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Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに
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印刷2016/01/06 15:51

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Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに

 北米時間2016年1月6日,Razerは,12.5インチ液晶パネル搭載のUltrabook「Razer Blade Stealth」(以下,Blade Stealth)を世界市場に向けて発表した。本体は2コア4スレッド対応のノートPC向けCPUをわずか13.1mm厚の筐体に収めた,いかにもなモバイルノートPCだが,Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスRazer Core」とつなぐことにより,デスクトップでは2スロット仕様のハイエンドグラフィックスカードを動かせるゲームマシンとして利用可能なのが特徴だ。

Razer Blade Stealth(左)とRazer Core(右)
画像集 No.002のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに

画像集 No.003のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに
 従来の「Razer Blade」ノートPCは,薄型筐体にノートPC向けのハイクラスGPUを搭載するというコンセプトで,それ自体は画期的だったが,少なくとも4Gamerでテストしたモデルは発熱の問題がひどく,ゲーム用途にはまったく適さなかった(関連記事)。その点,単体GPUを搭載しないUltrabookと外付けグラフィックスボックスであれば,外出中に高いグラフィックス性能は得られない一方,発熱の問題はほぼ完全にクリアできるわけで,Blade Stealthで「熱問題」は抜本的な解決を見たと述べていいのではなかろうか。

画像集 No.004のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに
Blade Stealthも,従来のRazer Bladeと同じく,タッチ対応のIGZOパネルを採用。Blade Stealth UHDはAdobe RGB色域100%,Blade Stealth QHDはAdobe RGB色域70%を満たすと謳われている
画像集 No.008のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに
本体底面には2か所にスリットがあるので,ここから吸気するものと思われる
 そんなBlade Stealthだが,ラインナップは,解像度3840×2160ドットのタッチ対応IGZO(IPS)パネルを搭載する「Blade Stealth UHD」と,解像度2560×1440ドットのタッチ対応IGZO(IPS)パネルを搭載する「Blade Stealth QHD」の2モデル。複数のキーを組み合わせても問題なく入力できるAnti-Ghosting(アンチゴースト)仕様で,約1677万色から好みの色を選んでLEDバックライトを設定できるキーボードを搭載するのはRazer Bladeらしいところながら,CPUにCore i7-6500U(2C4T,定格クロック2.5GHz,最大クロック3.1GHz,共有L3キャッシュ容量4MB,HD Graphics 520)を搭載,メインメモリはPC3-14900 LPDDR3 SDRAM 4GB×2,IEEE 802.11ac対応の無線LANコントローラを搭載する一方で有線LANコントローラ非搭載,公称本体サイズが321(W)×206(D)×13.1(H)mm,公称重量1.25kgというのはいかにもUltrabookという仕様だ。

インタフェースはThunderbolt 3(USB Type-C)×1,USB 3.0 Type-A×2,HDMI 1.4b×1,3.5mmミニピンヘッドセット入出力×1。別途,2chステレオスピーカーと200万画素Webカメラ,TPM 2.0モジュールを搭載する
画像集 No.005のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに 画像集 No.006のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに

製品画像ではLEDが緑色に光っているが,こちらもRazer Chroma対応なので,2か所――見る限り,本体前面下部と筐体内か――の色と光り方を調整できる
画像集 No.007のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに
 一方,Thunderbolt 3接続となるRazer Coreは,104.9(W)×339.9(D)×218.4(H)mmと,決して小さくはない筐体のボックスだ。内部の接続インタフェースはPCI Express x16で,長さ310mm,横幅152mmで厚さ44mm,消費電力375Wまでのグラフィックスカードに対応できるという。USB 3.0 Type-A×4と有線LAN用のRJ45×1を搭載するため,デスクトップユースでの拡張ドック的な使い方もできる。

Razer Coreは,本体背面側の取っ手を引いて,内部にアクセスする仕様になっている。右はグラフィックスカードを取り付けた例だが,サイズさえ規定内に収まるなら,リファレンス仕様ではない製品も搭載できるようである
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画像集 No.011のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに
画像集 No.012のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに
 Blade Stealthは発表と同時に受注が始まっており,価格は,PCI Express M.2接続で容量128GBのSSDを搭載するBlade Stealth QHD最下位モデルが999ドル(税別),PCI Express M.2接続で容量512GBのSSDを搭載したBlade Stealth UHD最上位モデルが1599ドル(税込)。Razer Coreは「近日登場」とのことで,まだ価格も明らかになっていない。

 外付けグラフィックスボックス的なアイデアはALIENWAREとMSIがすでに実用化しているが,Blade StealthはThunderbolt 3接続ということで,よりスマートに運用できそうな気配がある。また,なんといっても,熱問題の心配をすることなしにAnti-Ghosting対応のキーボードがついたRazer製ノートPCを使えるという点に惹かれる人は多いだろう。
 なお,現時点で国内発売されるかどうかはまったくもって不明。吉報がもたらされる日を待ちたいところだ。

使用イメージ。見る限り,Blade Stealthと外部ディスプレイに対する同時出力が可能なようである
画像集 No.013のサムネイル画像 / Razer,ゲーマー向けUltrabook「Blade Stealth」発表。Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックスボックスと組み合わせてゲームマシンに

RazerのBlade Stealth&Razer Core製品情報ページ(英語)

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