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「エモクロアTRPG」から「ダンジョンズ&ドラゴンズ」まで。“ゲームマーケット2023春”のテーブルトークRPG関連ブースをレポート
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印刷2023/05/23 15:50

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「エモクロアTRPG」から「ダンジョンズ&ドラゴンズ」まで。“ゲームマーケット2023春”のテーブルトークRPG関連ブースをレポート

 映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」や,アニメ「狂気山脈 ネイキッド・ピーク」(リンク先は外部サイト)のパイロットフィルムの公開などもあって話題には事欠かないテーブルトークRPGジャンル。
 アナログゲームの祭典であるゲームマーケットでも,テーブルトークRPGはボードゲームやカードゲーム,マーダーミステリーなどと並び,主要なジャンルとして多くのブース出展がなされていた。
 本稿では2023年5月13日と14日に開催された「ゲームマーケット2023春」の会場から,テーブルトークRPG関連のブースをピックアップしてレポートする。

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ダイスタス・チーム「エモクロアTRPG」


 開場早々,長蛇の列が生まれていたのが「エモクロアTRPG」を擁するダイスタス・チームのブースだ。現代に似た世界で巻き起こる《怪異》に絡んだ事件の調査を軸にしながらも,感情の機微やその変化を捉えたゲームシステムで人気を集めるインディーTRPG「エモクロアTRPG」だが,その基本ルールにあたる「エモクロアTRPGルールブック」(税込2500円)とソースブック「メロディック・ディスコード」(税込1500円)が,この日初めて紙媒体で発売されたのだ。

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 テーブルトークRPGを取り巻く環境の変遷が進む中,とくに今注目を集めているタイトルに「エモクロアTRPG」がある。ダイスタス・チームが2021年3月19日に発表した本作は,インディーズ作品ながら革新的な要素をいくつも備え,シーンに衝撃を与えた。ではその革新性とは何なのか。本作の概要と共に,改めて紹介してみたい。

[2021/12/11 12:00]
 同作は,いわゆるオンラインセッションを中心に遊ぶ層を中心に人気を集めているタイトルで,基本ルールはネット上にすべて公開されている(リンクは外部サイト)。そのため紙媒体のルールブックは必ずしも必要ではないのだが,それでもこれだけのファンが詰めかけるあたり,支持層が持つ熱量の高さがうかがえる。

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 ほどなく「完売御礼」の札が出たことで行列は解消されたが,そのタイミングで一息ついていたダイスタス・チームの文町(あやまち)氏ありあ氏に感想を聞いてみた。

「これまでWebをメインに展開してきたので,オフラインでのイベントにどういう反応があるのか不安に思う部分もありましたが,売れた本の冊数で,予想していた以上に確かな手応えを実感しました」(文町氏)

 今回刊行されたルールブックは,“見やすい,かわいい,紙で読める”というのがウリとのことで,内容そのものはオンライン版と変わりない。とはいえ紙ならではの読みやすさ,親しみやすさを感じられるデザインを意識したそうだ。また特典シナリオとしてエモクロア版「Life goes on」も収録されているとのことである。
 またソースブックは,エモクロア世界に存在する〈怪異〉絡みの3つの団体の設定資料と怪異事典,2本のシナリオが収録されている。同作ではこれまで,プレイアビリティの観点からあえて込み入った世界設定を提示してこなかったというが,今回は“こういうのもアリですよ”という意味を込めて,世界観や運用指針を提案するものとのことだった。
 会場およびBOOTHの公式ショップはどちらの本も完売の状態だが,現在再版の準備をしているそうなので,買い逃した人はそちらを楽しみにしておこう。

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「エモクロアTRPG」公式サイト

BOOTH内 ダイスタス・チーム公式ショップ



Role&Roll TRPGギルド「セッションデイズ」


 アークライトのアナログゲーム情報誌「Role&Roll」編集部が主催する「TRPGギルド」のコーナーでは,「新クトゥルフ神話TRPG」「マルチジャンル・ホラーRPG インセイン」「和風幻想RPG 不知火」といったタイトルが体験できる,ミニセッションイベントが開催されていた。

