奥義をきわめて専門家さえあざむく贋作を作り出す「Forgery Craft」，Steamのストアページをオープン

　ポーランドのゲームパブリッシャFrozen Districtは，Empyreanが開発する新作タイトル「Forgery Craft」のストアページをSteamでオープンし，トレイラーを公開した。

「Forgery Craft」公式サイト

　“Forgery”とは，文書や紙幣などを偽造する行為のこと。画家を目指す主人公がニセモノの絵画を制作し，嘘の物語をでっちあげて高く売り付けるという，いささかアンモラルなゲームだ。
　しかし，いくら主人公に絵の才能があるとはいえ，美術館の専門家の目さえもあざむく贋作を描くのは，なかなか難しいこと。まずはサインを模写したり，日付を改竄したりなどの簡単なところからスタートし，順に奥深いテクニックを学んでいくという。


　公開されたトレイラーを見ると，ドライヤーで絵の表面にひび割れを作ったりなど，さまざまな贋作技術を駆使する様子が確認できる。こうして資金を得て，さまざまなツールを揃えていくのだが，例えば，コーヒーをかけて古びて色褪せた感じを出すなど，周囲のありふれたものを巧みに使うヒラメキも求められるようだ。


　Frozen Districtは，シンプルな一人称視点のゲームを量産し，安価で販売するというビジネスモデルのゲームメーカーだ。ゲームアワードなどとはあまり縁がないが，同じEmpyreanが開発したリフォームシミュレーション「ハウスフリッパー」シリーズなど，プレイヤーの高い評価を獲得したタイトルも少なくなく，熱心なファンも多い。
　インタフェースとテキストが日本語にも対応するという，この「Forgery Craft」。発売日や価格は発表されていないが，Steamのストアページではウィッシュリストに登録することが可能だ。