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印刷2007/11/01 18:27

連載

Enemy Territory: Quake Wars 宇宙人来襲! 地球SOS!
第1話:ETWQは「お仕事ゲーム」なのだ

 

ETQWを理解する鍵,クラスの仕事を覚えよう

 

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クラスを選ぶメニュー(Limbo Menu)。自分がなりたいクラスを選択する。★マークが付いているクラスは現時点のObjective達成に必要なクラス

 Activisionから発売されたETQWこと「エネミー・テリトリー クエイク・ウォーズ」。日本語マニュアル付き英語版の発売は,11月9日とまだちょっと先だが,この冬の大作FPSラッシュの中でも,期待度の高さはトップクラスのタイトルだ。今日から始まった週刊連載「宇宙人来襲! 地球SOS!」は,そんなETQWを徹底的に攻略しようというものである。
 チームベースのマルチプレイFPSといえば,やはりバトルフィールドシリーズが思い浮かぶが,比較的シンプルなルールのバトルフィールドシリーズと違い,このゲームの前身ともいうべき「Return to Castle Wolfenstein: Enemy Territory」ゆずりであるETQWのルールはやや複雑。憶えてしまえばなんてことないのだけど,マルチプレイFPSビギナーにはちょっと辛いものがあるかもしれないのは事実。攻め方,守り方などについては「こちら」に掲載したレビューで割と細かく解説したし,今後も詳しく扱っていくつもりだが,第一回となる今回は,とりあえずゲームを立ち上げた途端に姿を現す「クラス」について紹介していこう。
 クラスとその役割を覚えることは,ゲーム開始直後の最重要課題なのだ。

 さてETQWでは,まず自分が入るチーム(GDF/Strogg)を決め,自分のクラスを決めてプレイすることになる。ご存知の通り,ETQWは地球の軍隊であるGDF(Global Defence Force)と地球を襲うエイリアン,Stroggの戦いを描くもの。どちらかに所属しなければゲームが始まらないのである(観戦モードもあるが)。
 さて,レビューでも紹介したように,それぞれのクラスによってできることとできないことがあり,クラスの技能を駆使して最終的にチームを勝利に導くのがゲームの目的である。Kill数を稼ぐのが目的ではないのである。したがって,自分がどのクラスを選んでプレイするのかは非常に重要なポイントになるわけだ。
 クラスについてはレビューのほうでもおおまかに説明しているが,GDF,Stroggではそれぞれのクラスの名称が異なっている。以降,レビューに準じてクラスを「GDFのクラス名/Stroggのクラス名」と表記しよう。

 

 

同じお仕事を続けていると,うまくなる

 

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現在のスキルポイントもLimbo Menuで確認できる。Rewardsタブを開くとスキルポイントがグラフで表示され,また追加技能がアイコンで表示される

 右の画面がクラスを選択するメニュー(Limbo Menuと呼ばれる)。キャラクター名の下に並んでいる五つのアイコンでクラスを選択する。アイコンに★マークが付いているのは,今現在の時点でのObjective(つまり目標)達成に必要なクラスだ。例えば,「○○を修理しろ!」というシチュエーションなら,Engineer/Constructor(工兵)が今の時点で必ず必要なクラスということになり,★マークが付く。
 選択するクラスによって,できることも違えば,持てる武器も違ってくる。どのクラスを選ぶべきかは,お好み次第といえばそれまでなのだが,実際には意外に難しい選択だったりする。というのは,ゲームのシチュエーションによって選んだほうがよいクラスが変わってくるからだ。
 まず,チームのバランスの問題がある。例えば,Medic/Technicianはチームにとって必要なクラスだが,Medic/Technicianばかりではゲームにならない。サーバーの設定によってチーム人数にも制限がかかるわけで,その範囲で,Objectiveを達成するためのバランスが取れたチームを形成することが優先されるべきなのだ。だから,Medic/Technicianをやりたいなあ,と思っていても,すでにMedic/Technicianがチームにいるならほかのクラスを選んだほうがよい,なんていうこともある。
 もちろん,Objectiveとマップによっては,特定のクラスが少し多めにいた方がバランスが取れる,なんていうパターンもあるだろう。あとで詳しく紹介するがEngineer/Constructorは対ビークル兵器を設置できるので,例えば「MCPの移動を阻止せよ」などというミッションのときには,対ビークル兵器でMCPを破壊できるConstructorが役に立つからだ。
 もっとも,最初のうちは,ゲームの流れやチームのメンバーを読んでクラスを決めるのは難しいだろう。まずは自分がなってみたいクラスを選んでプレイして,そのクラスの技能を極めたら別のクラスをやってみる,というパターンがお勧めだ。プレーヤーによって適性もあるので,自分の得意なクラスというのが必ず出てくる。そして得意なクラスを作っておくと,どんなシチュエーションでも,そのクラスで(極端に構成メンバーのバランスが崩れてさえいなければ)活躍できるようになるハズだ。