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 また同コーナーには物販ブースも設置され,今回のゲームマーケットに合わせて創刊された新たなテーブルトークRPG情報誌「セッションデイズ vol.1」(税込2000円)の先行販売も行われた。
 同誌には,用語や小物の解説など初心者や女性層を強く意識した入門記事や,声優の菊池勇也さん石井考英さんがテーブルトークRPGの魅力を語るインタビュー企画,さらにはネットで人気の同人グループ・ねこずし卓による書き下ろしの「クトゥルフ神話TRPG」用シナリオなどが収録されており,「Role&Roll」本誌とはまた違った切り口の誌面となっていた。

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 同誌の編集にあたり,中心的な役割を果たしたという「Role&Roll」編集部の山口胡桃氏に話を聞いてみた。
 氏はプレイ動画でテーブルトークRPGを知り,誕生日プレゼントに両親から「クトゥルフ神話TRPG」のルールブックを買ってもらった世代だという。自身の周囲の“動画勢”の感覚と,「Role&Roll」の読者である既存のテーブルトークRPGゲーマー層との間に,若干のズレを感じていたそうだ。そして,「そうした隙間を埋めて新しい導線を作りたい」との思いから,「セッションデイズ」の創刊に携わったとのことである。
 同誌は,この後も年3回ほどのペースでの刊行を予定している。実際,取材中にも若い女性が同誌を買い求める場面に遭遇したくらいで,テーブルトークRPGのファン層は着実に裾野を広げているようである。

「Role&Roll」編集部の山口胡桃氏
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「セッションデイズ」公式サイト



グループSNEの新作情報


 グループSNEのブースでは,「火吹山の魔法使い」などの古典ゲームブックを原作とするテーブルトークRPG「アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版改訂版」(以下,AFF2e)をはじめ,同社が展開するテーブルトークRPGやボードゲーム,マーダーミステリーなどのサポート誌「GMウォーロック」の最新9号が販売されていた。

ファンからのサインに応えるグループSNE代表・安田 均氏
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 代表の安田 均氏に,テーブルトークRPG関連の今後の予定を聞いてみたところ,現在展開している「ソード・ワールド2.0」「トレイル・オブ・クトゥルー」などのタイトルは,継続してサポートを続けていくとのこと。
 とりわけハイペースにサプリメントが翻訳・刊行されているAFF2eでは,モンスター本の第3弾として大著「真・モンスター事典」が,さらに暗黒大陸クールの北方アリオンの街を紹介するガイド本「アリオン旅行記」がこの後に控えているという。

 もちろん,本家ゲームブックの翻訳刊行も続いている。今回のイベント直前に予約が締め切られた完全受注生産ボックスセット「ファイティング・ファンタジー・コレクション 40周年記念〜イアン・リビングストン編〜巨人の影」では,契約上の都合で収録作の発表に思わぬ遅れの出たことが災いし予約が伸び悩んだというが,ファンの懸命な盛り上げが功を奏して,土壇場でかなり持ち直したという話だった。「ファンの方々の情熱には心の底から感動しました。この場を借りてお礼を言いたい気持ちです」と氏は語っていた。

 国産テーブルトークRPGの新作としては,フロム・ソフトウェアの「ELDEN RING」をベースにした「エルデンリングTRPG」(KADOKAWA),そしてボックスタイプで特殊判定が驚きのテーブルトークRPG「境都妖異世界」の発売が予定されている。また,さまざまなファンタジーゲームに利用できる汎用サプリメント「RPGトレジャーブック」(新紀元社)も,翻訳が進行しているとのことだった。

