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「ソウル・サクリファイス デルタ」のファンイベント「ソウル・サクリFES」が開催。開発エピソードや次回作の構想が明かされたトークセッションをレポート
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印刷2014/03/03 17:01

イベント

「ソウル・サクリファイス デルタ」のファンイベント「ソウル・サクリFES」が開催。開発エピソードや次回作の構想が明かされたトークセッションをレポート

画像集#001のサムネイル/「ソウル・サクリファイス デルタ」のファンイベント「ソウル・サクリFES」が開催。開発エピソードや次回作の構想が明かされたトークセッションをレポート
 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は,同社が3月6日に発売を予定しているPlayStation Vita用ソフト「ソウル・サクリファイス デルタ」のファンイベント「ソウル・サクリFES」を,2014年3月1日に東京・六本木のニコファーレで開催した。
 このイベントでは,同作の先行試遊会と,開発陣やゲストによるステージイベントが行われた。本稿では,同タイトルのコンセプターを務めるcomceptの稲船敬二氏をはじめ,開発陣が登壇したトークセッションの模様を中心にお届けする。

イベントのオープニングでは,同作とその予約特典が紹介された
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ゲーム本編に登場する3人のヒロイン,ニミュエ,エレイン,レッドフードが登壇
画像集#006のサムネイル/「ソウル・サクリファイス デルタ」のファンイベント「ソウル・サクリFES」が開催。開発エピソードや次回作の構想が明かされたトークセッションをレポート

 トークセッション「デルタ会談」には,同作を手がけたSCEJA,comcept,マーベラスAQLの3社から5名が登壇し,開発秘話を明かしたり,来場者からの質問に答えたりした。

左からSCEJA プロデューサー 本村健太郎氏,SCEJA アソシエイトプロデューサー 鳥山晃之氏,comcept ディレクター 下川輝宏氏,マーベラスAQL デベロップメントマネージャー 岡村 光氏,マーベラスAQL デベロップメントディレクター 平田靖典氏
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 トークの冒頭では,ステージ上から多くの来場者を目にした下川輝宏氏が,「目の前の光景が信じられない。これは魔法が作りだした幻じゃないか」とゲームの内容を絡めた冗談を口にしつつ,「ここまでやってきてよかったなと思います。前作『ソウル・サクリファイス』の発売時もファンイベントを開催しましたが,やっぱりファンの方に会えるのはうれしいですね」とコメントした。

 続いて,同作の注目ポイントに関して本村健太郎氏が言及。「こちら」で掲載されたPVの中では,魔法が600種類と示されているが,実際の製品版には900種類以上が実装されているそうだ。

 シナリオでは,魔術書「リブロム」などの文献にちりばめられた伏線がポイントであると話す下川氏。それらでしか語られない部分もあるため,いろいろなところを読んでほしいとのこと。

 ゲームシステムに関しては,連携魔法を入れたり,新たなシステムを加えたりと,共闘部分を見直したことがポイントだと鳥山晃之氏は語った。
 平田靖典氏もまた,魔法の連携をはじめ,バトル部分が進化しているほか,やり込み要素も加えているので,さらに長く遊べるようになっていると説明。
 岡村 光氏は,登場NPCが増えており,かつAIも強化されているので,プレイヤーはお気に入りのキャラクターを見つけやすいのではないかと話していた。

デルタ会談のMCを務めたのは,SCEJAの北尾泰大氏(左)と,タレントの結さん
画像集#008のサムネイル/「ソウル・サクリファイス デルタ」のファンイベント「ソウル・サクリFES」が開催。開発エピソードや次回作の構想が明かされたトークセッションをレポート

 そして,話題は同作の演出や音楽にも及んだ。演出を手がける岡村氏は,下川氏の書いたシナリオの内容を損なわず,かつプレイヤーに分かりやすくすることを心がけたという。

 音楽を手がける鳥山氏は,本作がグリム童話をモチーフとしていることから,新曲10曲の演奏にベルギーのオーケストラを起用したエピソードを披露。一方,ボーカルはアメリカで収録したとのことで,収録時は日本とアメリカ,そしてベルギーをWebでつないで行われたそうだ。

 また,来場者からの質問に答える形で,同作のボーカル曲で使われる言語が,作曲を担当した光田康典氏による造語であることや,前作のNPCにまつわるエピソードが新たに収録されること,ダウンロードコンテンツは一部を除き無料で提供されることなどが明かされた。

 さらに特徴的な魔物の設定に関する質問をされた下川氏は,最初に誰もが共感できるような背景を考えると返答。普通の人物ではなかなか感情移入がしにくいため,逆説的だが,少し変わった人物をフィーチャーすることで,彼らの抱く欲望に深く共感を得られるように考えていると解説した。

