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2023年版 年末年始,これだけは遊んでおこう! おススメのシミュレーション/ストラテジーゲーム10選
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Rule the Waves 3 |
Football Manager 2024 |
SpellForce: Conquest of Eo |
この記事では,そんな今年のシミュレーション/ストラテジーゲームを振り返り,筆者の記憶に残ったゲーム10作品(+α)を選んだ。言うまでもないが,あくまで筆者の主観に基づく選出なので,「あのゲームがないじゃないか!」といった意見もあるかと思うが,ご容赦いただきたい。
筆者が今年4Gamer.netで個別に取り上げたゲームについては,いずれもこの記事で改めて紹介してもおかしくないほどの面白い作品だったのだが,泣く泣く除外している。気になった人は,このページの最後に並べた,それぞれの記事をご覧いただければ幸いだ。それでは,さっそく始めてみよう。
■Last Train Home
デベロッパ:Ashborne Games
パブリッシャ:THQ Nordic
公式サイト:https://lasttrainhome.thqnordic.com/
Steam:公式プロダクトページ
ストラテジーゲームの中で,今年,とくに実りの多かったサブジャンルの1つが,マップを移動しつつ,各地で戦いを繰り広げていくタイプの戦術シムだ。ロボットのカスタマイズや敵の行動を先読みするのが楽しい「Phantom Brigade」,個性的な傭兵チームを率いて国家の存亡にかかわっていく「Jagged Alliance 3」,同じく傭兵たちが架空の中世世界での生き残りをかけて戦う「Wartales」,そして惜しくもMimimi Games最後の作品となってしまったステルスゲーム「Shadow Gambit: カリブの呪い」など,それぞれのキャラクターの特性を活かして戦術を立て,マップをクリアしていく形式の作品に傑作が多かったように思う。
いずれも甲乙つけがたいゲームばかりだが,筆者の印象に一番残ったのが,11月28日にリリースされたばかりの「Last Train Home」だ。
なんといっても,第一次世界大戦末のロシア内戦期に,モスクワからウラジオストクまで横断して故郷へと帰ろうとするチェコスロバキア軍団の兵士たちが主人公という設定が,その筋の人にはたまらないはず。旧ロシア帝国の一員として戦争に参加した彼らが,国内外の情勢に翻弄されつつ,ときには受動的に,ときには能動的にロシア内戦に関与していく物語は実にドラマチック。気になる人は,ぜひ関連書籍を手に取ってほしい。
本作では,そうした史実をうまく取り込んでおり,戦術マップは,なるべく交戦を回避するようなステルスゲームとしての側面が強い。また,全面的な銃撃戦になった場合でも,擲弾兵,偵察兵,ライフル兵,機関銃兵,衛生兵などの諸兵科の特性を使い分けることで,相手を圧倒することが可能だ。例えば,ライフル兵の銃剣突撃は多勢の敵と運悪く遭遇した場合に重宝するし,擲弾兵の手榴弾は意外と射程が長く,遮蔽物を挟んでの遠距離攻撃に役立つ。
こうした戦術マップ間の移動に,チェコスロバキア軍団が保有する装甲列車を使うという設定も,雰囲気があって,とても好きだ。乏しい燃料や食料をやりくりしつつ,ボリシェヴィキと赤軍が支配する非友好地帯となった冬のシベリアを抜けていく旅の行方を,ぜひ見届けてほしい。
■レイルウェイ エンパイア2
デベロッパ:Gaming Minds Studios
パブリッシャ:Kalypso Media
公式サイト:https://kalypsomedia.co.jp/railway-empire2/
Steam:公式プロダクトページ
鉄道経営を扱ったシミュレーションゲームは,これまで数多くの傑作が生まれてきた一大ジャンルだ。2018年に発売された「レイルウェイ エンパイア」の続編「レイルウェイ エンパイア2」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Switch)は,そうした鉄道経営シムの系譜に連なる作品となる。
