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[CES 2018]Razer,ワイヤレスマウスを充電から解放するシステム「HyperFlux」発表。マウス側にはバッテリーを搭載せず軽量化し,常時給電に
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印刷2018/01/10 11:56

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[CES 2018]Razer,ワイヤレスマウスを充電から解放するシステム「HyperFlux」発表。マウス側にはバッテリーを搭載せず軽量化し,常時給電に

 北米時間2018年1月9日,Razerは,ワイヤレスマウス「Razer Mamba HyperFlux」(以下,Mamba HyperFlux)と,Mamba Hyperfluxへワイヤレス給電できるマウスパッド「Razer Firefly HyperFlux」(以下,Firefly HyperFlux)のセットを発表した。価格は249.99ドル(税別)で,世界市場では2018年第1四半期中の発売予定となっている。

Mamba HyperfluxとFirefly Hyperfluxのセット
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 このセット品は,ワイヤレスマウスを常時給電できる技術「Razer HyperFlux Wireless Power Technology」(以下,HyperFlux)を利用して,Mamba HyperFluxをケーブルによる給電から解放する。この説明でピンときた人もいると思うが,要するに今回の新製品は,Logitech G(日本では「Logicool G」)の「POWERPLAY Wireless Charging System」(以下,POWERPLAY)と対応マウスからなるシステムの,Razer版というわけである。


 ただし,POWERPLAYと一点大きく異なるのは,Mamba HyperFluxがバッテリーを搭載しない点だ。POWERPLAYのように「操作が止まっている間に充電する」のではなく,HyperFluxでは常時給電を行うため,Mamba HyperFluxの本体公称重量は約96gと,Mamba 2016の同125gと比べて,圧倒的な軽量化を実現できている。

ワイヤード接続時のイメージ。デザインは従来モデルと比べて変わっているようだ。なお,本体左側面部にあるスイッチらしきものは,ワイヤレスモードとワイヤードモードを切り換えるためのものだと思われる
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 右手用形状で,メインボタンのクリック感を調整する機能「Click Force Technology」を採用するのは,ワイヤレス&ワイヤード両対応マウスで,Mamba HyperFluxのオリジナルと言っていい「Razer Mamba」2016年モデル(以下,Mamba 2016)と同じ。ただし,バッテリーを省略する過程でデザインの変更が入ったのか,Mamba 2016にあった側面のLEDはなくなり,左右メインボタン周りのデザインが変わり,本体左側面にはワイヤレスモードとワイヤードモードを切り換えるためと思しきスイッチも追加になっていたりする。
 公称サイズも70.1(W)×124.7(D)×43.2(H)mmとMamba 2016の同70(W)×128(D)×42.5(H)mmから変わっているので,形状は従来モデルと比べて新しくなったという理解でよさそうだ。

 また重要な仕様変更としては,従来だとレーザーセンサーを搭載していたのが,Mamba HyperFluxでは「Razer 5G Optical Sensor」に変わっている点も挙げられるだろう。

採用するワイヤレス技術はRazer独自の「AFT」(Adaptive Frequency Technology)。「2.4GHz帯の無線通信を行ううえで最も干渉の少ない周波数を自動的に選択し,必要に応じてホッピングさせることで,データ伝送の安定性を確保しており,ほかのどんなゲーマー向けワイヤレスマウスよりも低遅延でデータ伝送を行える」として「Razer Lancehead」で採用されたのと同じだ。アップデートが入っているかどうかについて,Razerは言及していない
画像集 No.006のサムネイル画像 / [CES 2018]Razer,ワイヤレスマウスを充電から解放するシステム「HyperFlux」発表。マウス側にはバッテリーを搭載せず軽量化し,常時給電に

 一方のFirefly HyperFluxは基本的に,LEDイルミネーション搭載のマウスパッドであるRazer Fireflyシリーズをワイヤレス充電へ対応させたものとなる。ただ,サーフェスはリバーシブルになり,片側が布系,片側がプラスチック系の表面加工となった。

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 公称本体サイズは355(W)×282.5(D)×12.9(H)mm。布系サーフェスを採用する従来製品「Razer Firefly Cloth Edition」だと同355(W)×255(D)×3.5(H)mmなので,「どちらの数字も,本体奥側にあるワイヤレスレシーバー部の厚みを含んでいない」とするなら,FireFly Hyperfluxは,充電機構と,リバーシブルなサーフェスに対応する機構を新設した結果,相応に厚さを増したと言えるかもしれない。

Firefly Hyperfluxの内部構造を示唆するイメージ
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 POWERPLAYの単なるコピーになることなく,ワイヤレスマウスの軽量化を実現してきたという点で,Mamba HyperFluxにグッとくる人も多いのではなかろうか。セット販売の価格はさすがに高いので,気になった人は,いまから予算の確保を始めておいたほうがよさそうだ。

●Mamba HyperFluxの主なスペック
  • 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤレス&ワイヤード両対応タイプ
  • 搭載センサー:Razer 5G Optical Sensor
  • ボタン:左右メイン,センタークリック&チルト機能付きスクロールホイール,ホイール手前×2,左サイド×2
  • トラッキング速度:450 IPS
  • 最大加速度:50G
  • フレームレート:未公開
  • 画像処理能力:未公開
  • トラッキング解像度:最大16000DPI
  • レポートレート(ポーリングレート):最大1000Hz
  • データ転送フォーマット:未公開
  • リフトオフディスタンス:未公開
  • LEDイルミネーション:搭載(※約1677万色から選択可能,Razer Chroma対応)
  • 公称最大バッテリー駆動時間:バッテリー非搭載(※ワイヤレスモード時は常時給電)
  • 本体サイズ:70(W)×128(D)×42.5(H)mm
  • 重量:96g
  • マウスソール:未公開
  • ケーブル長:約2.1m(※Firefly HyperFluxを利用しないときにワイヤードマウスとして使うためのもの)
  • 対応OS:未公開
  • 発売予定時期:2018年第1四半期中(※世界市場,Razerzone.comとも)
  • 価格:249.99ドル(税別,Firefly Hyperfluxとセット)
  • 保証期間:未公開

●Firefly Hyperfluxの主なスペック
  • 公称本体サイズ:355(W)×282.5(D)×12.9(H)mm
  • 公称コントロールモジュール高:未公開
  • 公称マウスパッド高:未公開
  • LEDイルミネーション:搭載(※約1677万色から選択可能)
  • 公称重量:643g(※ケーブル除く),685g(ケーブル含む)
  • ケーブル長:約2.1m
  • 対応OS:Windows 10・8.x・7
  • 発売日:2018年第1四半期中(※世界市場,Razerzone.comとも)
  • 価格:249.99ドル(税別,Mamba Hyperfluxとセット)
  • 保証期間:未公開
  • 関連タイトル:

    Razer

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