「eFootball 2023」に日本代表の最新ユニフォームを着用した選手たちが登場。久保建英選手がリモートで出演した発表会の現地レポートをお届け

　2022年8月29日にコナミクリエイティブセンター内「esports 銀座 studio」にて開催された，「アディダス『サッカー日本代表 2022 ユニフォーム』発表会」のレポートをお届けしよう。

　既報のとおり，本イベントでは「サッカー日本代表2022 ユニフォーム」の発表とともに，その新ユニフォームを着用した選手がKONAMIのサッカーゲーム「eFootball 2023」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One）に実装されることが明かされた。

「eFootball 2023」公式サイト

JFA（公益財団法人日本サッカー協会）公式サイト 日本代表のページ

　今回発表されたユニフォームは，2022年11月21に開幕する「FIFAワールドカップカタール2022」で使用されるもの。会場では「ORIGAMI（折り紙）」をコンセプトに作られたホーム/アウェイユニフォームをまとった男子，女子サッカー日本代表選手のムービーが流れたのち，ユニフォーム開発担当者であるアディダスジャパンの高木 将氏から，ユニフォームの細部のディテールや機能なども紹介された。

中央のジャパンブルーを基調にしたタイプがホーム用で，左側のアウェイ用は，代表では初となるブラックのパンツが採用されている。右側はゴールキーパー用のユニフォームだ

ホーム，アウェイともに，青と赤を重ねることで立体的に見える図や絵を描く手法「アナグリフ」を生かしたデザインに。折り紙が幾重にも重なっているような印象を持たせている

背中に配置された日の丸には，「国を背負う」「サポーターの応援が背中を押す」というメッセージが込められているとのこと

首の内側部分のパネルは，2011年にカタールでアジアチャンピオンになった際のユニフォームから着想を得て付けられたという

ナンバーキットは視認性を重視したイエローを採用。機能的には冷却テクノロジー「HEAT.RDY」と，エンブレムを熱転写した軽量化設計がウリとのこと。また，ユニフォーム全体で40％以上がリサイクル素材で作られており，生地素材にはプラスチック廃棄物から生まれたパーレイ・オーシャン・プラスチックで作られた糸などが使用されいる

　会場では，アディダスがサッカー日本代表 2022 ユニフォームの発売とあわせて，漫画，ファッション，ゲームといったさまざまな分野との連動やコラボレーションが行われることが明かされた。ワールドカップへ向けた盛り上げはもちろん，サッカーが日本により深く浸透していくことを目指す施策にもなっている。

人気サッカー漫画の「ブルーロック」や「GIANT KILLING」のキャラクターと代表選手が融合。ともに“歓喜”を表現するキービジュアルとなっている

応援アイテムとしてだけでなく，ファッションアイテムとしても，日本代表ユニフォームが愛されることを目指していくという

　それらの施策の中でも，今回の発表会でひと際注力していた印象だったのが，「eFootball 2023」との取り組みだ。発表会と同日の8月29日に，現実のサッカーに先んじてゲーム内でサッカー日本代表 2022 ユニフォームの実装が発表され，「eFootball 2023」の久保建英選手が活躍するムービーが流れた。

　そしてゲームのムービーが流れ終わると，久保建英選手本人がスペインからリモート出演という形で登場し，「僕が今まで見てきて魅了された日本代表の選手のように，今度は自分が魅了する側になれたらと思っています。ゲームをプレイする人は僕を使っていい動きを引き出してゴールを量産してほしいです」と，カタール大会への意気込みと「eFootball 2023」のプレイヤーに向けてメッセージを送った。
　また，新しいユニフォームについて「見た目が派手で斬新なところにまず驚いた。折り紙は日本の文化として知られていますし，覚えてもらえやすそうでいいのでは。アウェイユニフォームは威圧感があって勝てそう」と印象を語っていた。その印象を語った。

日本代表として活躍するためにも「まずはソシエダでしかるべき結果を残す」と語った久保選手。「シーズン終了までに（シュートとアシスト両方で）20ゴールには絡みたい」と，その思いを語った

ゲーム内で躍動する久保建英選手

代表ユニフォームを着た「eFootball 2023」の自身の姿について，「今日初めて見たのですが，すごく完成度が高い」と感想を語った。「（モーションキャプチャーの）スーツを着て撮影するのはトッププレイヤーばかり。自分が着ることになった時は久しぶりにドキドキしましたね」と，開発に協力した際のエピソードも披露した

　発表会の終盤には，日本代表 2022 ユニフォームを着用した日本代表と，ワールドカップ本戦で同グループとなるスペイン代表との一戦が披露された。
　そこに発表会のMCを務めていたジョン・カビラ氏が実況を重ねる……という，11月のワールドカップを先取りしたようなライブパフォーマンスが行われ，結果は2-1で日本代表が勝利。本番に向けて幸先のいい結果が出たところで，発表会は終了となった。

「eFootball 2023」のシミュレート（？）では，南野選手と久保選手のゴールでスペイン代表に勝利した日本代表

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