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Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意
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印刷2014/05/12 16:19

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Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意

Intel Club Extremeのトップページ
画像集#009のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意
 2014年5月12日,Intelの日本法人であるインテルは,都内にて記者説明会を開催し,PCゲーマーを含むハイエンドのデスクトップPCユーザーを対象とした新サービス「Intel Club Extreme」を開始すると発表した。
 同説明会では,5月11日に搭載製品が発売された新チップセットIntel 9シリーズと新しい第4世代Coreプロセッサ「Haswell Refresh(ハスウェルリフレッシュ)の説明も行われたので,合わせてレポートしよう。

 なお,新CPUの1つ「Core i7-4790」とその性能については,以下のテストレポートを参照してほしい。

「Haswell Refresh」の「Core i7-4790」を動かしてみた。体感速度はHaswellと変わらず,消費電力はやや増加



日本オリジナルのゲーム内特典も登場? ハイエンドユーザー向けサービス「Intel Club Extreme」を開始


 Intel Club Extremeとは,海外では「Intel Club Enthusiast」と呼ばれているサービスで,デスクトップPC市場の活性化を目指してIntelが取り組んでいる新しい施策の1つである。

インテル リセラーチャネル事業部長の早船淳司氏
画像集#015のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意
 同サービスについての説明を担当した,リセラーチャネル事業部長の早船淳司氏によれば,このサービスは,PCゲームのファンやコンテンツ制作者といった,デスクトップPCを好んで使う上級者ユーザー層に向けたサイトなのだという。
 日本はデスクトップPCからノートPCへの移行が,世界市場に先んじて行われた国であるが,一方でハイエンドの技術に敏感なユーザーが10万人ほどいると見られており,彼らは「他国の3倍,(新しいシステムへの)切り替わりが早い」(早船氏)そうだ。そうしたユーザーが,IntelのCPUやハイエンド向けマザーボードを選んでくれるようにアピールするのが,Intel Club Extremeの役目である。

Intel Club Extremeで展開されるサービス。目玉のユーザー専用特典には,日本独自のゲーム内特典などが用意されるという
画像集#010のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意
 Intel Club Extremeでは,2つの主なコンテンツが用意されるという。1つめは,ハイエンドユーザー向け製品の情報や,パートナー企業の製品・イベントを紹介するというもの。これはすべての訪問者に向けて用意されるもので,珍しくないプロモーションともいえるだろう。

 特色があるのはもう一方で,こちらは対象製品に同梱されるシリアルナンバーでユーザー登録を済ませた,Intelのハイエンドユーザー向け製品購入者を対象にした特別なコンテンツとなる。

 現時点では特別なコンテンツとして,PCゲーム用に用意された特製のゲーム内特典が計画されているとのことだ。ちなみに,計画されているゲーム内特典は海外で提供されるものとは異なり,日本のゲーマー向けに用意されたものになるそうで,どんなものが登場してくるのか楽しみだ。
 また,ゲーム大会やコンテンツ制作者向けのコンテストといった,オフラインイベントも企画されているという。

 Intel Club Extremeの対象となる製品は,今後発売予定とのことで,どのような製品が用意されるのかは,今のところ公開されていない。
 しかし,Intelの担当者によれば,「Unlocked版やExtreme Editionに属するCPUなどが,対象になるだろう」とのことだった。これはおそらく,2014年中頃に登場予定のUnlocked版CPU「Devil’s Canyon」(開発コードネーム)や,2014年後半に登場予定の「次期Core i7 Extreme Edition」のことだろう(関連記事)。

Intel Club Extremeにメンバー登録すると,Intel SSD 730が当たるキャンペーンが開催中。ハイエンド製品のユーザーでなくても登録できるので,申し込んでおくといいかもしれない
画像集#011のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意
 なお,現在Webサイトはまだプレオープンというべき状態で,先行登録者向けに抽選で「Intel SSD 730」が当たるキャンペーンが開催されている。
 キャンペーンの申込は簡単なアンケート形式になっており,「コンテンツや特典、プレイカードとしてあったら良いと思うPCゲームタイトルをお聞かせください」(原文ママ)という設問が用意されているのだが,そこに列挙されているタイトルにはちょっと首をかしげる面もある。
 具体的には当該Webページを見てほしいのだが,著名なタイトルをただ並べただけといった印象で,「League of Legends」や「Dota 2」,「Alliance of Valiant Arms」といった,日本でも熱心なプレイヤーが多いタイトルの名前がないのだ。「PCゲームの実情をちゃんと調査したのかな」という不安を感じなくもない。

