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印刷2011/03/02 00:00

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[CeBIT]ASUS,“まるでKinect”なセンサーや裸眼立体視ノートPCを公開。R.O.G.ブランドの新製品も

 CeBIT 2011開催の前日となるドイツ時間の2011年2月28日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,CeBIT 2011の同社ブースを報道関係者に先行公開した。

 同社ブースでは,PCの映像をワイヤレスでテレビに飛ばしつつ全身を使ってゲームの操作ができる製品や,裸眼立体視に対応するノートPCなど,いままでPCにあまり採用されていなかった技術を搭載した製品が多く展示されている。また,Intel 6シリーズチップセット最上位となる「Intel Z68 Express」(以下,Z68)搭載のマザーボードも公開された。
 ほかにもブース内には,マザーボードや周辺機器などの「R.O.G.」(Republic Of Games)ブランドを中心としたゲームゾーンも設置されているなど注目度は高そうだ。そんなブースの模様をお届けしよう。


全身を使ってゲームを操作する「WAVI Xtion」


画像集#018のサムネイル/[CeBIT]ASUS,“まるでKinect”なセンサーや裸眼立体視ノートPCを公開。R.O.G.ブランドの新製品も
「WAVI Xtion」
 ASUSのブースにあった新製品のなかで,4Gamer的に最も注目したいのが「WAVI Xtion」だ。

 このWAVI Xtionは,センサーユニット「Xtion」と,1080p入出力に対応した2基のワイヤレスディスプレイユニット「WAVI」とのセットで構成されている。片方のWAVIにPCを,もう片方のWAVIにテレビとXtionをそれぞれ接続すると,PCとセンサー&テレビ間をワイヤレス化でき,すっきり接続できるというわけだ。
 なおXtionユニットは,「Kinect」のように体を使ってゲームなどの操作を可能にするセンサーとなっている。

 ASUSは,Current Circusが開発中のレーシングゲーム「Beat Booster」を使って,WAVI Xtionの実動デモを披露しており,見る限り,完成度は現時点でも高そうだ。なお同社は,WAVI Xtionを5月中にも市場投入する考えとしている。


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Xtionユニットはテレビの下に置いて使う。PCとテレビ間の映像データのやりとりは2基のWAVIユニットがワイヤレスで行う仕様だ
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Beat Boosterのプレイ画面。プレイヤーは,全身を使ってコントロールしつつ,障害をくぐりぬけながら速さを競う


Intel Z68 Expressチップセット搭載マザーを展示


 CeBIT 2011にて各社が公開するであろうZ68,同社ブースにはそのチップセットを搭載したマザーボード「P8Z68V-PRO」も展示されていた。
 Z68は,現行の「Intel P67 Express」に,Sandy Bridgeの統合型グラフィックス機能と,同機能のオーバークロック設定サポートを追加した上位モデルとなるチップセットだ。

 ちなみに,Sandy BridgeといえばIntel 6シリーズチップセットの不具合が記憶に新しいが,Serial ATA 3Gbpsポート問題を解消したB3ステッピング版Intel 6シリーズチップセット搭載マザーボードは,すでに出荷が始まっているとのことである。

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Z68を採用するP8Z68V-PRO
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P8Z68V-PROのI/Oインタフェース。HDMIとDVI-D,Dsub 15pinの3種類のディスプレイ出力をサポートする


メガネ不要の裸眼立体視対応ノートPC


 ASUSは,R.O.G.ブランドのノートPC「G53 SW 3D」において,裸眼立体視表示に対応したモデルを用意している。ブースでは実際に,G53 SW 3Dを用いた裸眼立体視表示のデモが行われていた。

 ちなみに同製品は,標準だとネイティブ120Hz入力に対応した15.6インチ液晶パネルを搭載するが,オプションで裸眼立体視表示対応の2層式パネルに変更もできるという。裸眼立体視表示対応のパネルを選んだ場合は,Webカメラを使ってユーザーの目の位置を自動的に追尾することで,どのアングルからでも自然な立体視表示が可能になるとのこと。
 さらに,HDMI 1.4aに対応しており,立体視対応テレビへのBlu-ray 3Dタイトル出力も可能だそうだ。

G53 SW 3Dによる裸眼立体視表示のデモ。ノートPCのWebカメラが目の位置を追尾するようになっており,どの角度から見ても自然な立体視表示が楽しめるという
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 ほかにも同社ブースには,Fusion APUを搭載したノートPCや,タブレット製品群の最新エンジニアリングサンプルなども展示されていた。
 また,立体視に対応した製品では,27インチパネルを採用したディスプレイ「VG278H」も公開されている。「VG278Hは,本体にエミッターを内蔵するため,手軽に立体視可能なゲームタイトルを楽しめるようになる」(ASUS関係者)とのことである。

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AMDのFusion APU「C-50/1.0GHz」を搭載したノートPC「EeePC 1011PX」
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E-350を搭載し,12.1インチ液晶パネルを備える「EeePC 1215B」
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エミッターを内蔵する27インチの立体視対応液晶ディスプレイ「VG278H」


ゲーマー向けR.O.G.ブランドの新モデルを披露


 R.O.G.ブランドのなかで注目モデルとして紹介されたのは,「MATRIX GTX580 P/2DIS/1536MD5」(以下,MATRIX GTX580 Platinum)と「Rampage III Black Edition」だ。

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MATRIX GTX 580 Platinumの実動デモ
 2011年2月23日発表された「ENGTX580 DCII/2DIS/1536MD5」と同様に,MATRIX GTX580 Platinumも,3スロットタイプの「DirectCU II」クーラーを搭載し,GPUにヒートパイプを直付けした製品である。さらに,GPUコアなどへの供給電圧をリアルタイムで変更できるスイッチと,各電圧をチェックできる測定ポイントをそれぞれ備えた独自基板を新たに採用するという。
 また,Windows上から簡単にクロックや電圧の設定ができる「GPU Tweak」もサポートする。

 動作クロックなどの仕様は明かされなかったが,「シングルGPUで世界最速の製品を目指す」と関係者は述べていた。

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基板上に搭載するボタンスイッチでGPUの各種電圧を調節できる
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ブラケット部にセーフモードボタンを備え,設定を簡単にリセットできる

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Rampage III Black Edition
 「Rampage III Black Edition」は,現行の「Rampage III Extreme」をベースに,Bluetooth 3.0への対応やバックパネルI/Oまわりの見直しを図ったモデルとなる。
 ASUS製サウンドカード「Xonar」に用いられるサウンドチップとBigfoot Networks製のネットワークアクセラレータ「Killer E2100」とを1枚の拡張カードに搭載した「ThunderBolt」,そして,ヘッドセットが同梱されることも特徴だ。追加された要素を見ると,オーバークロック向けからもゲーム向けからも離れてしまっている印象を受けるが,だからこそ「Extreme」「Formula」が付かない型番になっているのかもしれない。

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Rampage III Black EditionのI/Oインタフェース。ゲーム用途での使い道が「?」な無線LANアンテナ用と思われるコネクタを搭載する
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Xonarにも使われるサウンドチップと,Killer E2100を1枚の基板に搭載した,ThunderBoltカード
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