レイルウェイ エンパイア2は,前作の長所をほぼ100%継承した作品で,各地を鉄道でつなぎ,地域の特産品をほかのエリアに輸送して物流を活性化させて都市を発展させる楽しさは,本作でも健在だ。列車が十分な速度で走れるような線路のカーブや地形の勾配を考え,建設費用とも相談しながら理想的な路線を引けたときの達成感は,ほかの鉄道シムでもなかなか味わえない。もちろん,苦労して引いた線路を走る列車に乗っている気分を味わうための一人称カメラモードも備わっている。乗れる車輌の種類も実に多く,プレイ中に技術ツリーをアンロックすれば,初期型の蒸気機関車からディーゼル機関車まで多彩な車両が登場する。このように,鉄道ファンの心理をとてもよく分かっている点もポイントが高い。
また,各都市にある限られたホームの数を踏まえつつ,多種多様な特産品を輸送するため,各路線を管理していくといった経営要素も,パズル性に満ちており,病みつきになる面白さだった。筆者はこのゲームをプレイしたことで,ダイヤグラムに魅せられる鉄道ファンの気持ちの一端を初めて理解できたかもしれない。
鉄道会社の経営を通じて,19世紀から20世紀にかけての各国の歴史を追体験できるシナリオが充実していることも,本作ならではの魅力だろう。アメリカの西部開拓とフロンティアの消滅,ドイツ統一と普仏戦争,日本の急速な近代化など,歴史的な出来事において,鉄道は常に無視できない要因になってきた。各シナリオは,このような歴史と鉄道との関係に基づく骨太なストーリーを描いており,プレイを進めることで,やはり近代を語るうえで外せない資本主義の成長と合わせて,歴史の大きな流れを感じることができるだろう。
前作と比較して,Railway Empire 2ならではの変更点は,線路を複線化する場合のさまざまな設定を簡単に行える点だ。基本的に複線が推奨されている本作では,単線で引かれた線路をコピーして複線化する機能が追加されたほか,列車の衝突を回避するための進行方向の指示や,分岐器の設置などをワンアクションで行えるなど,複線設定に関する操作が極めてラクになっている。
前作では停止信号をあちこちに設定して細かく管理する必要があり,それはそれでやりがいがあったものの,大幅な路線変更をする際には骨が折れる作業でもあったため,この変更は嬉しい。一方で,各シナリオを攻略するためのタイムリミットは若干,厳しめになった印象だ。ゲーム序盤から各都市の特産品を把握し,将来の路線網を考えておかないと,期限までに目標を達成できない……ということにもなりかねないので,気をつけてほしい。
以上のように,難度のバランスがとれた作品だけに,今後のアップデートにも筆者は大いに期待している。前作であったような,日本を含む新たな地域のDLCの登場も期待したい。
■Age of Wonders 4
デベロッパ:Triumph Studios
パブリッシャ:Paradox Interactive
公式サイト:https://www.paradoxinteractive.com/games/age-of-wonders-4/
Steam:公式プロダクトページ
マップの探検(explore),自勢力の拡張(expand)と領地の開発(exploit),そして敵勢力の撃破(exterminate)を目標としてプレイを進める,いわゆる4Xストラテジーの新作として注目してほしいのが,「Age of Wonders 4」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)だ。
前作「Age of Wonders: Planetfall」は,シリーズでは初となる宇宙を舞台にした作品だったが,自由な拡張スタイルが楽しめる戦略モードと,さまざまなユニットが派手な特殊能力を駆使して戦う戦術モードとが見事に組み合わさった,いかにもAge of Wondersらしい作品だった。
この最新作は,再びファンタジー世界に回帰しており,「SFもいいけど,Age of Wondersといえば,やっぱりファンタジーだよね」というファンの人は,序盤に偵察ユニットでマップを探索し,驚異に満ちた地形や遺跡を発見するだけでも満足できるだろう。
内政面では,プレイの途中で選択する「魔導書」が重要で,選んだ魔導書によって使用できるユニットや魔法,ボーナスが大きく変わってくる。このあたり,いかにもファンタジーらしい設定だろう。どの魔導書にも一長一短あり,シナリオによっては明らかに有利不利が分かれる場合もあるが,そこはロールプレイと効率性を天秤にかけて判断しよう。また,選んだ魔導書の種類によって,自然,秩序,アストラル,影,カオス,マテリアルの各アフィニティーポイントの増加量が決まり,これらポイントを消費することで,強力なボーナスが得られる「帝国の発展」のアンロックの順番も異なってくる。このように,魔導書の組み合わせ次第で勢力の特徴を自由に変えられるため,プレイするたびに新たな発見があるはずだ。
