元NVIDIAのTom Petersen氏がIntelのGPU部門に入社

　北米時間2019年4月1日，IntelのGPU部門公式Twitterアカウントは，元NVIDIAのTom Petersen（トム・ピーターセン）氏の入社を発表した。GPU部門のIntelフェローとして活動するという。

We are excited and thrilled to have Tom Petersen “TAP” joining us as an Intel Fellow on our GPU team. pic.twitter.com/30f0TkPlXY

— Intel Graphics (@IntelGraphics) 2019年4月1日

　4Gamer読者にそれほど馴染みがないかもしれないが，Petersen氏は長らくNVIDIAの技術マーケティング部門に所属し，技術系メディアの質問などに相対してきた人物だ。世界中の技術系メディアでGPUを追いかけていて，氏のことを知らないような業界関係者は存在しないと言い切れるレベルと紹介すれば，今回の移籍によるインパクトをイメージしやすいのではないかと思う。
　ちなみに，比較的最近の実績としては，ベンチマークツール「FCAT」，最近ではGeForce GTX 600シリーズ以降で実装となった「GeForce Boost」の開発にエンジニアとして関わり，メディア向けの説明も担当していたあたりが挙げられるだろうか。GeForceブランドの成功を支えてきた功労者の一人である。

　そんなPetersen氏がIntelのGPU部門で何に従事するのかまではまだ分からないものの，2020年のリリース予定となっている単体GPUに関連したものであることは，まず間違いない。続々とタレントが集まってきているIntelのGPU部門から果たしてどんなプロセッサが出てくるのか，これからも注目していきたいところである。

IntelのGPU告知ページ「Odyssey」