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[CES 2017]CES開幕前の先行展示イベントに,AMDの「Ryzen」+「Vega」搭載PCによるゲームデモが登場。Windows Holographic対応HMDも
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印刷2017/01/04 15:53

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[CES 2017]CES開幕前の先行展示イベントに,AMDの「Ryzen」+「Vega」搭載PCによるゲームデモが登場。Windows Holographic対応HMDも

CES Unveiled会場
画像集 No.022のサムネイル画像 / [CES 2017]CES開幕前の先行展示イベントに,AMDの「Ryzen」+「Vega」搭載PCによるゲームデモが登場。Windows Holographic対応HMDも
 毎年1月に米国ラスベガスで開催となる米国最大の家電見本市「CES」では,開幕前に出展社が小さなブースで自社製品を披露する,報道関係者向けの先行展示イベント「CES Unveiled」が開かれるのも恒例となっている。そのイベントが,今年は北米時間2017年1月3日にあった。

 いつもなら,ゲーマー向けの製品が出てくることはあまりないのだが,今年は,Intelが「Kaby Lake」こと第7世代Coreプロセッサの主力モデルを発表したこともあってか,未発表のゲーマー向け製品がチラ見せ的に展示されているのが目に付いた。
 そこで本稿では,CES Unveiledで見かけた要注目のゲーマー向け製品をまとめて紹介したい。


AMD,Ryzen+VegaのPCで4K解像度のゲームをデモ


画像集 No.002のサムネイル画像 / [CES 2017]CES開幕前の先行展示イベントに,AMDの「Ryzen」+「Vega」搭載PCによるゲームデモが登場。Windows Holographic対応HMDも
 まずは会場入り口近くにブースを設けていたAMDから。
 AMDが披露していたのは,次世代デスクトップPC向けCPUとして昨年末に製品名が明らかとなったRyzen」と,同じく次世代GPUで,こちらは製品名がまだ公表されていない「Vega」(ヴェガ,開発コードネーム)を搭載したデモPCによる,「Star Wars Battlefront」のプレイデモだ。
 限定された場で披露されたことは2016年中にもあったという話は会場で聞いたが,CES 2017に登録した報道関係者なら誰でも入れるという,かなり開かれた場所での公開は,今回が初めてかと思う。

これがRyzenとVegaを搭載したデモPCだ。ディスプレイはSamsung Electronics製の4K解像度採用モデルだった
画像集 No.003のサムネイル画像 / [CES 2017]CES開幕前の先行展示イベントに,AMDの「Ryzen」+「Vega」搭載PCによるゲームデモが登場。Windows Holographic対応HMDも

 デモPCの構成や詳細なスペックは教えてもらえなかったが,動作していたStar Wars Battlefrontは,画面解像度が3840×2160ドットで,リフレッシュレートは60fps,影やエフェクト,メッシュの品質設定はすべて「Ultra」という,かなり高負荷な設定。それにも関わらず,プレイ中のフレームレート表示は「ほぼ60fpsで,ときおり57fps程度まで下がることもある」というレベルだった。

デモPCにおけるStar Wars Battlefrontの「Graphics Setting」。解像度は4Kで,各種品質設定はすべてUltraだった
画像集 No.004のサムネイル画像 / [CES 2017]CES開幕前の先行展示イベントに,AMDの「Ryzen」+「Vega」搭載PCによるゲームデモが登場。Windows Holographic対応HMDも 画像集 No.005のサムネイル画像 / [CES 2017]CES開幕前の先行展示イベントに,AMDの「Ryzen」+「Vega」搭載PCによるゲームデモが登場。Windows Holographic対応HMDも

 あくまでもデモPC上での動作なので,これだけでRyzenやVegaの性能を推し量れるというものではない。ただ,4K解像度のゲームを最高クラスのグラフィックス設定で動かし,ほぼ60Hzを維持できる性能を披露したとあたりからは,両製品に対するAMDの自信も感じられよう。製品版のRyzenとVegaがどれくらいの性能を発揮するのか,今から楽しみだ。

プレイ中の画面。写真を拡大してみると,右上にフレームレートを示す「60」という表示がある
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DellとMSIは4コアKaby Lake搭載の新型ゲームノートを出典。バックパックPCのKaby Lake版も?


