連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第614回「男色ゲイムアワード2020(前編)」
なんだか2020年が終わるという認識が薄いまま,するっと2021年を迎えてしまった気がするんだけど,これももう毎年のことではあるのよね。ただ,日が経つにつれて徐々に2021年になじんでいくんでしょうね。こんな気持ちで迎え入れてごめんね2021年。……加齢?
というわけで年が明けてしまいました。今年はなるべく嘘をつかない1年にしたいですな。ホラ,私ってかわいいところがあるじゃん? どうでもいい嘘でみんなを和ませようとしたり。けど,信じちゃう人もいるから,嘘は減らしていこうかと。そう思っておるのですよ。ま,なんにせよ今年もよろしくお願いいたします。
さて,今回は2020年に遊んだゲイムを思い出しつつ独自の賞を認定する「男色ゲイムアワード2020」をお届けしようと思います。ここで賞と言っているのは,賞なんてものは結果であって目的ではないよという意味を暗示しているのですがね。賞を獲ったらすごいのは間違いない。でも,エンターテイメントにおいて賞を目指すのはちょっと違うのかな? と私は思っておるのですよ。
顧客を楽しませるのが第一で,その副産物として賞が付いてくる。賞なんて,そういうもんなんじゃないのと私は捉えているわけです。あ,文学賞とかに作品を応募した結果もらえるタイプのやつは別よ? 活動に対してランダムに選ばれるタイプの賞の話。
てなわけで,まずは「時間泥棒賞」。
これは,長時間プレイした作品になるのですが,「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」(PlayStation 4 / Nintendo Switch)に決まりでしょう。言わずと知れた野球ゲイムで,最初のうちは「サクセスモード」でオールS選手作りに躍起になってプレイしていたんだけど,それがひととおり終わってからは高校野球の監督になれるモード「栄冠ナイン」でアホほど遊んでいるわ。今,栄冠ナイン時間でいう2080年。まだヤッていられる。この「ずっとヤッていられる」ものを作れるのって,本当にすごいことだと思う。
次は「やられた賞」。
単純に年間で一番すごいなあって思わされたって作品なんだけど。「龍が如く7 光と闇の行方」。ナンバリングを重ねるごとにパワーアップしてきたシリーズなんだけど,今作はパワーアップの桁が違った。アクションアドベンチャーだったジャンルをRPGに変えたってだけでも驚きなのに,それがちゃんと面白いからすごい。変えるにあたって,ただ単に変えるんじゃなく意味がある(面白くなる)変え方をしている,という。2020年の中で,最後までプレイした唯一のRPGじゃないかしら。いや,今思い返してもやられたわ。
次,「周回賞」。
……と書いたところでさっそく嘘をついてしまったことが発覚。2021年最初の嘘。昨年最後までクリアしたRPGに「メタルマックスゼノ リボーン」(PlayStation 4 / Nintendo Switch)があったわ。なんならこっちは何周もしたからね。☆5武器を探す周回はなんだかんだで楽しい。
あとはRPGではないけど「三國志14」(PC / PlayStation 4)。今回の三國志は,私的に過去2番目の傑作だと思っております。ちなみに1位は「三國志II」。ただ,これは新しいゲイムソフトをなかなか買えなかった幼少期にハマったっていう思い出補正が多分に入っている順位。そういうわけで,物心ついてからのシリーズ作品としては一番繰り返しプレイしているかも。最近発売されたパワーアップキットもプレイしようと思っているわ。というわけで,この賞は2作品かなあ。
「ルーキータイトル賞」。
昨年生まれたルーキータイトルで,新鮮さや驚きは少なかったけど,ただプレイしてて純粋に面白かった賞。ホラ,シリーズものって今までの歴史があって,信頼した状態でプレイ開始するじゃないですか。でも,ルーキータイトルはそれがない。という条件のもと,ゼロからプレイして面白いっていうのはすごいことだと思うんです。そういった感動を賞にしてみました。
まずは「Ghost of Tsushima」。ここで2021年二つめの嘘をさっそく消費してしまうわけですが,このタイトルに関しては新鮮で驚きが多かったです。対馬が舞台ではあるけれど,この作品ってつまりは武士の時代の日本を描いた作品だと思うのですよ。価値観も偏っていて,刀によって物事を解決していく時代。それでも景色は美しいし,人々は必死で生きている。ゲイム内で表示されるものすべてに生命が吹き込まれているのです。これが新鮮で驚きでした。そういうゲイムです。生命のはかなさを,しぶとさを,そんな人間を描いた作品です。素晴らしい。
そしてもう一つは「黄泉ヲ裂ク華」(PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch)。これに関しては完全に私の好みだっていうゲイムです。私,ダンジョンRPGっていかにもゲイムっぽくて好きなのよ。ゲイムをプレイしているなって実感できる。それでいて,ハック&スラッシュ要素が充実しているから,ついついプレイし続けちゃうのよね。強い武器が手に入ると嬉しいじゃない。そうやって,プレイするごとに自分が成長していることを実感できる。そこに特化したゲイム。この楽しませ方しかねえ! って決めて作っている感じが伝わってきて,無駄がないのよ。こういうゲイムの新作は毎年発売されてほしいから,これには売れてほしいのよね。
次は……と思ったけど,思いのほか紹介したいタイトルが多くなっちゃったから来週に回すことにするわ。また嘘ついちゃった。まあ,昨年は家にいることが多かったからね。その分ゲイムに触れる時間も多くなるわけで。まさに今,家にこもることが良しとされるようなタイミングだし。なので,来週も引き続き2020年を振り返ってみようかと思う次第です。
そんな感じでひとまずは,嘘をつかない年にしますので,今年もよろしくお願いします!