 

スキルレベル必要ポイント
Lv115
Lv230
Lv360
Lv4120

 もう一つ,クラスに関連して覚えておいて欲しいのがスキルポイントとスキルレベルである。
 ETQWでは,クラスの役割を的確にこなしたり,Objectiveを達成したりすると,プレーヤーにクラスの「スキルポイント」が与えられる。そして一定のスキルポイントが蓄積されると「スキルレベル」が上がり,新たな技能が追加されるのだ。

 スキルレベルは1〜4まであり,必要ポイントは右のとおりだ。

 

 

クラスのバランスのよいチームが強いチーム

 

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技能の切り替え。武器とともに数字キーに割り当てられている

 レベルが上がってできるようになることは,クラスによって異なる。その詳細は「クラス解説」であらためて触れるが,特定のクラスのレベルを上げることで,使えるスキルを広げていくという観点からは,頻繁なクラスチェンジはやめた方がいい。味方にObjective達成に必要なクラスメンバーが誰もいないというレアなケースを除き,プレイを始めたら同じクラスでプレイし続けるのが得策だ。
 なお,スキルレベルは一つのキャンペーンが終了するとクリアされる(ゲームタイプがキャンペーンの場合)。したがって,もしクラスを変えたいならキャンペーンが終了するタイミングにしたほうがいいだろう。
 また,チームを変えてもスキルポイントは引き継がれる。例えば,StroggのConstructorから,GDFのEngineerにクラスを変えたときには,Constructorで蓄積したスキルポイントがEngineerに引き継がれるわけだ。ただし,引き継がれるのはGDF/Stroggで同じタイプのクラスのときだけで,異なるタイプのクラスに切り替えたときには引き継がれないことに注意しよう。
 各クラスの技能や武器は,数字キー(デフォルト)で切り替えられる。

 

 例えば,Engineer/Constructorで地雷を撒きたいと思ったら6キーを押す,という具合だ。同じキーに二つの技能が割り当てられているものもあり,その場合はトグルで切り替わる。どのキーに何が割り当てられているかは,画面例のようにアイコンで表示されるので,最初はそれを参考に選び,その技能をこなしてみるといいだろう。

 

 

GDFのクラス別技能解説

 

 以上でクラスについて押さえておくべきポイントは網羅できた(と思う)ので,具体的なクラスの技能について紹介していくとしよう。まずはGDF側からだ。

 

Soldierの技能
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 Soldierは比較的シンプルなクラスで,役割は「敵と戦うこと」。そのためロケットランチャーに代表される重火器が装備できる。ただし,重火器を装備すると移動速度が落ちるのが難点。軽い武器に切り替えて移動,武器を持ち替えて攻撃という具合に工夫する必要がある。
 また,オブジェクトの破壊に必ず必要になる時限爆弾(H.E)を装備している。したがって,「×××を破壊せよ」という任務のときにはSoldierが前面に出て活躍することになる。Soldierが持てる基本武器(ナイフ,ピストル)以外の武器と,スキルアップを以下に挙げておくので参考にしてほしい(以降のクラスも同様)。

 

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Soldierのみが使える重火器ロケットランチャー。ロックオンすると敵がDecoyを使わない限り命中する

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オブジェクトにH.Eを設置中

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このようにH.Eで敵オブジェクトを破壊できる

 