さらに,他勢力との戦闘が楽しいのも本作の大きな魅力だ。戦術モードでは,自勢力の指導者であるヒーローユニットの存在感が大きいが,それ以外の一般ユニットにも,それぞれ長所と短所があり,見せ場に困らない。最近の4Xストラテジーにありがちな,勢力の急速な拡大を防ぐためのペナルティーもさほど大きくないため,テンポ良くゲームを進められる。
おススメしたいのが,プレイを始める際にデフォルトの勢力を選ぶのではなく,ちょっと時間はかかるが,自分だけの勢力を作成することだ。本作のような架空世界のストラテジーを遊ぶ場合には,いかに自勢力に思い入れを持てるかで没入感は大きく変わってくる。嬉しいことに,本作では多様な勢力を自作可能で,人間,エルフ,ドワーフ,リザードマンといった種族の外見を選べるだけでなく,それらの種族の文化的,社会的背景や,最初に所有する魔導書,そして種族を率いる支配者の起源などを細かく設定できるのだ。筆者もこれまで何度も試行錯誤してきたが,最終的に「ドラゴンを支配者として仰ぐ闇エルフの集団」に落ち着いた。皆さんもぜひ,こだわり抜いたオリジナル勢力でプレイを楽しんでほしい。
■Ratopia
デベロッパ:Cassel Games
パブリッシャ:Cassel Games
公式サイト:https://www.casselgames.com/
Steam:公式プロダクトページ
続いて紹介する「Ratopia」は,「RimWorld」や「Oxygen Not Included」などに連なるコロニー・基地建設系シムだ。プレイヤーは母国を追われたネズミの女王として,新天地で新たな王国「ラットピア」の建設に邁進していく。
こうした基地建設シムの場合,水平方向に居住地を拡張していくことが多いが,本作では主に下方向に地面をどんどん掘り進め,そこにさまざまな施設を作っていくという,いかにもネズミを主人公にしたゲームらしいものになっている。ただし,地下の階層がどんどん増えていくと必然的に縦方向の移動が多くなるため,適宜ハシゴを作っておかないと,あとあと移動が困難になる点には注意が必要だ。筆者は最初,そのあたりをまったく考えず,「Minecraft」よろしく調子に乗って掘り進んだ結果,地上に戻れなくなり,リセットするしかなくなってしまった。
Ratopiaの魅力は,やはり,女王を始めとするネズミのキャラクターがとても可愛いことだろう。とくに序盤から孤軍奮闘し,臣下のネズミたちが眠っている間もひたすら資源採集に精を出す女王(つまりプレイヤー)は,まさに王国の主人と呼ぶにふさわしい。ネズミたちが地上や地下をちょこまかと走りながら生活している姿も微笑ましいが,本作は,リソースや住民の管理にかなりの計画性を要求されるシビアなシミュレーションゲームとしての顔も持っている。
食料や資源を効率的に集めるべく新たな住民を呼び寄せたら,住民の数が増えたことで王国内の快適性が低下し,より高度で資材をたくさん必要とする施設の建設に迫られるなど,基地建設系シムではよくあるジレンマに,プレイヤーは頻繁に直面することになるだろう。
適度な冒険・戦闘要素があるのも本作の面白いところだ。地下深く掘り進め,たどり着いたさまざまなバイオームは,単に広大な居住空間を獲得できるにとどまらず,新たな資源を得て,より豊かな王国を目指すためにも重要だ。一部の資源は,敵と戦って入手する必要があるほか,ゾンビネズミや敵対的な勢力が定期的に襲撃してくるため,柵やトラップなどの防衛施設も用意しておいたほうがいい。こうしたタワーディフェンス的要素を盛り込むことで,単調な作業にならずにプレイを続けられる仕掛けになっている。
Ratopiaはコントローラによる操作にも対応している。比較のため,キーボードとマウスも試してみたのだが,資源の収集や敵への攻撃,あるいはジャンプなど,直感的なアクション/リアクションが多く求められる本作では,どちらかといえばコントローラのほうがプレイしやすいと感じた。まだコントローラでプレイしたことがない人は,ぜひお試しあれ。
■Against the Storm
デベロッパ:Eremite Games
パブリッシャ:Hooded Horse
公式サイト:https://eremitegames.com/
Steam:公式プロダクトページ
Hooded Horseは,2022年から2023年にかけて,最も勢いのあったストラテジーゲームのパブリッシャといって良いだろう。「NEBULOUS: Fleet Command」に始まり,「Old World」「Clanfolk」「Terra Invicta」,そして「Xenonauts 2」と,リリースされたタイトルを挙げていけば,どれか1つは「プレイしたぞ」という人も多いのではないだろうか。同社はさまざまな開発チームをサポートしているが,Paradox InteractiveともSlitherineとも違う個性を発揮しているように筆者には感じられる。
