「少女前戦（ドルフロ）」6周年特番まとめ。パン屋作戦の新発表キャラ，ドルフロ2の“休憩室”など最新ゲーム映像を一挙公開

　中国・上海散爆（サンボーン）は2022年5月13日，中国現地向けに「少女前戦（ドールズフロントライン）」の6周年特番を配信した。

　番組では「少女前戦」の6周年施策をはじめ，「逆コーラップス：パン屋作戦」および「少女前戦2（ドールズフロントライン2：追放）」の最新映像，日本未配信の「少前：云图计划（ドールズフロントライン：ニューラルクラウド）」のアップデート情報などが公開された。

「ドールズフロントライン（旧名：少女前線）」4Gamer内サテライトサイト

「少女前戦（ドルフロ）」

　「少女前戦」（iOS / Android。邦題ドールズフロントライン）の中国現地におけるサービス6周年を記念し，番組では戦術人形用の6周年スキンをはじめ，キャンペーンやコラボ情報などが公開された。

　大きくは「少女前戦 3.0」と題した大型アップデートで，画面遷移などの動作環境やUIが大幅に最適化され，よりストレスなく遊べるようになるという。また，TVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」コラボも発表された。この多くはドルフロでは未来の話になるのだろうが，前例を踏まえると無関係な話ではないはずだ。

「逆コーラップス：パン屋作戦」

　XDが2022年内に日本配信を予定している，ドルフロ関連の新作シミュレーションRPG「逆コーラップス：パン屋作戦」（PC / Nintendo Switch / スマートフォン）の最新PVやゲーム映像が公開された。

　本作は“ドルフロの約30年後の世界”を舞台とした作品で，オリジナル版「面包房少女」（※）のリメイク作品となる。
　番組ではストーリーやゲームシステムの特徴のほか，オリジナル版には登場しなかった新キャラクターの姿なども公開された。

※「面包房少女」は，上海散爆の代表・羽中氏が過去に立ち上げた同人サークル「雲母組（mica team）」のゲーム作品（参考記事）


　今回の発表は「ちょっとネタバレになる可能性もあります」とのことだった。具体的な言及こそなかったが，おそらくゲームを実際に遊んだときにハッとなるような情報が隠されているのだろう。

　またストーリーは発表時から大きく変更したほか，キャラクターや戦闘時のアニメーション制作に多くの時間を割いているという。
　さらにキーとなる（？）人狼特別部隊「シュガー」をはじめ，新たな登場人物・ロケーションなどの情報も明らかにされた。

　ゲーム面に関しては，オリジナル版が十数ステージしかなかったところ，今作では何十ものステージに分岐する路線図（全体マップなどの意）を進行・探索し，ルートごとの安全・危険を予測しながら進めていくとのこと。全ステージをカバーする必要はないが，そのぶんプレイごとに体験が異なるようだ。なお「ボスは簡単です（ニヤリ）」だとか。

　そのほか，オリジナル版にあったアイテム「麻酔ガン」に加えて，AP（アクションポイント）を増加するドリンクなど，ゲームを気軽に遊びやすくするためのサポートアイテムも充実しているらしい。

SDキャラクターの2Dアニメーション表現が凝っている

「少女前戦2」（ドールズフロントライン2：追放）

　上海散爆の新作シミュレーションRPG「少女前線2（ドールズフロントライン2：追放）」（iOS / Android / PC）に関して，最新のCG動画をはじめ，新発表のキャラクターやゲーム映像が公開された。

　CG動画はストーリー性のあるムービー仕立てとなり，少女前戦2の世界観が垣間見られた。なかには，初発表の見知った顔も？




　ゲーム面については，計2回の中国クローズドβテスト以降に改修されてきたビジュアル面の比較のほか，ゲームシステムについて「第2回CBTとは全然違う仕様になるかもしれない」と発表された。

　とくに「キャラクターごとの性能の違いが感じられない」という意見が多かったことで，4種類のロールの特徴・相性を明確にしたらしい。

参戦人形の一部。見知った顔もチラホラ

マップビジュアルがブラッシュアップ

　さらにCBT時点では未搭載であった，人形たちと基地のなかでキャッキャウフフできるという「休憩室」のデモ映像も見られた。

　具体的な仕様は不明だが，必要な核心は得たことだろう。


　マルチプレイコンテンツ「暗区（ダークエリア）」の情報も発表された。ここでは各プレイヤーがそれぞれの戦術人形をバーチャルパッドでアクション移動させ，敵が哨戒するマップ内で物資を集めつつ，いかに生存したまま脱出するかを目標とするらしい。

　マップ内はシンボルエンカウント式で，接敵するとその場で通常のシミュレーションバトルに移行する。戦闘時も制限時間は経過し，戦闘中は外の変化も察知できなくなり，当然バトルによるダメージ状態も継続する。いかに戦い，あるいは逃げ，ときには草場でスニークするか。
　これまでになかったシステムだが，楽しさは想像しやすい。

　このほか，中国での第3回CBTの決定も発表された。



　「少前：云图计划（ドールズフロントライン：ニューラルクラウド）」（iOS / Android）に関しては，中国版のアップデートが紹介された。

　新エリア「扇区」は，戦術人形が映画や音楽をとおして夢を実現できる場所だという。詳しいニュアンスは伝え切れていないだろうが，ドルフロの指揮官にはなんとも気になる方向性かもしれない。また，次回のアップデートで一区切りとなるクライマックスを迎えるとのことだ。

　とはいえ，こちらは中国では配信中だが，日本ではまだ正式に発表されていない作品とあり，ここでは雰囲気のみ受け取ってほしい。


　これらに加え，中国では少女前戦のオフライン音楽イベントが開催されると発表され，視聴者たちの喜ぶ様子が見て取れた。


　ドルフロを除き，各新作についてはいずれも日本および世界サービスに関する具体的なスケジュールなどは判明しなかったものの，着実な開発進捗が見えてくる状況であった。日本ではドルフロが2022年8月1日にサービス4周年を迎えるとあり，その時期での続報に期待か。

　なお，4Gamerでは「ドルフロ2のプレイレポート」「ドルフロプロジェクトの年末インタビュー」で最新作の情報に触れている。
　興味がある人は，下記もあわせて読んでほしい。

「ドールズフロントライン（旧名：少女前線）」4Gamer内サテライトサイト

「ドールズフロントライン（旧名：少女前線）」公式サイト

「ドールズフロントライン（旧名：少女前線）」ダウンロードページ

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