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アメリカンプロレスの王道WWEの絢爛豪華な試合が楽しめる「WWE 2K19」プレイレポート。レジェンド選手が吠え,自作キャラで夢を掴む
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印刷2018/11/10 10:00

プレイレポート

アメリカンプロレスの王道WWEの絢爛豪華な試合が楽しめる「WWE 2K19」プレイレポート。レジェンド選手が吠え,自作キャラで夢を掴む

 世界最大級のプロレス団体「WWE」を題材としたゲーム「WWE 2K19」PC / PS4 / Xbox One)のプレイレポートをお届けしていこう。インディー団体からWWEのスターダムをのし上がる人生を体験し,自分だけのレスラーを作り上げる本作。プロレスファンじゃなくても知っているレジェンドや,今をときめくスーパースターまでが集い,アメリカンプロレスの殿堂における絢爛豪華な試合が楽しめるのだ。

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 WWEとはアメリカを本拠とするプロレス団体。選りすぐりのスーパースターたちが,ギミック(キャラクター設定)のもと,抗争や連合などのアングル(シナリオ)に基づいたドラマを繰り広げる。高い身体能力を持つスーパースターたちによる,ショーアップされた試合。そして団体の会長自ら試合に参加し“リムジンを爆破されて死亡する”というアングルで話題をさらうといった,ショーへの妥協無き姿勢が高く評価されている。

 そんなWWEの公式ゲームが,2Kの「WWE〜」シリーズで,2000年の「WWF SmackDown!」から連綿と続いている。開発を担当しているユークスは「新日本プロレスリング闘魂烈伝」「レッスルキングダム」「ランブルローズ」など,古くからプロレスゲームを手がけており,一時は新日本プロレスを子会社化していたこともある。それだけに,今回の「WWE 2K19」もプロレスファンのツボを押さえた内容となっている。
 WWEのスーパースターは実名で登場。アンドレ・ザ・ジャイアントのようなレジェンドや,日本の中邑真輔といった様々な時代のスーパースターを使って遊べるのに加え,スーパースターを自作したり,WWEの選手体験ができるモードが存在するなど,プロレスファンの妄想を満たしてくれるのだ。実写のようなグラフィックスと相まって,プロレスに詳しければ詳しいほど楽しみが増すゲームと言えるだろう。

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正統派のテクニックから,舞台裏の乱闘まで。スリリングでエンターテインメントなWWEプロレス


 残念ながらゲームに日本語は収録されていないが,日本語の取扱説明書(PDF)が用意されているので,操作面については問題なく学んでいくことができる。プロレスゲームだけに操作は少し独特だが,“[□]が打撃で,[×]は組み,[△]が得意技(Signature)や必殺技(Finisher),[○]がロープ振り(Irish Whip)やフォール”という大原則と,“大抵のボタンは短押しと長押しで弱と強を使い分ける”ということを覚えておけば問題ない。
 慣れてきたら,相手が立っている時に左スティック+[×](中技),左スティック+[×]長押し(大技)や,[L2](走る),コーナーポストで[L1](コーナーポストへ上がる)など,いろいろな操作を試してみるといいだろう。

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 CPUはそこそこ強いため,最初は戸惑うかも知れないが,操作や技の特性を理解していけば,自分の中で戦術を組み立てられるようになる。たとえば,それぞれの技には“相手の身体のどこを痛めつけるか”が決められているため,パワーに優れた相手の腕を組み技や関節技で集中攻撃するといったクレバーな戦いもできる。
 もちろん,スーパースターのファイトスタイルを再現して華麗に試合を決めるのもアリだ。細かな点だが,往年のプロレスゲームでよく見られた,“成功率の高い小技で相手を転がし,絞め技や関節技を掛けることだけをひたすら繰り返す”というワンパターンな試合運びへの対策が取られているのも見逃せない。
 関節技の犠牲者は,技を外す際にパンチなどの返し技をオートで繰り出す。こうした返し技自体は他のプロレスゲームにも存在しているのだが,本作ではしっかり攻撃力が設定されている。そのため,ミニゲームに失敗するなどで,関節技をすぐ外されてしまった場合,与えたダメージよりも返し技で受けたダメージの方が勝ってしまうようなことも起こるため,関節技の掛け逃げはできないのだ。

関節技を掛けた際はミニゲームがスタート。ルールを一言で表現すると鬼ごっこだ。円の外側にある赤と青のバーをそれぞれのプレイヤーが操り,攻め側は相手のバーと自分のバーを重ね,守る側は逃れる。[L2]を押せば,スタミナを消費してバーの移動速度があがる。スタミナは走ったり技を掛けるのに使うため,関節技の攻防で使いすぎると,後の試合に影響を及ぼすことも
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 多様な操作と少し複雑なシステムで慣れるまで少し時間がかかるが,理解するとディープな試合を楽しめる。そして試合中でカギを握るのが「リバーサルゲージ」「ペイバックゲージ」だ。
 リバーサルゲージを消費して,技をかけられたときにタイミングよく[R2]を押して返し技で反撃できるのだが,このゲージが枯渇すると相手のなすがままに技を決められてしまう。また試合後半はリバーサルゲージの蓄積が早く,フィニッシュを決めるはずが返されてしまったりと,試合に駆け引きが生まれている。
 もう1つ特徴的なのは特殊スキルの「ペイバック」で,こちらは試合経過とともに溜まる「ペイバックゲージ」を使って,さまざまな効果が発動できる。どのペイバックを使うかで効果は異なるが,例えばリバーサルゲージなしで技を返す,毒霧やローブロー,乱入といった反則,相手の必殺技を使ったりなど,うまく決めれば試合が盛り上がるものが用意されている。

