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全米が吐いた!? ついに日本語版が発売されないまま続編がリリースされた,Xbox 360「Dead Space」のレビューを掲載
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印刷2009/10/06 17:38

レビュー

日本語版が発売されないまま続編がリリースされた,エグいことこの上ないSFホラーTPS

Dead Space

Text by Alexander服部

Dead Space
 今回紹介するのは,Xbox 360版「Dead Space」だ。海外では,そのあまりの怖さ(グロさ)から,ホラーゲーム制作のハードルを一段高くしただけではなく,カプコンが生み出した傑作ホラー「バイオハザード」シリーズに対してのオマージュとしても好評を得ているホラーTPSである。
 残念ながらゴア表現の強烈さからか,本作の日本語版は発売されていない。そして発売されそうな気配もないまま,Dead Spaceの前日譚を描くWii用ガンシューティング,「デッドスペース エクストラクション」が,10月1日に発売された。
 とはいえ,単に日本語版が発売されていないだけで,「Dead Space」が遊べないわけではない。というわけで,デッドスペース エクストラクションのリリースで再び注目を集めるだろう本作のレビュー記事を,プレイムービーを交えてお届けしたい。

Dead Space


主人公はヒーローじゃない。だから怖いのだ


Dead Space
 Dead Spaceの主人公はエンジニアだ。あくまで一介の技術者であり,戦闘訓練を受けているわけでも,戦いに役に立つ特別な才能があるわけでもない。
 そのエンジニアが,救難信号を発していた採掘艦USG Ishimuraに向かったところ,なぜかそこには誰もいない……どころか,クリーチャーがうじゃうじゃとひしめいていた。しかもそれらが襲い掛かってくるのだからたまらない。さらに困ったことに,自分が乗ってきた宇宙船は大破してしまう。主人公は生き残るために,クリーチャーの攻撃から身を守りつつ,主にIshimura内を探索することになるのだが,武器は当然,採掘作業用の工具である。

 実際にプレイするとすぐに分かるのだが,この状況からは絶望と恐怖しか感じられない。相手の正体も分からなければ,どうしていいのかも分からないからだ。生存者はいるのか,この状況を生んだ原因は何なのか。逃げ場のない閉鎖空間という舞台だけでも怖いというのに,タフなクリーチャーを相手に採掘作業用の道具で戦わなければならないとは……。

Dead Space


生き残るためにとにかく戦え!


 武器はある。作業用の工具とはいえ,Plasma Cutterというプラズマの刃を射出する道具を最初から持っている。クリーチャーを相手にするには少々心許ない気もするが,これは序盤から終盤まで活用できる優れた武器である。そのほかにも,Pulse RifleやFlamethrower,Force Gunなど,なかなか凶悪な道具が登場するので,いつまでも泣きわめきながら逃げ続ける必要はない。
 また,主人公はちょっとした超能力を2種類持っている。一つはSTASISという,対象の動きをスローにする力だ。敵に使えば戦闘を有利に進められるし,その効果は機械に対しても有効だ。


 もう一つの能力はKINESIS,いわゆる念動力だ。手を触れることなく重いモノを動かしたり,引き寄せたり,飛ばしたりできる。敵にモノをぶつけることもでき,使い勝手のよい能力だ。どうやら無重力状態での移動にもこの力の一部が使われているようで,無重力状態における独特のアクションを実現している。それに関しては後述する。

 戦闘で大切なのは,とにかく部位破壊だ。本作はクリーチャーの数が多く,武器の弾数は少ない。「俺の圧倒的な火力の前に跪け!」というプレイはなかなか楽しめないのだ。しかし,相手の足を狙って破壊すれば,相手の移動力を削ぐことができる。また,主に攻撃に使われる腕を破壊してしまえば,相手から致命傷を受ける可能性が減る。このように,相手の生物的な特徴を考慮しつつ,積極的に部位破壊を狙っていく必要がある。
 ちなみに,ちょっとやそっとの部位破壊では,クリーチャーは死なない。ボロボロになりながらも,主人公を執拗に追いかけてくる敵からは,たっぷりと“嫌な感じ”が味わえること請け合いだ。