そんな飛躍の2年間の締めくくりとして12月にリリースされたのが,この「Against the Storm」だ。永遠に雨が降るファンタジー世界を舞台に,各地に都市を建設し,世界の謎を解き明かしていく。
都市建設シムと聞くと,1つの都市を極限まで巨大化させるゲーム展開を想像する。だが,Against the Stormは,各地に居住地を建設するというストーリーで,ある程度都市が育ったら,マップクリアの条件が整うシステムになっている(もちろん,クリアせずに引き続きその居住地を育て続けても良い)。このため,都市建設シムをプレイするうえで最も楽しい期間であると筆者が個人的に考える,「リソースが少ない序盤を乗り越え,施設を充実させて安定した発展を確立する中盤まで」を繰り返しプレイできてしまうのだ。
「とはいっても,同じようなゲーム展開になるんじゃないの?」と思った人も安心してほしい。プレイヤーが旅をするワールドマップにはさまざまな環境が用意されており,利用できる資源や土地の特性も多彩だ。1つのマップで成功した戦略が,ほかのマップではまったく通用しないということもザラにあり,リプレイアビリティは非常に高い。
また,それぞれ得意な作業が異なるビーバー,リザード,キツネ,ハーピーといった種族が登場したり,都市の居住区画を拡張するために空き地を見つけたら,とんでもない災厄に見舞われたり,都市の成長に時間をかけすぎて女王「スコーチ・クイーン」の怒りを買ったり,挙句の果てには大嵐ブライトストームがやってきて今まで苦労して作り上げた各地の都市をことごとく破壊していったりと,ダークファンタジー的な要素には事欠かない。これらもまた,本作の大きな魅力だ。
現実世界の都市建設の方が好きだなあという人も,ダマされたと思ってぜひプレイしてほしい。
■Thriving City: Song
デベロッパ:White Star Studio
パブリッシャ:IndieArk
公式サイト:http://www.whitestaaar.com/
Steam:公式プロダクトページ
都市建設シムでもう1つ紹介したいのが,「Thriving City: Song」だ。
ファンタジー色の強い「Ratopia」や「Against the Storm」に比べて,本作は中国の北宋時代という史実をベースにした作品となる。北宋は,唐の滅亡以降,五代十国時代を経て久しぶりに生まれた統一王朝で,科挙による中央集権制度が確立し,都市では商業が栄え,水墨画を始めとする芸術が隆盛をきわめた。とはいえ,筆者のような歴史好きのストラテジーゲーマーにとっては「北宋=水滸伝」であり,華やかな都市文化の裏で犯罪が多発し,地方では内乱や異民族の侵入などの紛争が繰り返された時代としての印象が強い。
Thriving City: Songでプレイヤーが発展させる都市は,まさにそうしたイメージを体現している。ゲーム序盤の小さな農村が次第に発展し,さまざまな商店が立ち並ぶ城壁に囲まれた大都市へ成長していく姿を見ていると,「ああ,五代十国の戦乱の時代が終わったあとの宋代の復興とは,まさにこんな感じだったのだなあ」と思わせるだけの説得力がある。その説得力を裏付けているのが,水墨画を意識した淡いトーンで描かれたアートワークで,中国のデベロッパであるWhite Star Studioの強いこだわりが伝わってくるようだ。
余談だが,北宋は滅亡に至る混乱のせいで,例えば明などに比べると王朝としての人気はさほど高くない,と以前聞いたことがあったので,中国のゲームスタジオが北宋をテーマにするのは,ちょっと意外だった。
しかも本作には,我々日本人が求める「水滸伝的要素」もちゃんと取り込まれている。人口が増えると治安が悪化し,食い逃げなどの犯罪が多発するため,都市の警備はしっかり行う必要があるし,時代が下ると遼や金,西夏などの周辺勢力が侵入してくるため,軍事施設もあらかじめ建てておかなければいけない。
こうしたゲーム内容やビジュアル,カメラを固定したクォータービューであることなどから,筆者は光栄(現コーエーテクモゲームス)が1997年にリリースした「水滸伝: 天導一〇八星」を懐かしく思い出した。あの時代に発売された(今から見ると)古典的な都市建設シムにノスタルジーを感じる人は,本作をきっと気に入るはずだ。欲を言えば,日本語に対応してくれると良かったのだが。
システムそのものはさほど複雑ではないので,「水滸伝: 天導一〇八星」を遊んでいた古参ストラテジーゲーマーなら,「昔取った杵柄」で難なく対応できるに違いない。
■Thronefall