 WWEのユニークな試合形式が再現されており,金網デスマッチテーブルマッチ(場外備え付けのテーブルをリングに運び込み,これに相手を叩きつけると勝ち)はもちろん,「Backstage Brawl」では舞台裏での乱闘も楽しめる。廊下や控え室,オフィスといったリング外で戦うばかりか,ゴミ箱などを凶器としたり,駐車場のトレーラーから相手を投げ落とすような戦い方も可能。リングでのシリアスな戦いもプロレスなら,こうした乱闘もまたプロレスなのだ。

「Backstage Brawl」。これもまたWWEのプロレスなのだ
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「Table」(テーブルマッチ)でキーとなるのはテーブル。リング外のテーブルを運び込み,相手を叩きつければ勝利となる
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インディー団体からのし上がれ!ドラマチックなレスラー体験


 本作のメインコンテンツの1つである「MyCAREER」は,自作キャラクター「MyPLAYER」を主人公とし,プロレス選手になったような体験ができる。2Kのスポーツゲームではお馴染みのモードで,海外ドラマのようなストーリーと,主人公の成長を体験できるのだ。

「MyCAREER」は,自作キャラクター「MyPLAYER」でプレイする。日本人っぽい顔も作ることも可能
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 主人公は,WWEの輝けるスーパースター……ではなく,インディー団体BCWのレスラー。ボロボロのバンで寝泊まりし,巡業先では自分で宣伝ビラを配るなど,一生懸命に活動を続けている。

ゲーム内にはMyPLAYERがエディットした通りの姿で登場。自分で興行のビラを配り(左写真),客もまばらな地方の会場へ入場する姿(右写真)に感情移入できる
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 物語は,そんな主人公にWWE入りのチャンスが訪れるところから始まる。見事テストに合格し,WWEに入団した主人公。これからスーパースターへの階段を駆け上がっていくかに見えたが,そうは問屋が卸さない。覆面を被った謎の男に襲撃され,やむなく反撃したところを動画に撮られてネットに公開されてしまったのだ。
 一般人と乱闘するとはけしからん,ということでWWEをクビにされ,古巣のBCWに戻った主人公。しかし,問題の動画がバズって人気が急上昇するのだから世の中捨てたものではない。かくて主人公は“バズ”の2つ名を賜り,時の人となった。しかし,WWEも黙って見逃してはくれず,BCWの試合中継を妨害してくる。
 メジャーのWWEとインディーのBCWでは力の差は歴然だが,主人公たちはとある奇策で戦いに挑む……というのが中盤辺りまでの展開。男同士の友情や,明かされる意外な事実など,話として面白いのに加え,主人公は自分が作ったレスラーなのだから,感情移入もひとしおだ。あるスーパースター(もちろん実名)が憎まれ役として登場する辺りも,WWEの懐の深さが感じられる。

主人公は謎の男に襲撃され,やむなく反撃するが,これが問題になってWWEを退団に
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WWEから企業戦争を仕掛けられた主人公たち。まともに戦っても勝ち目はないが,とある奇策で戦いを挑む
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試合の合間には,控え室でスーパースターたちとの会話も楽しめる
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 主人公・MyPLAYERは,自分自身で作成する。ルックスや体格,装備する技など,かなり細かく設定可能。日本人っぽい顔も作れるので,いろいろ試してみるといいだろう。
 特に重要なのがRPGのクラス(職業)に当たる「ファイトスタイル」だ。ナチュラルなパワーに優れた「パワーハウス」,巨体ですべてを押し潰す「ジャイアント」,軽量級の「クルーザー」,打撃を得意とする「ストライカー」,関節技を使う「テクニシャン」の5種類が存在。レベルが上がると「サブスタイル」を取得でき,さらに専門化していく。
 例えばジャイアントの場合,巨体なのに身軽に飛べる「ビッグマン」と,パワーや耐久力に特化した「モンスター」に分岐できる。つまり,本作では巨漢レスラーといっても“飛び技もできるバンバン・ビガロやビッグバン・ベイダー的なレスラー”と“純粋に巨体とパワーをウリにするアンドレ的なレスラー”をしっかり区別して表現できるわけで,プロレスファンの心をくすぐってくれる。

