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「Warcraft Arclight Rumble」は,“タワーオフェンス”でWarcraftのキャラクターたちが戦うモバイルゲーム。プレス向け発表会をレポート
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印刷2022/05/04 02:15

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「Warcraft Arclight Rumble」は,“タワーオフェンス”でWarcraftのキャラクターたちが戦うモバイルゲーム。プレス向け発表会をレポート

 Blizzard Entertainmentは本日(2022年5月4日),新作モバイルゲーム「Warcraft Arclight Rumble(ウォークラフト アークライト ランブル)」を発表した。2022年にリリースを予定している本作は,「Warcraft」ユニバースのキャラクターたちが,可愛らしいミニチュアになって登場し,敵陣を攻める“タワーオフェンス”で戦うタイトルだ。この発表の前に,日本のプレス向けに開発者による紹介が行われたので,本作の概要をお伝えしていこう。

画像集#001のサムネイル/「Warcraft Arclight Rumble」は,“タワーオフェンス”でWarcraftのキャラクターたちが戦うモバイルゲーム。プレス向け発表会をレポート
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ゲームディレクター&ヴァイスプレジデント トム・チルトン氏
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シニア3Dアーティスト ジャスティン・ヘイマー氏

 Warcraft Arclight Rumbleは,モバイル向けのアクションストラテジーだ。「Warcraft」シリーズは,RTS「Warcraft」やMMORPG「World of Warcraft」で知られている。中でも海外で2004年から約18年サービスが続いている「World of Warcraft」は世界的な人気タイトルであり,MMORPGを黎明期から追っている人なら,プレイしたことはなくてもその名は聞いたことがあるだろう。

 本作は,そんなWarcraftシリーズのスピンオフ的な位置づけのタイトルとなる。惑星アゼロスの各地で,アーケードゲーム機かピンボール台っぽい,ノームの先端技術で作られた装置(つまり本作)が出現。これにコインを入れると,ヒューマンやオークなどシリーズでお馴染みのキャラクターたちのミニチュアが組み立てられ,彼らを使ってのバトルが楽しめる。アゼロスの住人は,種族を問わずこのゲームにメロメロ……という感じで,これまでのシリーズとはひと味違う,明るくポップな内容だ。

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 本作のジャンルは,タワーディフェンスならぬ“タワーオフェンス”であるという。プレイヤーの目的は,自軍の本拠地を守りつつ,敵の本拠地を陥落させること。複数のレーンが存在するマップに,味方ユニットとなる「ミニ」を配置し,軍勢でのバトルを展開する。
 ミニには,高貴なる「アライアンス」,獰猛な「獣」,ネクロマンサーの「アンデッド」,力強い「ホード」,気炎を上げる「ブラックロック」の5系列が存在する。時間経過で溜まっていくゴールドを支払って配置すると,敵を倒して本拠地を破壊すべく,レーンを前進していく。敵が来るのを待つのではなく攻勢に出るため,タワーオフェンスと呼んでいるようだ。
 マップ上にはさまざまなオブジェクトが存在し,占領すると有利な効果が得られる。「Warcraft III」を思わせる「Mine」からはゴールドが得られ,「World of Warcraft」でお馴染みの「Meeting Stone」は新たな出撃拠点となるなど,オブジェクトの活用がキーになっていくのだろう。

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 ミニ達を率いるのが「リーダー」だ。場所を指定してスペルで攻撃するといった,マップへの直接的な干渉だけでなく,航空ユニットのコストが下がるなど,さまざまな能力を持っており,誰を選ぶかで戦略が大きく変わってきそうである。また,自軍はカスタマイズが可能で,ミニの編成や,ヒーローのスキルなどを編集できるという。

 本作では,70以上のミッションが用意されたシングルプレイキャンペーンが楽しめる。もちろん,これに加えて,友達との協力プレイや対戦も存在するそうだ。

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 本作で目を惹くのが,ポップで楽しげなムードだ。グラフィックスのタッチは明るく,キャラクターもデフォルメされていて,ボードゲームっぽい雰囲気となっている。“ゲーム機の上でミニチュアが戦う”という設定と合わせて,幅広い年齢層を対象にしている感がある。
 シニア3Dアーティストのジャスティン・ヘイマー氏いわく「皆が集まる場所にあるアーケードゲームの世界」を意識し,ユニークさや楽しさを演出しているという。ライトな雰囲気漂うモバイルシミュレーションといえば,さまざまな強豪タイトルがひしめく激戦区だが,そこにRTSで名を馳せたBlizzard Entertainmentが殴り込みを掛けるということで,注目を集めることになりそうだ。

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 本作は,「WarcraftのIPで新しい体験をもたらせないか」ということで,「パズル&ドラゴンズ」や「クラッシュ・ロワイヤル」などさまざまなゲームから着想を得て作られたのだという。そのうえで「取っつきは簡単に,究めるなら奥深く」をモットーに,プレイを続けることで自然と上達できるような仕組みになっているそうだ。
 近年のRTSは対人戦に注力するものが多いが,本作では1人プレイと対人戦のどちらかをフォーカスするのではなく,それぞれで異なった体験が楽しめるよう設計しているとのこと。1ステージのプレイ時間は数分ほどで,短い時間で満足を得られるような作りを目指しているようだ。

 Blizzard Entertainmentといえば,古くは「StarCraft」,新しくは「オーバーウォッチ」など,さまざまなタイトルでeスポーツ展開に注力している。本作がどうなるか気になるところだが,eスポーツにどう取り組んでいくかはまだ明確に決めていないという。今後行われるβテストで,プレイヤーコミュニティが何を求めるのかが判断基準になるそうだ。
 Blizzard Entertainmentが持つ「every voice is matter(あらゆる声が重要だ)」という理念の元に,プレイヤーコミュニティからの意見を重視し,ゲームの改良やサービスの提供に役立てていきたいと話していた。

 「Blizzard Entertainmentがモバイルで新作を出すらしい」「World of Warcraftのモバイル版じゃないか」という噂は出ていたものの,そこにWarcraftの名を冠した明るくポップなタイトルが出てくるというのは,正直予想外だった。ゲームの作り込みには定評のあるBlizzard Entertainmentが,同社の顔であるWarcraftのIPを使うということで,力が入ったゲームが出てくることを期待したい。

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