デベロッパ:GrizzlyGames
パブリッシャ:GrizzlyGames
Steam:公式プロダクトページ
RatopiaやThriving City: Songが,タワーディフェンス要素のある都市・基地建設シムだとしたら,この「Thronefall」は,都市建設要素もあるタワーディフェンス系シミュレーションゲームと言えそうだ。
ちなみに,筆者にとってタワーディフェンスは,「好きだけど,なかなかクリアできないジャンル」という,ちょっと微妙な立ち位置にあるのだが,Thronefallはそんな筆者でも十分楽しめ,しかも,熟練プレイヤーにとってもやり応えのある作品だと思う。
本作のプレイは,ボクセルアート風のマップ上に建物を建て,王国を発展させる昼間のフェーズと,敵が集団で襲ってくる夜間のフェーズの繰り返しで構成される。この昼夜のターンを一定数こなすとステージクリアという流れだ。このように,ゲームはシンプルなのだが,本作の戦略性と戦術性は非常に高い。
戦略性については,ゲーム開始時に与えられたわずかなコインを使って,次ターン以降に追加コインが得られる内政施設を建てるか,それとも敵の迎撃に役立つ軍事施設を建てるかという選択を迫るバランスが絶妙だ。プレイヤーが操作できるユニットは,単独でもかなりの攻撃力と防御力を持っているので,最初の数ターンは内政優先のほうがいい。とはいえ,砦や兵舎などをまったく作らないと,中盤で敵の本格的な攻撃が始まったときに対応できなくなる。
さまざまな戦術を駆使して敵を迎撃できる点も,本作の大きな特徴だろう。ここで重要な役割を果たすのが,プレイヤーの操るユニットだ。ユニットは,開始前の設定画面だけでなく,ゲーム中にも戦闘力を強化できる。HPや防御力を強化して近距離攻撃用の武器を装備し,ある方面の敵を単独で蹴散らしつつ,残りのユニット全員を別方面の守備に回すといった作戦も可能だし,反対に,遠距離攻撃に特化して味方ユニットの支援に回るといった戦い方も選べる。
Thonefallでは,建物を建てられる場所は各シナリオであらかじめ決まっている。町の中心に近いところに砦や城壁を置けば,各ユニットが相互に連携しながら防衛できるが,多数の敵が多方面からやって来た場合には,戦力補充の前にユニット生産施設が破壊され,戦線が崩壊してしまう危険性がある。
ならばと,中心から離れた場所で敵を迎撃すれば,町の施設に対する被害は抑えられるものの戦局が分かりづらくなり,遠くで大勝利を収めている間に町の中心が破壊されるといったリスクを抱えることになる。
このように,本作での勝利のシナリオは1つではなく,ユニットの特性や町の発展の方向性とも関わり合いつつ,さまざまな勝ち筋が見えてくる。本作はまだアーリーアクセスの段階なので,挑戦できるシナリオはそれほど多くないが,現状でも「今回は近接ユニット特化戦術で勝てたから,次は弓兵を活かした戦い方を試してみよう」といった実験や挑戦が,何度でも楽しめるゲームになっている。この確固たるゲームシステムを礎として,Thronefallが今後,どのように完成度を高めていくのかに期待したい。
■デストロイヤー:Uボート・ハンター
デベロッパ:Iron Wolf Studio
パブリッシャ:Daedalic Entertainment
公式サイト:https://ironwolfstudio.com/
Steam:公式プロダクトページ
2023年にリリースされた乗り物を操作する系のシミュレーションゲームの中で,筆者がとくに面白いと感じたのが,「デストロイヤー:Uボート・ハンター」だ。プレイヤーは第二次世界大戦の「大西洋の戦い」でアメリカ駆逐艦の艦長となり,ドイツのUボートによる攻撃から輸送船団を護衛してミッション達成を目指すことになる。
この手の海戦シミュレーションゲームというと,名高き「Silent Hunter」シリーズのように,ドイツの潜水艦乗りとなって連合国軍の船団を襲撃するというシチュエーションに人気が集まっていた。魚雷のみを武器に敵と戦う潜水艦のカッコ良さもさることながら,プレイヤーが攻撃側として戦闘のイニシアチブを握れることも人気の理由になっていたように思う。
その点,本作のプレイヤーは正反対の立場で,いわゆる群狼作戦で襲いかかってくる多数のUボートを相手に,常に受け身の戦いを余儀なくされる。このことから,本作の戦闘は一方的に攻撃され続けるだけの,ストレスが溜まる展開になるのではないかと心配だったのだが,実際にプレイしてみると,その予想は良い意味で裏切られた。
