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印刷2026/05/23 17:44

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あの「電車アタック」も。スペイン・カタルーニャ州ブースでは12本の新作タイトルに加えてイベントやインキュベータープログラムなど新情報も盛りだくさん[BitSummit]

 京都・みやこめっせで開催中のインディーゲームイベント「BitSummit Punch」で,大きなブースを展開しているのが,スペイン・カタルーニャ州政府の文化振興機関(ICEC)が主催する「Catalan Arts Digital Culture」(またはCatalan Arts)だ。
 2025年7月28日に掲載した連載記事「奥谷海人のAccess Accepted第834回:BitSummit the 13thで気を吐いていたCatalan Arts Digital Cultureブースを取材」でも同ブースを紹介しているが,今年もまた,新作ゲームやイベントなどの情報が満載だった。

Catalan Artsは,イベントスポンサーの1つに名を連ねるほど日本のゲーム業界にとってもありがたい存在だ。「BitSummit Punch」に参加する人はブースに出展されているゲームをチェックしてみよう
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 7月18日から20日かけて京都で開催された「BitSummit the 13th」において,パビリオンブースとして大きな存在感を示していたのが「Catalan Arts Digital Culture」だった。カタルーニャの州政府機関が主導する文化振興機構のプログラムの1つで,南ヨーロッパ最大のゲームイベント「BCN Game Fest by Indie Dev Day」も多きな盛り上がりを見せてくれそうだ。

[2025/07/28 12:00]

 昨年は,メトロイドヴァニア「Altered Alma」やカジュアル対戦ゲーム「Roombattle」など5作品が公開されていたが,2026年は昨年の倍以上となる12作品が展示されており,中でも6月18日の発売が迫るUndercodersのアクション「電車アタック」PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch 2)が大きな目玉になっている。

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 「東京ゲームショウ2025」で公開されて注目を集めた「電車アタック」は(関連記事),大企業に支配されてディストピアとなった日本を舞台に,走る電車をスケートボードのように乗りこなし,トリックを決めながらライバルグループと戦い,大企業を追い詰めていくという,ハチャメチャ感のあふれるスピーディなアクションゲームだ。
 トリックによる得点稼ぎに加えてタイムアタックも重要で,何度もプレイすることで上達していく感覚が味わえる,満足度の高いゲームに仕上がりそうだ。「ジェットセットラジオ」にインスパイアされたというカラフルな世界観も,多くのゲーマーの琴線に触れるだろう。

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 Undercodersの設立者でゲームディレクターのダビド・ジャウマンドレウ(David Jaumandreu)氏に話を聞くと,「電車アタック」には日本の全都道府県が登場し,ステージ数は60を超えるという。
 20年以上も前にバックパッカーとして日本中を歩き回り,温泉好きになった彼がゲームのスタート地点として選んだのは別府温泉。そこから宮崎,鹿児島と南下していくデモ版は,Game Source Entertainmentブースなどでも公開されている。

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 「日本に来られない人も楽しめる観光ガイド」というコンセプトもあるとジャウマンドレウ氏は語っていたが,別府温泉のほか,未公開ながら城崎や箱根といった温泉地が多数登場する模様だ。また東京では,いくつものステージでメジャースポットを網羅し,京都と大阪は非常に大きなマップになると話してくれた。

 すでにSteamで公開されて高評価を得ているデモも,サウンドが刷新され,2 Melloをはじめとするミュージシャンたちとのコラボを実現した。日本時間5月29日18:00には音声まで完全日本語化されたバージョンが公開され,その後に正式ローンチを迎える予定だ。BitSummitに参加できない人はそんなデモ版をダウンロードするか,発売まで待って気軽にプレイを楽しんでみよう。

超知日派のダビド・ジャウマンドレウ氏は,「電車アタック」の開発に携わる傍ら,実は2025年7月にリリースされた2Dアクション作品「NINJA GAIDEN: Ragebound」の外部ディレクターとしてThe Game Kitchenに参加していた人物だ
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■バルセロナ発のビジネス系新情報も豊富に

