Apple M3搭載の「Macbook Air」2024年モデルが登場。16万円台半ばからと手に取りやすい価格に

　2024年3月4日，Appleは，薄型ノートPC「Macbook Air」の2024年モデルを発表し，予約の受付を開始した。13インチ級，および15インチ級の2モデルをラインナップしており，いずれもApple独自の新型SoC（System-on-a-chip）「Apple M3」を採用するのが特徴だ。公称本体サイズなど，そのほかの仕様は，2023年モデルと共通する部分が多く，基本的にはSoCを変更したマイナーチェンジモデルという理解でいいだろう。
　3月8日の発売を予定しており，税込の直販価格は順に16万4800円から，19万8800円からとなる。

Macbook Airの2024年モデル

　Macbook Airの2024年モデルが採用するApple M3は，処理性能重視の高性能コアが4基，電力効率重視の高効率コア4基という8コア構成のCPUコアと，最大10基のGPUコアを統合したSoCだ。既存製品と比べて，とくにGPUを強化しており，ハードウェアベースのレイトレーシングやMesh Shaderに対応したのがポイントとなる。なお，13インチMacbook Airの下位モデルは，GPUコアが8基，それ以外は10基なのに注意したい。

　SoCの変更により，こまかな仕様も変化しており，無線LAN機能は，従来のWi-Fi 6（IEEE 802.11ax）から，Wi-Fi 6E（IEEE 802.11ax）対応となった。また，本体の画面を閉じた状態であれば，2台までの外部ディスプレイに画面出力できるようになったのも見どころと言えようか。

　本体の画面解像度は，13インチが2560×1664ドット，15インチが2880×1864ドットで，最大リフレッシュレートの記載はないのでおそらく60Hzだと思われる。搭載可能なメインメモリ容量は24GB，内蔵ストレージ容量は，2TBだ。

AppleのMacbook Air製品情報ページ

Apple公式Webサイト