まず,なんといっても,当時の駆逐艦の機器を再現したユーザーインタフェースが素晴らしい。指揮下の駆逐艦は,ソナーやレーダーを備えた第二次世界大戦当時としては先進的な艦艇だが,それでも各機器は現代と比べると原始的で,肝心な部分はプレイヤー自身で動かす必要がある。操舵装置を左右に回し,さまざまな計器を見ることで,駆逐艦の艦長気分を思う存分味わえるはずだ。
敵潜水艦の探知は,思ったよりも簡単だ。レーダーやソナーのおかげで敵艦の初期位置は比較的すぐに分かるため,相手が潜航してこちらに攻撃を仕掛けてくる前に,およその方角にあたりをつけて迎撃できる。四方八方から襲ってくる不可視の潜水艦から一方的に雷撃を食らうという,史実でしばしば発生した事態に陥ることは少ないので安心してほしい。
その反面,絶えず変化する敵潜水艦の深度や自艦との相対速度を把握して,爆雷を命中させる難度はかなり高い。慣れないうちは,例えば,敵潜水艦と交差するタイミングは合っていても,まったく別の方角に爆雷を投下してしまったり,急に速度や深度を変えた相手の動きに狼狽して,発射のタイミングを逃してしまうといったこともよくあるだろう。
だが,上に述べたような「駆逐艦に乗っている」という臨場感のおかげで,そうした試行錯誤はさほど苦にならない。もちろん,敵潜水艦を放置すればするほど味方輸送船の撃沈リスクは高まるのだが,ミッション中に何度か失敗をしても挽回できるゲームバランスになっている。また,一緒に船団を護衛している味方の駆逐艦や観測機に指示を出すことも可能なので,自分ではなかなか潜水艦を沈められないという人は,これらの味方を積極的に利用してほしい。
■WW2 Rebuilder
デベロッパ:Madnetic Games
パブリッシャ:PlayWay
公式サイト:https://www.madnetic-games.com/ww2-rebuilder
Steam:公式プロダクトページ
今年1月に発売された「WW2 Rebuilder: Cities from the Ashes」は,一人称視点の建設・修理系ゲームだ。プレイヤーに与えられた任務は,第二次世界大戦直後で荒廃したイギリス,西ドイツ,フランス,ポーランドといった各地を復興させること。ちなみに,フランスではダンケルク撤退戦やノルマンディー上陸作戦などの戦場跡を,また西ドイツでは,エッセン製鉄所やハンブルクの聖ニコライ教会などの世界遺産を復興できる。こうした場所のチョイスには,歴史好きならばニヤリとさせられるはず。
シナリオの開始直後は,戦災によってマップのあちこちが破壊され,残骸が散らばっている。このままでは建物を再建できないので,まずは,それらの廃墟をいったん解体して整地する必要があり,ここが,ほかの建設系シムとは異なる本作ならではのユニークな点だ。
また,解体作業には,建物資材を回収できるメリットもある。史実にある戦後の物資不足を再現してか,プレイ開始時に使える資材はほぼないため,解体によって得られる金属,木材,石材,レンガなどの資材を活用する必要があるのだ。
崩落した駅の壁をハンマーで壊し,ねじ曲がった鉄道のレールをバーナーで切断していると,否が応でも,戦争のもたらす破壊の大きさに思いをはせざるを得ない。戦後,軍艦や戦車などの兵器が次々にスクラップにされ再利用されたという経緯も,なんとなく理解できる。
本作では,解体もひと手間だが,建物の再建にも時間がかかる。とくに,これぞヨーロッパというべきレンガ造りの建物の壁などは,レンガを1つ1つ積んでいくという細かさだ。また,元の建物が大きければ大きいほど,復旧に必要な資材の量も増え,建築工程も複雑になるため,資材置き場と建設現場を繰り返し往復し,2階部分や屋根を完成させるため,ハシゴを何度も上り下りすることになる。
建築回りのシステムをあえて不便にしている背景には,「戦争からの復興は,思うより大変なんだよ」という,ポーランドに本拠を置く開発者のメッセージが隠れているのかもしれない。不幸にして,最近のニュースでは,廃墟となった市街地の映像を目にすることが増えているが,そうした世界情勢を考えるきっかけを与えてくれる作品としても評価できそうだ。
なお,シナリオを進めてポイントを取得することで,資材の回収速度などの要素について効率性を高めることもできる。本作の解体,再建作業はちょっと面倒かもしれないが,ゲームを続けられないほどのレベルではない,という点は強調しておきたい。
復興後の景観を決める際,さまざまな選択肢が用意されているのも興味深い点だ。一部の建物は,異なる設計図を基に再建できるため,破壊前の姿に復元することもできるし,戦後すぐの時点では将来の姿に相当する建築様式で建てることも可能なのだ。美観のための植物やベンチなどのオブジェクトも,プレイヤーが任意に設置できるので,「復興は完了したけど,景色が地味だなあ」と感じたら,どんどん飾り立てていこう。