KADOKAWAのカドアナブランドから発売されたマーダーミステリー「鬼面都市捜査File」(税込3500円)は,1990年代に一世を風靡したテーブルトークRPG「ルナル・サーガ」の世界観をベースにしたタイトルだ。ゲームデザインはもちろん,グループSNEの友野 詳氏が担当している
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グループSNE 新刊案内



Wizards of the Coast「ダンジョンズ&ドラゴンズ」


 「ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版」(以下,D&D)と「マジック:ザ・ギャザリング」の試遊イベントが行われてたWizards of the Coastブース。「D&D」の新展開としては,追加ルールブック「フィズバンと竜の宝物庫」が6月15日に発売されることがアナウンスされている。

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TRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」,追加ルールブック「フィズバンと竜の宝物庫」日本語版を6月15日発売。予約受付は5月11日スタート

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 Wizards of the Coastは2023年5月10日,TRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の新商品として,追加ルールブック「フィズバンと竜の宝物庫」の日本語版を,6月15日にリリースすると発表した。予約受付は5月11日に開始される。

[2023/05/10 12:14]
 また前回のゲームマーケットをはじめ,各種イベントですっかりお馴染みとなった体験卓は,整理券が早々に捌けるなど盛況な様子。筆者も参加してみたので,その模様を簡単に紹介しよう。
 鉱山の町・ファンダリンに集った5人の冒険者達。依頼は貴族の坊っちゃんが行方不明になったので,救出してほしいというものだった。報酬は,1人につき金貨20枚とのことだが,ハーフリングのローグを演じることになった筆者は,「貴族なのでもう少し払ってもらえるのでは?」と思い,報酬の値上げを試みることに。〈説得〉技能の判定を行ったところ,めでたく成功。報酬は30枚となった。
 その後,貴族の足取りを追うために〈生存〉判定を行い,行き倒れている貴族の坊っちゃんを発見,と思ったら,その前には銀色に光るドラゴンの姿が! ドラゴンのサイズは小さいが,こちらもヒヨッコの1レベル。戦うか,それとも交渉するかはすべてパーティの決断に委ねられている。初対面の参加者同士なのに思わぬ機転も飛び出し,10分というショートシナリオにもかかわらず,D&Dのエッセンスが凝縮された冒険となっていた。

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 セッション終了後,ダンジョンマスタ―(以下,DM)を務めた千代達也氏(飯田橋のボードゲームバー・グリュックの店長でもある)に感想を聞いたところ,「テーブルトークRPGを知らない人が興味をもって参加してくださることが多く,広がりを感じています」とのこと。同じく別卓でDMを務めていたFighter-Kou氏も,「映画を観たと言って来てくださった方が多くて,D&D熱の高まりが伝わってきます」と話していた。
 筆者が同卓したプレイヤーもD&Dは初プレイという人が多く,「映画が面白かったので興味を持ちましたが,自由度が高くて驚きました」「ロールプレイで役になりきるのが楽しかった」などと感想を述べていた。

体験卓の参加者には,イラストレーター・チョモラン氏の描いたポートレイトが添えられた特製キャラクターシートやペーパーフィギュア,またクリアファイルやバッジなどのノベルティがプレゼントされた
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「ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版」公式サイト



冒険企画局「サイコロ・フィクション」


 「アジアンパンクRPG サタスペ」や汎用システム「サイコロ・フィクション」シリーズなどで知られる冒険企画局のブースでは,テーブルトークRPG関連の新作こそなかったが,「青春バンドTRPG ストラトシャウト」と,文学的青春パンクバンド・太田家とのコラボ楽曲「君と世界制服」の視聴コーナーを設置。またブース内で「ストラトシャウト」を購入すると,CD版「君と世界制服(feat.初音ミク)」がもらえるキャンペーンも実施されていた。

