名作アドベンチャーの最新作「Dreamfall Chapters: The Longest Journey」の開発費公募が開始

　ポイント＆クリック型の正統派アドベンチャーゲームとしてファンから絶大な支持を得ている「The Longest Journey」シリーズ。その3作目にあたる新作「Dreamfall Chapters: The Longest Journey」の詳細が，一般投資の公募サイトKickstarterで公開された。開発に必要な資金として提示されているのは85万ドルだが，企画公開から4日目で，すでにその75％ほどを集めている。


　チャプターごとにストーリーが語られるスタイルになるというDreamfall Chapters: The Longest Journeyは，前作「Dreamfall: The Longest Journey」同様にゾーイ・カステロが主人公となる。前作のエンディングで危篤状態となり，そのままカサブランカの病院で父に見守られていたゾーイだが，夢の中では新たな能力を使って活発に活動しており，マジカルな「Arcadia」やサイバーパンク風の「Stark」といった世界での旅を続けることになる。
　シリーズでおなじみの人物達も引き続き登場する予定で，「StarkでWatiCorpは何を企んでいるのか」「Dreamerとは何なのか」「Arcadiaでエイプリルは生きているのか」といった，さまざまな疑問がチャプターを追うごとに解き明かされていくという。


　開発を行うのは，Funcomから独立した古参のメンバー達からなるRed Thread Gamesで，プロデューサーであるラグナー・トーンクイスト（Ragnar Tornquist）氏や，シナリオライターのダグ・スヘーフェ（Dag Scheve）氏らを中心とした開発者達だ。
　本作はFuncomから「The Longest Journey」のライセンスを供与される形で開発されており，今回の募集で得た資金は，すでにノルウェー政府から受けた17万5000ドル相当の助成金と合わせて，今後の開発に使用されるとのこと。日本でも高い知名度を誇るシリーズだけに，その進展に期待したいところだ。

Kickstarterの「Dreamfall: The Longest Journey」開発費公募ページ