 バルセロナといえば,南ヨーロッパ最大規模のゲームイベントである「BCN Game Fest」の開催地としても知られている。
 2025年に10周年を迎えた「BCN Game Fest」だが,BitSummit会場にいたイベントディレクターのダニエル・サンチゴサ(Daniel Santigosa)氏によれば,今年はイベントを一新し,名称を「Saga Barcelona Game Fest」に変更したという。これは,「SAGA Saló del Gaming」と「RetroBarcelona」という地元の2つの小規模なゲームイベントをBCN Game Festに統合することで実現したもので,10月9日から11日までの3日間にわたって開催される予定だという。

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 従来より広くアクセスも良好なフィラ・デ・バルセロナ(Fira de Barcelona)との会場契約を結んだことが数日前に発表されており,2万人の一般来場者と5000人のビジネス関係者の参加が見込まれている。
 会場ではインディーゲームの展示やアワード発表のほか,商談プラットフォーム「MeetToMatch」によるマッチングなども行われ,レトロゲームの保存やeスポーツ,さらにカタルーニャ語の普及などを含むカタルーニャ州政府公認の文化イベントとして大きく飛躍することになる。

南欧最大のイベントとしてリニューアルする「Saga Barcelona Game Fest」を仕切るダニエル・サンチゴサ氏
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■インキュベータープログラム「Game BCN」もさらに国際化

 興味深かったのが,カタルーニャ州政府の文化振興機関(ICEC)などが主導する官民一体のゲーム特化型インキュベーションプログラム「Game BCN」の話題だ。
 インキュベーションプログラムとは,経験の浅いスタートアップや開発チームを対象に,オフィスや資金,メンタリング,ビジネスノウハウなどを提供し,商業的な自立(プロフェッショナル化)を一定期間で集中支援する取り組みのこと。

 2014年に始まり,これまで850万ユーロの資金を集めてきたという「Game BCN」の期間は約6か月で,プロジェクト管理を改善する「生産モジュール」と,マーケティングや会社設立などを学ぶ「ビジネスモジュール」の2段階で構成される。
 単なる座学ではなく,現役プロによる指導や,投資家が集まる「Demo Day」でのマッチングなど,徹底した実践重視が特徴だ。過去12年間で100社以上がサポートを受け,すでに55タイトルが商業リリースされた。参加したインディーデベロッパの54%が現存しているという業界定着率の高さも誇っている。

 日本のインディーゲームシーンとも縁が深く,マーベラスが主催する日本初のインディーゲーム専門育成プログラム「iGi indie Game incubator」は,このGame BCNの運営フォーマットをベースに立ち上げられた。サポートを受けたKOTAKE CREATEが「8番出口」で大きなヒットを記録したことはご存じのとおりだ。

 経済産業省が2025年にスタートさせたアクセラレータプログラムの「創風」も,Game BCNの協力を受けており,互いのプログラムがうまく連携したことで,日・カタルーニャ間の相互交流を深めつつある模様だ。

Game BCNのプログラムマネージャーのフェル・アレビジャガ・フアレス氏。彼女に限らず,日本語を勉強しているCatalan Artsブースの関係者は多い
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 さらに,プログラムマネージャーのフェル・アレビジャガ・フアレス(Fer Arrebillaga Juarez)氏によると,こうした実践的な施策の成功が評価されたことで,最近はゲーム開発の経験の浅いサウジアラビアやリトアニアとも協力体制を築き,国際的なインキュベーションプログラムのフォーマットとして実績を作り始めているという。

 Catalan Arts Digital Cultureを取材して分かるのは,両者の関係が単なる文化交流の域を超え,今や互いのインディーゲームエコシステムを刺激し合う実践的なビジネスパートナーへと発展していることだ。「電車アタック」をはじめとする多くの展示作品で日本のゲーム文化に対する大きなリスペクトを見せつつ,欧州屈指のゲームハブとして急成長を続けるバルセロナの熱気が,ここ京都の地から世界へどう広がっていくのか。
 両地域のクリエイターたちが紡ぎ出す新たなシナジーと,今後のさらなる国際展開から目が離せない。

 なお,上記した「電車アタック」のほかにもプレイアブル公開されている新作については別記事で紹介する予定なので,楽しみにしてほしい。

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