冒険企画局代表の近藤功司氏(右写真)
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 代表である近藤功司氏に今後の予定を聞いてみると,「忍術バトルRPG シノビガミ」のサプリメント「シノビガミ流派ブック 斜歯忍軍」が6月に発売予定とのこと。これで6大流派の設定や追加データを紹介するサポートブックが,ひととおり揃うことになる。
 また氏も代表を務めるオンラインセッションツール「ココフォリア」関連では,冒険企画局のテーブルトークRPGについて,専用のシナリオを準備しているとのことだった。「まずは自分のような古参ゲーマーの立場から,新しいファンとの距離を埋めていきたいですね」とも話していたので,今後に期待したい。
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 オンラインセションの普及により,今やTRPGのプレイ風景は大きく変化した。その変化に大きく貢献してきたのがオンラインセッションツール「ココフォリア」だ。ファンベースの開発からスタートし,法人化に至ったココフォリアだが,その狙いはどこにあるのか。開発者である鳥頭めう氏に話を聞いてみた。

[2023/05/02 09:00]

冒険企画局 公式サイト



やっぱり気になる「RuneQuest」


 ChaosiumのテーブルトークRPG「RuneQuest」の日本語版が,2023年内の発売に向け制作中であることが発表されたのが,2023年2月のこと。その後の進捗などは今のところ発表されていないが,ゲームマーケットのCMON Japanのブースにて,FrogGamesの代表でもある渡辺 健氏を見かけたので,話を聞いてみた。

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 氏によれば「翻訳は順調でレイアウト段階に入っており,冬までには出したいと思っています」とのこと。また基本ルールブックのみならず入門用のボックス・セットも準備しているそうなので,グローランサ世界のファンは期待しておこう。
 またFrog Gamesがパートナーシップ契約を結んだことで,日本語への対応が予告されているテーブルトークRPG専門のデジタル販売サイト・DriveThruRPG(リンク先は外部サイト)については,すでに日本語化作業はあらかた完了されているとのこと。今は本国も含めたサイトリニューアル公開を待っている状態との話だった。

DriveThruRPG


そのほか会場で見かけたテーブルトークRPG関連ブースを写真で紹介していこう。ホビージャパンのブースでは,近作「一つの指輪:指輪物語TRPG スターターセット」や「サンディ・ピーターセンの暗黒神話大系」の新作キャンペーンシナリオ「蛇祖神イグ」が販売されていた。この後は「ウォーハンマーRPG 第4版」のサプリメント「帝立動物園(仮)」などが控えているそうだ
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コノスのブースでは,朱鷺田祐介氏デザインの戦国ドゥームメタルファンタジーRPG「信長の黒い城」と,その姉妹編「黒の新撰組 幕末鬼殺行」のベータ版が販売中。後者のクラウドファンディングも予定しているという
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“ナラティヴ”スタイルのインディーゲームを精力的に翻訳しているハロウ・ヒルのブース。新作は早川秀俊氏(写真右)の翻訳による“ホラー映画を作る”テーブルトークRPGの「ファイナルガール」とのこと。また次回作として,鮎方髙明氏(写真左)の翻訳によるオカルト・ファンタジーRPG「Blades in the Dark」が予定されている
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ゲームブックやT&Tの1人用シナリオを頒布しているFT書房。売り子をしていたイラストレーターの中山将平氏にオススメを聞いたところ,クトゥルーもののゲームブック「狂気山脈のささやき」が推しとのことだった
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インディーデザイナー達による合同ブースのTRPG8eでは,「聖珠伝説パールシード」の30周年記念本「魔の謔れ」「闇の謔れ」(オニオンワークス)や,283件もの同人RPGを紹介する「同人TRPGカタログ2023」(サークル猫又公司),昔話に題材をとった「三枚のお札TRPG」(エテルシアワークショップ)などが販売されていた

 以上,取り上げたブースはあくまでも一部にすぎない。ゲームマーケットの入場者はコロナ禍以前の数の8割にまで回復したというが,テーブルトークRPG系のブースも相応の活況を見せていた。その多様な魅力の一端を感じていただければ幸いだ。
  • 関連タイトル:

    エモクロアTRPG

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    ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版

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