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まだ見ぬRadeon RX 400シリーズのGPUが存在する? AMD,Polaris関連の新情報と,パートナー各社のオリジナルRX 480カードを披露
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印刷2016/07/12 00:00

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まだ見ぬRadeon RX 400シリーズのGPUが存在する? AMD,Polaris関連の新情報と,パートナー各社のオリジナルRX 480カードを披露

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 2016年7月11日,AMDは都内でRadeon RX 400シリーズに関する報道関係者向け説明会を開催した。この説明会は,エンドユーザー向けイベント「Radeon新製品発表会〜体感せよ、この強烈な臨場感〜」に先だって実施となったもので,ほとんどの内容は4Gamerでお伝え済みなのだが,いくつか新情報ももたらされたので,今回は,目新しい部分に絞ってお伝えしてみたい。

左はスライドの1枚で,右は大判のポスター。Radeonの「赤」がモチーフだが,いかにも万国の労働者よ団結せよ的なイメージである
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Radeon RX 400シリーズの3製品それぞれに新情報が


Korhan Ereneben氏(Business Development and Product Management, Radeon Technologies Group, AMD)
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 AMDが6月末に発表した「Radeon RX 480」(以下,RX 480)は,消費電力に絡むちょっとした騒動があったものの(関連記事),おおむね好調なスタートを切ったと言っていいだろう。実際,北米では初期出荷分が多くのショップで売り切れ状態になっていたりもする。

 今後数週間以内には下位モデルとなる「Radeon RX 470」「Radeon RX 460」(以下順に,RX 470,RX 460)も登場予定となっているが,説明会では,これらRadeon RX 400シリーズについて,来日したRadeon Technologies GroupのKorhan Ereneben(コーラン・エレンベン)氏があらためて説明を行った。

Radeon RX 400シリーズのラインナップ
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 Ereneben氏によると,この3つのラインナップにAMDが込めたメッセージはとてもシンプルだという。いわく「RX 480は,1080p以上の解像度,たとえば1440pでゲームを楽しんだり,あるいはVR(Virtual Reality,仮想現実)体験をしたいゲーマーに向けた製品だ。RX 470は1080p解像度で,グラフィックスの設定を最高あるいは高にして快適にプレイしたいゲーマーに向けた製品,そしてRX 460はe-Sportsやオンラインゲームを楽しみたいゲーマー向けの,安価で電力性能に優れた製品になる」とのこと。これらシリーズの3モデルで,Radeon R9 300シリーズの「Radeon R9 390」「Radeon R9 380X」「Radeon R9 380」「Radeon R9 370」「Radeon R9 360」計5製品を置き換えるという。

 なお,3製品のうち,国内だとRX 480はグラフィックスメモリ容量8GB版のみが今のところは流通しているが,こちらの北米市場におけるメーカー想定売価が239ドルになることを,Ereneben氏は明らかにしている。RX 480の北米市場におけるメーカー想定売価は(国内未発表の)グラフィックスメモリ4GB版が199ドル,国内で流通している同8GB版が239ドルというわけだ。

 また,まだ見ぬグラフィックスメモリ容量4GB版では,メモリ容量以外のスペック差もあるそうだ。Ereneben氏によると「容量8GBモデルにはデータレート8GbpsのGDDR5メモリを採用しているが,4GBモデルでは7Gbpsになる」という。

 ちなみに,発表された北米市場におけるメーカー想定売価と日本国内における小売り価格との間に大きなギャップがある点についても,氏は言及していた。
 その内容を簡単にまとめると,北米以外では,流通マージンなどが載るため,北米市場と同じ価格にはならないということになる(関連記事)。AMDがコントロールできるのはASIC(=GPU)チップの価格と,AMDが製造してグラフィックスカードメーカーへ納品するリファレンスカードの価格だけなので,流通マージンをAMDがコントロールすることはできないという話である。

 Ereneben氏はRadeon Technologies Groupの拠点であるカナダのトロントに在住しているそうだが「カナダにおける価格もアメリカよりは高い。車で数十km移動して国境を越えたほうがRX 480は安く買える(笑)」そうだ。

RX 470はCompute Unit(CU)数が32基と,RX 480より4基少ない。一方でメモリ周り,電源周りの仕様は同じだ。このスライドでもリファレンスカード風の画像が写っているが,実際に発売となる製品はカードメーカー独自のものになるという
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 次にRX 470だが,「先ほど示したスライドだとRX 470はリファレンスモデル風の写真になっているが,実際にAIBパートナーから数週間以内に販売が始まり,数か月以内に出揃うであろう実際の搭載カードは,各パートナーオリジナルデザインのものになる」とEreneben氏は述べていた。これも新情報である。

