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TOKYO SANDBOXに出展されていたPC向けタイトルをピックアップして紹介。変形合体シューティングや対戦型UFOキャッチャーなど
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印刷2019/04/08 20:34

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TOKYO SANDBOXに出展されていたPC向けタイトルをピックアップして紹介。変形合体シューティングや対戦型UFOキャッチャーなど

 2019年4月6日と7日,東京・ベルサール秋葉原において,インディーズゲームの展示会「TOKYO SANDBOX」が開催された。

 本稿では会場に出展されていたタイトルから,主にPC向けのものを何点かピックアップして紹介したい。

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 2019年4月6日,7日に東京・ベルサール秋葉原でインディーズゲームイベント「TOKYO SANDBOX 2019」が開催された。本稿では出展されていた作品の中から,インディーズゲームが盛り上がっているNintendo Switchでリリース済み/リリース予定のタイトルを7つ紹介しよう。

[2019/04/08 20:54]

TOKYO SANDBOX公式サイト



ジェミニアームズ


 TERARIN GAMESが開発・販売する「ジェミニアームズ」は,人型ロボットを自機としたシューティングゲームだ。画面は横スクロール式ながら,システムは全方位シューティングと同様のものが採用されており,ゲームパッドの左スティックで自機を操作,右スティックで入力した方向に射撃を行う。自機から発射されるレーザーは地形に当たると反射するので,狭い地形の中で火線による壁を作ったり,安全地帯から敵を攻撃したりできる。

 自機には変形機能があり,[R]ボタンを押すことでロボット形態と戦闘機形態を切り替えられる。戦闘機形態ではレーザーの火力と移動速度が上がるものの,自機から右の直線上しか攻撃できず,地形に接触したときにミスとなる。

 ユニークなのが強制2人プレイという点だ。1人プレイ時でも,CPUが2P側の自機を操作してくれる。また,画面上のゲージがMAXのときに[L]ボタンを押すと,1P・2Pの自機が合体して一定時間だけパワーアップできる。1人プレイのときはボタンを押すだけで合体し,操作はロボット形態と同様だが,2人プレイだと両者ともボタンを押さなければ合体できず,操作は1Pが移動担当,2Pが攻撃担当となる。全体的に,ひとつのアクションに関してのメリットとデメリットが明確で,純粋なゲームプレイの面白さという点で完成度が高いと感じられたタイトルだ。

 ちなみに,シューティングゲームに造詣が深い人は「もしかして?」と気付くかもしれないが,制作者はカプコンの「サイドアーム」「フォゴットンワールド」(AC版はロストワールド)といったタイトルのファンであるとのことだ。

余談だが,こういったイベントでディスプレイに出展者名のプレートを付けるのは,口コミ的な宣伝を期待するうえで賢い選択と言えるだろう
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「TERARIN GAMES」公式サイト



Debris Infinity


 スペインのスタジオであるSVC Gamesが開発・販売する「Debris Infinity」は,日本では3月14日にNintendo Switch版がリリースされたばかり。Atariの「Asteroid」をオマージュしたと思われるゲームデザインで,四方八方から迫りくる隕石や敵機を破壊しながら,できるだけ長く生き残ってハイスコアを狙うというシステムとなっている。

 ベクタースキャンモニタやネオンサインを彷彿とさせるグラフィックスは美しく,とくにクアンティックエクスプロージョン(ボム)で大量のオブジェクトを破壊したときは,画面全体に火花のようなエフェクトが走って強い爽快感を得られる。

 ゲームオーバー時,リザルト画面で自機の移動した軌跡が表示されるのも面白いポイントだ。画面端に追い込まれやすい,あるいは画面中央部に留まって全方位への対応でパニックになりやすいなど,自分のプレイ傾向を捉えやすく,ハイスコア向上の役に立ってくれるだろう。

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SVC Games公式サイト



オムニアクシーズ


 「ポケットモンスターXY」などに携わったプログラマが結成したGLADFLOW GAMESの「オムニアクシーズ」は,“真の3次元シューティング”を謳うタイトルだ。

 プレイヤーは,立方体状の空間で敵と交戦するわけだが,[W/A/S/D]キーによる前後左右+[Space/Shift]キーによる上下の移動,マウス右ドラッグでの視点移動による,完全マニュアル操作で自機を操らなければならない。そのうえ,マウスによるカーソル移動+右クリックによる射撃で攻撃を行う。3次元空間での運動というものを脳内でイメージできないと,なかなか思うような操作は難しいのだが,だからこそ強い「乗りこなし感」を楽しめる。

