オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
Google純正スマートフォン「Pixel 3 XL」ファーストインプレッション。快適なAndroidゲーム端末となる可能性を感じた
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2018/10/12 00:00

テストレポート

Google純正スマートフォン「Pixel 3 XL」ファーストインプレッション。快適なAndroidゲーム端末となる可能性を感じた

Pixel
 既報のとおり,2018年10月10日,Googleは「Pixel」ブランドの第3世代スマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を11月1日に国内発売すると発表した。世界市場向けの発表があったその日に,国内向けにも発表を行うというタイムラグのなさは,国内市場への強い意気込みがうかがえる。

 PixelブランドのGoogle純正スマートフォンが国内投入されるのは,今回が初。かつて,Androidのリファレンス端末として扱われたNexusシリーズのように,今後はPixel 3が,国内でもリファレンス端末になる可能性が高いだろう。そうなれば,ゲームスタジオによるゲームの動作チェックが真っ先に行われる端末となる可能性も高く,可能な限り多くのタイトルを,いち早く快適に遊びたいゲーマーにとっても適した端末になるかもしれない。

 製品の紹介へと進む前に,ラインナップを確認しておこう。Pixel 3シリーズは,内蔵ストレージ容量別に2モデルが用意されており,加えて3色のカラーバリエーションもある。なお,ここで紹介しているのは,Google直販ストアにおけるSIMロックフリー版の価格であるが,NTTドコモとソフトバンクからも発売される予定だ。

  • Pixel 3:ストレージ容量64GB 9万5000円(税込),ストレージ容量128GB 10万7000円(税込)
  • Pixel 3 XL:ストレージ容量64GB 11万9000円(税込),ストレージ容量128GB 13万1000円(税込)

Pixel
Pixel 3
Pixel
Pixel 3 XL

Pixel 3 XLは,有機ELパネルの上側が一部切りかけたノッチになっている
Pixel
 実のところ,この2製品はほとんど共通の仕様となっており。搭載SoC(System-on-a-Chip)やメインメモリ,ストレージ容量や,アンテナの対応バンド,搭載カメラといった要素は,両機種でまったく違いがない。
 明確に異なるのは,物理的なサイズと重量,ディスプレイサイズと解像度,そしてバッテリー容量といった要素程度だ。また,Pixel 3は,縦持ち時の本体最上部に太めの額縁を有するが,Pixel 3 XLは,本体最上部のディスプレイが一部切りかけたようなデザイン――いわゆるノッチ――を採用しているところも違いと言えよう。

 つまり,どちらかを選ぶ場合は,単純にサイズや重量の好みで選んでいいというわけだ。スペックはほぼ同等でサイズが異なるというのは,iPhone XSシリーズに似てなくもない。価格まで似てしまったのは残念だが。

 というわけで,本稿では大型のPixel 3 XLを中心に紹介していくのだが,テスト時間が限られていたことと,後述するようにいくつかの問題が生じたため,いつものテストレポートではなく,ファーストインプレッションという形でお届けしたい。

本体カラーは,左からClearly White(明らかに白),Not Pink(ピンクじゃない),Just Black(きっちり黒)の3色展開
Pixel

カラーバリエーションはバックパネルの色が異なるだけかと思ったが,実は[電源/スリープ]ボタンの色も違う。Clearly Whiteはグリーン(左),Not Pinkはオレンジ(右)となっており,外観におけるワンポイントになっている
Pixel Pixel


デザインはオーソドックスなPixel 3 XL

フロントステレオスピーカーは定位感も良好


前面:ベゼルは左右と上端が非常に細く,下側だけがやや広めになっている
Pixel
 まずは前面であるが,6.3インチサイズで解像度1440×2960ドット,アスペクト比は9:18という縦長アスペクト比の有機ELパネルが大半を占めるという,今やお馴染みのビジュアルとなっている。とはいえ,上下左右すべてのベゼルを極限まで狭くしたのではなく,なるべく上側に寄せて下側のベゼルをやや広めにしているのは,特徴的と言えるかもしれない。

 上端のノッチ部分には,デュアルレンズ式のインカメラや受話口兼スピーカー,そして各種センサー類を配置している。一風変わっているのは下端のベゼル部分で,ここにスピーカー兼マイク孔を備えていることだ。上端と下端のフロントスピーカーを活用することで,Pixel 3シリーズはステレオ再生が可能である。
 ざっくりと音を聞いてみた限りでは,受話口兼スピーカーと下側面スピーカーを使ったステレオ再生が可能な端末とは異なり,音の定位がきちんと真ん中によっていて,バランスのいいサウンド再生が可能だった。ゲーム用途でも役立ちそうである。