■Contraband Police
デベロッパ:Crazy Rocks
パブリッシャ:PlayWay
公式サイト:https://www.crazyrocksstudios.com/
Steam:公式プロダクトページ
一人称視点であることは同じでも,WW2 Rebuilderとはまったく異なる雰囲気のシミュレーションゲームが「Contraband Police」だ。プレイヤーは架空の共産主義国の国境警備官として,次々にやってくる,うさんくさい入国希望者たちを取り締まっていく。こう書くと,インディーゲーム好きな人は,ああ「Papers, Please」ね,と思うかもしれない。
確かに,毎日のように変わる入国管理規則に翻弄されながらパスポートの間違い探しをするというゲームシステムや,パスポートをチェックをしながら,国家の正統性とか人道とは何かを問いかけるテーマ性などは両作品で共通している。
だが,Papers, Pleaseと違い,Contraband Policeの世界は全体的に軽い――少し強めの表現を使えば,「おバカ」な雰囲気に包まれており,良くも悪くも,それがゲームの特徴になっている。プレイ中,不法入国や密輸を試みる者はあとを絶たないが,彼らは,検問所のど真ん中を無理やり車で突破しようとしたり,ブラックライトを当てただけでバレる秘密結社のマークを付けたケースに非合法品を入れていたりと,「そんなことするか?」と思わず突っ込みたくなるようなことを平気でするのだ。
本作をサバイバル系のシミュレーションゲームとして見た場合,難度はそれほど高くない。正しく入国審査を行うことで,かなりの額の成功報酬が得られるほか,押収した密輸品を届けることでもボーナスが手に入るので,ゲームの早い段階で,自分の住居や公用車,そして国境警備チームの仲間たちを強化することが可能だ。この,気のおけない仲間たちの存在も,本作をプレイしていて楽しいと感じる大きな要因の1つだろう。
ゲームの舞台となるアカーリスト共和国の国境地帯カリカツが,公用車でのドライブが魅力的に感じるほど風光明媚な土地である点も,本作の陽気な雰囲気に一役買っている。ドライブ中,反乱組織の銃撃を受けたり,検問所を突破した犯罪者とのカーチェイスが始まったりといったハプニングが起きることもあるが,通常は,明るい日ざしが降り注ぐ,のどかな光景が広がっている。
以上のように,Contraband Policeの国境警備官の仕事は,Papers, Pleaseほどキツくない。たまには共産主義国の国境警備員になって労働に明け暮れてみたいなと考えている人は,プレイしてみよう。
さて,ここまで2023年に発売されたシミュレーション/ストラテジーゲームを紹介してきたのだが,筆者が愛してやまないグランドストラテジー成分がちょっと足りないように感じたため,ここで,1年前の2022年にリリースされたゲームを2点取り上げたい。「約束が違う」などと言わないでほしい。
■Victoria 3
デベロッパ:Paradox Development Studio
パブリッシャ:Paradox Interactive
公式サイト:https://www.paradoxinteractive.com/games/victoria-3/
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まずは,Paradox Interactiveの「Victoria 3」から。Victoria 3は,19世紀から20世紀にかけての帝国主義時代を扱ったグランドストラテジーで,いわゆる「パラドゲー」の中でもコアでディープなプレイヤーが多いとされる「Victoria」シリーズの最新作だ。2010年にリリースされた「Victoria 2」以降,ファンと開発者の間で,「続編はいつ出るの?」「出ないよ!」というやりとりが無限に繰り返されてきただけに,発売のアナウンスに驚愕した人も多かったのではないだろうか。
本作は,前作以上に「内政」にフォーカスしており,世界に冠たる大英帝国から中南米の小国にいたる,すべての国が,自国民の需要を満たせるだけの商品を確保すべく,市場拡大を目指して富国強兵に邁進していく姿が楽しめる。
基本的には,自国の産業を育成したり外国との貿易ルートを確立することで商品の流通量を増やしていくのだが,国内では産出しない資源があったり,他国からの輸入ではコストがかかりすぎる場合があったりして,ここで初めて「戦争」という手段が検討されるシステムだ。