Assult Rifle:自動小銃。野外・室内戦ともに無難に使える
Rocket Launcher:ロケットランチャー。対ビークル,対空に使える。重量があるため装備時の移動速度が極端に落ちることとリロードが遅いのが難点
GPMG:汎用機関銃。強力だが重く,また立って撃つと弾道が定まらないのが難点
Shotgun:Quakeシリーズお馴染みのショットガン。室内の接近戦で威力を発揮

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/ロケットランチャーのロックオン時間が短くなる
Lv2/初期弾薬数が増える
Lv3/時限爆弾(H.E)の設置時間が短くなる
Lv4/重火器(ロケットランチャーなど)装備時の移動速度が速くなる

 

 

Medicの技能
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 Med Packを配布して味方のエネルギー(Health)を補給し,また瀕死の味方を生き返らせられるという,非常にありがたいクラス。味方から感謝されることが多いので,やっていて満足度の高いクラスでもある。Objectiveに絡むことはないが,チームには必要な存在だ。
 瀕死の味方は電気ショック(Defibrillator)を使用して蘇生させる(電気ショックで傷ついた味方が生き返るというのもなんだか妙だが……)。さらに補給物資(Supply Crate)の投下要請が可能。Supply Crateで味方がヘルスと弾薬を回復できるので,戦闘の様子を見つつ適切な場所を選んでSupply Crateを配置しよう。へたな場所に置くとSupply Crateに集まる味方が狙い撃ちされるので注意が必要だ。
 また,StroggのTechnicianが仕掛けた(Technicianの項参照)スポーンホストを解除できる。スポーンホスト解除にはDefibrillatorを使用する。スポーンホストはGDFにとって厄介な存在なので,周囲の事情が許すなら可能な限りスポーンホストを解除したい。

 

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敵Technicianが仕掛けたスポーンホストを解除するのもMedicの重要な仕事の一つ

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Supply Crateの投下を要請

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Supply Crateが投下された。味方はSupply Crateでヘルスと弾薬の補給ができる

 

Assault Rifle:自動小銃。野外/室内戦ともに無難に使える
Shotgun:Quakeシリーズお馴染みのショットガン。室内の近接戦で威力を発揮

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/1度にまけるMed Packの数が増える
Lv2/1回で2つのSupply Crateを投下できるようになる
Lv3/Defibrillatorで自分のヘルスが回復できるようになる
Lv4/ヘルス補給で味方を蘇生できるようになる

 

 

Engineerの技能
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 いわゆる工兵クラスである。搭乗兵器,設置兵器,レーダーなどなんでも修理できる。修理は,修理したいアイテムの前でペンチでコネコネ(ペンチに持ち替えて左クリック)だけでOKだ。オブジェクトの修理が必要なミッションもあり,そのようなミッションではEngineerが大活躍することになる。
 また,敵がオブジェクトを破壊するために仕掛けた時限爆弾の解除もできる。時限爆弾の前でペンチを使うと時限爆弾が解除されるのだから,万能ペンチだ。敵のObjective達成という危機的状況を打開する重要なお仕事である。
 戦闘で重要なのが対ビークル兵器(Anti-Vehicle Turret),対人兵器(Anti-Personnel Turret),対砲撃兵器(Artillery Interceptor Turret)の設置である。これらは非常に効果が高いので,要所に設置すると戦闘を有利に進められる。ただし,一人のEngineerが置ける設置兵器は一度に一基までだ。
 また,地雷の設置もEngineerの重要なお仕事の一つ。オブジェクトに近寄る敵を地雷で倒せるからだ。また,一度に撒ける地雷の数は3個まで。地雷はペンチでコネコネしないと有効にならないが,Lv4のEngineerはペンチ作業なしに地雷が撒ける。
 標準の地雷は音波で敵を検知するが,左クリックでレーザー検知の地雷に切り替え可能。前者は音で,後者は光で敵に知られてしまうのが難点だ。また,レーザー式の地雷は狭い室内でしか使えない。

 

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地雷の設置。地雷には音波タイプとレーザータイプがある

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対人兵器の設置作業。Engineerが置く設置兵器は,自動で作動し防御に役立つ