 一方のRX 460だと,カードデザインに関する特別な言及はなかったので,RX 480と同じように,リファレンスモデルとカードメーカー独自モデルの両方が流通することになるのだろう。こちらも数週間以内に販売が始まる見込みだそうだ。

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Polarisマクロアーキテクチャでは「Polaris 10」とPolaris 11,2種類のGPUコアが存在する。Polaris 11のフルスペックだとCompute Unit数は16基
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RX 460(=Polaris 11)はノートPCを狙う。ただし「RX 460という製品名のまま」というわけではない。ノートPC用GPUであることを示す文字をどう付けるかは,引き続き検討中という
 ちなみにこのRX 460は,上位2モデルとは異なり,「Polaris 11」と呼ばれるGPUコアを搭載する。Polaris 11は16基のCompute Unitを集積する,Polarisマクロアーキテクチャ世代の小型GPUコアで,実際,Radeon Technologies Groupでは,その低消費電力を武器に,薄型ノートPCへの採用もPCメーカーに対して働きかけているという。

 だが,Ereneben氏が示したRadeon RX 460のスペックによると,そのCUは14基とされている。この件について指摘を受けたEreneben氏は,スライドにある以上のことは言えないといったニュアンスの発言を行うに留めていたが,何らかの理由で,RX 460はPolaris 11のフルスペックにはならない。この点は押さえておいたほうがいいと思われる。

RX 460のスペックを見るとCompute Unit数は14基。Polaris 11が集積する16基のCompute Unit中,2基の不良を,おそらくは歩留まり向上,ひいては製造コスト低減のためにの許容したのではないかと思われる
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まだ見ぬRadeon RX 400シリーズが存在する?


 Ereneben氏は説明会で,「Radeon RX 400シリーズで,型番が何を意味するか」のスライドも掲載した。氏は,RXはゲーマー向けであることを示すと述べただけで,あとは「細かく説明しない」としてすぐ次に移ったのだが,よく見るとこのスライドには,気になる項目がいくつもあった。

Radeon RX 400シリーズの構成要素がそれぞれ何を示すかのスライド。引き出し線がちょっとずつズレているのはご愛敬。Ereneben氏は「RXはゲーマー向けという意味」と述べていただのが,よく見ると,「『Dota 2』や『League of Legends』など,AMDがテストした(相対的に負荷の低い)ゲームで,解像度1920×1080ドット時に60fpsが得られること」がRXを名乗る前提になっている可能性が窺える
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 ここで最も重要なのは「xx」の引き出し線で,その先には「Tier」(階層)とあり,以下のように書かれている。

  • 9 = >256bit / 4K
  • 8/7 = 256bit /1440p
  • 6/5 = 128bit / 1080p
  • 4 = 64bit
  • 3/2/1 = older generation

 このうち,「8/7」そして「6」のスペックは,Radeon RX 400シリーズと完全に同じ。であれば,Radeon RX 400シリーズには,最上位モデルとしての“Radeon RX 49x”や,エントリーミドルクラス市場向けの“Radeon RX 45x”,64bitメモリインタフェースを採用する“Radeon RX 44x”,そしてより古い世代のGPUを用いたリネーム版としての“Radeon RX 3xx・2xx・1xx)が存在するのだろうか?

 この点を,説明会が終わった後でEreneben氏に突撃してみると,氏の回答は「Tierはあくまでも,Radeon RXシリーズとして,将来の製品も含んだ位置づけを示したものだ。“490”があるかと言われれば『maybe』(ひょっとしたら)であって,(9から1まで全部)出すと言っているわけではない」だった。なので,このスライドをもって,「Polaris 10のデュアルGPUカードが出てくる!」という話にはならない。
 ただし,「3モデルで留まらない可能性が示された」のも,また確かだ。デュアルGPUカードはともかく,RX 460のさらなる下位モデルというのは,競合の動向次第で登場しうるだろう。あるいはOEMとなるPCメーカーから大口の注文が入れば,それに対応するということも十分に考えられる。