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」「Maneater」
Nintendo Switch:「ダービースタリオン」「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」
iOS:「龍が如く ONLINE」
iOS:「ハンドレッドソウル」
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション」
|
- 関連タイトル:
eBASEBALLパワフルプロ野球2020
- 関連タイトル:
eBASEBALLパワフルプロ野球2020
- 関連タイトル:
龍が如く7 光と闇の行方
- 関連タイトル:
メタルマックスゼノ リボーン
- 関連タイトル:
メタルマックスゼノ リボーン
- 関連タイトル:
三國志14
- 関連タイトル:
三國志14
- 関連タイトル:
Ghost of Tsushima
- 関連タイトル:
黄泉ヲ裂ク華
- 関連タイトル:
黄泉ヲ裂ク華
- 関連タイトル:
黄泉ヲ裂ク華
- この記事のURL:
キーワード
- 男色ディーノ
- ライター:男色ディーノ
- 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ
- 連載
- PS4:eBASEBALLパワフルプロ野球2020
- スポーツ
- CERO A:全年齢対象
- KONAMI
- 野球
- Nintendo Switch:eBASEBALLパワフルプロ野球2020
- プレイ人数:1〜4人
- PS4:龍が如く7 光と闇の行方
- RPG
- CERO D:17歳以上対象
- セガ
- プレイ人数:1人
- PS4:メタルマックスゼノ リボーン
- SF
- サバイバル
- 角川ゲームス
- Nintendo Switch:メタルマックスゼノ リボーン
- Nintendo Switch
- PC:三國志14
- PC
- ストラテジー
- コーエーテクモゲームス
- 三国志
- 三國志
- 東洋風
- 日本
- 歴史物
- PS4:三國志14
- PS4:Ghost of Tsushima
- アドベンチャー
- アクション
- CERO Z:18歳以上のみ対象
- Sucker Punch Productions
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 北米
- PS4:黄泉ヲ裂ク華
- PS4
- エクスペリエンス
- エクスペリエンス
- ファンタジー
- Xbox One:黄泉ヲ裂ク華
- Xbox One
- Nintendo Switch:黄泉ヲ裂ク華
TM IOC/TOKYO2020/USOC 36USC220506. (C)2020 IOC. All Rights Reserved.
一般社団法人日本野球機構承認 (C)2019 SAMURAI JAPAN 日本プロ野球名球会公認
日本プロ野球OBクラブ公認 プロ野球フランチャイズ球場公認 データ提供:共同通信デジタル
(C)Konami Digital Entertainment
TM IOC/TOKYO2020/USOC 36USC220506. (C)2020 IOC. All Rights Reserved.
一般社団法人日本野球機構承認 (C)2019 SAMURAI JAPAN 日本プロ野球名球会公認
日本プロ野球OBクラブ公認 プロ野球フランチャイズ球場公認 データ提供:共同通信デジタル
(C)Konami Digital Entertainment
(C)KADOKAWA GAMES/KADOKAWA
(C)KADOKAWA GAMES/KADOKAWA
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)2020 Sony Interactive Entertainment LLC. Ghost of Tsushima is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.
(C)EXPERIENCE
(C)EXPERIENCE
(C)EXPERIENCE