背面:左上にカメラとセンサー,フラッシュを配置し,中心線上のやや上寄りに指紋認証センサーを備える定番のレイアウト
Pixel
 一方,背面側は,左上にアウトカメラとLED,スペクトルおよびフリッカーセンサーが集中し,中心よりやや上に指紋認証センサーを配置するという定番のレイアウトだ。なお,Pixel 3シリーズは,おサイフケータイに対応しているのだが,背面にNFCアンテナやFeliCaのマークは描かれていなかった。その代わり,製品では背面の該当位置にシールを貼り付けて出荷するそうだ。

 バックパネルでちょっと変わっているのは,指紋認証センサーの上側は光沢があるのに対して,それよりも下側はマットな加工になっているという点だ。ハンズオンで試した限りでは,マット加工は滑落防止を目的に採用したのではないかと思われた。

上側面:サブマイク孔があるだけだった
下側面:トレイ式のSIMカードスロットがあり,盗難防止用具の下にはUSB Type-C Gen.1ポートがある
Pixel Pixel

右側面:音量調整ボタンと[電源/スリープ]ボタンが並んでいた。なお,左側面にはなにもなし
Pixel

両側面を握るようにしてから,その力を緩めるとGoogleアシスタントが起動する機能「アクティブエッジ」にも対応する(左)。Android 9.0では,画面下部に見える横長のバーがホームボタンとタスク一覧ボタンを兼ねている。そのため,操作感がややiOSに近くなった(右)
Pixel Pixel

 ベンチマークテストへ進む前に,Pixel 3 XLのスペックを掲載しておこう。基本的には2018年のハイエンドスマートフォン相応の仕様で,microSDカードに対応していない分だけ,内蔵ストレージ容量の多いモデルを用意しているのが目を惹くポイントといったところか。

●Pixel 3 XLの主なスペック
  • メーカー:Google
  • OS:Android 9.0(Pie)
  • ディスプレイパネル:6.3インチ有機EL,解像度1440×2960ドット,アスペクト比 9:18.5,523ppi,Gorilla Glass 5採用,HDR対応,コントラスト比10万対1
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 845」
    ・CPUコア:Kryo 385 Gold(最大2.5GHz)×4+Kryo 385 Silver(最大1.6GHz)×4
    ・GPUコア:Adreno 630
    ・モデム:Snapdragon X20 LTE
  • サブプロセッサ:Pixel Visual Core,Titan Security(Titan M Security Module)
  • メインメモリ容量:4GB(LPDDR4X)
  • ストレージ:内蔵64GBまたは128GB
  • アウトカメラ:有効画素数約1220万画素(開放F値1.8,視野角76度),オートフォーカス(デュアルピクセル位相差検出)対応,光学および電子式手ブレ補正機能搭載
    ・動画:4K@30fps,1080p@120/60/30fps,720p@240/60/30fps
  • インカメラ:有効画素数約800万画素(標準,開放F値1.8,視野角75度)+有効画素数約800万画素(広角,開放F値2.2,視野角97度)
    ・動画:1080p@30fps,720p@30fps,480p
  • 対応SIM:nanoSIMカード
  • 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/66,TDD LTE Band 38/40/41/42/48
  • 対応3Gバンド:Band 1/2/4/5/6/8/19
  • バッテリー容量:3430mAh(※Qiワイヤレス充電対応,18Wワイヤード急速充電対応)
  • 待受時間:最大14日間(LTE)
  • 連続通話時間:最大18時間(3G)
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth対応:5.0+LE
  • FeliCa対応:○
  • 主な搭載センサー:Active Edge,指紋,近接,環境光,加速度,ジャイロ,磁気,気圧
  • USBポート:USB 3.1 Gen.1 Type-C
  • スピーカー:フロント2ch(※前方放射型)
  • 公称本体サイズ:約76.7(W)×7.9(D)×158.0(H)mm
  • 公称本体重量:約184g
  • 本体カラー:Clearly White,Just Black,Not Pink



テスト機材での問題か,いくつかのアプリは実行できず。読み出しの速さに可能性を感じる


なぜかGoogle Playストアに出てこない3DMark
Pixel
 さて,お待ちかねのベンチマークテストによる性能検証だが,Pixel 3発表会場にあった機材は,アプリのインストールに制限がかかっていたため,「3DMark」や「PCMark for Android」,「Antutu Benchmark」によるテストはできなかった。
 よって,今回テストできたのは,AnTuTu BenchmarkのHTML5版である「Antutu HTML5 Test」と,「CPU-Z」「ぺしぺしIikina」,そして「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(以下,デレステ)だけだ。詳細なテストは,貸出機材を入手してから再挑戦したい。
 なお,テストに使用した端末はPixel 3 XLだが,画面解像度が狭いPixel 3のほうが,テストの挙動は少しよくなるはずである。

