本日(2020年9月26日)配信されたセガ・アトラスの公式番組
「セガアトラスTV」 のDay2にて,
「セガパートナーズ エクスプレス」 が配信された。このコーナーは,セガが流通を行う「セガパートナーズ」のタイトルを紹介するもの。
セガパートナーズ エクスプレスは,
9月26日15:00〜17:00 の1回目と,
9月27日18:00〜20:00 の2回目に分けて行われる予定で,合計10社が登壇する予定だ。登壇メーカーは以下の通り。
画像は配信映像をキャプチャしたものです
●9月26日15:00〜17:00
・爆丸がNintendo Switchに初登場! ワーナー・ブラザース
・ペンギンじゃないッス!プリニーっス!/日本一ソフトウェア
・これぞ将棋のeスポーツ!? シルバースタージャパン
・アレスタコレクションに隠し弾!? エムツー
・私タチノ情熱ヲ感ジテクダサイ! Beep Japan
●9月27日18:00〜20:00
・インパルス板倉 俊之 Meets EA! FIFA 21&Star Wars:スコードロン
・深淵に隠された闇に挑むダンジョンRPG/エクスペリエンス
・LET'S ROCK!”GUILTY GEAR -STRIVE-” COMING! アークシステムワークス
・これぞ和風アクションRPG!天穂のサクナヒメ マーベラス
・破天荒にして痛快!マグラムロード ディースリー・パブリッシャー
本稿では,9月26日に行われた1回目の情報をまとめてお伝えする。
爆丸がNintendo Switchに初登場! ワーナー・ブラザース
初めのワーナー・ブラザースの枠では,11月5日に発売予定のSwitch用ソフト「
爆丸 チャンピオンズ・オブ・ヴェストロイア 」が紹介された。爆丸とは,モンスターに変形する球状のホビーで,指でおもちゃをはじいて遊ぶ。2006年から世界各国でマルチメディア展開がなされ,特に北米や欧州では根強い人気を博している。日本ではしばらく展開が途切れていたが,2019年から国内向けにアニメとおもちゃのプロジェクトが再始動した。
「チャンピオンズ・オブ・ヴェストロイア」は,現在放送中のアニメ「爆丸アーマードアライアンス」とホビーの世界観をベースにしたタイトルで,爆丸が好きな人はもちろんRPG好きな人も楽しめるタイトルとなっているという。
本作の大きな柱となる
“爆丸バトル” は,手持ちの爆丸から3体を選んで戦う。バトルフィールドには,爆丸がスキルを使用するのに必要な
“爆コア” が散らばっており,プレイヤーは対戦相手より先にこれを集めて戦いを有利に進めていく。
スキル発動のタイミングや5種類の属性相性を考えた読み合い,複数の爆丸によって繰り出される強力な“コンボ”など,戦略性とアクション要素をミックスした奥深い爆丸バトルが楽しめるそうだ。
オンライン対戦可能にも対応しており,世界中のプレイヤーと爆丸バトルを楽しめる
最後には,「フォートナイト」の最新バンドル
「フォートナイト ラスト・ラフ バンドル」 のパッケージ版や,2021年春にリリースされる
「レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ」 など,同社のタイトルラインナップが一気に紹介された。
ペンギンじゃないッス!プリニーっス!/日本一ソフトウェア
日本一ソフトウェアのコーナーでは,今後発売予定の3タイトルについて同社代表取締役社長の
新川宗平 氏が紹介した。
はじめのタイトルは10月29日に発売予定の
「MAD RAT DEAD」 (
PS4 /
Switch )だ。ニンゲンに解剖されて死ぬはずだった主人公のマッドラットが,神様から与えられた「最期の一日」を利用してニンゲンに復讐しにいく旅路を描く作品。リズムゲームとアクションゲームを合体させたようなゲーム性がポイントで,やればやるほどうまくなっていく楽しさがあると新川氏は述べていた。
続いては11月26日に発売するダンジョンRPG
「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団」 (
PS4 /
PS Vita )の情報だ。本作は「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」の続編で,当初は2019年7月に発売予定だったが,何度かの延期を重ねて,このたび発売されることとなった。
新川氏はまず,長らく発売を待たせてしまったことについてファンに謝罪。前作で好評だったダンジョンRPGの面白さはもちろんのこと,ストーリー部分についても,色々な仕掛けがあるようで「楽しみにしていてください」と語った。
もともと前作がPS Vita向けソフトだったこともあり,本作は既に生産終了となったPS Vitaでも発売される。新川氏によると,再生産については可能か分からないとのことで,PS Vitaユーザーは初回分を手に入れてほしいとアナウンスしていた
3つ目の
「魔界戦記ディスガイア6」 (
PS4 /
Switch )は約6年ぶりのナンバリングタイトルとなるファン待望の新作で,2021年1月28日に発売が予定されている。