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これが対人兵器(Anti Personnel Turret)。射程内に敵が入ると自動的に射撃する

 

Assault Rifle:自動小銃。Engineerレベルが上がるとグレネードランチャーに切り換えられる
Shotgun:Quakeシリーズといえばショットガン。室内の近接戦で威力を発揮

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/右クリックでアサルトライフルからグレネードランチャーに切り替えられるようになる
Lv2/修理時間が短くなる
Lv3/橋などの構築時間や爆弾解除の時間が短くなる
Lv4/地雷設置時に作業が不要になる

 

 

Field Opsの技能
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 火力支援を専門にこなすクラスだ。重要な仕事は弾薬(Ammo Pack)を撒いて味方の補給を行うことである。ただし(なぜか)Ammo Packには手榴弾(グレネード)が入っていない。手榴弾の補給ができるのはMedicが設置するSupply Crateだけなのだ。
 空爆の要請もField Opsの重要な仕事の一つ。Field Opsが煙幕を投げると,その煙幕を目印に味方が空爆を加える。オブジェクトに群がる敵を一掃できるため非常に効果的なケースが多いが,一方で味方まで爆死させてしまう危険を伴う。へたな場所を指定しないように注意しよう。
 また,ロケット発射兵器(Rocket Artillery),ミサイルランチャー(Hammer Missile)の設置が可能。Rocket Artilleryは対空,対地の攻撃ができ,走行の厚いビークル等に強力な効果を発揮するが,地形条件に弱い(ちょとした丘があっても超えられない)という難点がある。一方,Hammer Missileは一度に大量の敵を倒すことができる強力な兵器だが,リロード時間が長い。
 なお,Field Opsが設置できる兵器は,いずれも着弾点をField Opsが指定する必要がある。Engineerが設置できる兵器のように自動的に機能しないので注意しよう。

 

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空爆の威力は強力で,敵を一掃できるが味方を巻き込む危険も大きい

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強力な砲撃兵器Hammer Missileの設置作業

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スモークを焚いて空爆を要請する。スモークを中心にマークされた部分に空爆が加えられる

 

Assault Rifle:自動小銃。野外・室内戦ともに無難に使える
Scoped Assault Rifle:Lv.1で持てるようになる。Assault Rifleにスコープが付いた武器で,Assult Rifleよりも集弾率が高い

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/Scoped Assault Rifleが持てるようになる
Lv2/一度に撒けるAmmo Packの量が増える
Lv3/空爆要請時間が短くなる
Lv4/ヘルス補給で味方を蘇生できる

 

 

Covert Opsの技能
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 電子戦を担当するクラスで,もっとも重要な任務はオブジェクトのハッキングである。腕に取り付けられたPDAを使ってオブジェクトをハックし,その機能を無効化する。ハッキングによる無効化というミッションはETQWのマップの中でも数が多く,Covert Opsは戦場に必須の存在といえる。
 戦闘で重要なのはレーダー(室内には小型レーダーやThird Eye Camera)の設置だ。レーダーを設置すると,味方は敵の位置をマップ上で確認できるようになり,非常に有利になる。レーダーは建物の中でも有効範囲内ならば走査可能なので,敵に見つからない(敵に破壊されない)隠れた場所に設置するのがポイントだ。なお,小型レーダーは遠隔操作で爆破できる(腕に付けたPDAで行う)。
 敵の死体を利用して敵に変装できるのもCovert Opsの特殊技能の一つ。例えば,敵キャンプに潜入し敵を混乱させたりなども得意なわけだ。
 また,スナイパーライフルが持てる唯一のクラスでもある。遠方からのスナイプは楽にkillが稼げて楽しいものだが,一方でObjectiv達成の役に立たない場面が多いので,スナイプにこだわりすぎるのは禁物だ。

 

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これは室内に設置するThird Eye Camera。敵を沿革から監視できるほか,遠隔操作で爆破できる

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敵死体を利用して敵に変装。敵しか入れない場所にも潜り込める

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レーダーの設置作業。レーダーは敵の位置を確認するために必須の設置兵器だ

 