 ユーザーとしては,Radeon RXの型番とスペックを把握するためのガイドが出てきたことを歓迎しつつ,まだ見ぬ新製品の登場を楽しみにしておくのが正解だろう。

AMDのGPUアーキテクチャロードマップ。従来からの変更はない
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 なお,Polarisの次に関するロードマップ上のアップデートは,とくになかった。AMDは,2017年にHBM2を採用する「Vega」(開発コードネーム)をリリースし,さらにその先には次世代のメモリ技術を採用するという「Navi」(同)が控える。
 「AMDは300人以上のエンジニアを抱えて,将来のGPUの開発を進めている」とEreneben氏は力を込めて語っていた。

Radeon Technologies Groupの最終目標は「GPU市場で勝つ」こと。それに向けてエンジニア300名体制を敷いているという
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Async ComputeやDirectX 12の性能をアピールするAMD


 Ereneben氏はPolarisアーキテクチャに関しても,いろいろと説明を加えていたのだが,その内容は西川善司氏のよる解説記事(1)および解説記事(2)の内容そのままだ。
 なので,より詳しく知りたい場合はそちらを読んでもらうとして,今回はEreneben氏がとくに力を入れて語っていた内容,具体的にはAsynchronous Shadersを活用するDirectX 12のAsynchronous Computeに関する話題を取り上げてみようと思う。

Asynchronous Computeといえば「Ashes of Singularity」と連想する読者も多いと思うが,「PlayStation 4やXbox OneではAsynchronous Computeの利用が可能なAMD製GPUを採用するため,開発者はそれを使いたいと考えている」(Ereneben)ため,今後は利用例が増えるとのことだ。2017年までに数十タイトルがリリースを控えているという
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 さて,「Graphics Core Next」(以下,GCN)アーキテクチャでは,Asynchronous Shadersの機能によってグラフィックスとコンピュートの両タスクを同時に実行できる。ここが競合のGeForceとは大きく異なる点だ。GeForceはPascalアーキテクチャで,両タスクを交互に実行するにあたってのプリエンプション性能を改善したが,同時実行はサポートしていない。

 下のスライドはAsynchronous Computeの効能を示すものとなる。左に2つ並んだグラフは,上がプリエンプションを用いた場合,下がAsynchronous Computeを用いた場合の結果で,グレーがグラフィックスタスク,オレンジがコンピュートタスクの負荷を示したものとなる。

 プリエンプションの場合,グラフィックスタスクを実行後,それを止めてコンピュートタスクを実行し,またそれを止めてという具合に,グラフィックスとコンピュートの両タスクを交互に実行しなければならない。
 それに対してAsynchronous ComputeをサポートするAMDのGPUとDirectX 12の組み合わせでは,グラフィックスとコンピュートの両タスクを同時に実行できる。結果として,右にあるとおり,「Ashes of Singularity」と「Total War: WARHAMMER」,そして新「Hitman」のDirectX 12モードにおけるフレームレートは,DirectX 11モードと比べて伸びるというわけだ。

Asynchronous Computeの効能を示したスライド。Asynchronous Computeによって,GCNアーキテクチャのGPUでは,DirectX 12世代のアプリケーションでフレームレートが向上するとのことである
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 また,Asynchronous ComputeはVRにおける効能もあると,Ereneben氏は謳っている。
 Polarisマクロアーキテクチャでは,GPUの演算ユニットのうち一部をコンピュートタスクに割り当てておき,コンピュートタスクを実行し続けることができる「Asynchronous Shaders with Quick Response Queueという動作モードをサポートしているからだ。

 下のスライドはAsynchronous Shaders with Quick Response QueueをOculus RiftのAsynchronous Time Warpで利用する例を示したものになる。

Asynchronous Shaders with Quick Response QueueのVRにおける効能を示したスライド
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 一番上のグラフはプリエンプションを用いた場合で,白がグラフィックス,オレンジがコンピュートのタスク。コンピュートタスクがグラフィクスタスクに割り込んだ結果として,VR対応ヘッドマウントディスプレイにおける90fpsの枠内ではレンダリングが終わらない可能性がある。

 中央はAsynchronous Shadersを用いてグラフィックスタスクとコンピュートタスクを同時実行させた場合だが,コンピュートタスクでエフェクトを行うような場合,中途からコンピュートタスクを実行するとエフェクトの計算が間に合わず「やはりVRでフリッカーなどが発生する原因になる」(Ereneben氏)という。
 一番下のグラフがAsynchronous Shaders with Quick Response Queueを用いた場合で,コンピュートタスクに一定のGPUを割り当ててコンピュートタスクを実行できるので,そうした現象が起こらないのだという。