 ゲームタイトル面で不安な要素もあるものの,これらの製品を購入しようかと検討している人にとっては,楽しみが1つ増えたのではないだろうか。

Intel Club Extreme 公式Webページ



SSDの活用でデスクトップPCの快適さ向上を目指したIntel 9シリーズ


 Intel 9シリーズの説明は,インテル技術本部 統括部長の秋庭正之氏が担当した。
 Intel 9シリーズとは,「Intel 8シリーズチップセットをベースに,いくつかの機能を拡張した」(秋庭氏)チップセットで,現行の第4世代Coreプロセッサ(HaswellおよびHaswell Refresh)と,2015年に登場予定の次世代CPU「Broadwell」(ブロードウェル,開発コードネーム)に対応する。
 ちなみに,このBroadwell,以前は「ノートPC向けのみ」と言われていたCPUなのだが,結局デスクトップPC向けにも展開することになったようだ。

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インテル技術本部 統括部長の秋庭正之氏
画像集#002のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意
発表会場に展示されていた,ASUSTeK Computer製のZ97搭載ゲーマー向けマザーボード

 秋庭氏が,Intel 8シリーズの改良版というだけあって,Intel 9シリーズ固有の特徴というのはあまり多くないのが事実だ。しかし,いくつか加えられた新機能で,Intel 9シリーズが何を目指したものかは見えてくる。それはSSDを活用することで,デスクトップPCの快適さを向上させようということだ。

 それを明確に反映した新機能が,「M.2」と呼ばれる新しい拡張インタフェースへの対応である。

Intel 9シリーズチップセットの主な特徴。といっても,多くはIntel 8シリーズそのままで,新しい要素は青枠で囲まれた3点程度だ
画像集#004のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意

PCIe接続を利用するM.2ストレージの利点。理論値ではSATA 6Gbpsよりも67%の高速伝送が可能で,PCの起動デバイスとしても利用できる
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 M.2とは,Intelが提案した「NGFF」(Next Generation Form Factor)をベースに策定された規格である。既存のSATA接続型ストレージよりも小型のフォームファクタを採用し,インタフェースには,SATAまたはPCI Express(以下,PCIe)を使用できる規格だ。とくにIntel 9シリーズでは,PCIe 2.0 x2を接続インタフェースに使用することで,最大転送速度10Gbpsという,既存のSATA 6Gbpsを超える性能を発揮できるとしている。

 秋庭氏の説明によると,Intel 9シリーズではM.2接続SSDにおいて,SSDをHDDキャッシュとして利用する「Intel Smart Response Technology」(以下,Smart Response)や,ブートデバイスとしての使用をサポートしているという。
 また,Smart ResponseはM.2対応以外の点でも改良されているとのことで,HDD上にSSDキャッシュを搭載したいわゆる「SSHD」(Solid State HDD)に対応したとのことだ。

 そのほかにもIntel 9シリーズでは,SSDを活用したPCの性能向上に関わる機能がいくつも盛り込まれている。デスクトップPCでのSSD活用が,より一層進むことは間違いあるまい。

画像集#007のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意 画像集#006のサムネイル/Intel,PCゲーマーや上級者向けの新サービス「Intel Club Extreme」を発表。日本向けに独自のゲーム内特典も用意
Intel 9シリーズで導入された,SSDに関係した改良点を示したスライド(左)。製品が増えてきて人気が上昇しているSSDキャッシュ搭載HDDもサポートされた(右)

 一方,Intel 9シリーズと同時に登場したデスクトップPC向けのHaswell Refreshは,通常消費電力版と低消費電力版を合わせて実に26製品も存在するという。ただし,中身は従来のHaswellとほぼそのままということもあってか,秋庭氏もラインナップをおおまかに説明したうえで,「動作クロックが向上した」という程度の言及しかしなかった。
 なお,Unlocked版CPUであるDevil’s Canyonは,2014年中頃に登場予定とされているため,今回のラインナップには含まれていない。

5月11日に登場したデスクトップPC向け新CPUのおおまかなラインナップ。Core i7からCeleronまで全26製品が存在する
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ゲーマー向けの製品ではないが,説明会では超小型PC「Intel NUC」の新製品「DE3815TYKHE」が披露された。従来のNUCよりも大きめにして,筐体内のスペースに拡張機能搭載用の余裕を持たせたことで,2.5インチHDDを内蔵可能になったという

Intel 日本語公式Webページ


  • 関連タイトル:

    Core i7・i5・i3-4000番台(Haswell)

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