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「GeForce 390.77 Driver」公開。新規2タイトルに向けた最適化と，既存の2タイトルに向けた機能拡張が入る

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2018/01/30 11:34

ニュース

「GeForce 390.77 Driver」公開。新規2タイトルに向けた最適化と，既存の2タイトルに向けた機能拡張が入る

編集部：佐々山薫郁

　北米時間2018目1月29日，NVIDIAから，公式最新版グラフィックスドライバ「GeForce 390.77 Driver」が登場した。
　Release 390世代のWHQL（Windows Hardware Quality Labs，ウィクル）通過ドライバ第2弾は，「Kingdom Come: Deliverance」「METAL GEAR SURVIVE」の最適化版にして，「War Thunder」におけるShadowPlay Highlights，「黒い砂漠」におけるAnselのサポート追加もたらすものという扱いになっている。

　入手先は下に示したとおり。12月23日の記事でお伝えしているように，32bit版OSはRelease 390世代で最適化や新機能追加の対象外となったはずなのだが，ドライバのインストーラそれ自体は提供されており，また，リリースハイライトを見る限り，32bit版OSに対しても新機能の追加は続いているようだ。脆弱性対策もあって，今回だけ特別ということなのかもしれない。

→64bit版Windows 10用GeForce 390.77 Driver（432MB）
→32bit版Windows 10用GeForce 390.77 Driver（336MB）
→64bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.77 Driver（389MB）
→32bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.77 Driver（316MB）

→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 390.77 Driver（432MB）
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 390.77 Driver（336MB）
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.77 Driver（389MB）
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7用GeForce 390.77 Driver（316MB）

→4Gamerの最新ドライバリンクページ

　GeForce.comと英文リリースノートの内容はいつものように和訳を試みて本稿の最後にまとめてあるが，ゲーム向けの最適化や新機能追加を除くと，アップデートは「いつもどおり」といったところだろうか。ただ，「3DMark」でスコアが落ちる問題への対策など，気になるところも少なくないので，冒頭で挙げた4タイトルをプレイする予定がないという人も，可能であればバグフィックスの項目には目を通し，必要に応じて導入を検討する必要があるのではないかと思う。
　もっとも，ドライバのインストール作業は自己責任となるので，その点は注意してほしいが。

＃＃　以下，GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ　＃＃

●GeForce 390.77 Driverの対応製品

NVIDIA TITAN V
NVIDIA TITAN Xシリーズ
デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
デスクトップPC向けGeForce GTX 700～400シリーズ
ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
ノートPC向けGeForce 900M～400Mシリーズ

●GeForce 390.77 Driverが統合するソフトウェアモジュール
（※比較対象はGeForce 388.65 Driver）

GeForce Experience：3.12.0.84（←3.11.0.73）
HD Audio Driver：1.3.36.6
PhysX System Software：9.17.0524
Vulkan RT：記載なし
CUDA：9.1
NView：148.92

●GeForce 390.77 Driverにおける最適化

「Kingdom Come: Deliverance」「METAL GEAR SURVIVE」に向けた最適化

●GeForce 390.77 Driverの新要素
・GeForce Experienceの拡張

「War Thunder」におけるShadowPlay Highlights新規対応
「Black Desert Online」（黒い砂漠）におけるAnsel新規対応

・SLIの拡張

「DiRT 4」「Hot Lava」「METAL GEAR SURVIVE」「Ode」に向けたSLIプロファイルの追加または更新

・3D Visionの拡張

「FIFI（Good）」「Kingdom Come: Deliverance（Not Recommended）」「METAL GEAR SURVIVE（Fair）」用3D Visionプロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある（　）書きはレーティング
DirectX 10＆11版「Total War: Warhammer II（Fair）」用3D Compatibility Modeプロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある（　）書きはレーティング

●GeForce 390.77 Driverで解決した問題

SLIを有効化すると「DiRT 4」で画面表示がおかしくなり，画面がちらつく問題
「Neverwinter Nights」で一部のグラフィックスが描画されない問題（※原文は「[Neverwinter Nights]: Some graphics are missing.」。ただ，本当に2002年リリースの初代作品に向けた修正なのかは言及がない）
Optimusが有効なノートPCでGeForce Experienceを実行すると画面が真っ黒になることのある問題
「3DMark」でベンチマークスコアが低下する問題
GeForce GTX 1080搭載環境でG-SYNCのウインドウモードを有効化すると，性能上の問題が生じる問題（※具体的にどのような問題が生じるかについての言及はない。原文は「[GeForce GTX 1080][G-SYNC]: Performance issues occurred with G-SYNC windowed mode enabled.」）
GeForce GTX 1070 Ti搭載環境で，NVIDIAコントロールパネルにある「Output Dynamic Range」設定を「Full」から「Limited」へ変更したとき，画面上の表示は切り替わらない一方，実際にはシステムの再起動に伴って設定がLimitedへ切り替わる問題（※ということだと思われる。原文は「[GeForce GTX 1070 Ti][NVIDIA Control Panel]: The NVIDIA Control Panel->Output Dynamic Range setting does not persist but switches from Full to Limited after rebooting the system.」）

関連タイトル：
GeForce Driver
関連タイトル：
キングダムカム・デリバランス
関連タイトル：
METAL GEAR SURVIVE
関連タイトル：
War Thunder
関連タイトル：
黒い砂漠
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