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[GC 2006#15]「Enemy Territory:Quake Wars」がデモプレイ可能に!
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印刷2006/08/24 14:20

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[GC 2006#15]「Enemy Territory:Quake Wars」がデモプレイ可能に!

 DOOM 3エンジンを利用し,「Quake」の世界観でマルチプレイモードを楽しめるSplash Damageの新作「Enemy Territory: Quake Wars」が,Activisionブース2階部分でプレイ可能になっていた。
 対戦場となったブースは12台のPCが6台ずつ2列に並べられたもので,双方に座った参加者がGDF(Global Defence Force)もしくはストログ(Strogg)軍となって腕を競い合った。

 使用されたマップ「Valley」は,4GamerがE3 2006で取材したときと同じもので,川を挟んだ地域に点在する橋やトンネルなどの拠点を,チームが連携しながら攻防するというキャンペーン方式になっている。id Softwareを父系とするゲームには珍しく,それぞれのマップに細かいストーリーが設定されていて,今回のデモでは,参加者はチュートリアルを兼ねた5分程度のブリーフィングを強制的に聞かされた。これと同じマップは,8月上旬にテキサスで開催されたQuakeConで初公開されており,今回がヨーロッパ初のお披露目となったのである。

 ファンならすでにご存じのように,Enemy Territory: Quake Warsのストーリーは,ストログが近未来の地球に襲いかかり,地球の防衛を目指すGDFが必死の抵抗を見せるというものである。我々の知るQuakeの世界とは大きく異なっており,まだ美しい自然も残る地球は緑で覆われている。地表には清浄なる川が,上空には雲が流れているといった具合だ。シリーズ特有の,赤や黒を基調にした陰鬱なテクスチャはそこになく,パッと見は樹木の緑や地表の黄土色,そしてさまざまな種類の機器や防具の金属的な色彩が混ざり合っている。
 プレイヤーは,GDF,ストログ両軍で五つのクラスに分かれて戦い,それぞれに用意されたQuake系の兵器をはじめ,乗り物や設置型兵器などさまざまな武器を活用して,拠点の攻防を楽しむのだ。展示されていたのはドイツ語版であるため,ストーリーはまったく分からなかったが,隣のドイツ人に翻訳してもらったところ,「ストログが川を汚染する装置を設置したことから,GDFが特攻を仕掛けてこのシステムを破壊する」という内容だった。



会場に姿を見せていたid Softwareのデザイナー,Tim Willits(ティム・ウィリッツ)氏と,Todd Hollenshead(トッド・ホーレンスヘッド)氏
 筆者が加わったストログ軍のクラスは,アグレッサ(Aggressor),メディック(Medic),コンストラクタ(Constructor),オプレッサ(Oppressor),そしてインフィルトレータ(Infiltrator)。Medicは,以前はテクニシャン(Technician)と呼ばれていたはずだが,自分の仲間を蘇生できる能力があることから,分かりやすい名称に変更されたのかもしれない。蘇生というのは,前線にGDFプレイヤーの死体が横たわっているような場合に限り,次のリスポーンをその地点に設定できるなどの能力である。
 アグレッサは一般的な兵士といったところで,グレネードも豊富に持っている。コンストラクタは文字通り兵器や装備を修理することができ,インフィルトレータはレールガンを使ったスナイピングやステルスに向いており,オプレッサは宇宙空間から砲撃する特殊能力を持っている。
 ストログのアンモは,エネルギープールを共有しなけばならず,残量がない緊急時には自分のヘルスを消費して補填することが可能なようだった。

 ストログでユニークなのが,搭乗兵器の数々だ。イライラするほど移動速度が遅く,上半身の回転もままならないが,その破壊力は筆者も多くのキル数をご馳走になったほどのゴリアス(Goliath),移動スピードが速く特攻に向いたホバータンク,そして蚊のような形状をした戦闘機などがあった。このほか,イカルス(Icarus)と名づけられたジェットパックを利用すれば,武器の利用が限定されるものの,川や森,ビルを越えて前線に直行できたりもする。

 谷間のマップということもあり,対抗馬といえるBattlefieldシリーズのように広大なマップを無尽に駆け回っている印象はなかったが,戦場となる起点が明確なので,マップに慣れていなくても,どこにいけば攻防に参加できるのか分かりやすい。このようにチーム戦が重視されているという点で,ミニキャンペーン風のマップ作りは功を奏したといえるだろう。
 2007年以降のリリースではあるが,マルチプレイヤー専用ゲームとしての同作のクオリティの高さは,今回のプレイでも十分実感できたことを記しておきたい。(ライター:奥谷海人)

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