Dead Space

Dead Space
 ゲームの舞台には一応STOREが存在する。自動販売機方式ながら,強力な武器や回復アイテムを購入可能だ。ちなみにお金は,冒険中に拾うのが基本。犠牲者の中に大金持ちがいれば助かるのだが,筆者はゲーム中,そういうケースに遭遇したことはない。

 絶望的なんだか,生存の可能性がありそうなんだか,よく分からないという人も当然いるだろうが,とにかく慎重に行動していけば,活路は見いだせる。この“絶望的ながらも落ち着いて行動すれば前進できる」というゲームバランスは絶妙だ。アイテムの使い方を教えるチュートリアルも,プレイヤーに意識させないほどうまくストーリーに溶け込ませている。世界観を作り込み,それを見せるには,ここまでシステムと連動させる必要があるのだと,思わず感心してしまうほどの丁寧な作りである。


ユニークなシステムと見事な演出


 ここまで読んでみてDead Spaceに興味を持ったとしても,「俺,英語わかんないし遊べないよ」という人もいるかもしれない。しかし,クリアするだけなら英語力はあまり必要ない。シナリオが理解できないのは切ないが,基本的に本作の恐怖演出に,言語は使用されていない。そして有り難いことに,次の目的地を示すマーカーが表示されるのだ。もし迷ったらマーカーを出し,それに沿って移動することでストーリーを進められる。この親切設計は,言語の壁を飛び越えるための装置として,実にうまく機能している。

 興味深い要素としては,ほかにも“無重力状態”や“真空状態”などが挙げられる。無重力状態では重力からの解放が発生し,三半規管の許す限り自由に動き回ることができる。技術者であり人間でもある主人公は,壁や床がないと不安になってしまうので,自由自在に飛び回れる……というほどではないのだが,それなりに動き回ることができる。
 真空状態では,宇宙服内蔵の酸素がなくならない限りは普通に行動できるのだが,なくなると即死するので注意が必要だ。空気缶などのアイテムがない状態で,宇宙空間に長時間滞在するのは危険だ。
 これらの要素は,宇宙空間に漂う閉じられた空間を演出するだけではなく,ゲーム内部での飽きを防止するアクセントになっている。演出面だけで考えても,無酸素エリアの出入りでディスパッチ内部に空気が注入されたり,無酸素エリアでは普段聞いているSEにエフェクトがかかったりと,うまく雰囲気を出すことに成功している。


 演出という意味では,SFホラーならではの恐怖演出も見逃せない。びっくりさせるようなものが多いのだが,それ以外にも,歩いているだけで怖くなるようなエリアもある。これらに関しては実際に見てもらうのが一番だろう。(恐怖の)程度の軽いものを用意したので,興味のある人はぜひ視聴してほしい。ヘッドフォン推奨。



ゲームに国境はない


Dead Space
Dead Space
 海外の映画や音楽,スポーツといったエンターテインメントを深く楽しむためには,もちろん言語の壁を越える必要がある。しかし,ひとまず“楽しむ”くらいであれば,多少内容の意味が分からなくても,十分面白いものだ。
 Dead Spaceに関しても,もちろんそれは当てはまる。言語の問題だけでなく,入手するためのハードルも若干高かったりする本作だが,少しでも興味を持ったのであれば,海外ゲームを扱うショップなどで購入し,ぜひ筆者のように恐怖に打ち震えてもらいたい。この怖さ,ゲームとしての面白さは本物だ(ただし,怖いゲームが苦手な人は,本当にプレイしないほうがいいかもしれない)。

 なお,10月1日に発売された「デッドスペース エクストラクション」は,冒頭でも述べたとおり,Wii用のガンシューティングで,Dead Spaceの前日譚が描かれている。ゲームのジャンルは大きく異なっているが,Xbox 360もWiiも持っているという人は,ぜひとも遊び比べてみよう。

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