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GLADFLOW GAMES公式サイト



2nd iLL


 「2nd iLL」はHanaji Gamesがパブリッシングを予定している,4ライン式のベルトスクロールアクションゲーム。主人公はエニグマという惑星に住む“ヒューマロイド”(人造人間らしいが,ヒトになれるそうなので単純なヒューマノイドやアンドロイドというわけではないようだ)の若い個体・アオイで,彼は“2nd iLL”という病気を発症したことで解体処分の対象となってしまう。

 ストーリーは,そんなアオイが襲ってくる敵と戦う形で進められていく。アオイは“テクノイドボード”という浮遊式のスケートボードに乗っており,ジャンプ台などの地形を利用したトリックや,ボードを変形させての攻撃が可能だ。

 デザイナーは児童書を執筆しているHARA氏。サウンドはチップチューンアーティストのsdhizumiや,「塊魂」で知られる三宅 優氏が担当しているとのこと。ゲームミュージックファンとしても見逃せないタイトルだ。

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HANAJI GAMES公式サイト



礎の楯


 コトシロが開発する「礎の楯」は,5月1日にSteamでリリース予定のタワーディフェンス×アクションシューティングゲーム。プレイヤーは自機のほか,防壁&足場のゴーレムや,いわゆるセントリーガンのガーゴイルなどといった設備を設置・活用しつつ,押し寄せる敵からステージ中央のコアを守らなければならない。

 防衛設備はもちろん,自機も使い捨てというのがユニークなところ。コアさえ無事なら,体力が尽きても無尽蔵に自機が再生産される。

 タワーディフェンスとして考えると,画面の左右から敵が進行してきて挟撃を常時受けている状態なうえ,砲台では対処しにくい敵は直接倒しに行かなければならないなど,相当慌ただしい部類に入る。公式サイトでは体験版も配信中だ。

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コトシロ公式サイト



FAYE SLEEP WALKER


 PHANTOM ISLANDが開発する「FAYE SLEEP WALKER」は,オープンワールド型のアクションアドベンチャーゲームだ。主人公の少女・フェイは,“ゴシュジンサマ”と呼ばれる者の分身として作られた存在で,その従僕としての軛(くびき)を解き放ったことにより,自身のルーツを探す旅に出る。

 出展版ではストーリーの冒頭をプレイでき,イベントボスとの戦闘を体験できた。ただ,フェイには強弱の攻撃,空中2段ジャンプ,ダッシュ回避,そして通常モードと高速戦闘が可能になるスリープウォークモードの切り替えが可能なのだが,最序盤の戦闘ということもあり,戦闘システムを活用する場面は乏しい。回避の発動直後,敵の攻撃判定に接触すると特殊なムーブが発生したりするのだが,こういった要素が実際のゲームプレイでどのように活躍するのか,製品版に期待したい。

 本作はboothで体験版を配信中だ。体験版も,出展版と同様にストーリー冒頭のイベントボス戦まで触れられる。

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PHANTOM ISLAND公式サイト



DOOR


 韓国のスタジオ・PLAY Mephistowaltzが出展していた「DOOR」は,抽象的なフィールドを舞台にしたアクションパズルゲーム。アナログスティックでプレイヤーキャラクターを操作し,「ジャンプ/座る/登る」といった3種類のアクションを使ってゴールであるドアを目指していく。

 本作の世界は,人間の内面を表現したものであるとのこと。プレイヤーキャラクターは穏やかな海岸からスタートし,階段を登って,後半では飛び出す槍や振り子鉄球などトラップの仕掛けられたフィールドも冒険することになる。

 数ステージをプレイしただけでは,「抽象的グラフィックスのアクションパズル」以上の感想はなかなか出しにくいが,全編を通してプレイしたときに見えてくるものがあるのだろう。その意味で,本作もまた完成版に期待したいタイトルだ。

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Minami Indie Game Developer(PLAY Mephistowaltz)公式サイト



シューフォーズ


 ブイブイラボが開発する「シューフォーズ」は,「対戦型UFOキャッチャー」といったテイストのアクションゲームだ。自機はUFOで,下方向へのパンチとトラクタービームの発射を行える。フィールド中央に木箱が落ちてくるので,それをパンチで破壊してクリア条件のアイテムを探し,そのアイテムをトラクタービームで画面端の自陣ゴールへ運べたら勝利となる。

 ただ,トラクタービームによる牽引はそれほど強力なものではなく,敵プレイヤーのパンチを受けるとスタンしたりするので,思ったようにアイテムを運ぶのは至難の業だ。また,木箱を敵陣ゴールに詰め込むことで,敵プレイヤーがアイテムを運んでもゴールに入れられないようにすることもできる。

 登場キャラクターは3人+α。出展版ではキャラクター固有スキルなどは未実装とのことで,製品版ではより激しい戦いを楽しめそうだ。

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ブイブイラボ公式Twitter

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