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[TGS 2013]「ルーセントハート」などを手がける台湾PlayCooが東京ゲームショウ2013で自社ブースを展開。“ルーハ”のモバイル版も現在開発中
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印刷2013/09/22 22:34

インタビュー

[TGS 2013]「ルーセントハート」などを手がける台湾PlayCooが東京ゲームショウ2013で自社ブースを展開。“ルーハ”のモバイル版も現在開発中

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 台湾のデベロッパ「PlayCoo」は,会社名が表に出ることは多くないが,「ルーセントハート」「DIVINA(ディビーナ)」「Dream Drops(ドリームドロップス)」などの開発元と聞けばピンと来るゲーマーはたくさんいるだろう。そんなPlayCooが,東京ゲームショウ2013では自社ブースを展開していた。同社はGamaniaグループに属する開発スタジオだが,最近グループの方針が変わって,自社系列でないパブリッシャにも積極的に展開するようになったのだという。
 同社の社長のJoyce Chang氏にコンタクトを取ってみたところ,いくつか新作タイトルの情報が得られたので,本稿ではその中からモバイル系の2タイトルを紹介してみよう。

PlayCoo President, Joyce Chang氏
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Lucent Heart 女神たちの暁


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 「Lucent Heart 女神たちの暁」は,国内サービス開始から5年が経った今でも,着実にファンを獲得し続けているMMORPG「ルーセントハート」からのスピンオフタイトルだ。対応プラットフォームはiOSとAndroidで,まずは2014年の春に中国語版がリリースされる予定だ。

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 キャラクターや世界観などのテイストはルーセントハートを踏襲しており,そのほかにも“星座”や“タロットペット”など,ルーセントハートらしさが数多くフィーチャーされているという。
 プレイヤーは自分の分身たるキャラクターと,仲間にしたキャラクターとで最大9名によるチームを編成し,冒険へと赴く。モバイルゲームと聞くとライトな内容を思い描いてしまいがちだが,本作はどちらかというと“一般的なオンラインゲーム”寄りとなっており,街などは基本的にMMOぽいロビーのようになっているようだ。また,通信インフラが脆弱な環境でも遊べるように,ソロプレイ用のコンテンツも用意するという。

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 バトルはSRPG形式で厳密にはターンベースではあるものの,プレイヤーが長時間待ったり,もどかしさを極力感じないように気を遣っており,テンポ良く遊べるという。実機でのプレイの様子こそ確認できなかったが,同社はこのバトルシステムをわざわざ“ダイナミックターンバトル”と名付けており,かなりの自信があるようだった。

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 そのほかには,MMORPGの開発に長けたデベロッパらしく,コミュニティ面を重視している。フレンドリストに登録しているキャラクターなら,相手がログオフしている間も自分のチームに助っ人として一時加入させられるような,最近流行のフィーチャーはしっかり取り入れられている。

 あとはフレンド間でお互いにクエストを受発注し,あたかもFacebookで友達に「いいね!」を付けるような感じで,自然とログインしたくなるコミュニティ造りを心がけているそうだ。原作となるルーセントハートは恋愛オシで展開しているタイトルだが,本作では結婚などの要素はまだ盛り込まれていないとのこと。

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 日本語版のリリース予定についてChang氏に尋ねてみたところ,「ゆくゆくは日本でサービスを行う目的があったのでルーセントハートのIPを選びました」との嬉しい回答が。今回の東京ゲームショウ2013へのブース出展も,どちらかというとパブリッシャ探しの意味合いが強かったのだそうだ。実際,ビジネスデイに行った今回の取材の最中にも,いくつもの国内メーカーが問い合わせにきており,その手ごたえに満足しているようだった。
 なお,一応,日本のガマニアも候補の一つではあるそうだ。ガマニアでのサービスになれば本編との連動要素なども期待できるかもしれないのだが,さて?



姫神闘劇 トランスポーカー(仮)


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 続いて紹介するのは,モバイルゲームでは定番のカードバトルに,トランプの“ポーカー”要素をミックスさせた「姫神闘劇 トランスポーカー(仮)」(iOS / Android)というタイトルだ。台湾で人気のイラストレーターを多数起用したという美麗なカードが魅力となっている。
 じゃあ,その美麗なカードを使ったポーカーなのかというと,そうではない。キャラクターカードにもスート(スペード,ハートなどの記号)は付いているが,それとは別に戦闘時にはトランプのカードが併用される形式になっている。

 具体的に説明すると,まずキャラクターカードでチームを編成しておく。バトルの際は山札からトランプのカードが8枚配られる。そして,その手札のなかから1〜5枚を場に出していく。役はできていなくてもかまわない。場に出したカード群を右側の「剣」の方向にスワイプすると攻撃,左の「薬瓶」の方向にスワイプすると回復が行われる。このとき対象となるのは,出したカードのスートと同じスートのキャラクターのみだ。
 そして,場でポーカーの役が完成すると,追加効果が発生する。与えられるダメージ量(HP回復量)はポーカーの役に準じており,ワンペアなら微々たるダメージ量だが,ロイヤルストレートフラッシュなら即死級,といった具合だ。

上段は敵カード。中断の6枚が自分の部隊。下はトランプのポーカーをやるためのカード。場にはクラブ,ハート,ダイアのカードが出ているため,該当するキャラカードに行動待機の印が付いている。さらにフルハウスなので大ダメージを送り込むこともできる
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 カードの種類は,“人間界,魔界,神界”の3勢力に大別されている。PlayCooが開発したタイトルの経験者ならよくご存じのとおり,絵柄のテイストは日本人にとって違和感がまったくない。日本から文化の影響を受ける台湾というお国柄もあるのだろうが,丁度良い機会なので聞いてみると,本作のイラストレーターには日本人も参加しているとのことで,思わず納得。

カードはアップグレードで絵柄が変わるものも
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 カードバトルのジャンルは定番といえるが,こと国内のタイトルにおいては,強いカードを集めれば無難に勝利できる,という印象が根強くある。しかし本作のバトルバランスは,カードの強さも大切だが,それ以上にポーカーの腕前を重視しているという。
 サービススケジュールに関しては,いまのところ2013年の10月上旬に,台湾と香港そしてマカオでサービス予定となっている。それなりの数がいそうな気がする,従来のカードバトルに飽きた日本人ゲーマーが,本作をプレイしてどう思うだろうか。個人的にもちょっと気になるところだ。

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