国力を強化するための資源と生産物との関係は,絶妙なバランスで成り立っている。例えば,国民の生活水準を高めると共に貿易収入を得るために「家具工場」の生産性を上げようとすれば,軟材を生産する「伐採所」を改善する必要があり,伐採所の改善のためには商品「工具」が必要になり,工具の生産性を改善するためには,商品「石炭」を使った機械化を進める必要がある……といった具合で,あたかも,まったく別ジャンルである,「Factorio」などの資源管理系シミュレーションゲームをプレイしている気分になってくるから不思議だ。
もちろん,「Factrio」や「ダイソンスフィア プログラム」のような緻密な自動化が行われるわけではないが,物流をコントロールするゲームは好きだけど,パラドゲーは遊んだことがない,という人にとって刺さる要素を持っていると言えるだろう。
一方,軍事面では大胆な抽象化が図られているのも本作の特徴だ。Victoria 3では,個々の軍事ユニットを操作することはできず,各方面軍に大まかな進攻路や防衛線を指示して戦闘を行うシステムが採用されている。戦争の前段階として,軍事力による威嚇で相手を屈服させることを目指す「外交戦」フェーズが用意されていることからも,本作における戦争が,まさにクラウゼヴィッツ的な「政治目的を実現させるための手段」として設定されていることが分かる。
ほかにも,君主政から共産主義国にいたる,さまざまな政治・経済体制を表現する国家システムや,近代の主要な発明を盛り込んだ技術ツリーなど,「さすがパラドゲー」と唸らされる要素は多い。
■Distant Worlds 2
デベロッパ:CodeForce
パブリッシャ:Slitherine
公式サイト:https://www.slitherine.com/game/distant-worlds-2
Steam:公式プロダクトページ
筆者がもう1つ,どうしても紹介したかったグランドストラテジーゲーム,それが「Distant Worlds 2」だ。日本語に対応していないため,日本ではちょっと知名度が低いが,本作は,「Master of Orion」シリーズ,「Galactic Civilization」シリーズ,「Space Empires」シリーズ,「Sins of s Solar Empire」シリーズ,そして「Stellaris」と並ぶ,SFストラテジーの名作の1つに数えられると筆者は確信している。
上記作群と比較しての本作の特徴は,緻密なシミュレーションによって星間帝国の運営を楽しめる点だ。外交,内政,軍事,経済という各分野のボリュームは膨大で,例えば,研究できる技術の種類やゲームに登場する資源の多さなどは,類作を圧倒する。
そのぶん,マイクロマネジメントが煩雑になるのではと思うかもしれないが,安心してほしい。本作のAIは非常に優秀で,ほぼすべての操作を委任できるのだ。プレイヤーが画面をボーッと眺めていても,自動的に周辺星域を探索し,採掘・研究施設を建て,適度に軍備を整えてくれる。なんだったら,宇宙版ライフゲームとしても楽しめるかもしれない。
もちろん,政策に対してプレイヤーが直接指示を出すことも可能だ。慣れないうちは,技術開発の方向性や植民する惑星の選択など,帝国の発展にとって大きな影響を与えそうな部分に介入し,ちょっと余裕が出てきたら,宇宙船の設計などの細かい部分をチェックすればいいだろう。
このようなシミュレーションゲームとしての奥深さと並んで,筆者が個人的に気に入っているのが「宇宙の深淵さ」が感じられる点だ。宇宙モノのSFゲームでは,操作性や視認性の都合から惑星を大きく表現し,何もない空間を少なめにしがちだが,Distant Worlds 2にそうしたマイルドさはない。本作の星々は,まさに虚無に浮かぶ点として描かれ,行き来する宇宙船の群れや,艦隊の動きを通じて,星間国家の広大さが際立って感じられるのだ。
上記のように,現状で日本語対応していないのが玉にキズな作品なのだが,最近のアップデートでチュートリアルの充実が図られているため,やればできる。SFストラテジーに興味がある人は,ぜひ試してほしい。
以上,駆け足で各作品を紹介したが,いかがだっただろうか。
最初は10選といいながら,なかなか絞り切れず,結局それ以上になったことについては,サービスということでご容赦を。2024年も,2023年を上回るすばらしいシミュレーション/ストラテジーゲームに期待したいところだが,目下の筆者の楽しみは,中世ヨーロッパを舞台にしたリアル系シティビルダーとして最高傑作になりそうな予感の漂う,「Manor Lords」といったところだ。
それでは,読者の皆さんに良いゲームとの出会いがあるように願いつつ,良いお年を。
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