MyPLAYERが装備する技は自分で選ぶことができる。当初は多くの技にロックがかかっている(左)が,試合で手に入ったマネーを使って「LOOT PACK」を買い,アンロックする。LOOT PACKの中身はランダムで,技やコスチュームなど様々な品が入っている(右)
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LOOT PACKから手に入れたヘッドギアを被って試合へ。入場時のパフォーマンスも女性のものに変えて心機一転。観客の戸惑いが目に見えるかのようだ
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 試合の多くは,単に勝つだけでは先へ進めない。“場外に駐めた車の前で相手の体力を減らす”“相手がリング内にいる時に打撃を決めて体力ゲージを赤くする”といった特殊条件を満たさなければならない。単に勝ちパターンを繰り返すだけでなく,特殊条件に合わせて柔軟に試合を組み立てる必要があり,プレイにメリハリを与えている。

MyCAREERの試合の多くには,特殊な条件が課せられている
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 試合に勝てばポイントとゲーム内マネーを獲得。ポイントはスキルツリーに割り振ってパワーアップし,マネーはこのモードでの技の習得に使う。技の習得はトレーディングカード風になっており,各種の「パック」を買うとランダムで技やアピールなどが手に入る。習得した技を使い,自分のレスラーを理想に近づけていく,ロールプレイングゲーム的な楽しさがある。

試合に勝って手に入れたポイントをスキルツリーに割り振り,主人公の能力をアップ
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最強レスラーから,他団体の再現まで。とことんディープなレスラー作成


 このゲームで特に長く楽しめそうなのが「WWE Creation」だ。いわゆるレスラーエディットモードで,WWEのスーパースターを自分で作り出すことが可能。MyPLAYERとは違って成長要素は無いものの,最初からすべての技が使えるようになっている。テンプレートを使って手っ取り早く作ることもできれば,能力値の1つ,技の1つまで細かく決めることもできる。

体型や髪型,顔のパーツなど様々な項目を操作できる
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デフォルトのパーツを組み合わせるだけで,それっぽい女子も作れる
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 特に外見の自由度は高く,顔つきや体格,髪の色に服装など,様々な項目を設定可能。自分の理想のスーパースターを作るも良し。本作に収録されていないレスラーを再現するも良し。アニメや漫画のキャラクターを作ることもできてしまう。顔写真を取り込んだり,テクスチャを自作することで,さらに高度なエディットができるだろう。
 コツを掴むまではうまく作成できないかもしれないが,ランダムで外見を生成することもできるため,まずは1人スーパースターを作ってみよう。より細かく調整して作り上げると愛着がわいてくる。

ランダムで外見を作ることもできる。ここから調整するのも一つの手だ
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 また,他のプレイヤーが作ったスーパースターをダウンロードもできる。ネットに繋がってさえいれば,PlayStation Plusに加入していなくてもダウンロードできるので,他のプレイヤーが作ったキャラクターを参考にしてみるのもいいだろう。
 こうして作ったスーパースターたちは様々なモードで使用できるので,エディットするごとに楽しみが広がっていく。

メカニカルなネコから,どこかで見たことあるキャラまで,世界中のユーザーが作ったスーパースターをダウンロードできる
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入場シーンも自分で調整できる。流れる曲やスーパースターのポーズ,照明やスモークなど,設定できる項目はかなり細かい
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 本作はプロレスファン,その中でもタイトルに冠されているようにWWEファン向けのゲームであることは間違いない。日本語版が存在しないこともあり,プレイするハードルは決して低くない。そしてさらに本当の意味で本作を楽しむためには,プロレスやプロレスゲームの知識が求められる。

MyCAREERモードの同僚,コール・クイン。売り出し方に悩んでおり,ある試合ではハードゲイ風の“CQ”(左写真),またある試合では漆黒の“Blackhole Cole”(右写真)と,キャラをコロコロ変える。プロレスの知識があると,“ブレイク前の愛すべきインディーレスラー”となるが,そうでないと“何でこの人は毎回コスチュームが違うの?”と疑問に思うことになるだろう
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 特にコアなのがWWEの興行を再現した「WWE Universe」と,歴史を辿る「2K Showcase」モードだ。WWE Universeでは,プロモ(マイクパフォーマンス)から,試合の一つ一つまでがプレイアブル。試合興行の雰囲気を存分に味わえるが,プロレスを知らないと「なぜか使用キャラクターが試合ごとに変わるCPU戦モード」といった理解にしかならないだろう。
 2K Showcaseは,今年3月に電撃復帰したダニエル・ブライアンの歴史を映像とゲームで辿るものとなっており,こちらもWWEのファン向けだ。とはいえアクションゲームとしての面白さもあるため,ゲームを楽しみながらダニエル・ブライアンの知識を得るというのもアリだろう。

WWE Universeでは,プロモ(マイクパフォーマンス)もプレイアブル。喋る内容を選んで客を沸かせるのだ
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2K Showcaseは,ダニエル・ブライアン選手の歴史を,本人の映像とゲームで振り返る
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 「WWE 2K19」はプロレスファンのツボを押さえた,大ボリュームかつWWEへの愛に溢れた内容となっている。英語のみという壁があるが,プロレスファンや,格闘技に興味のある人はぜひプレイしてほしいタイトルだ。

「WWE 2K19」公式サイト

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