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ハロー!Steam広場 第226回:「クラロワ」スタイルで戦うローグライクカードゲーム「Overdungeon」
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印刷2019/01/25 12:00

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ハロー!Steam広場 第226回:「クラロワ」スタイルで戦うローグライクカードゲーム「Overdungeon」

画像集 No.001のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第226回:「クラロワ」スタイルで戦うローグライクカードゲーム「Overdungeon」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,画像検索で「Gabe Newell」と入力し,並んだゲイブの顔をじっと眺めてもんどり打つ上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第226回は,日本のインディーズ系デベロッパ,POCKET PAIRが手がける「Overdungeon」を紹介しよう。本作は,カードを武器にダンジョンへ潜り,モンスターを倒してデッキを強化していくゲームだ。バトルはリアルタイムで進行する「クラロワ」スタイルで,コンボを決めたときのハチャメチャ具合が楽しい。

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ローグライク,タワーディフェンス,TCG。ゲーマー大好き三大要素を詰め込んだ「Overdungeon」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は日本のインディーズ系デベロッパ,POCKET PAIRが手がけるカードバトルゲーム「Overdungeon」を紹介しよう。

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 昨今では,「ハースストーン」や「ドラゴンクエストライバルズ」といったデジタル対戦カードゲームが人気を集めているが,現状はどちらもリリースされていないSteamで,それらとは異なる趣向のカードゲームがトレンドになり始めている。
 「Slay the Spire」「Book of Demons」「Card Quest」など,タイトルをあげるとキリがないが,いずれもシングルプレイに特化しており,RPG要素が強いというのいうのが共通点だ。筆者的にこれらのタイトルは,対戦相手がリアルの人間じゃないので,いくらでも考える時間を使え,まったりと自分のペースでプレイできるところがツボである。

ちなみに「Overdungeon」には,ハースストーンや遊戯王のパロディらしきカードやネタなどもあって,知っているとクスリとしてしまう
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 今回紹介する「Overdungeon」もそんな作品の1つで,長いことアーリアクセスの売り上げ上位に食い込んでいるタイトルだ。対戦相手はダンジョンに巣食うモンスター達であり,これらとバトルを繰り広げ,報酬としてもらえるカードでデッキを強化し,ラスボスが待ち受ける最下層を目指すというのがゲームの流れとなる。

ダンジョンはさまざまなイベントシンボルで構成されており,あみだくじ方式で進んでいく
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 基本的にカードゲームはターン制のものが多いが,本作はリアルタイムでバトルが進行していく。「クラッシュロワイヤル」を想像してもらうと分かりやすいのだが,プレイヤーは,カードを使ってユニットや建物を召喚し,敵タワーを破壊しなければならない。しかし,敵もこちらのタワーに向かって攻撃を仕掛けたり,ユニットを仕向けたりしてくるので,今ある手札でどう対処していくかがキモになるわけだ。

ユニットや建物は召喚した瞬間から行動を開始するので,いつ建築するか,どこに召喚するかといったことも考えなければならない
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 カードゲームというのは,カード同士のシナジーが噛み合って強力な効果を発揮したとき(要するにコンボが決まったとき)の気持ちよさが魅力の1つだが,本作の場合は,それがリアルタイムに動いているユニットや建物に反映されるので,コンボが決まりすぎると画面が大変賑やかなことになる
 また,シナジーを生み出すのはカード同士だけではない。本作にはレリックと呼ばれるアイテムもあり,宝箱などからこれらを入手できれば,デッキパワーがぐんと上がるのだ。

カードやレリックはショップで購入することも可能だ。この手のデッキ構築型ゲームでは圧縮が強いので,カード削除の費用は高めになっている
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 カードとレリックの効果が噛み合ったときは,画面が巨大化したアルパカやヒヨコなどのユニットで埋め尽くされるなんてことも珍しくなく,こうしたコンボが決まったときの視覚的な派手さは,見ていてとても爽快である。ちなみに下のスクリーンショットは,筆者がラスボスを倒したときのシーンだ。

これ全部ぼくのユニットです
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これはベリーハードをクリアした瞬間の盤面
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 このスクリーンショットのような状況を簡単に作れるデッキ構築に成功すると,もう気持ちよすぎてやめどきが分からなくなり始めるが,だいたいがそうなりかけたところでクリアになってしまうのが惜しい。現時点ではステージが3つ(階層でいうと30層)しかないので,このあたりのボリュームは,今後のアップデートに期待したい。

現時点では3つの難度のほか,ルールが毎日変わるデイリーチャレンジもある
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 本作がリリースされた2018年11月の段階で,ゲームの完成には少なくとも1年以上かかるとアナウンスされているので,フルバージョンまでは気長に待つことになりそうだが,何やら現在,連続で何日間ゲームを更新し続けられるかというギネス記録に挑戦しているらしく,毎日のようにゲームバランスが変化している様子。人にもよるだろうが,筆者的にはこういう状況も割と面白い。
 こういった開発の進捗状況は,ストアページだけでなく,制作者であるウェレイ氏のTwitterでも確認できるので,Overdungeonを購入した人はアップデート情報を逃さないようにしておくといいだろう。



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