゲージと「4」という数字が書かれたインタフェースが表示された。
 このゲージは,プレイヤーが使える時間であり,チュートリアルでは15秒ほどでターンが終了していた。4という数字はプレイヤーキャラクターが復活できる回数なので,つまりは4ターンの各15秒間でアリーナ中を走り回って,10体の敵をすべて倒さなければならないということだ。
 時間が巻き戻れば敵のクリーチャーも復活してしまうが,前のターンの自分は黄色い光の幻影(レミニッセンス/Reminiscence)として後のターンでもプレイし続ける。
 つまり,例えば先に右方向の敵を2ターン使ってせん滅してから,後半の2ターンでは左方向の敵に取り掛かり,最終的には1ターンで幻影たちとともに,すべての敵を倒すという,ストラテジックな戦略を立てていくわけだ。

 このアリーナは,ゲームを進めていく上でさらに複雑化し,例えば「ツイン」という2匹のクリーチャーは,同時に倒さなければ次のターンで復活してしまうため,1つのターンで片方を倒してから,次のターンでもう片方を仕留めるという二度手間を踏まなければならない。チュートリアルでもラックスたちの数が増えていたが,ツインのような独自ルールを持つクリーチャーは15タイプも存在すると,ジャンテ氏は語っていた。

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 また,最大15ターンを掛けるアリーナもあるとのことで,かなり大きなマップになることは想像できる。ローグライクなゲームではないものの,失敗してはやり直しながら試行錯誤を続けていくという,アクションゲームながら,頭脳をかなり使うようなゲームシステムが興味を惹くところだろう。

 アイメが使う武器は,刀身が反れたアラビア風のシャムシール剣の二刀流か,インドの古代兵器である円形のチャクラムで,武器自体にはバリエーションはないものの,ゲームを進めていくうちに「ルーン」「スペル」をそれぞれ12種程度,そして「アルティメットスキル」4種類を獲得することができると,ジャンテ氏は話していた。

 アリーナに差し掛かってどんな敵がいるのをチェックしてから,武器,ルーン,スペル,そしてアルティメットスキルの組み合わせを臨機応変に変更できるようだが,当然ながら新しい敵が登場するたびに失敗とやり直しを体験し,攻略法を見つけ出していくと思われる。それぞれのターンで武器やスキルを変え,コンボ技を発動することで効率よく多くのラックスを粉砕する方法を編み出した時は快感なはずだ。

 今回のデモでは,2体目となるボスモンスターとのバトルをラヴェネル氏に紹介してもらったが,ジャンテ氏によると「この時点で,このボスモンスターのことをアイメは知っている」らしく,何かいわくがあるキャラクターのようだ。

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 バトルでは,最初の幻影がマップ中を逃げ回り,少しでもながく時間稼ぎしてキルされることで,2ターン目では敵の背後から攻撃を加えるというプレイが光る。ターンが終わるとボスモンスターのヘルスも完全復活するのでゲッソリしたが,ターンが増えるに従って相手のヘルスがガンガン削られていく様子も心地良く,かなりユニークなゲームを楽しめる印象を持った。

 ジャンテ氏によると,現時点では本作の正式リリースは2024年初頭を目指しているとのこと。また,プラットフォームは未発表ながらも,コンシューマ機向けの開発も進めており,「できれば同時発売にしたい」と抱負を語っていた。すでに本作は日本語化されることも決まっているので,気になる人はSteamストアページのウィッシュリストに追加して,続報をチェックしておくと良いだろう。

本作を紹介していただいた,Quantic Dreamsのアソシエイト・プロデューサー,エルヴィール・ジャンテ氏(左)と広報担当のマキシム・ラヴェネル氏
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「Lysfanga: The Time Shift Warrior」公式サイト


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