 スペシャルインタビューのコーナーでは,同作のコンセプターを務める稲船敬二氏が登壇。前作の発表時,「プレイヤーに今まで遊んだどのゲームよりもおもしろいと言わせたい」という稲船氏の発言に対して,同作ではどの程度達成できたかという質問が飛び,稲船氏は謙遜が入っているとしながらも,「まだまだ面白くできます」と返答した。

comcept CEO/コンセプター 稲船敬二氏
画像集#009のサムネイル/「ソウル・サクリファイス デルタ」のファンイベント「ソウル・サクリFES」が開催。開発エピソードや次回作の構想が明かされたトークセッションをレポート

 稲船氏は,同作が,前作から1年という短い期間でリリースされることについて,製品版だけでなく,体験版やダウンロードコンテンツをどんどん出して,プレイヤーからフィードバックを得られたことによって,実現できたことだという。
 ディレクターの下川氏をはじめとする開発陣の頑張りも相当なものだったようで,稲船氏が進捗に口を出しても,「もうやってます」「できてます」というような返事が来るほどだったそうだ。

 また,単にコンテンツを増やすだけでなく,時間の掛かるシステム改修にチャレンジしている同作について,「このシリーズは守りに入るゲームじゃない」と話す稲船氏。
 そもそも下川氏や平田氏ら,若い人材を中心スタッフに起用しているのも,後進のクリエイターを育成するというチャレンジであるとのことで,とくに下川氏は,シナリオ担当でありながら,システムを含めたゲーム全体を意識しており,非常にディレクター向きの人材であるとのこと。稲船氏は,そういう部分を知っていると,よりゲームを楽しめるのではないかと話していた。

インタビューの聞き手となったのは,本村氏とタレントの松嶋初音さん
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 インタビューの終盤では,稲船氏が「まだまだ,やり逃していることがあります」と発言し,下川氏との間で次回作の構想を練っていることを明かした。実は,同作の中には,次回作向けのアイデアが盛り込まれているのだとか。
 ただし,具体的に企画が進んでいるわけではないそうなので,稲船氏は「ファンがたくさん遊んでくれて,SCEJAさんが『ぜひ次もやりましょう』と言ってくれないと次回作が実現できるかどうか分からない」とし,「ファンの皆さんの声がなければ,ここまで来れませんでした。これからも皆さんの声を聞き続けて,続編につなげていきたいという気持ちでいます。ぜひ皆さんの力を貸していただきたいです」と来場者に呼びかけ,インタビューを締めくくった。

 また会場では,開発陣とゲストによるマルチプレイの実演や,来場者が参加できるゲーム大会も開催された。
 マルチプレイの実演では,同作で新たに登場する魔物「裸の王様」と「ウサギとカメ」が披露された。裸の王様は,国民の誰もが慕う立派な国王が,人々に自分のすべてをさらけ出し,性癖や弱いところまでも知ってほしいという欲望を抱いたために生まれた魔物。もう一方のウサギとカメは,人の上に立つことに疲れた男と,男の泣き顔が好きという性癖を持つ女が合わさって生まれた魔物だ。彼らのアブノーマルな性癖をはじめ,さらなる詳細については「こちら」の記事や,ゲーム本編などで確認してほしい。

裸の王様にチャレンジしたのは,下川氏と平田氏,そしてゲーム実況などで活躍するガッチマンさんとドグマ風見さんの4名。息の合った連携で,見事,魔物討伐に成功
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ウサギとカメのデモプレイでは,結さん,まっくすさん,ぬどんさん,鎌首さんのゲーム実況主チームと,松嶋さん,平田氏,ガッチマンさん,ドグマ風見さんのチームがタイムを競った
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来場者参加型のクイズ大会「知識王決定戦」では,「ソウル・サクリファイス」に関する数々の難問が出題された
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同じく来場者参加のゲーム大会では,予選を勝ち抜いた2チームが新魔物「シンデレラ」の討伐にチャレンジ。両チームとも,当日に顔を合わせたとは思えないほどの連携を見せていた
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 さらに会場では,3月23日に「共闘甲子園 春のセンバツ大会@秋葉原」が開催されることが改めて紹介されたほか,同作の発売日前日となる3月5日に,カウントダウンニコ生特番放送が配信されることが発表された。発売前に同タイトルの情報をおさらいしたいという人は,ぜひチェックしておこう。

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来場者およびニコニコ生放送視聴者へのプレゼント「奴隷の法衣」は,後日,無料DLCとして配信されることが発表された
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