「アリス マッドネス」のSpicy Horse新作「Akaneiro: Demon Hunters」の最新映像が公開。間もなくオープンβテストへ

　アメリカン・マギー氏率いる上海のインディ開発チームSpicy Horseは，最新作「Akaneiro: Demon Hunters」が一般投資募集サイトのKickstarterに登録されたことを受け，インゲームシーンを豊富に盛り込んだ最新の映像を公開した。


　Akaneiro: Demon Huntersは，グリム童話の「赤ずきん」と，日本の中世から近世にかけての“サムライの時代”を混合させた，ちょっと不思議な世界観を持つ作品。主人公は女性ばかりの秘密結社に属するアイヌの少女で，ゲーム内では彼女が北海道をベースにした架空の地域で妖怪を退治すべく戦っていくことになる。

　今回公開された開発者ダイアリー風のムービーでは，プレイヤーキャラクター向けに戦士系のProwess，タンク系のFortitude，そしてアサシン系のCunningという3つのクラスをさまざまにカスタマイズしていく様子が紹介されている。花魁や観音像，甲冑，歌舞伎役者などをイメージさせる，さまざまなアーマーや武器が用意されているのもポイントのようだ。


　なお，Akaneiro: Demon Huntersのビジネスモデルは，2012年11月に公式フォーラムに投稿された開発者の発言から，一般的なパッケージ販売モデルへと転向すると思われていたが，その後登録されたKickstarterの企画ページでは，依然として基本プレイ料金が無料となるFree-to-Playモデルを念頭に開発が進められていることが分かる。となれば，今回のKickstarterでの資金公募は，開発資金の捻出よりも，ローンチ後の運営維持を念頭に行われているのだろう。

　ともあれ本作は，今月中にもオープンβテストに移行する予定らしい。ただ，誤解しないでいただきたいのは，本作はオンラインゲームではなく，あくまでシングルプレイモードをベースとしたアクションRPGだということ。Co-opや対戦といったモードは搭載される予定だが，Free-to-Playのシングルプレイ向けゲームがどのようにビジネスを成り立たせるのかにも，注目したい。

「Akaneiro: Demon Hunters」公式サイト