Scoped Assult Rifle:スコープ付きのアサルトライフル。ノーマルのアサルトライフルより集弾率が高い
Sniper Rifle:スナイプ用のライフル。Covert Opsは唯一,敵をスナイプできるクラスなのだ

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/基本武器のピストルにサイレンサー付きが使えるようになる
Lv2/レーダーの走査範囲が広がる
Lv3/ハッキングにかかる時間が短縮される
Lv4/敵のサイ・レーダーに映らなくなる

 

 

Stroggクラス別技能解説

 

 続いてStroggのクラスを紹介していこう。基本的にGDFと重なる役割が多いので,Strogg固有の技能を中心に解説していく。独自の文明を持ったサイボーグ戦士,StroggはETQWの大きな魅力の一つであり,彼らの一風変わった武器を使いこなせるようになれば,プレイの楽しさも倍増するだろう。

 

Aggressorの技能
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 GDFのSoldierに相当するクラスだ。重火器が持て,また時限爆弾(Plasma)の設置ができる。基本はSoldierとほぼ同じであり,その火力によって敵を圧倒し,Objectiveを破壊するのが役割だ。

 

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Plasmaでオブジェクトの爆破に成功。装備している武器はHyperblasterだ

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Plasmaが設置できるオブジェクトには画面のような時限爆弾アイコンが表示される

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Plasma設置中。ツールでグリグリすればいいだけ

 

Lacerator:GDFのアサルトライフルに相当する汎用性の高い武器
Obliterator::GDFのロケットランチャーに相当する重火器
Hyperblaster:高速連射が可能な機関銃のような武器。弾の出だしが遅いので,戦闘時には常に発射可能な状態にしておく必要がある
NailGun:針を打ち出す武器。ヘッドショットを決めれば敵を一撃で倒せるが連射が利かないのが難点

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/Obliteratorのロックオン時間が短くなる
Lv2/初期弾薬数が増える
Lv3/時限爆弾(Plasma)の設置時間が短くなる
Lv4/重火器を装備したときの移動速度が上がる

 

 

Technicianの技能
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 GDFのMedicに相当するクラスだ。味方のエネルギー(Stroyent Cell)を撒いて補給できるほか,Stroyent Toolを使って味方の蘇生が可能。
 GDFのMedicとは異なり,補給物資の投下は要請できないが,その代わりに敵の瀕死体にスポーンホストを作成できるのが特徴だ。スポーンホストとは,要はリスポーン地点である。味方がスポーンホストを予約(スポーンホストでFキーを押す)しておくと,次に蘇生するときに,そのポイントで蘇生する。重要な目標を守る局面などでは,その付近にスポーンホストを作成しておくと効果的である。

 

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味方をStroyent Toolで蘇生させる。Technicianの重要なお仕事だ

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敵死体にスポーンホストを設置中。Stroyent Toolで敵死体をコネコネする

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スポーンホスト設置完了。味方(自分を含め)はFキーを押すことで予約できる

 

Lacerator:GDFのアサルトライフルに相当する汎用性の高い武器
NailGun:針を打ち出す武器。ヘッドショットを決めれば敵を一撃で倒せるが,連射が利かないのが難点

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/Stroyent Cellによるエネルギー回復量が増加する
Lv2/Stroynet toolで自分のエネルギー回復ができるようになる
Lv3/蘇生にかかる時間が短くなる
Lv4/味方をヘルス補給で蘇生できるようになる

 

 

Constructorの技能
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 GDFのEngineerに相当するクラスだ。基本はEngineerと同様だが,Constructorの特殊技能の一つに,Lv.1で使えるFlying Repair Droneがある。リペアツールが宙を飛び,勝手に修理してくれるというもので,修理しつつ敵を攻撃できるため非常に便利だ。ただし,Flying Repair Drone使用中はリペアツールがなくなり,地雷の設置もできなくなることには注意が必要。

 

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これはレーザー式の地雷。音が出ないのが特徴。左クリックで標準(音波式)と切り替えられる

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地雷(Mine)を敵が狙うオブジェクトに設置する。手に持っているのが地雷

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地雷の設置作業。Lv.4になると作業が不要になる

 

