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ゲーム用途で欲しい機能を盛り込んだサングラス型ゲーミングディスプレイ「ROG XREAL R1」の予約受付が始まる
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印刷2026/06/15 18:52

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ゲーム用途で欲しい機能を盛り込んだサングラス型ゲーミングディスプレイ「ROG XREAL R1」の予約受付が始まる

 2026年6月15日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)の日本法人であるASUS JAPANは,XREALとのコラボレーションにより開発したゲーマー向けのサングラス型ディスプレイ(ARグラス)「ROG XREAL R1」の予約受付を開始した。

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 ASUSおよびXREALの各直販ストアと,Amazon.co.jp,ビックカメラ,ヤマダデンキ,ヨドバシカメラで販売する。ASUS直販ストアにおける税込直販価格は14万1550円である。

ROG XREAL R1の実機。左に見えるのは,付属の「ROGコントロールドック」である
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 ROG XREAL R1は,サングラス風の本体に小型の有機ELパネルを2枚備え,パネルに表示した映像を着用したユーザーの眼前に表示するディスプレイの一種である。同種の製品は,XREALやVITURE,Lenovoなど,さまざまなメーカーから登場しており,メガネ感覚で着用できる手軽さと,どこでも大画面を独り占めできるという点で人気となりつつある機器だ。

 ROG XREAL R1は,コラボパートナーであるXREALの製品でいえば,「XREAL One Pro」に近いスペックの製品である。
 表示できる映像の解像度は1920×1080ドットで,視野角57度といったスペックや,グラス側にDisplayPort Alternate Mode(以下,DP Alt)対応USB Type-Cポートを備えており,映像を出力するPCやスマートフォンなどと,USB Type-Cケーブルで接続して使うといった点はまったく同じだ。

 ただ,近視の度合いに合わせて視度を調整する機能は備えていないので,メガネユーザーが使うには,コンタクトレンズを使うか,視度調整レンズを別途作る必要がある(※視度調整レンズ用のフレームを同梱)。

 なお,ASUSやXREALでは,「4m先で171インチ相当の大画面」を表示できると称している。ただこれは,映像パネルの画素密度と視野角から計算した数字であり,実感としては,そこまでの大画面には感じない。50cm先に24〜27インチ程度から,1m先に40インチ程度というのが実感に近いだろう。
 とはいえ,PCディスプレイやテレビ並みの画面を,映像出力元の機器が動くところならどこでも,それこそ自動車の車内や鉄道,飛行機の中でも独り占めできるのは,サングラス型ディスプレイにおける真に重要な要素だ。

ROG XREAL R1の見た目の画面サイズを示したスライド。4m先に171インチという言葉が一人歩きしがちだが,実際はもっと目に近い位置に見えるので,そこまで大画面ではない
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 デザインは,よりゲーマー向けを意識しており,全体的にスポーツ用サングラスを思わせる直線的かつ鋭角的な外観だ。テンプル(メガネのつる)にはカラーLEDイルミネーションが組み込まれている。

グラスの縁が直線的で,見た目はわりといかつい
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ROG XREAL R1を着用した状態。つるの部分にLEDイルミネーションがあるのは見てとれよう。もちろん不要なら消灯できる
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右側のつるに,操作ボタンが配置されている。BOSEが監修したステレオスピーカーも内蔵しており,
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 既存のサングラス型ディスプレイと,ROG XREAL R1における大きな違いは主に3点ある。

ROG XREAL R1の主な仕様や特徴
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 1点目は,最大リフレッシュレートが240Hzと,現状のサングラス型ディスプレイでは最も高速なことだ。既存のサングラス型ディスプレイは,リフレッシュレート120Hz程度が上限だったので,ROG XREAL R1なら,より滑らかな高リフレッシュレート映像を表示できる。
 パネルの応答速度(※基準は未公開)も0.01msと速く,残像感は感じにくい。
 これらの特徴は,とくに高リフレッシュレートで表示したいeスポーツタイトルで威力を発揮するだろう。

 2点目は,ASUSのゲーミングディスプレイに匹敵する高画質化機能やゲーム向け設定を利用できる点にある。
 ROG XREAL R1は,XREAL独自のSoC(System on a chip)の「XREAL X1」を内蔵しており,さまざまな表示モードを実現可能だ。
 基本は解像度1920×1080ドット,アスペクト比16:9であるが,ウルトラワイドモードによる仮想的な21:9や32:9ウルトラワイド画面(※実際に表示できるのはそのうち16:9部分だけ)や,レトロゲームに適したアスペクト比4:3といった表示もできる。

アスペクト比16:9に限らない,多彩な表示モードもROG XREAL R1の特徴だ
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 それに加えて,ASUS製ゲーミングディスプレイの「GameVisual」機能も備えている。これにより,「FPS」や「RTS/RPG」,「レーシング」といったゲームジャンル別の画質調整プリセットを選んだり,暗部を見やすくする「ナイトビジョンモード」といった表示モードを利用できるわけだ。
 また,画面に照準やタイマー,ストップウォッチを表示する支援機能「GamePlus」も利用できる。

ゲーミングディスプレイ並みの多彩な表示モードを備える
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 ディスプレイ内で2D映像を疑似3D映像に変換表示する「インスタント3D」機能も備える。これだけ豊富な表示機能を備えるサングラス型ディスプレイは,現状ではROG XREAL R1だけだろう。

 3点目のポイントが,映像変換アダプタである「ROGコントロールドック」が付属する点だ。

ROGコントロールドック
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 先述したとおり,ROG XREAL R1を含むサングラス型ディスプレイの多くは,映像出力元の機器とグラス側を,DP Alt対応USB Type-Cで接続するのが基本である。
 しかし,PlayStation 5やXBOX Series X|S,Nintendo Switch 2/Switchのどれも,外部映像出力はHDMIしかない。PCもUSB Type-C経由で映像を出力できるのは,ノートPCや携帯型ゲームPCくらいなもので,デスクトップPCのほとんどは,USB Type-Cでの映像出力に対応しない状況だ。
 つまり,ほとんどのゲーム機やPCは,直接サングラス型ディスプレイとつなぐことはできず,市販の「HDMI→USB Type-C変換アダプタ」を使う必要があるという問題を抱えている。

 ROGコントロールドックは,こうした問題を解決してくれる周辺機器だ。本機の背面には,DisplayPort 1.4入力×1とHDMI 2.0入力×2があり,これらにPCやゲーム機を,前面のUSB Type-C出力ポートにROG XREAL R1を接続すれば,映像信号を変換してサングラス型ディスプレイで楽しめる。
 PCを1台,ゲーム機を2台つないでおき,必要に応じて映像出力元をパッと切り替えることも可能だ。

ROGコントロールドックの背面。3系統の映像入力インタフェースを備えて,見たい機器に切り替えられる
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 「ゲーム機とつなげるのが面倒」というサングラス型ディスプレイの問題を,スマートに解決してくれるアイテムといえよう。
 既存のサングラス型ディスプレイを持っているゲーマーなら,思わず「そのドックだけ売ってくれませんか?」と言いたくなるほどである。残念ながら,単品販売の計画はないそうだ。

 サングラス型ディスプレイでは最大手であるXREALと,ゲーミングディスプレイで豊富な実績のあるASUSが,互いの技術やノウハウを出し合って作った製品だけに,ゲーム用途における課題や物足りない点を解決した,決定版的な製品といえようか。
 価格が高いことはハードルだが,非常に便利なROGコントロールドックもあるので,ゲーム用途メインでサングラス型ディスプレイの購入を検討している人にとって,ROG XREAL R1は有力な選択肢となりそうだ。

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