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コツン,と当たった先で同じ数字どうしが合わさり,より大きな数字へとはじけ飛ぶ。その先に待つのは血に飢えたモンスターたち。
さあ、戦いの始まりだ。
本日は,Smart Raven Studioが手掛ける「ルーンダイス」を紹介しよう。本作はダイスを題材にしたローグライトだ。
プレイヤーは盤面に散らばっているサイコロに自分の「1」のダイスを当て,同じ数字どうしを合わせながら数字を大きくしていく。そうしてためた攻撃力で,迫ってくる魔物を倒していくのが目的になる。森を抜け,最後に待ち構えるボスの撃破を目指そう。
ダイスが次々と合体していく爽快感
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「ルーンダイス」の遊び方はシンプルだ。盤面に散らばったダイスのなかに,自分の「1」のダイスを転がす。同じ数字どうしが当たると合体し,ひとつ上の数字になる。
1と1が合わされば2になり,その2が今度はべつの2をめがけてはじけ飛んでいく。うまく当たればさらに3になり,そこからまたべつの3へ……といった具合にダイスが盤面をかけまわっていく。
このコンボが長くつながるほど,たまる攻撃力もどんどん大きくなる。狙った場所にきれいに当たって,盤面のあちこちでダイスがポンポンと結びついていくときの気持ちよさといったらない。たったひと転がしで盤面の半分が片付くこともあって,そんなときは思わず声が漏れてしまう。
運だのみに見えて,実は読みのゲーム
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ダイスと聞くと運まかせの遊びを思い浮かべるかもしれないが,このゲームはちがう。盤面のダイスは最初から見えているから,どこを狙えばどうつながるかが,よく見ればだいたい読めるのだ。
しかも転がせるダイスは必ず「1」。1以外のダイスに当てても合体は起こらず,ビリヤードの球みたいにそのまま弾んでいく。これがミソで,わざと別のダイスにぶつけて軌道を変え,狙った1にコツンと当てる遠回りの一手もアリ。
さらにいえば,最初の「1と1の合体」をあえて狙わず,盤面に2や3を残しておいてあとで大きなコンボを起こすやり方もある。
ぱっと見はシンプルなのに,考え出すとどんどん奥が深くなる。ダイスを転がすたびに「今のはもっといい手があったかも」と思わされる,そういうゲームだ。
1ステージで終わる気軽さとリプレイ性
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ローグライトといえば,ボスを倒したら次の階層へ,さらにその先へ……と続いていくものが多い。ところが「ルーンダイス」は1ステージでおしまいだ。最初のボスを倒したら,それでひと冒険が終わる。
あっさりしすぎでは,と思うかもしれないが,これがふしぎと満足感が高い。1回の冒険は20分ほどで終わるから,「もう1回だけ」が気軽にやれる。寝る前にちょっと,お昼休みにちょっと,という遊び方にぴったりだ。
そのうえアンロック要素が豊富に用意されている。新しいキャラクター,新しいダイス,冒険を助けてくれるアイテム??遊び込むほどに選択肢が増えていく。キャラクターによって持っているダイスの種類もちがい,毒で攻めるタイプや魔法で敵を凍らせるタイプなど,戦い方がガラッと変わる。だから何度遊んでも飽きにくいのだ。
「ルーンダイス」は,ダイスを転がして同じ数字を合わせるだけ,というシンプルな遊びを,読みと運でとことん楽しませてくれるローグライトだ。1回の冒険が短くて気軽に遊べるうえに,やり込むほどに自分のテクニックが伸びていくのを実感できる作りになっている。
ローグライトをやってみたいけど長丁場のゲームは苦手という人,ちょっとした空き時間に頭をつかうゲームで遊びたい人,そしてダイスやビリヤードのような物理の遊びが好きな人に,ぜひすすめたい1本である。






