「Battlefield 1」がRX 480に最適化されることも明らかとなっている
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 というわけで,説明会で明らかになった小ネタや,AMDが力説していたRadeon RX 400シリーズの利点などをまとめてみた。NVIDIAが,RX 480の対抗的に「GeForce GTX 1060」をぶつけてきただけに,今後,ミドルクラス市場における両社の戦いは熾烈を極めることになりそうだ。
 争いは,苛烈になればなるほど,店頭価格が下がって,エンドユーザーの利益になるはず。大いに歓迎しつつ,今後の動向を見守りたい。


補助電源コネクタは全製品が8ピン×1。AMDのパートナー各社が独自デザイン版RX 480カードを予告


 なお,説明会の会場では,AMDのAIB(Add-In-Board)パートナーとなるグラフィックスカードメーカー各社がミニブースを用意し,これから登場予定となっているオリジナルデザイン版RX 480カードを披露していた。
 オーバークロック時の電源供給を安定させるためか,全製品で補助電源コネクタの仕様が8ピン×1となっていたのは印象的だ。

 以下,写真メインでお伝えしたい。

ASUSTeK Computer
STRIX-RX480-O8G-GAMING

 STTRIXブランドのRX 480カードで,カード長はなんと298mm。LEDイルミネーションが埋め込んである,3連ファン仕様のデザインになっており,見た目のインパクトが大きい。外部出力インタフェースがDisplayPort 1.4×2,HDMI 2.0b×2,Dual-Link DVI-D×1と,リファレンスより充実しているのも特徴だ。動作クロックや発売時期は明らかになっていない。

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GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GV-RX480G1 GAMING-8GD,GV-RX480G1 GAMING-4GD

 G1 Gamingブランドの新製品は,グラフィックスメモリ容量8GBモデルと4GBモデルの2製品展開。現時点では製品展示がなく,英語仕様の製品紹介シートがあるだけだったので,資料はあくまでも世界向けであって,国内では上位モデルだけの展開となる可能性は十分にある。
 製品紹介シートによると,新製品は2連ファン仕様の「WINDFORCE 2X」クーラーを搭載。電源のフェーズは6+2という。

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MSI
Radeon RX 480 GAMING X 8G

 MSIの新しい製品シリーズ「GAMING X」仕様ということで,同シリーズの「GeForce GTX 1080」搭載モデルや「GeForce GTX 1070」搭載モデルで見覚えのある「Twin Frozr VI」クーラーを採用している。

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Sapphire Technology
SAPPHIRE NITRO Radeon RX 480

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 独自要素てんこ盛りのRX 480として,正式発表前から,海外を中心に話題を集めている製品だ。詳細は不明だが,ぱっと見ただけでも,LEDの動作モードを切り換えるためのボタンスイッチ,グラフィックスBIOS(VBIOS)を切り換えるためのスライドスイッチ,そして壊れたときなどに着脱可能なファンを採用しているのが分かる。
 「Radeon軍の逆襲における王」だと謳う製品紹介シートにはそのほかにも冷却関連のアイコンが並んでいるので,冷却能力には相当な自信がありそうな気配だ。

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Tul
PowerColor Red Devil Radeon RX 480 8GB

 PowerColorブランドのミドルクラス〜ハイクラスグラフィックスカード製品シリーズとして立ち上がった「Red Devil」。そのRX 480カードとなるのが,3連ファン仕様の大型クーラーを搭載する本製品だ。従来比で20%のエアフロー向上を実現したという80mm角相当のファンを3基と,8mm径2本,6mm径2本のヒートパイプを採用するクーラーは文句なしに大型。グラフィックスBIOS(VBIOS)を切り換えて,静音動作とクロックアップ動作を選択できるスイッチも搭載するという。電源フェーズ数は6+1とのことだ。

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 Tulによると,世界市場では7月中に出荷予定。現在は動作クロックの最終設定中で,リファレンスカードと比べて5%高い性能の実現を目指しているという。

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玄人志向
(製品名未公開)

 玄人志向ブランドのオリジナルRX 480カードは2連ファン仕様のクーラーを搭載していた。製品情報は明らかになっていないが,おそらくTul製OEMだろう。

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おまけ

RX 480のCrossFireを採用する,G-GEAR製コンセプトモデル
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サードウェーブデジノス製PC「GALLERIA XFR」と,LG Electronics製で解像度3440×1440ドット,21:9アスペクトのFreeSync対応ディスプレイ「34UM88C-P」
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Razer製ノートPC「Razer Blade Stealth」と,外付けグラフィックスボックス「Razer Core」を用いたデモ。SAPPHIRE NITRO Radeon RX 480がXConnectで接続されていた
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