大きなトピックスは,
グラフィックスが従来作の2Dから3Dに一新されている こと,シリーズお馴染みのぶっ飛んだ
カンスト値がさらに引き上げられている という2つだ。
特にカンスト値については,レベルが従来の
9999 から
9999万9999 と大幅に引き上げられており,最大ダメージは
9999京 にものぼる。
この変更について新川氏は,本作が気軽にやり込み体験が味わえるバランスになっていることが関係していると語る。従来作は大きなダメージをたたき出すのにある程度のやり込みが必要であり,気軽に遊びたい人には高いハードルになっていた。今回はそのバランスを見直し,ストーリークリアまでにある程度の大きなダメージが叩き出せるようになるなど,手軽に成長が感じられるような調整を行っているのだという。
ただ,それでは今までのやり込みユーザーから「それじゃ物足りない!」と言われそうなので,大幅にカンスト値が増えることになったそうだ。そのほかにもオートプレイ,倍速モードなどプレイヤーがそれぞれのプレイスタイルで快適に遊べるようなタイトルを目指して開発が進められていると新川氏は語った。
9月30日には「ディスガイア6」の実機プレイを交えた生放送が行われる
これぞ将棋のeスポーツ!? シルバースタージャパン
シルバースタージャパンのコーナーでは,プロ棋士であり同社の従業員である
星野良生 氏がSwitch用ソフト「
リアルタイムバトル将棋オンライン 」を紹介した。
本作は,
好きなタイミングで好きな数だけ駒を動かして対局する ,将棋の基本ルールを無視したユニークなタイトル。普通の将棋では王将を囲い「詰み」にした方の勝利だが,リアルタイムバトル将棋では,一瞬でも早く相手の王将を取ったほうが勝ちだ。
弱い駒は3秒,強い駒は6秒のクールタイムが設定されている。制限時間以内に決着がつかない場合は持ち駒の合計点が高い方が勝ち
ゲーム紹介の後は,星野氏がCPUと戦うデモンストレーションも行われた。対戦相手のCPUは最強のAIレベルである「本気」だったが,星野氏はこれに見事勝利。異次元の将棋バトルでもプロ棋士の腕前を見せつけた。
普段使いなれていないコントローラを使ってのチャレンジということもあり,序盤は押され気味だった星野氏が,後半からは徐々に巻き返していく,貫禄の粘り強さを見せた
アレスタコレクションに隠し弾!? エムツー
エムツーの放送枠では,12月24日に発売予定の
「アレスタコレクション」 (
PS4 /
Switch )を,同社の
堀井直樹 氏と
久保田和樹 氏が紹介した。
「アレスタコレクション」は,コンパイルの縦スクロールシューティングゲーム「アレスタ」シリーズ作品をまとめて収録したもので.9月16日に配信された生番組「M2STG 生放送 〜アレもコレも大公開スペシャル〜」で発売日が発表された。
9月16日の生放送後の反響について堀井氏は「思った以上でびっくりしている」と驚く。特にホワイトカラーのゲームギアミクロが付属する限定版については予約が殺到しているそうだ。
さらに今回の配信では“隠し弾”として「アレスタコレクション」に
「GGアレスタ3」 が収録されることが発表された。こちらは完全新作となっており,限定版付属のゲームギアミクロにも収録が決定している。
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2020/09/26 16:40
エムツーは今後も独自の生放送を予定しているとのことで,そこで「GGアレスタ3」や「アレスタコレクション」の続報が発表予定だとアナウンスしていた。
私タチノ情熱ヲ感ジテクダサイ! Beep Japan
ラストとなるBeep Japanからは,10月22日に発売予定の
「Neversong & Pinstripe」 (
PS4 /
Switch )という2つのインディーズゲームをセットにした特別パッケージが紹介された。
「NeverSong」 は,個人デベロッパのトーマス・ブラッシュ氏が手掛けた2Dアクションゲームで,Kickstarterでの資金調達時や開発当初は「Once Upon a Coma」といった名称で進められていた。
主人公ピートは,ある日昏睡状態から目覚めた世界が自分の知るものと違っていることに気づく。プレイヤーは6つのステージをクリアしながら,収容施設から聞こえる悲鳴の正体や,大人達が暴力的になった理由,ピートの過去を解き明かしていくことになる。
同じくトーマス・ブラッシュ氏が作り上げた
「Pinstripe」 は,元牧師のテディーが,娘を助けるために死後の世界を旅するアドベンチャーゲームだ。
ショットガンを撃って仕掛けを動かしたり,頭を悩ませるようなパズルが出てきたりと「NeverSong」に比べて謎解き要素の強い作品となっている。
放送内では,ブラッシュ氏が本業の仕事をしながら5年の歳月をかけて「Pinstripe」を制作したというエピソードや,「NeverSong」には10年前に他界したブラッシュ氏のお父さんへの思いが込められていることが明かされた。どちらのタイトルも氏が並々ならぬ思いで作っていることがうかがえた。