オープンワールド型ゾンビアクション「ダイイングライト」の最新トレイラーが公開。次世代ゲームエンジンによる，リアリスティックな照明効果に注目

　Warner Bros. Interactive Entertainmentが，2014年内のリリースを予定しているゾンビアクションゲーム「ダイイングライト」（PC / PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360）の最新トレイラーが公開された。


　ダイイングライトは，「デッドアイランド」シリーズで知られるポーランドのデベロッパ，Techlandの手によるゾンビアクションゲームの最新作だ。プレイヤーはゾンビが大発生した都市の中を，一人称視界で自由に動き回りながら，救援物資を得たり，生存者達を救出したりしながら，ゾンビと戦っていくことになる。


　原題の「Dying Light」（死にゆく光）という言葉からも分かるとおり，本作では「光」が非常に重要な要素として描かれている。例えば，ゾンビ達は日中こそ比較的大人しいものの，いったん陽が沈むと狂暴性を増す。また，彼らに懐中電灯を向ければ目眩ましになるが，プレイヤーは常に電池の残量を気にしながら行動せねばならない。

　今回のトレイラーは，そうした「ダイイングライト」の照明効果にスポットをあてたテクノロジーデモになっていて，解説こそないものの，リアリスティックな表現によるゲーム内風景を見ることができる。
　本作には，Techlandが2003年以来改良を続けている自社ゲームエンジンの最新世代で，DirectX11に対応する「Chrome Engine 6」が採用されている。個々のオブジェクトに光が反響する“Realtime Local Reflection”や，パーティクル単位での影の表現を可能にした“Particles Shadows”といったエフェクトにも対応しているという。


　こうした照明効果は，最近になってようやく実装されたとのことで，このトレイラーの舞台となっている「旧市街」も，以前よりぐっと雰囲気を増したように感じられる。もちろん，こうした次世代機向けの表現は，PlayStation 4やXbox One，そしてPC版でしか堪能できないと思われるが，2014年の発売が，より楽しみになったのは間違いないだろう。より磨きをかけたグラフィックスで登場するであろう，本作のリリースに期待しよう。

「ダイイングライト」公式サイト（英語）