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工学博士が作る科学系放置アプリや,色を操るパズルアクションに注目。「TOKYO SANDBOX 2019」出展のスマホ向けタイトルを紹介
TOKYO SANDBOXに出展されていたPC向けタイトルをピックアップして紹介。変形合体シューティングや対戦型UFOキャッチャーなど
2019年4月6日と7日,東京・ベルサール秋葉原において,インディーズゲームの展示会「TOKYO SANDBOX」が開催された。本稿では会場に出展されていたタイトルから,主にPC向けのものを何点かピックアップして紹介したい。
気軽に遊べるパーティーゲームからじっくり遊べるADVゲームまで。「TOKYO SANDBOX 2019」で気になったSwitch向けタイトルを紹介
2019年4月6日,7日に東京・ベルサール秋葉原でインディーズゲームイベント「TOKYO SANDBOX 2019」が開催された。本稿では出展されていた作品の中から,インディーズゲームが盛り上がっているNintendo Switchでリリース済み/リリース予定のタイトルを7つ紹介しよう。
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- :Katana ZERO
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- :常世ノ塔
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TOKYO SANDBOX 2019公式サイト
「plantan」
工学博士の兄と人工知能を専攻する弟が作る教育系放置アプリ(iOS/Androidで2019年春配信予定)Morphon(Twitter:@morphon_)
「plantan」は自然エネルギーの発電や,天気の基礎知識が学べる教育系の放置アプリだ。本作を手がけたMorphonは,工学博士の学位を持つ兄の,ものり氏と人口知能を専攻する大学生である弟の,たかなり氏の兄弟で活動するデベロッパで,それぞれの専門分野を生かして作成したアプリが,この「plantan」なのだという。
舞台は荒廃したとある惑星。プレイヤーは「宇宙一燃費の悪いゲーム機」を拾った女の子を操作し,ゲーム機を動かす電気を集めながらゲームのクリアを目指す。
本作は自然エネルギーの発電所を建てて電気を作り,ゲーム機のバッテリーを充電する放置ゲームパートと,溜めた電気を使ってゲーム機に用意されたアプリに挑むアクションパートを交互にプレイしてゲームを進めていく。
自然エネルギーで発電するので,効率よく電気を溜めるには「天候」という要素が非常に重要な要素を占めてくる。基本的には画面に表示されている予報に従い,晴れそうなら太陽光パネルを置き,雷が落ちそうなら避雷針を置くというように天気に適した施設を置いていく。
出先ではちょっとアプリを開いて電気を溜め,帰宅してからアクションゲームの攻略を楽しむといった静と動の楽しみ方ができそうな「plantan」はもう間もなくリリース予定。ものり氏曰く,直接的ではないが色々なところに物語のバックグラウンドをにおわせるテキストを盛り込んでいるとのことなので,探してみるとより本作の世界が楽しめるかもしれない。
「plantan」公式サイト
「テンピーポーテンカラー」
背景の色を変えてピーポーを救うパズルゲーム(Android版が2019年春配信予定)ケミカルプリン(@TarrCake)
「テンピーポーテンカラー」は,背景の色を変えるというユニークな発想が光るパズルアクションゲーム。プレイヤーはステージ内を移動するピーポーたちをゴールに導くのが目的だ。
本作の基本ルールであり最大の特徴は「ステージの背景色と同じ色のモノは一時的に消える」ということだ。プレイヤーは画面をタップすると現れるカラーホイールを使ってステージの色を変え,道を塞ぐ障害物を消したり,ギミックを発動させながらピーポーを誘導していく。
今回用意されていたステージは全8ステージで,背景色を変える基本的なルールから,ちょっとした応用ギミックまで段階を踏んで楽しめるゲーム構成で,とても丁寧に作られていた印象だった。
モノやピーポーを一時的に消すことで,どんな影響が生まれるのかに頭を使いながら攻略していくのが非常に新鮮で楽しく,筆者はあっという間に8ステージすべてを終わらせてしまった。
「テンピーポーテンカラー」Android版を今春に配信することが告知されているが,iPhoneユーザーの筆者としてはぜひiOS版もリリースしてほしいところだ。
「ことだま日記」
言葉を食べさせて,“ことだまっち”を成長させる育成ゲーム(iOS/Androidで2019年4月下旬配信予定)Ske6(Twitter:@Kotodamatch)
京都のゲーム開発チームSke6(すけろく)が手掛ける「ことだま日記」は,不思議な生き物“ことだまっち”に言葉をどんどん食べさせて成長を楽しむ育成ゲームだ。
言葉には「きらきら」「すてき!」といったポジティブなイメージがあるものから「崖っぷち」といったちょっとネガティブなものなどさまざまな種類があり,食べさせる言葉によって“ことだまっち”の姿が変わっていく。成長させた“ことだまっち”を眺めて楽しんだり,図鑑のコンプリートを目指していくのだ。
液晶ゲーム風のドット絵で描かれた“ことだまっち”は個性的で可愛く,ついつい何度もやり直してことだまっちを集めたい衝動に駆られる。インテリアを購入し,部屋に飾ることもできるので,お好みの部屋を作り“ことだまっち”を眺めて楽しむのもいいだろう。
「ことだま日記」はiOS / Androidで4月下旬にリリース予定。配信された暁には皆さんもキモ可愛い“ことだまっち”に癒されてみてはいかがだろうか。
