フルリメイク版「Sherlock Holmes The Awakened」のクラウドファンディングキャンペーンがスタート。2本の最新トレイラーも公開

　ウクライナのデベロッパFrogwaresは，「Sherlock Holmes The Awakened」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch）のクラウドファンディングキャンペーンをKickstarterで開始し，合わせて2本のトレイラーを公開した。PC版については，Steamのストアページもオープンしている。

「Sherlock Holmes The Awakened」公式サイト

Kickstarter：「Sherlock Holmes The Awakened」キャンペーンページ

　7月29日に掲載した記事でお伝えしたように，「Sherlock Holmes: The Awakened」は，2006年にリリースされた同名作品のフルリメイク版となる推理ホラーアドベンチャーだ。若き探偵シャーロック・ホームズが相棒のジョン・ワトソンと出会い，一緒に大きな事件を引き受けるという物語が展開する。最初は単純な失踪事件だと思われたものの，彼らの前に立ちはだかるのは邪悪なカルト集団で，世界を終わらせようとする彼らの陰謀を阻止するため，2人が活躍するという。


　ホームズが名探偵として名を馳せる前の時代という設定で，この事件を通して，ホームズとワトソンは友情を強固なものとし，よく知られる存在になっていくという。あらに，カルト集団が崇拝するのはクトゥルフの神々で，クトゥルフ神話やコズミックホラー要素もたっぷり盛り込まれる。発売は未定だが，2023年の中頃を目標としているとのこと。


　公開されたトレイラーの1本は公式予告編で，ある種の誤解によってニューオーリンズの保安官に追われることになったホームズとワトソンの姿が描かれている。夜の沼地は不気味な雰囲気で，ホームズはここで何かを見ることになるようだ。

　もう1つのトレイラーはFrogwaresの現在の状況を伝える長めの映像で，ロシアのウクライナ侵攻でスタッフがバラバラになる中，首都キーウのスタジオでの，いつもとはまったく異なるゲーム制作の様子や，リメイク版の開発に向けてクラウドファンディングを選んだ理由，リワードの内容などが詳しく語られている。なお，現実の戦争を撮影したフッテージが多数収録されているので，こうした映像を見て「つらい」と思った経験のある人は注意してほしい。


　リメイク版は，オリジナル版をベースとしつつ，完全に1から作り直されており，その後のシリーズにつながるように，ストーリーラインも書き直されているとのこと。グラフィックスやアセットは一新され，アニメーションやカットシーン，ゲームシステムも作り直されている。
　Frogwaresのゲーム制作を応援したい人は，開始直後に目標金額を達成した様子のKickstarterのキャンペーンページをチェックしてみよう。