ポーランドのMadmind Studioが新作ホラーゲーム，「PARANOID」の最新トレイラーを公開

　地獄を舞台にしたグロテスクなゲーム「Agony」（2018年）で知られるポーランドのデベロッパ，Madmind Studioが，開発中の新作タイトル「PARANOID」の最新トレイラーを公開した。

「PARANOID」公式サイト

　2018年10月に制作が発表され，アートワークやトレイラーなどが公開された本作は，両親を悲惨な事故で失って以来，相続した豪華なアパートで引きこもり生活を続けるパトリック・カルマンを主人公とした一人称視点のホラーゲームだ。両親の事故と同時に姉（もしくは妹）も行方不明になっており，孤独なパトリックは，事故のトラウマなどから心の病を抱えていた。しかし，突然のように姉がアパートへ戻り，そこから悪夢の体験が始まることになるという。


　設定そのものに恐怖感はないが，「AGONY」の映像がどれだけおぞましいものかを思い起こせば，この作品の方向性も分かってきそうだ。公開されたトレイラーからは，黒魔術となんらかの関係がありそうな雰囲気が感じられ，古びたアパート内部には，サイケデリックさとシュールさを混合させた不思議な空間が作り出されるという。


　複数の敵との激しい戦闘もあり，用意されたいくつかの種類の薬を服用することで，さまざまな効果を得られたり，プレイフィールが変化したりする。「AGONY」と同じく，成人指定のゲームになりそうな表現もあるとのことだ。
　エンディングは複数用意されており，繰り返してプレイできそうな「PARANOID」。Steamのストアページによれば，インタフェースと字幕が日本語に対応する予定になっているものの，PC以外の対応機種の有無や発売時期などは今のところ発表されていない。