Lacerator:GDFのアサルトライフルに相当する汎用性の高い武器
Plasma Launcher:ライフルとグレネードランチャーの機能を持つ武器。Lv.2で利用できるようになる
NailGun:針を打ち出す武器。ヘッドショットを決めれば敵を一撃で倒せるが連射が利かないのが難点

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/Flying Repair Droneが使えるようになる
Lv2/Plasma Launcherが使えるようになる
Lv3/橋などの構築や爆弾解除時間が短くなる
Lv4/地雷設置時の作業が不要になる

 

 

Oppressorの技能
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 GDFのField Opsに相当するクラスである。Field Opsと同様,設置兵器としてRail Howitzer(Rocket Artilleryに近い武器),Plasma Mortar(Hammer Missileに近い武器)が設置でき,さらにDark Matter Cannonの設置ができるのが特徴だ。Dark MatterといえばQuakeシリーズのファンなら,だいたい想像がつくと思うが,非常に強力な空爆兵器である。ただし,リロード時間が異様に長いのが難点といえるだろう。
 また,バリヤ(Tactical Shield)を設置できるのもOppressorの特技の一つだ。敵の弾を防げる効果は便利なので,積極的に活用しよう。

 

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Plasma Motorで破壊完了

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Tactical ShieldはOppressor固有の技能の一つ。敵の弾を防ぐことができる

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設置系兵器は着弾ポイントを設定する必要がある。画面はPlasma Motorの設定

 

Lacerator:GDFのアサルトライフルに相当する汎用性の高い武器
Accurized Lacerator:より精度の高いLacerator。Lv.1で使えるようになる

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/Accurized Laceratorが持てるようになる
Lv2/Tactical Shieldの防御力が上がる
Lv3/衛星攻撃の要請時間が短くなる
Lv4/設置兵器の砲撃リロード時間が短くなる

 

 

Infiltratorの技能
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 GDFのCovert Opsに相当するクラスだ。Covert Opsの小型レーダーの代わりにRemote Droneが使えるのがInfiltratorの特徴である。
 Remote Droneは「空飛ぶリモートカメラ」で,Infiltratorが手元のPDAで操作する。カメラを見ながら敵オブジェクト付近に誘導してリモートで爆破し,敵にダメージを与えられるのだ。Remote Droneを使用しないとObjectiveが達成できないマップもあり,Infiltratorの重要な技能の一つに位置づけられる。

 

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これがRemote Droneで狙うべき最終オブジェクトだ

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Remote Droneを使うマップ。あの穴の中にRemote Droneを誘導する

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ただ今Remote Droneを誘導中

 

Accurized Lacerator:より精度の高いLacerator
RailGun:スナイプ用のレールガン。非常に強力だ

 

スキルレベル/強化される技能
Lv1/足音が消える
Lv2/サイ・レーダーの走査範囲が広がる
Lv3/ハッキングに要する時間が短くなる
Lv4/敵に変装するための所要時間が短くなる

 

 

クラスの技能を駆使してチームを勝利に導け

 

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 以上,すべてのクラスの技能を紹介した。筆者もまとめていて,まだ使ったことのない技能の多さに驚いた。すでにETQWを熱烈に遊んでいたとしても,「こんなことができたのか!」という新たな発見をした読者も多いに違いない。
 Soldier/Aggressorを除くクラスの技能はかなり複雑だ。一つのクラスの技能を一通り習得するだけでも,それなりに時間がかかるだろう。しかし,クラスの役割に熟達することも,ETQWの大きな楽しみ。そしてそのクラスの技能を駆使して勝利したときの喜びは格別のものになるハズだ。

 

■■米田 聡(ライター)■■
4GamerではもっぱらCPUの解説や,テクニカルなイベントの取材記事など,割と堅めの記事を担当する,とってもキャリアの長いライターさん。とはいえ,真空管アンプとid Softwareには昔からかなりうるさく,筋金入りのQuakeプレイヤーでもある。この「エネミー・テリトリー クエイク・ウォーズ」も発売直後にさっそくサーバーを立て,日夜戦いに励んでいるのだが,励みすぎで原稿が遅れるのだけは勘弁してください。
  • 関連タイトル:

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