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  • 発表日:2008/06/02
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NVIDIA,Tegra 3の要点を解説。「Tegra 3タブレット上で動くSkyrim」を直撮りムービーでチェックしてみよう
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印刷2012/03/29 16:55

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NVIDIA,Tegra 3の要点を解説。「Tegra 3タブレット上で動くSkyrim」を直撮りムービーでチェックしてみよう

Steven Zhang氏(Technical Marketing Engineer, NVIDIA)
 2012年3月29日,NVIDIAは都内の同社日本オフィスに報道関係者を集め,モバイル端末向けSoC「Tegra 3」のポイントを説明した。
 Tegra 3は,2011年11月の発表後,ASUSTeK Computer製の「Eee Pad TF201」が実際に国内販売されており,情報もひととおり出揃っている。今回の説明会における主旨は,それらをあらためて整理するというものなので,Tegra 3に関する新情報は何もない。

 ただ,PC用3Dゲームをタブレット上からリモートでプレイできる「Splashtop THD」に関しては,製品版のデモ機からいくつか分かったことがある。また,Tegra 3向けの新作ゲームタイトルをNVIDIAのSteven Zhang(スティーブン・ザン)氏がデモプレイしたりと,4Gamer的に見どころはあったので,今回はそのあたりを中心に紹介してみたいと思う。

会場で公開されたTegra 3チップを10円玉と並べてみたところ
Tegra Tegra


GeForceに最適化されたSplashtop THDは3Dゲームもプレイできる


 さてまずは,Windowsのデスクトップ機を無線LAN経由でAndroid端末から操作可能な「Splashtop Remote Desktop」のTegra 3最適化版という位置づけになる,Splashtop THDからだ。
 Splashtop THDは,Eee Pad TF201の発表会でもβ版のデモが披露されているが,説明会では,販売が始まっている製品版を動かすことができた。

 Splashtop THDのデモといえば,定番的に「The Elder Scrolls V: Skyrim」(以下,Skyrim)が使われてきているのだが(関連記事),製品版を触ってみると,Splashtop THDには,デスクトップ操作用モードとは別に,仮想マウスの動きなどをゲーム用に最適化し,オーバーレイ表示型のバーチャルゲームパッドを利用可能にする「ゲームモード」が用意されていた。また,バーチャルゲームパッドにはSkyrimの操作に向けたボタン配置のものが用意されていたのもポイントといえるだろう。

ゲームモードでは,Skyrim用のバーチャルパッド(左)と汎用的なもの(右)が用意されていた。3本指タッチでメニューを表示して切り替えられる(中央)
Tegra Tegra Tegra

 Zhang氏によると,現時点の製品版で用意されているタイトル特化型バーチャルパッドはSkyrim用だけだが,開発版にはほかにもいろいろ用意されているとのことなので,今後,対応タイトルは増えていく可能性がありそうだ。
 なお,そんなバーチャルパッドを用いて実際にゲームをプレイした様子を撮影したのが下のムービーである。


 Zhang氏によると,フレームレートは30fps固定。実際,テストプレイ中,30fpsを極端に下回るようなことはなかった。操作時のラグは確実にあるが,「NVIDIAのオフィスでは無線LANの電波が飛び交っているので条件は悪いが,もっと条件のいい場所でIEEE 802.11n接続すると,かなり快適になる」(Zhang氏)とのことである。


 ただ,制限がないわけではない。まず,Tegra 3のキモでもある,PlayStation 3やXbox 360,Wii,Logitech(ロジクール)製品といった,多彩なゲームパッド対応部分で,Splashtop THDには制約があるのだ。
 たとえば,ゲーム機からの完全移植タイトルと謳われる「SONIC THE HEDGEHOG 4 Episode II」では,ゲームパッドでまったく問題なくプレイできる。下に示したムービーは,Zhang氏がLogitech製ゲームパッドでプレイしている模様を撮影したものになる。


 これに対し,Splashtop THDの現バージョンでは,Windows側でAndroid端末側のゲームパッドを認識できない。なので,Android端末と接続されたゲームパッドの入力は,別の入力――おそらくキーボード――に割り当てているという。そのため,Splashtop THDで正常に操作できない可能性があるというわけだ。
 Zhang氏は,「Windows上に仮想的な『Splashtop THD版ゲームパッドドライバ』をインストールし,Android端末に接続したゲームパッドをサポートすることは,技術的には可能だろう」と述べていたので,将来のバージョンに期待といったところだが,オーバーレイ型のバーチャルパッドにせよゲームパッドにせよ,入力系にはまだまだ改善の余地がある印象だ。

 もう1つ,Splashtop THDでは,PC側のGPUがGeForceのときのみ完全な動作を期待できるという点も憶えておく必要があるだろう。
 これは,「Splashtop THDがWindowsの画面を取得するときにフレームバッファから直接データを抜き出していて,その部分がGeForceに依存しているため」と,Zhang氏は説明している。「Radeonを意図的に排除しているのではなく(笑),画面を取り出す部分に互換性がないため(やむを得ない)」とのことだった。


4-PLUS-1の日本語解説や

最新ゲームタイトルの見どころ紹介も


 冒頭でも述べたとおり,説明会の趣旨は「Tegra 3の特徴総まとめ」だ。クアッドCPUコア+省電力なコンパニオンコアによる「4-PLUS-1」構造や,バッテリー駆動時間を優先してディスプレイ輝度を落とした状態でもGPUを用いて画面をなるべくキレイに見せる「PRISM Display」,タッチパネルの省電力化と反応速度向上を同時に実現するという「DirectTouch」といったところが,あらためてZhang氏の口から説明されている。


バックライトの輝度に応じて色合いを調節し,ディスプレイをキレイに見せるPRISM Display。輝度を落としても視認性が悪化せず,バッテリー運用時間の延長に大きな効果があるというのがNVIDIAの主張だ。処理を行っているのはGPUだそうで「ドット単位で色を計算しているので計算負荷は高い」(Zhang氏)が,それでも,バックライトの輝度を抑えられることによる省電力効果のほうがはるかに大きいという
Tegra


 さらに,近々登場するという新しいTegra 3最適化済みタイトルもいくつか紹介されたので,先ほど紹介したソニックの新作以外に,ここでは「Golden Arrow THD」と「Dark Kingdom THD」を紹介しておきたい。
 どちらも見どころは,HDRライティングや動的なシャドウといったところ。このあたりはZhang氏が説明しているので,ぜひムービーを見てもらえればと思う。



 Tegra 3の特徴についてはこれまでも4Gamerでお伝えしてきたので繰り返しの部分が多くなるが,PRISM DisplayやDirectTouchは確かに優れた技術で,ライバルに差をつける有効な手段になるだろう。
 またグラフィックスに関しても,「PC上のグラフィックスでパートナーと協力してきた経験を生かし,パートナーとともに品質の高い(Tegra 3向けの)コンテンツを開発できているのがNVIDIAの強み」と,Zhang氏が強調していたのはなかなか印象的だった。

Tegra
 いまのところ,日本で入手できるTegra 3搭載機はまだ多くはないが,国内メーカーもTegra 3搭載スマートフォンを発表するなど,採用機が広がる気配がある。「PCゲームをリモートからプレイできる」という“キラーアプリ”たるSplashtop THDの完成度向上にまず期待しつつ,魅力的な搭載機が国内市場へ多く登場してくるのを楽しみに待ちたいところだ。

NVIDIAのTegra製品情報ページ

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