「ことだま日記」公式サイト
「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」
ノートで描いた「RPG遊び」を題材にした注目作(iOS/Androidで2019年夏配信予定)DESKWORKS(Twittter:@DESKWORKS_JP)
DESKWORKSが開発中の「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」は,主人公の友達が学校の机に広げたノートで展開される“手作り超大作RPG”だ。
本作は,ノートの中に描かれる鉛筆で描いたようなグラフィックスの主人公たちが生き生きと動くさまや,周りにある消しゴムや段ボールで作られた十字キーなど,徹底したアートへのこだわりが目を引く。かつて似たような遊びを経験した人なら「こんな遊びやったなあ」とプレイしながらついつい童心に帰ってしまうタイトルだ。
本作は,リリース前にもかかわらず,メディアから数々の賞を授与される注目作で,4Gamerでも東京ゲームショウ2018のメディアアワードで大賞に選出している。
国内だけでなく海外からも期待の声が寄せられているそうで,正式リリースに期待が高まる。開発者の藤井トム氏曰く「2019年夏を目標に頑張って開発しています!」とのことだ。楽しみに待とう。
DESKWORKS公式サイト
ロケットパズル
推進力のあるロケットを動かす倉庫番系パズル(iOS/Androidで2019年内に配信予定)29Games(@29GamesOfficial)
iOS/Androidで2019年内に配信予定の「ロケットパズル」は,推進力のあるロケットを動かすシンプルなパズルゲームだ。
基本的なルールは,ロケットを押し出して特定のポイントにはめていくという倉庫番のようなものだが,最大の特徴は,ブロックであるロケットが常に前方向に進み続けようとするということ。適当に動かしていると,あっという間に明後日の方向に飛んでいってしまうので,「このブロックを動かすとロケットはどう進むのか」ということを考えながらプレイしていく必要がある。
ロケットを生かしたゲームプレイも新しく,1つをずらすと連鎖的にポイントに入っていく仕掛けなどカタルシスを感じるステージ構成も気持ちいい。後半はロケットを生かしたかなり難しいステージもあり,シンプルながらもかなり手ごわいパズルゲームになりそうな予感がする。
#ロケットパズル はこんな感じのゲーム。小型ロケットに乗った異星人たちがお互いに進路を塞いでしまって母船に帰れなくなってしまっています。彼らを助けてあげるパズルです。
— 29Games (@29GamesOfficial) 2019年4月1日
ちなみにロケットたちは常に進もうとし続けているためうっかりすると宇宙の彼方にすっ飛んでいっちゃうので気をつけて。 pic.twitter.com/GGNBMoeSkV
「ロケットパズル」公式サイト
うっかり探偵の大正事件録(仮)
大正を舞台に個性的なキャラクターが活躍するアドベンチャー(iOS /Androidで2019年内に配信予定)カラメルカラム(Twitter:@Ukkari_Info ※うっかり探偵公式Twitter)
自分探しアプリ「ALTER EGO」で知られるカラメルカラムが手がける新作「うっかり探偵 大正事件録(仮)」は大正を舞台にしたアドベンチャーゲームだ。
ゲームの基本はオーソドックスで,漫画のようなコマ割りで描かれるシナリオを進めながら,事件の証拠を集めて真実に迫っていく。
調査パートでは,この漫画に描かれたもの調べることでコマの中のものを動かしたり,証拠品を集めることができる。また,特定の条件下では各キャラが持つ「技術」を使うこともでき,謎の解き方によって物語がさまざまに分岐していく。
証拠がそろうと犯人を追いつめる追求パートに突入するほか,分岐によってはモノノケと戦うバトルパートに突入する。バトルパートについては出展バージョンで体験出来なかった。配信は2019年内を予定しているとのことで,今後完成に向けてどのようになるのか出来あがりが楽しみなタイトルだ。
追求パート |
バトルパート(現在制作中とのこと) |
カラメルカラム公式サイト
「まつろぱれっと」
呪いの絵画を描く7日間を体験するアドベンチャー(iOS/Androidで2019年内に配信予定)SleepingMuseum(Twitter:@shakeflower)
呪いの絵画を完成させる7日間を描くアドベンチャーゲーム「まつろぱれっと」は,「テラセネ」などを手がけるSleepingMuseumの新作タイトルだ。
主人公(プレイヤー)の目的は,友人が持ってきた7日間で完成させないと死ぬという絵画の呪いを解くこと。過去の犠牲者たちが残したメールなどを読みながら,絵画を完成させる正しい方法を見つけていく。
本作は「いろいろな主人公の死に様を楽しむゲーム」というのがピッタリなぐらい死にまくる。というのもこの絵画はただ完成させればいいというわけではなく,絵画に描かれた少女の機嫌を損ねないように筆を進めていかなければいけないからだ。唯一の手掛かりである過去の犠牲者が残したメールも,フェイクが仕込まれていることがあり,鵜呑みにしてしまうのは危険だ。
理不尽でブラックな世界観と,カワイソウな主人公のいろいろな死に様を楽しめ(?)るのが魅力の「まつろぱれっと」。配信は2019年内を予定しているとのことなので,不条理なゲームが好きな人も,可愛い絵画の少女に早く殺されたいという人も楽しみにしておこう。
「まつろぱれっと」公式サイト
TOKYO SANDBOX 2019公式サイト
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