 まず,Antutu HTML5 Testだが,スコアは「35339」となった。Pixel 3 XLとほぼ同一スペックの「Galaxy S9」で,表示解像度を1440×2960ドットにした場合のスコアが「32883」なので,Pixel 3 XLは優れた性能を発揮したと言えよう。

Pixel
Pixel 3 XLにおけるAntutu HTML5 Testのスコア
Pixel
参考用に計測したGalaxy S9のスコア

CPU-Zで確認したアイドル状態の様子
Pixel
 CPU-ZでCPUコアの動作を確認したところ,典型的なbig.LITTLE構成で,動作クロックは748MHz〜2.8GHzの間で変動するようになっていた。とくに目を惹く挙動もなく,特筆すべき点はない。

 連打応答性をチェックするぺしぺしIkinaの結果は,93〜96になるよう連打して「85」と,最近のスマートフォンではよくあるスコアとなった。30タップめに長めの飽和があった点は気になるが,良好と言える結果だ。

ぺしぺしIkinaの結果は「85」と平均的な結果に(左)。ただし,起動直後には右写真のような警告が表示された
Pixel Pixel

タイミング調整の結果。3回実行して+11〜+12と,極めて優秀だ
Pixel
 最後のデレステだが,まずチュートリアル時のロードからして,Android端末としては速く,とても快適だった。筆者による端末テストでは,応答性とアンテナ性能のチェックを兼ねて律儀にチュートリアルを進めているのだが,これまでチェックしたAndroid端末のなかで,もっとも快適と言えるレベルだ。
 またタイミング調整も「+12」で済み,これもAndroid端末としては優れた値となった。

 さて,肝心のプレイフィールだが,Pixel 3 XLが発売前の機材で,現時点ではデレステに非対応の状態であることを念頭に置いて確認したところ,描画のもたつきが多発して入力の取りこぼしも多く,MVでももたつきが生じる結果となった。
 テスト中に気になったのは,SoCがあると思われる部分がやたらと熱をもっていたことだ。放熱ができているから筐体が熱を持つとも言えるのだが,これだけ発熱するとなれば,速い段階でサーマルスロットリングが発生して,SoCの動作が制約を受けた可能性もある。
 ただ,発表会場でのテストでは,原因を詰め切れなかったのが正直なところで,貸出機材を入手したら,改めて入念にチェックしたい。


デレステのデータ読み込みが速かったので,多くのAndroidユーザーが苦労している「FGO」で輝くかと思ったが,Pixel 3 XLは非対応でインストールさえできなかった(左)。一方,3Dグラフィックスの負荷が軽めな「アリス・ギア・アイギス」の動作は良好だった(右)
Pixel Pixel

 といった具合で,今回は十分なテストを行う時間的余裕もなかったため,ファーストインプレッションとした次第だ。とはいえ,上述のようにデータ読み出しの速さにはインパクトがあり,各ゲームタイトルがPixel 3シリーズに対応すると,ハイエンドのiOS端末並みに快適なAndroidゲーム環境を実現できる可能性がある。
 とはいえ,なにせゲームスタジオ側の動作検証もこれから始まる製品なので,ゲーマーはすぐに飛びつくよりも,少し様子見を推奨したい。スマートフォンメーカー各社から秋冬モデル新製品が登場するタイミングでもあるので,ほかにも魅力的な端末が登場してくるだろうからだ。

 Pixel 3シリーズの詳細なレビューについては,また後日,貸出機材が届いたら行いたい。

関連記事

Google,「Pixel 3」スマートフォンを発表。おサイフケータイに対応して11月1日国内発売!

Google,「Pixel 3」スマートフォンを発表。おサイフケータイに対応して11月1日国内発売!

 北米時間2018年10月9日,GoogleはPixelスマートフォンの第3世代モデル「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を発表した。日本時間10日には,11月1日という具体的な国内発売日,そして税込9万5000円からという価格情報も明らかにしている。ついにPixelが日本市場へ正式に上陸となるわけだ。【17:30頃,製品写真などを追加】

[2018/10/10 00:19]

GoogleストアのPixel 3製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    Pixel

  • この記事のURL:
line
4Gamer.net最新情報
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:10月17日〜10月18日
タイトル評価ランキング
83
82
80
OCTOPATH TRAVELER (Nintendo Switch)
55
51
Conan Outcasts (PS4)
2018年04月〜2018年10月