 次はDellのブースから。
 同社のコーナーに出展されていたのは,Tobii Technology(以下,Tobii)製の視線追跡デバイスを搭載する「ALIENWARE 17 R4」……のような製品だ。しかし,CES 2017で何かの賞を受賞した証のトロフィーが前に置かれているので,既存製品ではないはず。

 そこで説明員に聞いてみたところ,「Kaby Lake搭載モデルである」とのこと。つまり,4コア8スレッド対応のKaby Lake-Hを搭載する未発表のALIENWARE 17であるというわけだ。Kaby Lake世代の立ち上げに合わせて,ALIENWARE 17 R4でも搭載CPUの刷新を考えているということなのだろう。

Dellのコーナーに置かれていた,視線追跡デバイス搭載のALIENWARE 17。Kaby Lake搭載の未発表モデルだった
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 Dellは北米時間1月5日に,ラスベガスでプレスカンファレンスを予定しているので,おそらくそこで発表する製品を先行展示したということだと思われる。詳しい情報はプレスカンファレンスで判明すると思うので,続報を期待してほしい。

 MSIもCES Unveiledにブースを出展していた。そこに置いてあったのは,見慣れたG Seriesのゲーマー向けノートPC「GS63VR Stealth Pro」(以下,GS63VR)と,背中に背負えるVR向けバックパック型PCとして話題になった「VR One」だ。
 説明によると両製品は,Kaby Lake-Hを搭載する未発表PCとのこと。細かいスペックは不明ながら,GS63VRはKaby Lake-HとノートPC向け「GeForce GTX 1060」を,VR OneはKaby Lake-HとノートPC向け「GeForce GTX 1070」を搭載するとのことなので,GPUは現行モデルと変わっていない。こちらもALIENWAREと同じく,CPUだけをKaby Lake世代へスイッチしたマイナーチェンジモデルのようだ。
 これらの製品についても,CES 2017の会期中に続報をレポートできると思う。

GS63VR Stealth ProのKaby Lake-H搭載モデル
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VR OneのKaby Lake-H搭載モデル。残念ながら,背中に背負ってのデモはなかった
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Windows Holographic対応のHMDや,空中で操作できるマウスなども登場


 そのほかにもイベント会場では,Lenovoが同日に発表したばかりのゲーマー向けノートPC「Legion Y720 Laptop」(関連記事)と,現在開発中という「Windows Holographic」対応ヘッドマウントディスプレイの試作機を披露して,注目を集めていた。

Lenovoが開発中のWindows Holographic対応ARヘッドマウントディスプレイの試作機
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 ほぼ製品版に近いと思われるヘッドマウントディスプレイ試作機では,ゴーグル部分の前面にセンサーを搭載しており,外界を認識して位置トラッキングを行えるとのこと。北米市場における価格で400ドル(税別)を下回るラインを狙っているとのことだった。市場に登場すれば話題を呼びそうだ。

外観はちょっとチープになったPC用ヘッドマウントディスプレイといったところか
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装着するとこのようになる(左)。被らせてはもらえなかったが,手に持った人は「とても軽い」と評価していた。ゴーグル部分は上に跳ね上げられるようになっていて,装着作業や使用中に外を見るのが簡単な構造だ
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 イベント会場の中央には,「CES Innovation Award」という賞を受賞した製品がガラスケース内に収めた状態で展示されていたのだが,その中に,Kickstarterで多額の投資を集めたSwiftpoint製マウス「The Z」もあった。Tobiiの視線追跡機能付きディスプレイともども,以下,写真(とムービー)で紹介したい。

The Z。加速度とジャイロの両センサーを搭載しており,マウス自体のチルト操作を行ったり,空中に持ち上げて(ゲーム中のヘリコプターなどで)ピッチ/ロール/ヨー操作を行ったりできる
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こちらはTobiiのブースにあった,日本では未発売のAcer製ゲーマー向けディスプレイ「Predator Z301CT」。30インチの湾曲型液晶パネルを採用し,ディスプレイのベゼル部分下側に,Tobii製の視線追跡デバイスを組み込んでいる
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CES 2017 公式Webサイト

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